【ワンピース】ナンバーズの一美・二牙・三鬼が霜月の侍に似てる？正体を考察

四皇・カイドウ率いる百獣海賊団の中で、特徴的なキャラクター性を持つナンバーズは、ベガパンクの人体実験の失敗作をカイドウが買い取った経歴を持つ異色の部隊であり、名前に数字が付けられたことや、独特の笑い声が特徴です。以下では、ワンピースのナンバーズの正体や、一美・二牙・三鬼と霜月の侍が似てる点や某の侍の正体、ナンバーズの強さやメンバー紹介などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

尾田栄一郎先生の大ヒット漫画「ワンピース」は、1997年から連載されている「週刊少年ジャンプ」の看板作品で、単行本は2022年4月時点で計102巻が刊行されています。少年漫画の王道を行くストーリー展開と、物語全体に張り巡らされた伏線・謎解き要素の多さが人気に火をつけたワンピースは、日本漫画の国内出版記録の最高記録を塗り替え、2021年7月時点で国内累計発行部数4億部を達成しました。

老若男女とわず、幅広い世代から人気と支持を集める「ワンピース」は、1999年にフジテレビ系列でのアニメシリーズが開始され、翌年からは劇場版シリーズの制作・上映も始まりました。2022年8月6日には、原作連載25周年を記念した劇場版14作目「ONE PIECE FILM RED」の上映予定であり、シャンクスの娘・ウタの登場や、ウタの歌唱キャストにAdoさんが起用され、大きな話題を呼びました。

海賊王ゴールド・ロジャーの死により到来した大海賊時代を舞台に、海賊王を目指すルフィとその仲間・麦わら一味は、それぞれの夢と希望を胸に偉大なる航路（グランドライン）の旅に突入します。旅先での仲間との友情や別れ、強敵とのバトルを経ながら麦わら一味の航海は新世界・ワノ国に突入し、四皇・カイドウとの戦いを制した麦わら一味の旅は、最終地点・ラフテルに近づきつつあります。

カイドウ率いる百獣海賊団の1つであり、劇中では知能が低いためか、自分の名前にちなんだ奇声を発したり、外見もナンバーズの多くは、虎皮の腰巻に金棒という鬼をイメージした出で立ちをし、身体のどこかに漢数字の刺青を入れています。以下では、百獣海賊団にて異色の部隊である、ナンバーズの正体をネタバレ考察しました。

ナンバーズの正体は、ワンピース・989話にて明かされ、世界政府の依頼で人造の古代巨人族の研究・開発を担っていたベガパンクの実験の失敗作であり、後にカイドウによって買い取られたことが判明しました。ナンバーズが実験の失敗作と言われる理由は大きさにあると考えられ、普通の巨人族の身長が12mくらいに対して、巨大巨人族（オーズ）は60m前後、一方、ナンバーズは推定20～30ｍと、オーズより低いでしょう。

また、ナンバーズは、名前に「鬼」がつくように鬼に似た姿が特徴で、カイドウの血統因子を思わせる角や牙も見られます。一方、カイドウ自身も、パンクハザードの人体実験を受けていた過去があり、ナンバーズ・カイドウには何かしらの繋がりがあるとも考えられます。

ワンピース・新世界編では、最悪の世代の1人であるオンエア海賊団のアプーが百獣海賊団に加入しており、ハーメルンの笛吹き男の如く、オトオトの実の能力でナンバーズを従わせていると見られます。また、ナンバーズの1～3に関しては、彼らを利用してカイドウを裏切る計画も立てており、アプーの命令次第では、カイドウに刃を向けることも可能でしょう。

人体実験の失敗により人語が話せないナンバーズは、笑い声も特徴的で、それぞれの名前をもじった笑い方となっています。例えば、八茶は「ハチャチャ」、九忍は「くにゅにゅ」という笑い声で、それぞれの個性が引き立っているでしょう。

百獣海賊団のクルーの名前は、トランプに由来するものが多く、ナンバーズの名前もトランプの数字にちなみ、それぞれ1～10の漢数字が付けられています。

ワンピースでは、ベガパンクの人体実験の失敗作と言われるナンバーズですが、一美・二牙・三鬼が霜月の侍に似てるとの指摘も見られ、ヤマトの過去編で登場した侍3人の正体とも考えられています。以下では、ワンピ―ズのナンバーズが霜月の侍に似てる根拠や、ヤマトの過去編で登場した某の侍の正体について、ネタバレ考察しました。

ナンバーズの中でも特に強いと見られる3人一美・二牙・三鬼について、容姿の特徴や似てることや、3人の描かれ方から霜月の侍と両脇に立つ供の者・2人と似てるとの指摘があります。ナンバーズの一美・二牙・三鬼と霜月の侍たちが似てる点は偶然と考えられる一方で、ナンバーズの正体＝霜月の侍の可能性も浮上しています。

また、ワンピース・ワノ国編にて、ゾロはナンバーズに対して手を下していないことも、両者が同一人物であることを示す伏線とも考えられます。もし、一美・二牙・三鬼の正体が霜月の侍だった場合、ワノ国での脱獄後にカイドウとの戦いに敗れ、パンクハザードの実験台として送られた結果、ナンバーズになった流れが考えられるでしょう。

また、ワンピース・1031話では、ヤマトの過去編で名乗ることのなかった某の侍の正体も注目されており、ゾロと雰囲気が似てることから、霜月牛丸との関係が浮上しています。過去編の某の侍の正体について、ナンバーズと侍たちの立ち位置を合わせながら考察すると、左端の侍に一美、右端の侍に三鬼を当てはめると、真ん中に立つ某は、ナンバーズの二牙と重なります。

過去編の某の侍の正体が二牙であることは、本編での二牙の様子からは想像できないものですが、劇中では二牙の不可解な行動がその根拠だと指摘されており、両者の同一人物説を強めています。また、ワンピース・1031話では、ヤマトを発見した二牙が、アプーの命令を無視して自発的にヤマトを追いかけるシーンがあります。

ナンバーズがカイドウやアプーの命令を無視して勝手な行動に出ることは考えにくく、二牙のヤマトへの反応は、過去にヤマトと何かしらのつながりがあったと推測され、ナンバーズの正体が、過去編に登場した某の侍であり、パンクハザードの人体実験として送られた可能性が高いでしょう。

ベガパンクの巨大化実験の失敗作と言われるナンバーズは、百獣海賊団でもっとも弱いとも評される一方で、ワンピースでのバトルシーンの少なさから、弱すぎることはないとも考えられるでしょう。以下では、ワンピースのナンバーズの強さについて考察しました。

ナンバーズの4～10の強さは、ルフィ達にあっけなく倒されていることから、百獣海賊団の中でもかなり弱い部隊だと推測されます。一方で、ルフィ一行が強すぎたことも、ナンバーズの早い段階での敗北につながったとも考えられ、実際の戦力はそこそこ強いとも考察できるでしょう。

百獣海賊団では弱小のイメージが強いナンバーズですが、1～3に関しては4以降のキャラと比べてそれなりに強いと推測され、また、彼らを束ねるアプーと共にカイドウへの反撃を計画していた点からも、一美・二牙・三鬼は、ナンバーズの中で強いと言えるでしょう。

ワンピースのナンバーズの名前は、頭文字が漢数字であることが特徴で、メンバーの大半は漢数字と「鬼」を合わせた名前が付けられています。以下では、ワンピ―スのナンバーズの名前と、それぞれの特徴、ワンピースでの活躍などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

ナンバーズの中でもっとも人間らしい容姿を持つメンバーで、カールした髭や、「イビビビ」の笑い声が特徴です。二牙・三鬼と行動を共にしており、鬼ヶ島の宴会では、岩の間にて3人で酒盛りをしていました。

上半身はふくよかな人間、下半身は馬という特徴的な外見を持つナンバーズで、パンチパーマに立派な角を持ちます。劇中では、アプーの命令を無視してヤマトを追いかけるという、不可解な行動を見せています。

全体的に丸みを帯びたフォルムと細い角が特徴のメンバーで、首にしめ縄を着用しています。ヤマトの回想シーンで登場した霜月の侍の1人と似てるものの、両者の関係は不明です。

ナンバーズでもっとも小柄なメンバーで、右腹部に「肆」の刺青を入れています。劇中では、ブラキオタンク5号をおもちゃのように使っており、対峙したフランキーに敗れました。

長髪と長い首を持つナンバーズ屈指の長身で、四鬼・十鬼と共にルフィ一行を妨害するも、ルフィの攻撃に敗北しました。また、ナンバーズの6・六鬼は、ドクロドーム・地下武器庫の門番として登場するも、フーガに倒されています。

昔話に登場する鬼を絵に描いたような、パンチパーマと虎柄のパンツ、トゲのついた巨大な棍棒を持つナンバーズのメンバーです。劇中では、ドクロドームの屋上にてカイドウの傍に控えており、赤鞘九人男とのバトルに挑みました。ナンバーズの中ではかなり強いと推測されるも、目立った活躍がないまま敗北しました。

ナンバーズでは、一美と共にもっとも人間らしい容姿を持つメンバーで、ボブカットにジャージ姿、サングラスが特徴です。ナンバーズで唯一、プロフィールが判明しており、10月8日生まれの188歳、てんびん座のXF型、身長:66.8cm、ウーロンハイが好物です。酔いが回ると敵味方関係なく攻撃をする凶暴さを持つなど、ナンバーズでもっとも厄介なメンバーです。劇中では、ヤマトの鳴鏑に倒されました。

ナンバーズの紅一点で、飛び六胞・ブラック・マリアの部下として活動する異色のメンバーです。ナンバーズの特徴である漢数字の刺青を彫っておらず、代わりにビキニに「玖」の字を刺繍しています。劇中では、ブラックマリアと行動を共にしており、ブルックに倒されました。

ワニを思わせる長い口と下へ折れ曲がった角が特徴のナンバーズメンバーであり、お腹に「拾」の刺青を彫っています。劇中では、四鬼・五鬼と共にルフィ一行を迎え撃つも、ドレークのX狩場に倒れました。

百獣海賊団にて異色の部隊であるナンバーズは、ベガパンクの巨大化実験の失敗作という他メンバーとは異なる経歴や、二牙のヤマトへの反応から浮上した霜月の侍との関係など、謎めいた要素の多いキャラでしょう。以下では、ワンピースのナンバーズに関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

ワンピースではルフィ一行にあっけなく倒され、百獣海賊団でもっとも弱い部隊とも言われるナンバーズですが、アニメ版での五鬼・ルフィのバトルシーンがかっこいいと話題を呼んでいます。原作漫画では、ちょっとしたバトルシーンとして描かれた五鬼でしたが、アニメならではの表現方法が、五鬼・ルフィとの戦いをより鮮明にし、ワンピースのアニメの名シーンとして注目されています。

古代巨人族の実験の失敗作で結成されたナンバーズは、彼らの経歴や巨体ぶりから百獣海賊団でもかなり強いと予想されたものの、ワンピースでは目立った活躍がないまま退場となり、一部では弱いとも評されています。一方で、ワンピースでの活躍の少なさから、ナンバーズはどのくらいの強さを秘めているのか、彼らの強さがいまいち分からないとの声も寄せられています。

ヤマトの過去編で登場した霜月の侍3人は、ワンピース・ワノ国編の謎の1つであり、SNS上で霜月の侍の正体は、ナンバーズの一美・二牙・三鬼ではと考える投稿も見られます。ナンバーズは、ベガバンクの人体実験の失敗作であったことが判明したものの、実験台にされる前の動向については分かっていません。一方、二牙のヤマトへの反応からは、一美・二牙・三鬼とヤマトには何かしらの繋がりがあると考えられるでしょう。

ヤマトの過去編や、ヤマトの姿を見つけた時の二牙の反応から、ヤマトとナンバーズには何かしらの関係があると推測され、特に一美・二牙・三鬼とのつながりが注目されています。ナンバーズの動向から、彼らが権力に興味を持っている可能性は低いと見られ、アプーの命令を無視してヤマトを追いかける二牙のシーンからは、純粋にヤマトを慕っているからとも捉えられるでしょう。

ワンピースのナンバーズの正体や、一美・二牙・三鬼と霜月の侍の関係、ナンバーズの強さや名前などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。カイドウの百獣海賊団の一員でありながら、ワンピースでは目立った活躍がなかったナンバーズでしたが、ベガパンクの人体実験にされていた異色の経歴や、ヤマトに反応する二牙の不自然さなど、謎めいた存在感が目を引くワンピースの注目キャラクターです。