【ワンピース】ゼフの声優・矢田耕司の後任は樋浦勉！出演作品をまとめて紹介

『ワンピース』に登場するゼフはメインキャラであるサンジの育ての親であり、師匠でもあるということでワンピースファンに注目されています。やはり注目されているせいか、ゼフの声優・矢田耕司の後任が誰なのか気になっている方が多いようです。

そして、後任声優は樋浦勉さんに決定しているのですが、果たしてゼフの声優が変わった理由は何なのか？ここからは、ゼフの声が変わった理由を交えつつ矢田耕司さんと樋浦勉さんのプロフィールと主な出演作品や演じたキャラを紹介していきます。また、名言や名セリフ・名シーン、サンジとゼフの関係性など、ゼフに関する詳細も解説していくのでぜひ参考になさってください。

『ワンピース』とは、尾田栄一郎によるファンタジー・バトル漫画です。主人公モンキー・D・ルフィを主人公に据えた作品で、ルフィの周囲を取り巻く仲間との冒険や友情といったテーマを前面に掲げています。2022年4月時点で単行本は102巻まで刊行されており、累計発行部数は日本漫画の最高記録である4億部を突破しました。

当記事で紹介するゼフの初登場回は『ワンピース』のバラティエ編(5巻-8巻)です。海上レストラン「バラティエ」に向かったルフィは、そこで出会った副料理長のサンジを麦わらの一味の仲間に加えることを決意します。しかしその後、イーストブルーの覇者と言われる首領・クリークがバラティエを乗っ取るべく襲撃を仕掛けてきたため、ルフィはサンジとそのコック仲間たちと共にクリーク海賊団と戦うことに…

• 名前：ゼフ
• 出身地：東の海
• 誕生日：4月2日
• 年齢：65歳→67歳
• 血液型：XF型
• 所属：海上レストラン「バラティエ」オーナー兼料理長
• 好きな食べ物：激辛チキンウィング

『ワンピース』に登場するゼフは、海上レストラン「バラティエ」のオーナー兼料理長であることから「オーナーゼフ」と呼ばれています。主人公ルフィが率いる麦わら海賊団にてコックを担当しているサンジの育ての親であり、海賊の船長としてグランドラインを航海していた際に培った足技をサンジに伝授した人物でもありました。

どうやら、ネット上では「偉大なる大秘宝(ワンピース)」をどこかに隠したということで、幾多の海賊たちを航海へと導いた海賊王ゴール・D・ロジャーが率いる「ロジャー海賊団」にゼフが所属していたのではないかと噂されているようです。この噂が囁かれるようになったきっかけとは一体何なのでしょうか？

そのきっかけというのが、アニメ版『ワンピース』のオリジナルストーリーで描かれた蝋人形館に若き頃のロジャーと白ひげと共にゼフが並んでいたというもの。ワンピースは伏線が多くそれを回収するという特徴があるためロジャーと白ひげと同列に飾られていたゼフがその二人と何の関係もないとは考えられにくく、そこで導き出された結論が元ロジャー海賊団のメンバーだったというわけです。

ゼフが元ロジャー海賊団のメンバーだったかどうかは明言されていません。しかし、ゼフは元ロジャー海賊団のメンバーではなくクック海賊団の船長であったことが作中で明らかになっています。ゼフとサンジが出会ったのは、ゼフがクック海賊団の船長としてグランドラインを航海していた頃です。

クック海賊団の船長としてグランドラインを航海したゼフですが、果たしてどんな能力を持ち、どの程度の強さを誇るのでしょうか？

まずゼフの強さや能力について、特筆すべきなのが足技です。ゼフはクック海賊団の船長を務めていた頃、戦闘時に一切手を使わなかった蹴り技の達人であり、相手の返り血を浴びた靴が目立っていたことから「赫足のゼフ」と呼ばれていました。その蹴り技の威力は鋼鉄に足形を残せるほど。作中では明かされていないものの、その蹴り技の威力から武装色の覇気を使える可能性が考えられます。

航海時代に「赫足のゼフ」と恐れられていたゼフは、1年間グランドラインを航海した経験があります。では、ゼフの懸賞金はいくらなのか？残念ながら物語、公式のファンブックのどちらにも懸賞金は載っていません。ただ、グランドラインを航海した経験とサンジに蹴り技を伝授したことから、最低でも6000万ベリーの懸賞金がつけられていると考えられます。

それでは早速、海上レストラン「バラティエ」のオーナー兼料理長であるゼフの初代声優・矢田耕司さんと後任声優・樋浦勉さん、それぞれのプロフィールと主な出演作品や演じたキャラを見ていきましょう。

• 名前：矢田耕司(やだこうじ)
• 生年月日：1933年4月15日(81歳没)
• 出身地：東京都
• 職業：声優、俳優
• 所属事務所：青二プロダクション(最終所属)

アニメ『ワンピース』にてゼフ役を演じたのは、声優事務所「青二プロダクション」に所属していた矢田耕司(やだこうじ)さんです。矢田耕司さんは1965年5月8日から1966年4月28日まで放送された『宇宙エース』にてアニメデビューを果たした声優で、1950年代から2014年までの間、アニメ・ゲーム・吹き替え、ナレーションのジャンルを中心に活動していました。

• 1968年～：巨人の星(太刀川、増田次郎、堀内恒夫、青田昇 役)
• 1968年～：ゲゲゲの鬼太郎(丸毛 役)
• 1970年～：ゲゲゲの鬼太郎(子泣き爺、毛目玉、すねこすり 役)
• 1971年～：アニメンタリー 決断(猪口力平、佐藤徳太郎、中山源夫 役)
• 1992年～：ドラゴンボールZ(人造人間20号〈ドクター・ゲロ〉 役)
• 1998年～：ドクタースランプ(摘鶴天、神龍 役)
• 2007年～：ゲゲゲの鬼太郎(井戸仙人 役)
• 2010年～：ケロロ軍曹(ジララ大尉 役)
• 2010年～：まじっく快斗(寺井黄之助 役)
• 2013年～：聖闘士星矢Ω(老師〈童虎〉 役)

2013年に放送された『ONE PIECE エピソードオブメリー 〜もうひとりの仲間の物語〜』まで、ゼフの声優は矢田耕司さんが担当していましたが、2014年に慢性腎不全のため亡くなられています。そのため、その後のゼフは後任声優として樋浦勉さんが起用されています。では、ゼフの後任声優となった樋浦勉さんはどのような方なのか？ここからは樋浦勉のプロフィールと主な出演作品や演じたキャラを見ていきましょう。

アニメ『ワンピース』にてゼフ役を演じた樋浦勉さんは、「劇団青年座」に所属している俳優・声優です。樋浦勉さんが劇団青年座に所属する前は、劇団俳優座・劇団自由劇場・黒テント・六月劇場・境事務所といった事務所に所属しており、その間は映画『血と砂』、『青春とはなんだ』、『八甲田山』、『楢山節考』、『座頭市』などに出演していました。では、ここから樋浦勉さんのアニメ出演作や演じたキャラを見ていきましょう。

• 1978年～：ルパン三世(偽ルパン、ねずみ小僧次郎吉、ガボット、バッキー 役)
• 1999年～：MASTERキートン(ブルース・ケンドル 役)
• 2009年～：ゴルゴ13(ロイ 役)
• 2011年～：GOSICK -ゴシック-(一弥の父 役)
• 2013年～：団地ともお(間公文 役)
• 2014年～：四月は君の嘘(井端潤三 役)
• 2015年～：まじっく快斗1412(ジェームス・ホッパー 役)
• 2017年～：ONE PIECE(ズニーシャ、ゼフ 役)

今でこそ良好な関係を築いているゼフとサンジですが、二人の出会いは最悪でした。ゼフとサンジが出会ったのは前述した通り、ゼフがクック海賊団の船長を務めていた時です。二人はサンジがクック海賊団の船を襲ったことがきっかけで出会っています。しかし、ある出来事を境にサンジのゼフに対する認識が変わることに…

サンジのゼフに対する認識の変化によって二人の距離は急速に縮まっていくのですが、そのきっかけとなった出来事というのが、二人が運悪く巻き込まれた嵐です。嵐に巻き込まれた二人は、断崖絶壁の岩場に漂流することとなります。その漂流期間はなんと85日。

当然、二人は85日分の食料など持ち合わせていませんでした。そこで、ゼフはサンジだけでも生き延びて欲しいという一心で残り少ない食料をサンジに渡し、挙句に片足を切断してその足を食料にしたのです。一方、サンジはお互い干渉しないようにしていたため、ゼフのその行為に気付いていませんでした。最終的には気付いているのですが、サンジが気付くのは食料が尽きてからです。

サンジのために自分を犠牲にするゼフの姿は読者に感動を呼び起こしているのですが、実はアニメ版『ワンピース』ではゼフが食料にするべく片足を切断した描写がありません。アニメでは嵐に巻き込まれたサンジを助けるため、ゼフが海に飛び込んだ時に船に挟まれて片足を失うといった展開となっています。おそらく自身の足を食すというのは過激な描写だからこそ、子供に配慮した変更内容となっているのでしょう。

麦わら海賊団のコックを探し求めていたルフィから海賊にならないかと誘われたサンジは、ゼフに対してかつての足を切断することとなった負い目やその恩義を感じていたため、海賊になることで「オールドブルーを見つける」という自身の夢を叶えられる可能性に魅力を覚えつつもゼフの元を去ることに躊躇していました。

しかし、最終的にサンジはゼフの元を離れて旅立つことを決意。ゼフはそんなサンジに向けて「おいサンジ カゼひくなよ」と言い放ちました。サンジのことを心配しているからこそ、体を大事にして欲しいというゼフの愛情が伝わってきます。

サンジの去り際に一言だけ言葉を発したゼフですが、彼がサンジのことを応援しているのが良く分かる描写があります。それが『ワンピース』のドレスローザ編直後にサンジの懸賞金が上がると同時に、バラティエに回ってきたサンジの手配書を見るゼフの様子です。ゼフはサンジの手配書を見て笑顔を浮かべており、元気やっているのが分かったことで喜びを露わにしているのが窺えます。

『ワンピース』に登場するゼフの名言や名セリフの一つに「金は……あるのに…」に続く一言があります。この名言は断崖絶壁の小さな岩場に漂流した際にゼフが放ったセリフです。ゼフは海賊団を率いていた頃に「赫足のゼフ」と恐れられていたことから分かる通り、数多くの船を襲って金品を奪って生活していました。しかし絶望的な状況に陥ったゼフは、生きていくために金品は何の役にも立たないということに気付きます。

『ワンピース』に登場するゼフの名言や名セリフの一つに「全身に何百の…」に続く一言があります。この名言はルフィが首領・クリークにとどめの一撃を刺した際にゼフが放ったセリフです。首領・クリークは何百という数の武器を体に仕込んでいました。一方、ルフィはそんなクリークに拳一つで挑んでいます。戦いの背景にあるルフィの死を恐ぬ信念を垣間見たことで、ゼフは感嘆のセリフを放ちました。

『ワンピース』に登場するゼフの名言や名セリフの一つに「男は女を蹴っちゃならねェ…」に続く一言があります。この名言は正しいと信じる考えをサンジに教えているゼフのセリフです。サンジは作中で何度も女性と対峙していますが、ゼフの考えを口酸っぱく教えられてきたため一度も女性を蹴ったことがありません。ゼフの教えを忠実に守っていることから、いかにサンジがゼフの教えを大事にしているのかが窺えます。

こちらではアニメ『ワンピース』に登場するゼフの後任声優に関する声があがっています。どうやら、この方はゼフの後任声優が誰なのか気になっているようです。他にも後任が誰なのか気になっている方が多いため、いかにゼフの初代声優である矢田耕司さんの声に注目されていたのかが分かります。

こちらでもアニメ『ワンピース』に登場するゼフの後任声優に関する声があがっています。「ゼフの声優も亡くなってたか」と言われているのですが、この方はおそらくゼフの声優・矢田耕司さんの声が聞けなくなることに悲しさを覚えているのでしょう。また後任声優の樋浦勉さんも「高齢だな～」と言われているのですが、どこか不安を覚えている様子が伝わってきます。

こちらではアニメ『ワンピース』に登場するゼフの名セリフに関する感想があがっています。ネット上ではゼフの初代声優・矢田耕司さんや後任声優・樋浦勉さんについて注目されているのですが、ゼフの声が聞ける名セリフもしっかりと評価されています。ゼフとサンジの名シーンは必見です。

アニメ『ワンピース』に登場するゼフの声優をまとめてきましたがいかがでしたか？『ワンピース』に登場するゼフの初代声優は矢田耕司さん、後任声優は樋浦勉さんとなっていました。アニメ版『ワンピース』をご覧になった際はぜひゼフの名言や名セリフと共に、矢田耕司さんと樋浦勉さんが担当したゼフの声に注目してみてください。