【キングダム】 剛力は羌瘣（きょうかい）が発案した技！登場したのは何話？

『キングダム』では、真剣な表情ながらどこか愛嬌が感じられるということで、「かわいい」と言われている羌瘣(きょうかい)の拳を握り締める姿がありました。実はこの拳を握り締める姿は、飛信隊全体の戦術として使われた剛力という技を使う時の合図です。では、剛力とはどんな技なのか？ここからは剛力の概要と登場話を中心に解説していきます。それでまず、『キングダム』の作品情報からご覧ください。

• 漫画タイトル：キングダム
• ジャンル：伝奇・武侠・中国時代劇・戦国時代 (中国)
• 作者：原泰久
• 掲載誌：週刊ヤングジャンプ

『キングダム』とは、原泰久による伝奇・武侠・青年漫画です。2006年1月26日よりヤングジャンプ・コミックスにて連載中の作品で、2022年2月時点では全64巻が刊行されています。また、累計発行部数は8700万部を突破し、2011年11月にはテレビアニメ化が発表されました。

当記事で紹介する羌瘣(きょうかい)は、漫画『キングダム』の第6巻～7巻にて初登場しています。『キングダム』の主人公・信の初陣となった蛇甘平原の戦いにて、秦大将軍・麃公を総大将に据えた15万の軍勢に従軍した信と行動を共にする羌瘣の姿がありました。その後、信たちは魏の要衝・滎陽に向けて侵攻するも、魏軍総大将・呉慶により城が落とされてしまいます…

『キングダム』に登場する羌瘣(きょうかい)とは、飛信隊副長兼羌瘣隊五千人将です。伝説の刺客一族「蚩尤」の後継候補として育てられてきた羌族の女性だったため、元々千人将だったのが三千人将、五千人将と次々に昇格しています。現蚩尤・幽連に復讐するために生きる道を選んでいたため、当初は他人との慣れ合いを避けていましたが、徐々に飛信隊に心を開いていったことで飛信隊を自分の居場所だと思うようになっています。

「我・岩・也！」という掛け声とともに使う技・剛力。羌瘣が飛信隊の新戦術として考えたこの技は、「いかなる衝撃にも耐えられる」と言われていました。では、剛力とは具体的にどのような技なのか？ここからはキングダムの剛力について、剛力を使う羌瘣のかわいい魅力や技が誕生した経緯、剛力の進化版「連結剛力」、新米隊員たちへの洗礼だった事実と紹介していきます。

羌瘣が発案した技・剛力とは、五人一組の伍の二組を瞬時に集結させることによって十人一組となり、「我・岩・也！」と精神を集中させて敵に立ち向かっていく飛信隊全体の戦術です。しかし、その立ち向かう相手が騎馬隊。下から重ねた盾による防御のみで敵の勢いを止めているため、騎馬隊の凄まじい馬力の破壊力によって体中のあちこちがボロボロで骨折や打ち身など身体的なダメージが大きい技となっています。

では、そんな剛力とはどのようなタイミングで発動するのか？結論を言うと、羌瘣の「剛力」という言葉と共に握り締めた拳、つまり合図を送る時です。羌瘣が剛力を発動すると判断した場合、飛信隊の隊員たちに拳を握り締めるという合図を送ります。

実は、ネット上では真剣な表情であるもののどこか愛嬌が感じられるということで「かわいい」と好評を得ていました。また、剛力によって身体的なダメージを負った隊員たちに向けて「でも大分よくなってきてる…多分」と真剣な表情でフォローするところもかわいいと好評です。

合図姿がかわいい羌瘣の剛力ですが、果たして剛力という技はどのような経緯で誕生したのでしょうか？その経緯については、キングダム35巻最後のおまけに書かれています。そこには関節技のようなものを隊の皆に教えている羌瘣の姿があり、その技の魅力に気付いた隊の皆が我も我もと押し寄せていました。

そこで羌瘣は考え、皆いっぺんに教える方法ということで、飛信隊全体の戦術「剛力」を生み出しています。当初は他人と馴れ合うつもりがなく飛信隊と距離を置いていた羌瘣ですが、隊の皆にリーダーとして頼られている姿を見ると、前よりもかわいい表情が見れるようになっているのが窺えます。

キングダム第35巻にて初登場した羌瘣の剛力ですが、実はキングダムの別の巻にて進化版が編み出されています。その進化版というのが、剛力を隙間なく並べて発動する技「連結剛力」です。連結しているため敵を馬ごと弾き返すことができ、キングダム作中では李牧らが率いる趙軍との戦いが持久戦になったシーンにてその防御力の高さが発揮されています。

その時、羌瘣たちは兵糧の差が原因で不利に陥っており、せめて将軍の一人でも討たなければならない状況でした。そこで、玉鳳隊の王賁は信に隊を覚醒させることを伝えます。信は隊を覚醒させる方法とは何か？必死に考えを巡らせたものの、結局考えが思い浮かぶことはありませんでした。

隊を覚醒させる方法を考えれずに朝を迎えてしまったため、信は飛信隊のメンバーに力を貸してくれと呼びかけます。こうして、飛信隊のメンバーで考えた結果が剛力の進化技「連結剛力」でした。その後羌瘣隊の兵士たちは、羌瘣に直々に剛力を教わっています。このシーンはキングダム54巻第581話「見える景色」に描かれているため要チェック。

キングダム第46巻では羌瘣の技「剛力」が名前だけ登場しています。キングダム第46巻のおまけ漫画にて描かれた飛信隊員の募集シーンでのことです。戦力強化のためにおこなった新規募集では、飛信隊に憧れる人々が多かったため、募集人員に限りがあることや質の高い戦力を確保することを目的に選抜がおこなわれることとなっています。

そしておこなわれた試験は厳しかったものの、かなりの根性を持った志願者たちが選抜を生き残りました。どうやら、さまざまな理由がある中でかわいい羌瘣への憧れが強いモチベーションになっている志願者もいたようです。その後、晴れて羌瘣隊に配属されることとなった新米隊員。

ところが、彼らは訓練初日から剛力を教わることとなってしまいます。ある程度戦いを乗り越えてきた飛信隊員でさえかなり厳しく辛い訓練であったため、剛力を最初に教わるのはなんとも厳しい洗礼と言えます。スパルタ式の訓練で剛力を叩き込まれたからこそ、連結剛力を決めることができたのかもしれません。

キングダムの剛力は飛信隊副長兼羌瘣隊五千人将の地位にある羌瘣が発案した技というだけあって、どのような攻撃力や防御力があるのか多くの期待が寄せられていました。やはり、十人が精神を一斉に集中させるという状態は迫力があります。では、剛力が登場したのは何話なのか？また剛力作戦が史実にも使われたのか？ここからは、二つの疑問に迫ります。

羌瘣の剛力は秦軍が合従国との戦いに勝利して仇討ちを終えた羌瘣がもどってきた後の話となる、キングダムの35巻の二つ目の話です。合従軍との大戦を終えた秦国は内乱が勃発してしまい、呂不韋の策略により王弟・成蟜が罠に嵌められてしまうという成蟜の変がおこりました。そこで、信は壁将軍が率いる討伐軍と共に反乱軍と戦います。

キングダムの羌瘣が練った剛力作戦ですが、果たして史実にもあるのでしょうか？調べた結果、詳しい戦術などは残っていなかったものの、剛力と同様に盾を使った防御陣形は古代から定番の基本戦術の一つと言われています。

それなりの被害を出しつつも馬をも弾き飛ばしてしまうほどの威力を持つ剛力の発案者・羌瘣。そして、隊員たちに合図を送る時の真剣でありながらどこか愛嬌が感じられる羌瘣のかわいい姿が人気です。では、アニメ『キングダム』にて羌瘣を演じた声優は誰なのか？ここからは、『キングダム』に登場する羌瘣のアニメ声優のプロフィールと出演作品や演じたキャラを紹介していきます。

• 名前：日笠陽子(ひかさようこ)
• 愛称：ひよっち、ぴかしゃ
• 生年月日：1985年7月16日(36歳)
• 出身地：神奈川県
• 職業：声優、歌手
• 声優事務所：アイムエンタープライズ

アニメ『キングダム』にて羌瘣(きょうかい)役を演じたのは、声優事務所「アイムエンタープライズ」所属の声優・日笠陽子(ひかさようこ)さんです。日笠陽子さんは2007年10月1日から12月24日まで放送された『スケッチブック 〜full color's〜』にてアニメデビューを果たした声優で、2007年からアニメ・ゲーム・吹き替え・ラジオ・ナレーションのジャンルを中心に活動しています。

• 2009年～：けいおん!(秋山澪 役)
• 2010年～：いちばんうしろの大魔王(服部絢子 役)
• 2010年～：スティッチ! 〜ずっと最高のトモダチ〜(レイカ 役)
• 2010年～：カッコカワイイ宣言!(かおちゃん 役)
• 2011年～：IS 〈インフィニット・ストラトス〉(篠ノ之箒 役)
• 2012年～：ハイスクールD×D(リアス・グレモリー 役)
• 2012年～：カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜(エリカ・ブランデッリ 役)
• 2013年～：はたらく魔王さま！(遊佐恵美〈勇者エミリア〉 役)
• 2013年～：ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation(霧切響子 役)
• 2014年～：ノーゲーム・ノーライフ(ステファニー・ドーラ 役)

『キングダム』の剛力は歩兵たちにとってはまだまだ習得できていない技です。しかし、これから戦を積んでいくことで最終的には飛信隊の必殺技になる可能性があります。では、そんな剛力について、ネット上ではどのような感想や評価があがっているのでしょうか？ここからは、羌瘣の剛力について寄せられたネット上の声を紹介していくのでぜひ最後までご覧ください。

『キングダム』に登場する羌瘣の技・剛力が「かっこかわいい」という声があがっています。かっこかわいいと評価されているのはキングダムに復活後の羌瘣とのことなので、剛力を使う真剣でいてどこかあどけない表情がかっこかわいいと感じる理由となっているのかもしれません。

『キングダム』に登場する羌瘣の技・剛力と飛信隊の登場シーンに関する声があがっています。こちらではキングダムの羌瘣が剛力を使う合図をしている姿が投稿されているのですが、それと同時に「昨日のキングダムよかった」と言われていることからストーリー内容と羌瘣の剛力が使われるシーンが高く評価されているのが窺えます。

また、飛信隊が出てくるとテンションが上がるとのことなので、これを機に羌瘣と飛信隊の関係性や活躍シーンに注目してみると良いかもしれません。

『キングダム』に登場する羌瘣の技・剛力と飛信隊の登場シーンに関する声があがっています。どうやら、この方はキングダムのアニメ4期3話のストーリーに注目しているようです。

呂不韋の謀略を打ち砕くべく剛力を手にした飛信隊の登場シーンですが、そのシーンにて剛力を使う時の合図で真剣な表情を見せる羌瘣の姿が相まって緊張感のある雰囲気が見事に演出されています。またキングダム4期3話のシーンについて、感想では「役者は揃ったぜ」と言われていることからも今後の戦いに期待しているのが窺えます。

かわいいと話題の羌瘣(きょうかい)が発案した技・剛力とはどんな能力なのかを解説してきましたがいかがでしたか？キングダムの羌瘣(きょうかい)が発案した技・剛力とは、キングダム35巻にて登場した五人一組の伍の二組を瞬時に集結させることによって十人一組となり、「我・岩・也！」と精神を集中させて敵に立ち向かっていく飛信隊全体の戦術です。

ネット上ではキングダムの35巻にて剛力を使うために合図を送った羌瘣が「かっこかわいい」と好評でした。キングダムをご覧になる際はぜひ、羌瘣の剛力の合図を送る表情とその合図を受け取った隊員の陣形に注目し、剛力とはどんな技なのかを具体的にしてみてください。