スパイファミリーは過大評価で面白くない・つまらない？なぜ人気なのか理由を調査

2019年から「少年ジャンプ+」で連載されている「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」、作者は遠藤達哉さんです。スパイのロイド、殺し屋のヨル、超能力者のアーニャが偽物の家族として暮らす姿を描いたホームコメディ作品で、「少年ジャンプ+」の作品としては最大のヒット作品です。また、022年4月よりテレビアニメが放送され人気を博しています。

敏腕スパイの黄昏ことロイドに新しい任務が与えられます。それは、東国の有力者であるドノバンに接触するため、偽装家族をつくり子供をドノバンの息子が通うイーデン校へ入学させるというものでした。その任務のためロイドは孤児院からアーニャを引き取り、そして面接試験のために母親役となるヨルと偽物の夫婦となります。

アニメ化されたほか、ユニクロやローソン、モンストとのコラボなど大きな話題になっている「スパイファミリー」ですが、なかには「スパイファミリー」は過大評価だという声があるようです。この項では「スパイファミリー」がなぜ過大評価と言われているのかという理由などを紹介していきます。

「スパイファミリー」がなぜ過大評価だと言われる理由の前に、「スパイファミリー」がどのくらい売れているのかを紹介します。2019年から連載がスタートした「スパイファミリー」は2022年6月現在で単行本が9巻のほかに、小説「SPY×FAMILY 家族の肖像」、ファンブック「SPY×FAMILY 公式ファンブック EYES ONLY」が発売されています。そんな「スパイファミリー」の累計発行部数は1800万部を突破しています。

また、2020年12月に発売された「スパイファミリー」のコミックス6巻は「少年ジャンプ+」の作品としてはじめて初版100万部を達成しました。「スパイファミリー」は「少年ジャンプ+」でもっとも売れている作品であることは間違いなく、しっかり売れている作品であるとされています。

過大評価だという声がある「スパイファミリー」が面白くない・つまらないと感じる方の理由を紹介します。最初に紹介する理由として、作中の説明が多い点が挙げられます。スパイのロイド、殺し屋のヨル、超能力者のアーニャといった特殊なキャラクターたちが主人公で、さらに政治面や歴史面で複雑な設定がある「スパイファミリー」はどうしても説明シーンが多くなるようです。

その説明シーンの多さが、うんざりすると感じるようになる方がいて、つまらなく感じてしまうそうです。また、見ていればわかるようなシーンでも説明が入ってしまい、面白くなくなるという声があります。

続いて紹介する「スパイファミリー」が面白くない・つまらないと感じる理由として、テンポの悪さが挙げられます。「スパイファミリー」は週刊誌の「少年ジャンプ」ではなく隔週掲載される「少年ジャンプ+」で連載中です。そのため、普段少年ジャンプを呼んでいる読者の中にはそれだけでテンポが悪くなるように感じる方がいるようです。

また、「スパイファミリー」は物語の展開が遅めなことがあり、よりテンポが悪いと感じて面白くない・つまらないと思ってしまうとされています。物語の展開が遅いのは、3人の現在や未来の話ではなく過去の物語が描かれることが増えていることも理由の1つのようです。また、原作漫画版「スパイファミリー」ではなく、アニメ版「スパイファミリー」のテンポに不満がある方がいるとされています。

アニメ版「スパイファミリー」では30分の放送枠の中である程度話を進める必要があるため、原作のシーンを端折ったり、物語を詰め込みすぎていると指摘されています。そのため、テンポが遅いのではなく原作ファンにとってテンポが速くなっていることが不満だという感想があります。

続いて紹介する「スパイファミリー」が面白くない・つまらないと感じる理由として、「ギャグが寒い」というものがあります。「スパイファミリー」は作中でそこそこの頻度でギャグが登場します。このギャグについて面白いという方もいれば、つまらないという方もいます。ギャグが面白いかつまらないかは主観によるものが大きいので仕方がないとされています。

続いて紹介する「スパイファミリー」が面白くない・つまらないと感じる理由として、期待外れというものがあります。「スパイファミリー」は「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」1位、「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」の大賞受賞をはじめ、さまざまな賞を獲得しています。また、アニメ化される前から「スパイファミリー」は面白いと評判になっていました。

そのため、「スパイファミリー」がどんな作品か知らない方の中には「思っていたようなアニメではない」「期待よりつまらない」という感想を抱く方がいるようです。

続いて紹介する「スパイファミリー」が面白くない・つまらないと感じる理由として、アーニャが出ないと面白くないというものです。アーニャは作中でもトップクラスに人気があり、そして「かわいい」「面白い」という感想がたくさんあります。そのため、アーニャが出ていないときはつまらないと感じる方がいるようです。

「スパイファミリー」がなぜ人気なのかというと、ストーリー設定がいいからだとされています。スパイ・殺し屋・超能力者という特殊な3人家族、その正体を知っているのは超能力者のアーニャだけ。ですが、アーニャはロイドとヨルと家族として暮らすため、そしてスパイと殺し屋と家族であるというシチュエーションを気に入っているため、2人には話していません。

そんなストーリー設定により、さまざまな問題が起きそれを解決、それも殺伐としすぎずにほっこりとする展開が多い点などが評価されているようです。

「スパイファミリー」が人気の理由として、絵柄がかわいいことが挙げられます。スパイ・殺し屋・超能力者という設定にもかかわらず、それが暗く感じることなくかわいい印象があるという方が多いです。また、アーニャをはじめ子供たちが個性的かつかわいく描かれていることが人気の理由の1つのようです。

「スパイファミリー」が人気の理由として、家族のあたたかさが描かれている点が挙げられます。ロイドとヨルとアーニャは、あくまでもそれぞれの利害が一致するために仮初めの家族となりました。しかし、3人は物語が進むにつれて本物の家族のようにあたたかい関係を築いていくようになります。

「スパイファミリー」が人気の理由として、個性的なキャラクターたちが登場することが挙げられます。ロイド・ヨル・アーニャはもちろん、このほかにもロイドの協力者のフランキーや、ヨルの弟のユーリ、アーニャの同級生のダミアンなどさまざまな魅力的なキャラクターたちが登場します。

「スパイファミリー」は打ち切りという噂が出たことがあります。しかし、それは事実ではありません。それではなぜ打ち切りのうわさが出たのでしょうか？その理由として、「スパイファミリー」の作者である遠藤達哉さんの初連載である「TISTA」が影響しているようです。「TISTA」はわずか8か月で終了し、それが打ち切りだったとされているからです。

そのため、「TISTA」の話題と「スパイファミリー」の話題が混ざり、「スパイファミリー」が打ち切りになるという噂が出てきたようです。

「スパイファミリー」は打ち切りという予定がなく、結末まで描かれるのではないかとされています。その最終回の予想としてもっとも多いのが、ロイドの任務が成功し東西の関係が良好に。その結果、ロイドとヨルとアーニャが本物の家族になるというものです。

「スパイファミリー」の最終回予想をしている方がたくさんいますが、その中でもハッピーエンドを予想するファンの方が多いようです。

「スパイファミリー」は過大評価だと思っていた方が、作品を見て好きになったという感想や、キャラクターが魅力的で面白いという感想に変わった方がいます。

アニメ「スパイファミリー」のOPで、ロイドとヨルがアーニャに傘をさすシーンが、家族としてアーニャを大切にしていることを表しているようで好きという感想があります。

「スパイファミリー」が過大評価されていることについて紹介しました。前評判が高すぎたことを理由に、過大評価という感想を抱く方がいるようです。それでも、「面白い」という感想が多い人気作品だと言えるようです。