【ワンピース】古代兵器ウラヌスとは何？正体候補のキャラをまとめて考察

「ONE PIECE（ワンピース）」は週刊少年ジャンプで連載中の漫画です。作者・尾田栄一郎によって1997年から始まったワンピースは、2021年に1000話達成記念として「ONE PIECE 1000 LOGS」というキャンペーンが行われました。1999年から始まったテレビアニメも2021年11月に1000話が達成されました。ワンピース劇場版映画は2022年8月6日に第15作目「ONE PIECE FILM RED」が公開予定です。

ワンピースは海賊王への夢を抱いて航海する主人公が仲間と築く友情、絆が描かれている漫画です。世界中で長年愛され続けているワンピースは、コミック発行部数は世界で4億を超えています。また、漫画、アニメ共に1000話を超えたワンピースは「第1回 ONE PIECE キャラクター世界人気投票 WT（ワールドトップ）100」などの記念イベントやキャンペーンが催されています。

ワンピースのあらすじを見ていくと、主人公のモンキー・D・ルフィは少年の頃、海賊・赤髪のシャンクスに命を救われます。ルフィが生まれた時代は、伝説の海賊王・ゴール・D・ロジャーがどこかに隠したとされる「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求める海賊たちが戦う「大海賊時代」。シャンクスから麦わら帽子を貰ったルフィは「海賊王になる」という志を胸に大海原に旅立ちます。

ウラヌスはワンピースでは古代兵器と呼ばれていますが、古代ローマでは神話に登場する天の神です。元はギリシア神話に登場する全宇宙の神々を初めて統一した天空神・ウーラノスです。ウーラノスは「天」という意味を持つギリシア語で、まさに「天」そのものであるということです。また、神話によると、ウラヌスはまさに天（宇宙）そのものであると思えるような超巨大な体格だということです。

ローマ神話やギリシア神話では「天」そのものとされているウラヌスですが、それではワンピースのウラヌスとは？について見ていきます。ワンピースのウラヌスは古代兵器ということですが、リュウグウ王国のネプチューン王によると、古代兵器は世界に3つ存在し、それらは世界を滅亡させる力を持っています。3つの古代兵器はそれぞれ「プルトン」、「ポセイドン」、「ウラヌス」という神の名前が付けられています。

ワンピースの古代兵器プルトンは「アラバスタ編」でその存在が明かされ、ワンピースの「ウォーターセブン編」でさらに詳しい内容が判明しました。プルトンは遥か昔、ウォーターセブンで製造された「史上最悪とされる戦艦」のことです。その戦力は島一つを丸ごと消し飛ばしてしまえるほどだと、元・王下七武海のクロコダイルが語っています。

ワンピースの古代兵器ポセイドンはリュウグウ王国のしらほし姫だということが判明しています。しらほし姫は人魚で、海王類たちと言葉を交わす能力を持っており、思うままに巨大な海王類たちを動かすことができます。この能力を持つ者は数百年にたった一人しか生まれないということです。

ワンピースの古代兵器ウラヌスですが、その正体は未だに明らかになっていません。神話でのウラヌスは宇宙の神々を初めて統一した神であり、「天」そのものだということでした。そのため、ワンピースの古代兵器ウラヌスは天（宇宙）または空に関係するものでは？と考えられています。

ここまで、神話でのウラヌスとは？についてと、ワンピースに登場する古代兵器について見てきました。ワンピースの古代兵器ウラヌスは未だその正体が明らかになっておらず、天（宇宙）または空に関係するものでは？と考えられています。ここからは、ワンピースの古代兵器ウラヌスの正体は？について考察していきます。

ワンピースの古代兵器ウラヌスの正体はナミ？について考察します。麦わらの一味のメンバーであるナミは優れた航海術を持っています。誰も予測できない天候の急変を読むことができるなど、航海士として天才的な能力を持っています。「天候を体で感じることができる」とも言われており、どのような天候の変化にも対応できます。また、ナミは「天候棒（クリマ・タクト）」という必殺技を持っています。

ワンピースの「アラバスタ編」でウソップが制作したこの必殺技は周囲の天候を戦いに利用する技です。この必殺技をさらに発展させ、強力にしたのが完成版「天候棒（パーフェクトクリマ・タクト）」です。さらに、空島のウェザリアにいた2年間でナミは天候科学を身に付け、その知識によって「魔法の天候棒（ソーサリー・クリマ・タクト）」に強化されています。

ナミはこれらの必殺技で熱波や雨雲、突風や雷雲などの天候を武器にして戦います。このように、ナミは天候を感じる能力と天候を利用した必殺技を持っています。これが、天（宇宙）または空に関係すると考えられている古代兵器ウラヌスの正体がナミではないかと言われる理由です。次に、ナミの他に古代兵器ウラヌスでは？と言われているキャラクター、ルフィについて考察していきます。

ワンピースの古代兵器ウラヌスの正体はルフィ？について考察します。ワンピースのエピソードの中にはウォーターセブン編の「伝説の船大工」やエニエス・ロビー編の「英雄伝説」、「人魚伝説」という伝説という言葉がつくタイトルが登場します。人魚は古代兵器ポセイドンで、しらほし姫、古代兵器プルトンはウォーターセブンで製造された最悪の戦艦ということでした。

残った「英雄伝説」が古代兵器ウラヌスと考えられ、それがルフィのことではないかということです。英雄はヒーローとも称される才能と武勇に優れた人物のことを指します。このような人物像に合うのがルフィで、しかも誰からも愛されるという点からも古代兵器ウラヌスの正体はルフィでは？と考えられています。

ここまで、ワンピースの古代兵器ウラヌスの正体？と言われているナミとルフィについて考察してきました。ここからは、ワンピースのナミやルフィ以外にも古代兵器ウラヌスの正体候補となっているということで、それらの正体候補について考察していきます。

ワンピースのウラヌスの正体候補、一つ目はカームベルトです、「凪の帯」と呼ばれるカームベルトについておさらいすると、ワンピースの世界にはレッドライン（赤い土の大陸）という大陸があり、その大陸を二つに分けているのが偉大なる航路（グランドライン）です。このグランドラインを北東側と南西側に挟んで存在しているのがカームベルト（凪の帯）になります。

カームベルトが凪の帯と言われる理由は、天候が全く乱れない凪の状態が維持されているからです。このカームベルトを棲家にしているのが海王類で、大勢の巨大な海王類が住む危険極まりない場所です。それでは、カームベルトが古代兵器ウラヌスと考えられる理由を考察していきます。

凪とは、海が無風状態のときに起きる現象と言われています。ワンピースの古代兵器ウラヌスは、天（宇宙）または空に関係するものと考えられていることから、ウラヌスの力で凪の状態を作り出しているのでは？と言われています。

ワンピースのウラヌスの正体候補、サンファン・ウルフについて考察します。ワンピースのサンファン・ウルフは黒ひげ海賊団・七番船の船長で、かつてインペルダウン・レベル6の囚人でしたが、黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）らと脱獄しています。巨人族ということで巨大な体格なのですが、ウルフの場合は最大身長180ｍにもなるということです。

ローマ神話の中のウラヌスも超巨大な体をしていると言われており、体格の面からいえば、ワンピースのサンファン・ウルフも古代兵器ウラヌスの正体候補として考えられるということです。

ワンピースのウラヌスの正体候補、モモの助について考察します。ワノ国九里の大名・光月おでんの息子であるモモの助は悪魔の実の能力で龍に変身できます。しかし、まだモモの助自身が幼く未熟で、小さな龍にしかなれず、ルフィからは「ウナギ」などと言われてしまいます。それでも龍になったモモの助は雲を作り出し、その雲をつかみ、空を駆けることができます。

まだ未熟と言われているモモの助ですが、ワノ国編の鬼ヶ島討ち入りでは、光月家の忍者（くノ一）しのぶが持つ悪魔の実「ジュクジュクの実」の能力で28歳の体に成長。その体で非常に大きな龍に変身しています。また、モモの助は見聞色の覇気の能力者で、特に声を聞く能力に優れています。

この能力は、古代兵器ポセイドンと言われているしらほし姫が備えている海王類との会話と同じ特殊なものです。モモの助の場合はズニーシャ（象主）と会話ができます。ルフィ、ゴール・D・ロジャーなどDの一族もズニーシャの声を聞き取ることはできるのですが、会話することはできません。モモの助だけに与えられている特殊な能力ということです。

また、モモの助は「世界を夜明けに導くのはキミだ」とヤマトから言われたことがあります。さらにモモの助は父・光月おでんが遺した日誌を読み、自分は絶対死んではならない身だと悟ります。ヤマトの真意は不明ですが、モモの助は巨大な龍になり空を駆けることができ、誰もできないズニーシャと会話できる能力などを備えています。このような理由から、モモの助が古代兵器ウラヌスである可能性が高いと考えられています。

ワンピースのウラヌスの正体候補、ドラゴンについて考察します。モンキー・D・ガープの息子で、ルフィの父であるモンキー・D・ドラゴンは革命軍・総司令官で、世界政府から「世界最悪の犯罪者」と呼ばれています。ドラゴンの能力と思われるシーンは、ローグタウン編で見ることができます。ローグタウンでバギーに捕まったルフィの処刑が行われようとしているときのことです。

その時、突如激しい雷鳴がとどろき、バギーは雷に打たれ、ルフィは処刑台から逃れることができました。ナミたちが待つ港へ急ぐルフィでしたが、海軍のスモーカーに捕まってしまいます。そこに現れたのがドラゴンで、ドラゴンは辺り一面に「突風」を起こし、ルフィを救い出しました。

また、ゴア王国では貴族たちによる放火で炎に包まれたグレイ・ターミナルの中、逃げ惑う人々を「爆風」で助けたこともありました。ここでは、貴族の息子であるサボから、市民たちを町ごと焼き払おうとする王侯・貴族たちの冷酷な行為を聞き、怒る姿を見せています。このように、ドラゴンは「風」という、天候に関係する能力を持っており、古代兵器ウラヌスである可能性が高いということです。

ワンピースのウラヌスの正体候補、ズニーシャ（象主）について考察します。ズニーシャは超巨大な生物（象）で、誕生から1000年を超える年月を生きています。その姿はグランドライン（偉大なる航路）の新世界にあり、直系10㎞以上と言われる背中にミンク族の国・モコモ公国が広がっています。島として扱われていますが、遥か昔、ある罪を犯したズニーシャは「歩くことしか許さない」という罰を受けているということです。

そのため、海を歩き続けるズニーシャに定まった居場所はありません。そんなズニーシャが古代兵器ウラヌスでは？という説について見ていくと、ズニーシャには「ナイタミエ・ノリダ象」という学名があることが分かりました。この名前を後ろから読むと「ダリノエミタイナ」となり、これは「ダリの絵　みたいな」と読むことができるということです。

ダリは画家のサルバドール・ダリではないかと言われており、彼の作品に、非常に長い足の象の背中の上に、塔が立っている絵があります。その象は「宇宙象」と呼ぶ説もあり、ズニーシャは宇宙から来た？と考えられるということです。ワンピースの古代兵器ウラヌスは「宇宙」に関係するものと考えられているので、ズニーシャもまた古代兵器ウラヌスという可能性が高いと言われています。

ワンピースのウラヌスの正体候補、「竜の角笛」について考察します。「竜の角笛」は、ワンピースの作者・尾田栄一郎の読み切り作品「MONSTERS」に登場したアイテムです。「MONSTERS」は1994年に週刊少年ジャンプの増刊号「Autumn Special」に掲載された作品で、主人公は侍・リューマです。リューマはワノ国で「伝説の剣士」と言われている侍で、ワンピースの「スリラーバーク編」に登場しました。

数百年前、ワノ国が竜に襲われた際、リューマが「竜の角笛」を使って撃退したということです。「竜の角笛」は竜を召喚し、操ることができるというもので、このアイテムを駆使してワノ国を救ったことでリューマは英雄として伝説になったのでした。竜は空を駆けることができるということで、その竜を操ることができる「竜の角笛」は、古代兵器ウラヌスの候補として考えられるということです。

ここまで、ワンピースの古代兵器ウラヌスの正体候補について考察してきました。各候補それぞれに古代兵器ウラヌスである可能性がありました。ここで、ワンピースの古代兵器ウラヌスでは？と言われているルフィと、同じDの一族である伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーについて見ていきます。

ワンピースの海賊王ゴール・D・ロジャーは偉大なる航路（グランドライン）の最終地点ラフテルに上陸した初めての海賊です。ロジャーは25年前、シルバーズ・レイリー、光月おでんらと共に偉大なる航路を航海。ロジャーは自身の「万物の声が聞こえる」能力とロードポーネグリフを解読できる光月おでんの能力によって最終地点ラフテルに到達しました。

ロジャーたちはラフテルで、Dの一族、空白の100年、古代兵器など、世界のすべてを知ったとされています。3種類の古代兵器をすべて手中に収めれば世界を手に入れることになると知ったはずですが、ロジャーたちは何も持たずにラフテルから戻ってきました。何故、ロジャーたちはラフテルから戻ってきたのでしょうか？次は、ロジャーがラフテルから戻ってきた理由について考察します。

世界のすべてを知り、手に入れたはずのロジャーですが、それらをラフテルに置いたまま、ラフテルから出ていきました。その後、ロジャーは自身の海賊団の解散を宣言するのですが、何故、ロジャーはラフテルから戻ってきたのでしょうか？その理由は古代兵器と関係があるということです。ワンピースの古代兵器は「プルトン」、「ポセイドン」、「ウラヌス」の3種類があることが判明しています。

「プルトン」は最悪の戦艦と言われているもので、「ポセイドン」は海王類と会話ができる特殊な能力を備えた人魚で、しらほし姫だということです。「ポセイドン」はロジャーたちがラフテルに到着した25年前には、まだ生まれていませんでした。「ウラヌス」については、作中でその正体は明かされていませんが、もし「ウラヌス」がルフィ、ナミ、またはモモの助だとすれば、25年前にはまだ生まれていません。

ロジャーたちはラフテルに到着したことについて「俺たちは早すぎた」と発言しています。このように、ロジャーは古代兵器が何かを知り、3種類のうち「ポセイドン」と「ウラヌス」が未だ存在していないことを知ったのではないでしょうか？古代兵器が揃う未来に生きる者たちに、世界を託したのでは？と考えられています。このように、ロジャーがラフテルから戻ってきた理由は、古代兵器が揃っていなかったからだと考えられます。

ここまで、ワンピースのロジャーがラフテルから戻ってきた理由について考察してきました。神話では天（宇宙）そのもので、宇宙の神々を最初に統一した神とされています。ワンピースでも古代兵器ウラヌスは宇宙や空に関係するものであると考えられています。ここからは、ワンピースの扉絵シリーズから、古代兵器ウラヌスと月との関係について考察していきます。

ワンピースの扉絵には本編に関わる重要なメッセージが描かれていることが多いということです。ここでは、ワンピースのコミック44巻から49巻にかけて掲載された扉絵シリーズ「エネルのスペース大作戦」について見ていきます。かつて空島スカイピアに君臨していたゴッド・エネルは自身の野望のためにスカイピアを滅亡させようとしますが、ルフィによって阻止されます。

野望を打ち砕かれたエネルでしたが、方舟マクシムに乗って一人で月へと向かいました。ワンピースの短期集中表紙連載の第9弾として描かれた扉絵シリーズ「エネルのスペース大作戦」では、月に到着したエネルの冒険が描かれています。エネルは宇宙海賊との戦いで古代都市を発見し、そこで出会ったロボットたちと最強の軍団を作り上げます。

宇宙海賊との戦いに勝利したエネルは、古代都市を発見します。古代都市の壁にはいくつかの絵が描かれていました。「エネルのスペース大作戦」の35番目には、翼を持つ人々と戦艦が描かれており、戦艦から大砲らしきもので月を攻撃する絵が描かれています。また、36番目には戦艦の側を泳ぐ海王類の姿が描かれています。この戦艦が古代兵器プルトンで、海王類がポセイドンでは？と言われています。

壁画には「月」と思われる丸い物体が描かれています。壁画の翼を持つ人々は月の住人で、絵によると、彼らはロボットを作っているようです。高度な科学知識を持っていると思われ、そんな人々が住む「月」は世界を滅亡させることができる兵器にもなり得るということです。

神話でのウラヌスは「天空神」とも「宇宙の神々を治める神」でした。ワンピースの古代兵器ウラヌスも「天（宇宙）そのもの」であると考えられており、まさに「月」そのものが古代兵器ウラヌスの可能性があるということです。

ワンピースの古代兵器ウラヌスの正体についての感想・評価です。海王類を操ることができるしらほし姫がポセイドンということは、ズニーシャと唯一会話ができるモモの助がウラヌスでは？という感想です。

ワンピースの古代兵器ウラヌスはギリシア神話でも「天空神」とされており、「天そのもの」だということでした。英語で「帆船」という意味のルフィは風を連想させるということで、ウラヌスのイメージと合うということです。また、ウラヌスは覇王色の覇気が覚醒しないと操ることができないという声があるそうです。ルフィは覇王色の覇気が特に優れており、カイドウとの戦いでもより強くなっています。

ワンピースのイム様は消すべき人物をリストアップしています。イム様が消そうとしているのは、強敵となる可能性のある古代兵器だということです。ポセイドンのしらほし姫、プルトンの持ち主と思われる黒ひげ、サンファン・ウルフ、そして、天候も人も仲間にしてしまう能力の持ち主・ルフィこそがウラヌスだと思う、というツイートがありました。

いかがでしたか？ワンピースの古代兵器ウラヌスとは？と、その正体候補を考察してきました。ワンピースの古代兵器ウラヌスは「天そのもの」と言われており、未だその正体は謎でした。そのため、様々なキャラクターが候補として挙げられていました。天候を読むことに優れ、優秀な航海士であるナミ、ズニーシャと唯一会話できるモモの助、誰からも愛され、英雄としての素質を持つルフィなどが候補でした。

世界を破滅させることができると言われている3つの古代兵器のうち、ウラヌスだけが謎のままで、ファンの間でも様々な考察がされていました。ウラヌスの正体が明らかになることを期待して、ワンピースをこれからもお楽しみください。