【ワンピース】ロブ・ルッチの声優はスネ夫役の関智一！主な出演作や名言も紹介

『ワンピース』のロブ・ルッチの声を担当した声優・関智一について紹介していく前に、ルッチのプロフィールについてまとめていきます。ルッチとはどんなキャラであるのかが分かる内容となっておりますので、事前に読んでおく事で後述のメインのまとめがより一層楽しめます。また、もはや世界的人気となっている『ワンピース』ですが、ここで作品概要やあらすじをおさらいです。

『ワンピース』は尾田栄一郎による漫画作品で、『週刊少年ジャンプ』にて1997年から連載がスタートしました。単行本は2022年5月現在102巻まで刊行されており、全世界累計発行部数は2021年時点で4億9000万部を突破しているという日本が誇る人気作品となっています。また、2015年には最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズとしてギネス認定もされました。

イーストブルーのあるフーシャ村に住んでいる少年モンキー・D・ルフィは、村に滞在している赤髪海賊団の船長・シャンクスと仲良くなった事で、海賊への想いを募らせていきました。そんなある日、ルフィは赤髪海賊団が所有していたゴムゴムの実を食べてしまい、全身ゴムのゴム人間となってしまいます。悪魔の実を食べてしまった事で泳げなくなってしまったルフィですが、ゴムの身体を利用して強力な技を生み出していくのでした。

ロブ・ルッチは世界政府直属の諜報機関・サイファーポールのメンバーです。出身地は『偉大なる航路(グランドライン)』で、年齢は初登場時点で28歳、誕生日は6月2日、身長212センチ、星座はふたご座、好きな食べ物はブランデー、嫌いな食べ物はスパムとなっています。初登場時のルッチはウォーターセブンにある造船会社・ガレーラカンパニーの1番ドッグ木・木釘職職長という肩書でした。

しかし、その時のルッチは古代兵器プルトンの設計図を手に入れる為の潜入調査中で、正体はCP9のメンバーだった事がのちに明らかになります。CP9でのルッチは道力4000という他のメンバーに圧倒的な差をつけた強さを持っており、リーダー格でもありました。ルッチは幼少期から政府の英才教育を受けており、13歳の時にはすでにCP9に在籍して500人の兵士を皆殺しにしたという逸話も持っています。

CP9のメンバーは基本的に全員が六式という特殊体術を身につけており、全て身につけている時点で人間を超越した強さという事になりますが、六式すべてを極限までマスターしているルッチは最終奥義『六王銃』をメンバーの中で唯一使えます。またルッチは動物系悪魔の実『ネコネコの実 モデル豹(レオパルド)』の能力者でもあり、変身状態で六式を使用する事によってさらなる威力を発揮します。

ルッチは常に冷静沈着で、政府の闇の任務を遂行するCP9の闇の正義に基づいて行動をします。任務に対しては忠実で、遂行の為ならいかなる犠牲もためらうことのない残酷で冷酷な面も持っています。弱者は悪という考えも持っており、戦闘力の低い上司のスパンダムを心の中では見下しています。また、戦闘狂でもありますが、どちらかというと血を見る事が好きだと言った方が正しく、虐殺行為を楽しんでいる描写がありました。

CP9の最強キャラとして登場した『ワンピース』のロブ・ルッチですが、ここからは今回のメインである彼の声を担当した声優・関智一のプロフィールを紹介していきます。『ワンピース』のルッチ以外にも『ドラえもん』のスネ夫の声優として有名な関智一とはいったいどんな人物なのでしょうか？また、人気声優である関智一が結婚しているのかという気になる疑問についてもここで答えていきます。

アニメ版『ワンピース』でロブ・ルッチの声を担当した関智一は、声優の他に舞台俳優や歌手、漫画原作者などマルチに活動をしている人物です。東京都出身で1972年9月8日生まれの2022年5月現在49歳で、血液型AB型、身長174センチ、体重73キロとなっています。幼少期から映画や舞台を見る機会が多かった事から役者になりたいと考えるようになり、普通高校に入学後に声優養成所にも同時に通うようになりました。

その後声優デビューを果たして最初に出演したのは海外アニメ『レポーター・ブルース』で、関智一は農夫役の吹き替えを演じました。その後、キャリアを積んでいった関智一は2005年に全面リニューアルとなった『ドラえもん』にて、肝付兼太の後任としてスネ夫役に大抜擢となります。そんな関智一は少年役から青年役まで様々な役をこなすカメレオン声優で、高音や低音を利かせた演技もこなす事が出来ます。

関智一は本人の発言によって結婚している事が明らかになっています。関智一は『よしえ』という名前の妻がいる事を2003年に放送された『ガンダムSEED』のラジオで語っており、その時にすでに結婚3年目だという事でした。その事から2000年頃に結婚した事が分かりますが、その後に子供がいる事も発覚します。関智一に子供がいると発覚したのはタレントの千秋のツイッターでの発言でした。

千秋は2008年にツイッターにて『関さんの子供がベッドで暴れている』というツイートをし、それによって初めて公に関智一に子供がいるという事実が発覚しました。その後も、声優仲間である水田わさびが『お子さんがいらっしゃる関さんも』と発言していた事から、関智一が既婚者で子供がいる事は間違いないと考えられます。

結婚している事が分かった『ワンピース』のロブ・ルッチ役である関智一ですが、ここからはそんな彼の代表作や演じたキャラを紹介していきます。1991年から声優として活動を始めた関智一は、業界で30年以上仕事を続けているベテランであり、『ワンピース』のルッチ以外にも様々な役を演じてきました。幅広い演技力で知られている関智一の演じているキャラは、かっこいいイケメンキャラからギャグキャラまで様々です。

関智一は2012年から放送が開始されたアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の1期の主人公・狡噛慎也(こうがみしんや)の声を担当しています。狡噛慎也は不愛想で冷徹な性格をした刑事課一係執行官で、強靭な肉体と優れた頭脳を持っています。それらの事から周りからは畏怖されていますが、実際は正義感と良識を持った男です。また愛煙家であり、デスクの上の灰皿にはいつも大量の吸い殻が積まれています。

元々は監視官のエリートでしたが、3年前に起こった事件にてセラピーよりも捜査の実行を優先した事から執行官に降格されたという経歴を持っています。2期では部下であり後輩である常守朱が主人公となった事もあって本人は登場しませんが、朱の考えの中での幻影の会話相手として登場していました。

『Fate/stay night』は2014年から放送されたアニメで、関智一はギルガメッシュの声を担当しています。ギルガメッシュは金髪と赤い瞳が特徴のイケメンキャラで、シルエットモデルはナムコが発売したゲーム『ドルアーガの塔』の主人公・ギルガメスとなっています。黄金のサーヴァントと呼ばれているギルガメッシュは、存在するはずのない8人目のサーヴァントで、物語の序盤では正体不明とされていました。

自分の事を王と自称しており、この世の全ては自分の物であるという考えを持っているという傍若無人な性格をしています。宝具は本来、英霊1人につき多くて数個しか持つ事が出来ませんがギルガメッシュは無数に所持している事からありとあらゆる攻撃手段を持ち、その攻撃力はサーヴァント5体以上に匹敵します。彼の戦いは『戦闘』ではなく『戦争』と言った方が正しいと言えます。

関智一はアニメ『ドラえもん』に登場する骨川スネ夫の声を担当しています。スネ夫はもはや日本では知らない人はいないほどの有名キャラですが、関智一は2005年の『ドラえもん』完全リニューアルから先代の肝付兼太に代わって抜擢となりました。関智一は元々スネ夫のファンだったという事ですが、『ドラえもん』のリニューアルに伴って行われたオーディションの際にはドラえもん役の参加オファーが届いていたという事です。

大役だった事から無理だと思いつつオーディションを受けた関智一は落選となりましたが、その後に行われたスネ夫役のオーディションを受けたところ合格して大抜擢という流れとなります。関智一はリニューアル以前から映画作品にて『ドラえもん』に過去2回出演した事があり、肝付兼太とも共演を果たしています。映画『おばあちゃんの思い出』ではスネ夫の幼少期の声を担当していました。

また、『のび太のワンニャン時空伝』ではのび太達とは対の存在となる犬のグループでスネ夫の立ち位置であるダックスフントのダクの声を担当しており、何かとスネ夫にはゆかりがありました。肝付兼太は自分の後任のスネ夫役となった関智一に対して『彼はすごいと思いますよ』と語った事があり、関智一も尊敬する声優として肝付兼太の名前を挙げています。

2016年に肝付兼太が逝去した事が公表された時に関智一は自身のツイッターにてコメントをし、先輩声優の死を悼みました。そんな関智一は声優としてキャラを演じる際に声色をあまり変えないという事を語っていましたがスネ夫のような子供の役を演じる時には無理やり声を作るしかないとの事です。『ドラえもん』ではスネ夫の声以外にも次回予告やナレーションも担当しており、『スネ夫としげお』というミニコーナーも持っています。

関智一は1998年に放送されたアニメ『カードキャプターさくら』の木之本桃矢の声を担当しています。木之本桃矢は主人公であるさくらの兄で、成績優秀かつスポーツ万能である事から学校では超人気者となっています。普段はぶっきらぼうでさくらに対しても冷たく接する事が多いですが、実際は妹の事を大切に思っています。さくらとは異なる種類の強力な魔力を持っており、月とエリオルに魔力補充の適任者と称されていました。

関智一は2020年から放送されたアニメ『呪術廻戦』に登場するパンダの声を担当しています。パンダは都立呪術高専2年生である人語を話すパンダで、同級生達の中で最も良識があるという意外性のある存在です。その正体は夜蛾が作った突然変異呪骸となっています。仲間に気を配るなど優しい性格をしていますが、真希や乙骨の事をイジったり西宮の事を挑発するなど、悪ノリをする事も多々あります。

関智一は2019年から放送されたアニメ『鬼滅の刃』に登場する不死川実弥(しなずがわさねみ)の声を担当しています。不死川実弥は鬼殺隊の風柱で、柱の中でも随一の鬼に対する執念を持っています。声を担当した関智一は劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』を鑑賞した際に『感動した』とツイッターにて述べており、これに対して多くの『鬼滅の刃』ファンが関智一の演じる不死川実弥の活躍を心待ちにしているというコメントを残しました。

『鬼滅の刃』の原作は2020年に連載が終了しましたが、2022年5月現在アニメ版は完結していません。さらに『鬼滅の刃』のアニメ版では未だ不死川実弥の戦闘シーンは皆無となっている事もあり、関智一は『早く俺も戦いたい』と述べていました。アニメ『鬼滅の刃』は4期である『鬼滅の刃 遊郭編』までが放送されましたが、続編となる『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』の制作も発表されており、未だ人気は衰えません。

関智一は2011年から放送されたアニメ『STEINS;GATE』の橋田至の声を担当しています。橋田至は東京電機大学1年生のスーパーハッカーで、二次元に対する萌えを追及しており、好きなイベントでは徹夜での泊まり込みも行うといった典型的なオタク気質です。ハッカーとしては高レベルの腕前を持ち、研究機関へのハッキングも容易くこなします。どの世界線においても由季と結婚する事が明らかになっています。

関智一は2001年に公開された韓国映画『火山高』の主人公であるキム・ギョンスの吹き替えを担当しています。チャン・ヒョク演じるギョンスは教師の乱によって秩序の乱れた火山高に転校生としてやってきた男子生徒で、教師と生徒による覇権争いに巻き込まれていきます。『火山高』の世界では『気』と『武術』を使ったド派手な戦いが繰り広げられますが、ギョンスは潜在的に強力な気を持っている事が明らかになっていきます。

『ワンピース』のロブ・ルッチの声優である関智一が有名キャラであるスネ夫の担当声優として知られており、『鬼滅の刃』のような人気作品にも出演している事が分かりました。ここからはそんな関智一が演じるルッチの名言・名セリフを紹介していきます。世界政府の諜報機関に所属し、類まれな戦闘力を持つルッチのかっこいい名言の数々は必見です。

『闇の正義』に忠実に従うルッチらしい名言です。ルッチが所属しているCP9は正義の為の殺しも許可されている事から、ルッチは粛清の執行を自分の使命だと考えています。世間に害をもたらす存在は人々の為に自分が手を汚すという事を言っている名言ですが、極端な考えを持つルッチは仲間でさえも手にかける事があります。ルッチにとっては弱い事も罪であり、結果によっては政府側でも殺す事も少なくありません。

ルッチの本性が分かる名言です。この名言によって、ルッチが戦いによって血を見る事が好きな事が明らかになりました。CP9の『闇の正義』に基づいて行動をしているルッチですが、実際には合法的に殺人を行う事が出来る事もCP9に所属している大きな理由である事がこの名言によって分かります。ルッチは政府や海軍の一般的な考えとは異なり、戦う事を目的としている事も表している名言です。

ルッチがルフィとの戦闘中に発言した名言です。海賊は悪だと断言する確固としたルッチの意思が感じられる名言となっています。ダメージが蓄積してきたルッチですが、それでもギア2を酷使し続けていたルフィの方が満身創痍になりつつあり、自分の勝利を確信している事も表している名言です。ルフィが数分後に同じ顔をしている事は無いと考えながら皮肉も含めて発言した名言となっています。

ルッチが初登場したのは『ワンピース』の原作の229話で、ガレーラカンパニーにて潜入調査をしていた時でした。ルッチはこの時に自分の性格を恥ずかしがり屋だと偽っており、常に肩に乗せている鳩のハットリを使って腹話術で会話をしていました。その後に古代兵器プルトンの設計図を手に入れた事でCP9としての正体を現し、エニエスロビーにてルフィと激闘を繰り広げる事になっていきます。

エニエスロビーにてルフィに敗北したルッチでしたが、その後はスパンダムの策略によって全ての罪をなすりつけられて他のCP9のメンバーと共に政府に追われる立場となってしまいます。ルッチはルフィとの戦闘によってメンバーの中で一番負傷しており、治療の為にセントポプラにしばらく滞在していました。ルッチの治療代はカクがキリンの姿で滑り台となり、子供達の遊び相手になるなどして稼ぎました。

街の病院もかくまってくれるなどした事で何とか目を覚ましたルッチは病院の院長と手を固い握手を交わしており、以前とは違った印象を受ける人物となっています。その後、ルッチはセントポプラを襲ってきた海賊を無償で撃退するなど善行を働きますが、過剰すぎる制裁によって次第に街の人々から疎まれてしまいます。街を出る事にしたルッチに1人の少女が花を渡していました。そして、ルッチはその後CP0に所属する事になります。

『ワンピース』のルッチと『鬼滅の刃』の不死川実弥が同じ声優が演じている事に驚くファンの声があります。『鬼滅の刃』の不死川実弥はキレやすく激情的な面が目立ちますが、『ワンピース』のルッチは冷静な態度を崩さない事から全く違う演技となっています。『ワンピース』の『鬼滅の刃』の『週刊少年ジャンプ』が誇る人気作品ですが、全く違うキャラを演じた関智一の演技力の幅の広さは圧巻です。

『ワンピース』のルッチは担当声優が関智一だからこそ好きだというファンの感想があります。ファンにここまで言わせるのはさすが人気声優といったところで、関智一の演技力や人間性の良さを感じさせてくれます。10代の頃から声優として活動し、『ワンピース』や『ドラえもん』、『鬼滅の刃』など知らない人はいないと言っても過言ではないほどの有名作品に出演してきた関智一はアニメ界が誇る声優と言っていいでしょう。

『ワンピース』のルッチと『ドラえもん』のスネ夫が同じ担当声優だという事が信じられないというファンの感想があります。関智一はスネ夫のような大人びた声を使用出来ないキャラを演じる際はわざと声を作って演じるという事が理由となっています。『鬼滅の刃』の不死川実弥も21歳という若い年齢ではありますが、小学生であるスネ夫よりは同じ声優だという事が分かりやすいと言えるでしょう。

『ワンピース』のロブ・ルッチの声優である関智一についてまとめてきましたが、『鬼滅の刃』のような多くの有名作品に主要キャラで出演してきた人気声優である事が分かりました。結婚もして子供もおり、幸せな私生活を送っている事も明らかになりましたが、優しいお父さん声優である関智一のこれからの益々の活躍にファンは期待しています。