【ブルーロック】士道龍聖（しどうりゅうせい）の性格や能力は？かっこいい名言も紹介

ブルーロックのキャラクターの中でも異彩を放った存在になっているのが士道龍聖です。今回はそんな士道龍聖についてプロフィールや能力、名言などをまとめて紹介していきます。

士道龍聖が活躍するブルーロックは2018年から講談社で原作金城宗幸先生、作画ノ村優介先生のコンビで週刊少年マガジンで連載しているサッカーを題材にした漫画です。サッカー漫画でありながら部活やクラブチームなどにスポットを当てず、デスゲームの要素を織り交ぜた事で注目を集めた作品で、人気と同時に評価を集めた作品で2021年には第45回講談社漫画賞の少年部門を受賞しています。

また現役のプロサッカー選手もその内容を称賛するコメントを出している人もいる程になっているなど、異色なサッカー漫画として注目を集める結果になっています。メディアミックス展開も積極的に行われており、様々なグッズが展開されている他、2022年10月にはアニメ化も予定されているなど、今後の展開も期待されている作品になっています。

日本がサッカーW杯をベスト16で終えた後、日本フットボール連合はW杯優勝に導くストライカーを育成するべく「青い監獄プロジェクト」を発足します。県大会結晶で敗れた潔世一は全国出場を逃し最後にパスを出した事で後悔していた潔世一の元に青い監獄プロジェクトの強化指定選手に通達が届くのでした。

士道龍聖は色黒の肌と逆立った金髪と触角のような前髪が特徴的な見た目のキャラクターで、元々は主人公の潔世一とは別の棟におり、その棟の得点王になる程、得点能力が高いキャラクターとして二次選考から潔世一達に合流しました。その他判明しているプロフィールとしては年齢は17歳の高校2年生、身長は185cmで出身地は東京、好きな食べ物はユッケ、嫌いな食べ物ははもやしである事が明らかになっています。

ちなみにプロフィールとして明かされたわけではありませんが、色黒の肌に関しては生まれつきというわけではなく「太陽光による日焼け」であると本人が明かしてもいます。またプロフィールとして明かされた好きな食べ物と嫌いな食べ物に関してはそれぞれに「ユッケは肉食獣の気持ちになれるから」「もやしはフォルムが貧弱で萎える」という理由も明らかにされています。

一見すると乱暴な性格にも見えるとされる士道龍聖ですがファンの間では実はいいヤツなんじゃないかとも言われています。気に入った人にはとても気さくに話しかけにいき積極的に絡みにいきます。実際に凄いと感じた相手には素直にその事を口にするなどしています。ただ凄いと感じる事と自身を昂ぶらせる存在であるかはリンクしておらず、素直に褒めながらも辛辣な言い方をする場合もあります。

独特の感性から辛辣な発言や行動も目立ちはするものの、「自分程サッカーを正々堂々愛している男はいない」と豪語する程にはサッカーを愛しています。その美学に沿って素直に行動しているキャラクターであるとも言えるので、一般的な常識からは多少ズレているものの、「いいヤツ」であるとされる事がある性格になっています。

ただ合う合わないが激しいタイプである士道龍聖はブルーロック作中でも圧倒的な乱闘タイプです。初登場でも五十嵐栗夢をボコボコにしようとしているシーンから始まるなどしています。あまりにも乱闘のしすぎでブルーロックの管理者である絵心にも警戒されており、特にプレイスタイルや考え方の違いから凛との衝突が多く、やりすぎて懲罰房に入れられた事もある程になっています。

元々思った事を素直に口にしているセリフも多い事もあって周りとの衝突も多く、時に相手を逆なでするようなセリフを遠慮なくぶつけているシーンもあります。それが結果的に乱闘の多さに繋がっているのです。

特に作中で士道龍聖のパッションを刺激した糸師冴に対しては積極的で、試合中にも関わらずLINEを聞きたがるようなキャラクター性を持っています。サッカーはもちろんそれ以外のものであっても興味のあるものにはとことん夢中になるタイプである事がこのセリフや行動などから明らかになっています。サッカー以外の日常的な会話の中でもひょうきんな発言が目立つなど自分の感情には非常に素直な態度を取ります。

ちなみに士道龍聖がLINEを聞きたがった糸師冴もまた士道龍聖に興味を持っていた事もあり、その積極性には驚く様子を見せながらも「ハットトリックを決めたら考えてやる」と解答し、実際にハットトリックは達成出来なかったものの、冴側のミスもあった事で無事にLINEを交換しました。冴の方もいやいやというわけではなく「シャワーを浴びてからな」と応じているので今後も良好の関係を構築するのではないかと想定されます。

元々糸師冴は「自分より得点力がない者をフォワードとは認めない」と豪語する程のキャラクターであり、その目に止まったのが士道龍聖であるという事もあって、元は糸師冴が気になった所から関係性が始まっています。実際糸師冴は日本フットボール連合会長との口約束も取り付けた上で自らブルーロックに出向き士道龍聖をスカウトしてもいます。結果的に士道龍聖が気に入った事である意味で相思相愛とも言える関係性を築く事になったのです。

士道龍聖がブルーロックの中でも目立った存在なのは、プロフィールで紹介した特徴的な外見や言動もありますがその派手さに見劣りしない圧倒的な身体能力の高さを持っているからです。その身体能力の高さをサッカーセンスに全振りしている事が士道龍聖をエゴの集まるブルーロックの中でも異質な目立ち方をさせる大きな武器になっています。

プロフィールでも紹介したように士道龍聖の身長は185cmと高校生にしては高い方ですが、ブルーロックには180cmを超える選手も多い中、それらの選手の頭の上からシュートをするような身体能力を持っているのは士道龍聖の大きな武器になっています。ジャンプ力以外にもパワーと体幹の強さ、スピードと俊敏性もハイレベルであり、身体能力に関してはまさに隙がないタイプの選手です。

士道龍聖はペナルティエリア内であればどこからでもシュートを決められると豪語していますが、その豪語を実現して見せたのが背面ノールックシュートです。高い身体能力があってこそなせる技ではありますが、このシュートには誰一人反応する事が出来ない程でした。この士道龍聖自身が「超空間感覚」と呼ぶ武器が士道龍聖最大の武器であるとされています。

士道龍聖はサッカーを表現する際に独特の価値観を持っている事も明らかになっています。サッカーをする事は士道龍聖にとっては「生命活動」であるとする事がその代表格ですが、それ以外にもフィールドを「キャンパス」、ゴールを「受精」と表現するなどその感性には非常に独特のものが存在しています。

高い身体能力やシュートセンスなどフォワードとしてずば抜けた能力を持っている士道龍聖ですが、その反面そのプレイスタイルが「自分でゴールを奪う事」に特化している為、ゲームメイクをしたりディフェンスで自らボールを奪う能力には欠けていると言えます。そこが凛との大きな違いになっており、プロフィールでも紹介した性格の不一致も相まって衝突する事が多くなっています。

お金の為という意味ではなく文字通り「生きる為」にサッカーをやっているとでもいいたげな士道龍聖の名言がこの名言です。士道龍聖のキャラクター性を表現するのに相応しいセリフとして認知されています。この生命活動というセリフはこの名言以外にも士道龍聖が多用するセリフの1つになっています。

二次選考最後の1人を待つ潔世一達、それまでの経験もあって國神が上がってくる事を期待していた潔世一達ですが、そこに姿を見せたのが士道龍聖でした。そこで士道龍聖が潔世一に告げたのがこの名言です。士道龍聖は國神の事を「たしかにいい体格をしてたしハートもまっすぐで清く正しく美しかった」とはしながらもこの名言でボコボコに國神を否定するのです。

このセリフには潔世一も反論しようとしますがそんな潔世一に対しては遠慮ない蹴りを加えようとするシーンも合わせて士道龍聖のキャラクター性を示したシーンとされています。

糸師冴の指名でU-20チームに加わった士道龍聖。キャプテンの愛空と冴とのやりとりの結果、前半こそ出番がなかったものの後半には出場する事になります。後半開始早々1点を決めて見せた士道龍聖ですが、それでもまだ試合は同点です。ただこの時の士道龍聖はこれまでとは違う糸師冴の攻撃的なパスに気持ちをたぎらせこの試合で誰よりも叩く「FROW」状態に突入します。

冴のパスに合わして抜け出した士道龍聖はキーパーと1対1になりますが、ブルーロック側のキーパー我牙丸もペナルティエリアを飛び出してヘディングでクリア、これに対し士道龍聖はそのボールを追いかけ、ノールックでオーバーヘッドドライブシュートを決めるのです。この名言はそのシーンでの士道龍聖の感情をそのまま表現した名言になっています。

ここからは既にブルーロックを視聴した人の士道龍聖に関しての感想をネタバレありで紹介していきます。外の世界なら適応能力の低そうな士道龍聖ですが、ブルーロックのような環境においてはむしろ1番適応しているとする声は非常に多くなっています。高い身体能力などに裏付けされた性格もありますが、まさに「俺様」を体現したキャラクターだけにブルーロックにいるべくしているキャラクターとする声も多いです。

反面、キャラ付けの為とはいえ流石に暴力行為が目立ちすぎるという声もあります。独特のセリフを含めた価値観やサッカースタイルだけでも十分に目立つキャラクターだけに暴力行為はいらなかった、あっても最初の1度だけで良かったとする声もある結果になっています。

ブルーロックはサッカー漫画の中でも異質な漫画として扱われる事が多いですが、その中でもプロフィールから言動まで目立つ士道龍聖の存在はかなり大きく、特に凛との連携の取れなさは分かりやすく相性の悪さを表現しているのが良いという声も多くなっています。

そもそもサッカーに対する考え方も真っ向から対立する2人がトップ2を張っているというのが様々な可能性を示しているとする声も多くなっており、ミッドフィルダーとして噛み合った糸師冴のように士道龍聖と組めるようなキャラクターがどのようなキャラクターになるのか楽しみという声も多くなっています。

サッカースタイルの違いもあって揉める事の多い凛と士道龍聖ですが、最終選考となる「新英雄大戦（ネオ・エゴイスト・リーグ）」編では同じフランスを選んでいます。水と油のような相対する2人がそれぞれに独自の考えで同じ國を選んでいるというのが面白いという声もある一方で、フランスチームでの経験でハイレベル同士での化学反応を起こす可能性などもあるのではないかとも考察されています。

士道龍聖はエゴイストが集まるブルーロックの中でも異彩を放つ存在になっているキャラクターです。そのプロフィールだけも目立つ存在ながら、セリフや行動、サッカーセンスでも群を抜いており、ブルーロックでの経験を経て尚も誰とも噛み合う事がない独自性を持ったキャラクターになっています。

とはいえ糸師冴から注目され、また試合でも噛み合った動きを見せただけに士道龍聖も決して誰とも噛み合わないという事でもなく今後化学反応を起こす可能性なども考察されるなど、元々目立つキャラクターだけに今後がきになるという声が多いキャラクターになっています。まだブルーロックを視聴していない人は士道龍聖にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？