【呪術廻戦】猪野琢真（いのたくま）は死亡した？渋谷事変後の生存や再登場は？

『呪術廻戦』の渋谷事変編にて本格的な戦闘シーンが描かれた猪野琢真(いのたくま)ですが、その後伏黒甚爾の圧倒的な力によって致命傷を負わされて命の危機に瀕していました。では、渋谷事変後の猪野は生存しているのか？ここからは猪野の死亡・生存についてまとめていきます。それではまず、猪野琢真(いのたくま)が登場する漫画『呪術廻戦』の作品情報からご覧ください。

『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』とは、芥見下々による呪術・バトル漫画です。週刊少年ジャンプにて2018年14号より連載され、その後2022年4月時点で19巻が刊行されています。また、2020年10月3日から2021年3月27日まで毎日放送・TBS系列よりテレビアニメが放送されました。さらに、2021年12月4日には漫画『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』が放送されています。

ここでは漫画『呪術廻戦』のあらすじを簡単にネタバレしていきます。物語は驚異的な身体能力の持ち主・虎杖悠仁の祖父が亡くなった夜に、虎杖の学校に眠っている「呪物」の封印が解かれた時からスタートしました。呪物とは、人間の負の感情である「呪い」が籠められた物で、呪いを呼び寄せるという特徴があります。虎杖はそんな呪物が解き放たれたため、呪物を回収するべく校舎に乗り込むも…

• 名前：猪野琢真(いのたくま)
• あだ名：イノタク
• 誕生日：不明
• 年齢：21歳
• 身長/体重：不明
• 所属：東京都立呪術高等専門学校
• 等級：二級術師
• 好きな食べ物：アジフライ
• 嫌いな食べ物：酢の物
• 趣味・特技：飲み会

『呪術廻戦』にて登場する猪野琢真(いのたくま)とは、心酔しているナナミンこと七海建人に対して後輩風を吹かせるのが特徴的な圧倒的後輩力を誇るキャラです。一方、東京都立呪術高等専門学校の1年生である伏黒や虎杖に対しては、「後輩ちゃんズ」と呼ぶなど先輩風を吹かせる一面も持ち合わせています。

『呪術廻戦』の猪野琢真(いのたくま)は渋谷事変にて死亡したかと思われるような描写があります。そのシーンというのが、伏黒甚爾との戦闘です。猪野は甚爾の圧倒的な力の差を見せつけられて敗北しているのですが、敗北直後の彼は瀕死の重体でした。

この時点で生存は確認されていたものの、至急処置をしなければ死亡する可能性が極めて高い状態だったのです。幸い、渋谷事変の現場に呪術高専の医師である家入硝子(いえいりしょうこ)がいたため、猪野は簡易的な治療所で治療を受けて無事死亡せずに生存することができていました。

家入硝子が渋谷事変の現場にいたことにより死亡せず、現在も生存している猪野ですが、果たして彼は『呪術廻戦』の漫画にて再登場することはあるのでしょうか？仮に再登場することがあれば、心酔する七海の死亡事実を受けて多大なショックを受ける猪野の姿が描かれることでしょう。

しかし、死亡した七海の分、生存している自身がより一層呪術師としての任務や力の向上に意識を向けると考えられるため、一皮も二皮もむけた猪野の姿が見れるはずです。また未登場の術式もあるため、七海が死亡してから1級呪術師となって成長した猪野が登場するという展開に期待しておきましょう。

七海の任務を一度手伝ってから彼のことをリスペクトしていると発言する猪野。では、一体何の任務のことを言っているのか？まず、この疑問に関係すると考えられるのが、渋谷事変にて明らかとなった猪野の額の傷です。

渋谷事変では伏黒との戦闘シーンにて伏黒が猪野の帽子を取っているのですが、その際に額の傷が露わとなっています。この額の傷はかなり深いため、なんらかの戦闘で付いたのだろうと考えられます。しかし、額に傷が付いたエピソードは明かされていません。そこで考えられるのが、一度手伝った七海の任務で付いたのではないかということです。

そして、若かりし頃の猪野が強い術式の力を過信していたとすれば、手伝いにいった任務にて七海の指示を無視した可能性が考えられます。その結果、額に傷を負って大ピンチに陥ったタイミングで颯爽と七海が助けたのではないでしょうか？そんな額の傷に関する出来事が七海を心酔するようになった理由となっているのかもしれません。

始めに猪野の登場シーンとして挙げられるのが『呪術廻戦』0巻です。猪野の本格的な戦闘が描写されたのは渋谷事変編ですが、実はそれ以外に夏油傑が起こした百鬼夜行事件の時に登場しています。

ただ、あくまでも猪野の登場シーンは少なく、夏油が東京都立呪術高等専門学校に宣戦布告をしに来たタイミングでチラッと姿が写っていただけです。そのシーンというのが、「校内の準一級以上の術師を正面ロータリーに集めろ！」と言い放つ夜蛾正道の後ろとなっています。

次に猪野の登場シーンとして挙げられるのが『呪術廻戦』4巻26話です。この話における猪野は真人が渋谷にいた人々を元にして生み出した改造人間を相手にしていました。その時、猪野が心酔する七海もいましたが、吉野順平が里桜高校で術式を発動して暴走を始めたため、改造人間を猪野に任せて吉野順平の元へ駆けつけることとなっています。

次に猪野の登場シーンとして挙げられるのが『呪術廻戦』11巻95話です。七海から虎杖と伏黒を託された猪野は、先輩風を吹かせてやる気に満ち溢れていました。そんな中、嘱託式の帳の下ろし場所を探していた猪野は、早速オガミ婆とその孫が帳を守っているのを発見します。こうして、猪野VSオガミ婆＆その孫の構図で戦いが始まりますが、オガミ婆の降霊術を使用するのに必要な詠唱の時間を稼がせてしまうのでした。

次に猪野の登場シーンとして挙げられるのが『呪術廻戦』11巻96話です。この話はオガミ婆との戦闘の続きが描かれています。結局、猪野が詠唱時間を稼がせてしまったため、オガミ婆の孫に「禪院甚爾」を降ろすことを許してしまいました。

これが決定打となり、桁外れの身体能力を持つ禪院甚爾の圧倒的なダッシュ力によって一瞬で肉薄されてしまいます。そして、肉薄と同時に術式「来訪瑞獣」を封じられてしまいました。次の瞬間には一発一発が致命傷になるレベルのラッシュ攻撃を受けて退場してしまうのでした。

これまでたびたび『呪術廻戦』の猪野と七海の関係について簡単に触れていましたが、果たして二人はどのような関係を築いているのでしょうか？ここからは二人の関係性について、猪野の七海に対する態度や言動を元に考察していきます。

始めに「腕時計の『お下がり』を狙う猪野」の様子を元に二人の関係を考察します。漫画『呪術廻戦』の第26話のフリースペースにて猪野琢真(いのたくま)のプロフィールが紹介された際に、七海が付けている腕時計のおさがりを狙っていると説明されていることから、猪野は七海のことを呪術師としてだけでなく付けている物にまで憧れを持っていることが分かります。

続いて「七海建人へのインタビュアーをした猪野」の様子を元に二人の関係を考察します。漫画『呪術廻戦』6巻の第50話では、虎杖＆東堂VS花御の戦いの最中に「黒閃」をテーマにした七海へのインタビューが流れているのですが、実はこの七海へのインタビューを担当していたのは猪野琢真(いのたくま)です。向かいの席では、「黒閃」の連続発生記録保持者(4連発)であることを話す七海の回答に対して「そんで？」と聞き出しています。

続いて「七海建人の推薦以外は受けない猪野」の様子を元に二人の関係を考察します。漫画『呪術廻戦』11巻の第95話の冒頭では、七海と猪野琢真(いのたくま)が焼肉ディナーに行っていた時の回想シーンがあるのですが、この時に七海が準一級クラスの術式を持つ猪野に対して「なぜ自分の推薦に拘るのか」と尋ねていました。これに対して猪野は「筋って大事だと思うんすよ」と答えています。

さらに、「七海さんに認められずに1級ってのは嘘でしょ」とも答えていることから、軽薄そうな印象を受ける猪野が実は義理堅い性格をしていると同時に、七海のことを心の底からリスペクトしているということが伝わってきます。猪野にとって、七海に認められることが一級術師になることよりも重要なのでしょう。

続いて「七海建人の座右の銘を思い出す猪野」の様子を元に二人の関係を考察します。漫画『呪術廻戦』11巻95話では生存について疑問視されたオガミ婆とその孫との戦闘シーンが描かれているのですが、猪野琢真(いのたくま)は戦闘中に七海の座右の銘を思い出していました。その七海の座右の銘とは、「褒めも貶しもしない」という、事実をありのままに受け止めて己を律することを意味するものです。

渋谷事変編にて登場した特級呪霊である陀艮(だごん)と漏瑚(じょうご)との連戦後、瀕死の状態を負っていた七海の前に、真人が現れたことが決定打となって死亡してしまった七海。七海は真人の術式「無為転変」を食らい上半身が吹き飛ばされて死亡しました。一方、七海の死亡したのに対して自分だけが生存していたことにより一人取り残されてしまった猪野琢真(いのたくま)。

これまで、七海と猪野の関係性から分かる通り、猪野にとって呪術師として人として尊敬していた七海を失うことはあまりにもショックな出来事だと言えるでしょう。おそらく、生存が確認される以前には既に七海の推薦により一級術師への推薦は受けていたと考えられますが、あくまでも猪野の願いは「七海に認められること」だったため、生存後の猪野が今後どのような呪術師となっていくのかに注目しておきましょう。

『呪術廻戦』の猪野は七海に実力を認められるほどの強さを持つ呪術師です。そこで、ここからはその強さの原動力となっている術式をまとめていきます。また、さまざまな術式情報を踏まえ、猪野の活躍シーンから強さを考察するのでぜひご覧ください。

猪野琢真(いのたくま)の術式は、降霊術の一つである「来訪瑞獣(らいほうずいじょう)」です。自らの顔を隠すことで自身を霊媒にします。そして、霊媒となった自身に古代中国神話の獬豸・霊亀・麒麟・竜といった4種の瑞獣を降ろすことができるという術式です。猪野の戦闘相手となったオガミ婆も降霊術を用いていますが、オガミ婆の場合は降ろす死体の体を一部飲み込むこと、長い術式詠唱が必要なことの二つが欠点となっています。

来訪瑞獣の一番は一角を持つ麒麟に似た一角獣の獬豸(かいち)です。中国神話における獬豸は正義と公正を象徴するとされています。来訪瑞獣の一番・獬豸は中距離ホーミング弾であり、高速で飛ぶドリルのような形状をした角を相手に向けて発射します。その威力は人間の腕であれば抉り取るほどの破壊力がありました。

来訪瑞獣の二番は霊亀は水神の象徴とされている霊亀(れいき)です。中国神話における霊亀は亀は強い霊力を宿す生きものとされています。来訪瑞獣の二番・霊亀は呪力を水のように体に纏うことでその圧力により防御力をあげることができます。猪野は防御力の上昇だけでなく足に纏うことで高速移動を可能にしたり、近接戦にて敵の打撃を受け流したりしていました。

来訪瑞獣の三番は一本の長い角を持っているのが特徴的な獣類の麒麟(きりん)です。中国神話における麒麟は一日に千里も走る馬と言われています。来訪瑞獣の三番・麒麟は麒麟を降ろすことで脳内麻薬が分泌されて痛覚が無くなります。痛覚無効は疲労や痛みにより身動きが取りづらくなった時に有効で、使用すると同時に通常通り体を動かすことができるようになります。ただ、術式解除後は体が麻痺して動けなくなるという欠点がありました。

来訪瑞獣の四番は瑞獣の中でも最も位が高い竜(りゅう)です。猪野曰く「目にして生き延びた者はいない」とのこと。このセリフからも来訪瑞獣の奥の手であることが窺えます。作中ではオガミ婆の降霊術によって降ろされた禪院甚爾に対して使うとするも防がれて不発に終わってしまいました。

圧倒的な力を持つ禪院甚爾との戦闘で生存していたことに加え、一級呪術師を受けて合格したことが予想される猪野琢真(いのたくま)ですが、彼が領域展開を使っているシーンは描かれていません。そもそも、領域展開とは猪野がリスペクトしている七海でさえも扱うことができず、また一級術師でも扱える者が少ない高度な技術となっているため、猪野が領域展開を使えるようになるのはまだ先だと考えられます。

ここまで禪院甚爾との戦闘で生存していた猪野がどのような術式を使うのかを解説してきましたが、彼は二級呪術師にしては強すぎるキャラだと言えるでしょう。猪野の呪術師としての強みは、やはり術式「来訪瑞獣」の能力を活かした中距離の戦闘スタイルです。

ホーミング機能が付いた来訪瑞獣の一番・獬豸を使って相手の体力を削りつつ、防御力を上げる来訪瑞獣の二番・霊亀を使えば攻守共に優れた戦闘スタイルとなります。

生存が怪しまれた禪院甚爾との戦闘では、そもそも禪院甚爾が圧倒的な身体能力を持っていたことにより一瞬で近距離戦へと持ち込まれ、猪野が得意とする戦闘スタイルが取れなかったことが敗北した大きな要因と言えるでしょう。漫画『呪術廻戦』11巻の第95話の回想シーンでは七海が猪野に向かって「準1級くらいならすぐなれる」と言っていることからも2級呪術師の器に留まっているキャラではないことが窺えます。

• 名前：林勇(はやしゆう)
• 生年月日：1983年4月2日(39歳)
• 出生地：神奈川県座間市
• 職業：声優、歌手
• 所属事務所：賢プロダクション

アニメ『進撃の巨人』にて猪野琢真(いのたくま)の声を担当したのは、声優事務所「賢プロダクション」所属の声優・林勇(はやしゆう)さんです。林勇さんはアニメ『ぎんぎつね』のエンディングテーマ「月光STORY」でランティスよりデビューを果たした声優で、1990年代からアニメ、ゲーム、吹き替えのジャンルを中心に活動しています。

• 2003年～：ウルトラマニアック(桐島由多 役)
• 2007年～：おおきく振りかぶって(前川俊彦 役)
• 2012年～：ジョジョの奇妙な冒険(スモーキー・ブラウン 役)
• 2014年～：ハイキュー!!(田中龍之介 役)
• 2016年～：チア男子!!(遠野浩司 役)
• 2016年～：文豪ストレイドッグス(立原道造 役)
• 2018年～：ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(ロージー/草野次郎 役)
• 2019年～：この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(有馬たくや 役)
• 2020年～：せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ(鈴木キヨシ 役)
• 2021年～：東京リベンジャーズ(佐野万次郎 役)

渋谷事変後の猪野琢真(いのたくま)に関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は渋谷事変後に猪野が呪術師として復帰して欲しいと考えているようです。他には渋谷事変にて致命傷を受けて死亡する寸前となった事実を受け止めたくないといった感想があがっているため、猪野が高い人気を誇るキャラであることが窺えます。

こちらでも渋谷事変後の猪野琢真(いのたくま)に関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は渋谷事変後に猪野が生存していたとしても、渋谷事変にて死亡した七海のことを思い出して嘆く猪野の姿を想像して悲しみを覚えているようです。他愛ない日常を送っていたからこそ余計に辛いと言われているため、猪野と七海の日常エピソードをチェックしてみると良いかもしれません。

こちらでも渋谷事変後の猪野琢真(いのたくま)に関する感想や評価があがっています。やはり、猪野と七海の関係性が印象深いのでしょうか？この方も渋谷事変後の猪野が七海のことを思い出す姿を想像しているようです。その後の展開として、七海の死亡事実を知った猪野が消息を絶つといった展開を予想しているため、興味のある方は渋谷事変後の猪野の動向について考察してみると良いでしょう。

『呪術廻戦』に登場した猪野琢真(いのたくま)について死亡事実を明確にしつつ、渋谷事変後の生存や再登場、七海との関係をまとめてきましたがいかがでしたか？ネット上の感想を見るに、どうやら渋谷事変後に目覚めた猪野が七海の死亡事実を受けて嘆き悲しむ姿を想像している方が多いようです。それほど、猪野にとって七海の存在は大きかったのでしょう。渋谷事変後の猪野がどのような行動を取るのか？要注目です。