【金色のガッシュベル!!】ゼオンはガッシュの兄！使用呪文・強さや最後を考察

「金色のガッシュベル!!」に登場するゼオンは主人公・ガッシュの兄として登場するキャラクターです。ガッシュとは違い紫の瞳に白銀の髪をしているゼオンは、冷酷で残忍な性格をおり、目的の為に手段を選ばないシーンも描かれていました。そこで今回はそんな「金色のガッシュベル!!」に登場するゼオンについて詳しくご紹介していきます。

「金色のガッシュベル!!」の作品情報をご紹介していきます。「金色のガッシュベル!!」は「週刊少年サンデー」で2001年から2008年まで連載された雷句誠先生によるバトルアクション漫画です。魔界からやってきた子どもと出会った人間達が、魔界の王を決める戦いに挑んでいく物語となっており、2003年にはテレビアニメ化も果たしています。2022年には続編の公開も発表され、大注目されている作品の1つとなっています。

「金色のガッシュベル!!」のあらすじをご紹介していきます。「金色のガッシュベル!!」は、天才的な頭脳を持つ高嶺清麿（たかみねきよまろ）が、魔界からやってきたガッシュと出会う事から物語が始まっていきます。清麿は高すぎるIQから学校で浮いてしまい、不登校になっていました。ガッシュはそんな清麿を心配した父から頼まれてやって来ましたが、2人は思いも寄らない「魔界の王」を決める戦いに巻き込まれていきました。

「金色のガッシュベル!!」に登場するゼオンは、ガッシュの兄です。ゼオンは魔界の王である父親から厳しい訓練を施され、魔物達も恐る「雷帝」と呼ばれる強さを誇ります。容姿は双子の弟であるガッシュと瓜二つですが、神の色や瞳の色が異なっており、性格もゼオンはガッシュと違って冷酷で無慈悲です。そんなゼオンはガッシュと同じ電撃の能力を持っていますが、口ではなく手から攻撃を放出する為、正気を保って戦う事ができます。

「金色のガッシュベル!!」は魔界から来た子どもと、人間が呪文が書かれた本で繋がり戦っていく物語です。その為、魔界のキャラクターにはそれぞれパートナーがいますが、雷帝ゼオンのパートナーはデュフォーです。デュフォーは幼い頃から施設で育った境遇を持っており、愛情を知らず育った事から非常に歪んだ思想を持っています。自分の命すら軽んじるデュフォーは「冷徹」と言われる事も多いキャラクターです。

「金色のガッシュベル!!」に登場する魔物は、パートナーが呪文を唱える事で攻撃を発する事ができます。そこで次はゼオンの使用する呪文について、初歩的なものから強力なものまで順番にご紹介していきます。

ゼオンの使用呪文1つ目は「ザケル」です。「ザケル」はゼオンの手のひらから強力な雷撃が放出されるものになっており、初歩的呪文の「ザケル」ですが、非常に強力な呪文の1つとなっています。

ゼオンの使用呪文2つ目は「ザケルガ」です。「ザケルガ」は「ザケル」とは異なって、一直線の攻撃を行います。その威力はガッシュに比べてかなり高いようで、強敵を相手にしていても「ザケルガ」で応戦するシーンが多く描かれていました。

ゼオンの使用呪文3つ目は「テオザケル」です。「テオザケル」はガッシュもゼオンも使用する事ができる呪文です。そんな「テオザケル」は、強敵との戦いでも大活躍している呪文の1つとなっています。

ゼオンの使用呪文4つ目は「ジャウロ・ザケルガ」です。「ジャウロ・ザケルガ」は自分の前方に10本の雷を放つサークルを出現させる呪文です。1つ1つが「ザケルガ」に値する攻撃になっており、非常に強力な呪文の1つとなっています。

ゼオンの使用呪文5つ目は「バルギルド・ザケルガ」です。「バルギルド・ザケルガ」は拷問などに使われる呪文で、対象に永続的な電撃を与える呪文になっています。この「バルギルド・ザケルガ」は、ゼオンが不在でも結晶化された媒介を持った者が扱う事ができる便利な呪文になっています。

ゼオンの使用呪文6つ目は「ソルド・ザケルガ」です。「ソルド・ザケルガ」は雷撃で構成された剣を召喚し戦う呪文です。この呪文はガッシュは使う事はできず、ゼオンのオリジナルであると言われていました。

ゼオンの使用呪文7つ目は「ガンレイズ・ザケル」です。「ガンレイズ・ザケル」は円形に配列された「でんでん太鼓」を召喚し、その1つ1つから雷撃を放つという呪文になっています。

ゼオンの使用呪文8つ目は「レード・ディラス・ザケルガ」です。「レード・ディラス・ザケルガ」は雷撃で構成された丸鋸を手に繋げて攻撃する呪文です。丸鋸を手に繋げる事でヨーヨーのような使い方もできる呪文になっているようです。

ゼオンの使用呪文9つ目は「ジガディラス・ウル・ザケルガ」です。「ジガディラス・ウル・ザケルガ」は翼の生えている砲台を出現させ、一瞬にして広範囲の雷撃を行う事ができる呪文で、ゼオンにとっては最大の呪文になっています。

ゼオンの使用呪文10個目は「ラージア・ザケル」です。「ラージア・ザケル」は、「ザケルガ」と異なり放射線に雷撃を放つ事ができる呪文となっています。ゼオンの呪文の中では、初歩的に広範囲をカバーする呪文の1つになっています。

ゼオンの使用呪文11個目は「ラウザルク」です。「ラウザルク」は直接的な攻撃呪文ではありませんが、自身の身体能力を30秒間底上げする事ができます。ゼオンは作中で「ラウザルク」を使用していませんが、使う事ができると明かされている呪文の1つです。

ゼオンの使用呪文12個目は「ザグルゼム」です。「ザグルゼム」も作中でゼオンは使用していませんが、使う事ができると明かされています。そんな「ザグルゼム」は汎用性が高い呪文で、球体にエネルギーを蓄積して対象に当てていく事で、攻撃が連鎖したり攻撃自体の威力を底上げする事ができる呪文になっています。

「金色のガッシュベル!!」に登場するガッシュとゼオンは、双子の兄弟という関係である事をご紹介してきました。そんな2人は幼い頃から離れ離れで育ち、「魔界の王」を選ぶ戦いで再会しました。ゼオンはガッシュに恨みを抱いており、2人は因縁の相手として戦っています。そこで次はそんなゼオンとガッシュの関係や、ゼオンの最後のシーンについてネタバレ紹介していきます。

ネタバレ1つ目は2人の出会いです。ゼオンとガッシュが出会ったのは「魔界の王」を決める戦いが始まってすぐの事でした。ゼオンとガッシュはイギリスにある森の中で出会いましたが、ガッシュはゼオンを知りませんでした。一方でゼオンはガッシュを恨み続けており、その想いをガッシュにぶつけました。そしてパートナーも決まっていないガッシュに「ザケル」の呪文で攻撃を浴びせ、ガッシュの持つ本を燃やしてしまおうと考えます。

魔物達が持つ本は、燃やされると強制的に魔界へ帰還することになってしまいます。ゼオンはガッシュの本を燃やす事で戦線離脱させようと目論みましたが、違う案を思い付き本を燃やすのを中断しました。ゼオンは瀕死のガッシュから「魔界時代」の記憶を全て奪いました。こうする事でガッシュが自分の事も戦いの事も分からないまま熾烈な争いに巻き込まれる事になってしまったようです。

ネタバレ2つ目はなぜゼオンはガッシュを恨んでいたのかです。ゼオンは初登場時からガッシュに深い恨みを抱いていました。その理由は物語が進むにつれ徐々に明かされていきました。まずゼオンがガッシュに恨みを抱くきっかけとなった大きな理由の1つが、父親が最強の呪文「バオウ」をガッシュに受け継がせた事です。「バオウ」は魔界の中でもとてつもない強さを誇る呪文とされてきました。

そんな異次元の強さである「バオウ」をガッシュに受け継がせた王は、ガッシュを王家とはかけ離れた民間の家へ隠しました。それは「バオウ」という制御しきれない強さの呪文を封じる事が魔界を守る事に繋がるという王の想いによるものでしたが、ゼオンは王がガッシュを選んだ事に強い恨みを抱きました。そしてガッシュが努力もせずに「王を決める戦い」に参加している事も、ガッシュを恨む理由の1つだったようです。

ネタバレ3つ目はゼオンと父親の関係です。ゼオンはガッシュとは違って幼少期から父親の元で育ちました。王である父親に厳しい訓練を課せられ、苦しい日々を過ごしていたゼオンは、「バオウ」をガッシュに受け継がせた事について父親を問い詰めました。すると父親は「バオウ」はゼオンには扱えない呪文だと話し、それと同時にガッシュの名前を出した事に激昂して、ゼオンに強力な強さで雷の制裁を加えました。

この出来事からゼオンはガッシュだけでなく、父親である王も共に恨むようになっていきます。そして2人を恨む気持ちを糧にし、ゼオンはより一層訓練に邁進し、やがて「魔界の王」を決める戦いに参加する資格を得ました。しかし同時に何の訓練も努力もしていないはずのガッシュも同様に戦いに参加する資格を与えられていた為、ゼオンはより強くガッシュと父親を恨んだと明かされています。

ネタバレ4つ目はゼオンの最後です。ゼオンはガッシュとの最後の戦いで、「バオウ」の桁外れの強さを目の当たりにし、さらに「バオウ」に触れた事でゼオンはガッシュの幼少期の記憶を初めて知りました。何の苦労もしてこなかったと思っていたガッシュが、実は預けられていた家で酷い扱いを受けて辛い幼少期を過ごした事を知り、ゼオンの気持ちに少しずつ変化が訪れていきました。

そしてゼオンは最後の戦いで、父親の隠された想いも知りました。王がガッシュに「バオウ」を授けた理由は、「バオウ」が「悪の心」を喰らってしまう性質を持ち、魔界の王の息子として「修羅」の心を多く受け継いでいたゼオンには「バオウ」は制御しきれないと判断した為でした。そこでガッシュに封じる事で「バオウ」という呪文を閉じ込め、魔界の平和を守ろうとしていたようです。

そんな2人の知られざる想いに触れたゼオンは、ガッシュがずっと家族を暮らしたがっていた事や、王がゼオンを大切に想っていた事を確信します。そして自身の過去を想って涙を流してくれたガッシュの姿を見たデュフォーは、共に涙を流しており、そんなデュフォーの姿を見てゼオンは自身の最後を決意しました。こうして自分の呪文を解いたゼオンは「バオウ」を受け、魔界へ帰還する最後を迎えました。

「金色のガッシュベル!!」に登場するゼオンは作中でも最強クラスの強さを持つキャラクターである事をご紹介してきました。次はそんな「金色のガッシュベル!!」に登場するゼオンについて、アニメでゼオンを演じた声優について詳しくご紹介していきます。

アニメ「金色のガッシュベル!!」でゼオン役を演じているのは、声優の高乃麗（たかのうらら）さんです。高乃麗さんは1961年8月16日生まれの千葉県東金市出身です。高乃麗さんは、1986年頃から声優として活動されています。そんな高乃麗ですが、元々は劇団女優を目指していた過去があり、その際に「声が面白い」と周囲の人に促されて声優オーディションを受けたのが声優として活動を始めるきっかけになったそうです。

声優だけでなく演劇やジャズシンガーなど多岐にわたって活躍されている高乃麗さんですが、「金色のガッシュベル!!」のゼオン役以外にも多くの有名作品に出演されています。そこで次は声優の高乃麗さんがこれまでに出演された作品や演じてきたキャラクターについて、一部抜粋してご紹介していきます。

• ジャングルブック・少年モーグリ（モーグリ役）
• マクロス7（ビヒーダ・フィーズ、北条アキコ役）
• 魔法陣グルグル（ギップル役）
• サクラ大戦TV（マリア・タチバナ役）
• 爆球Hit! クラッシュビーダマン（蔵木コドウ役）
• クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!（申酉礼子役）
• Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-（フランシス・ドレイク役）

こちらはガッシュの使用する最強の呪文「バオウ」が父親から与えられた力で、実際にガッシュの中で最強の強さの呪文は「ジオウ・レンズ・ザケルガ」であり、それはゼオンの最強の呪文「ジガディラス」と派生元が同じであるという裏話が好きという方の投稿です。2人は生き別れて育ちそれぞれが異なった感情を抱いたまま出会いましたが、そんな2人は見えないところで深く繋がっていたエピソードとして有名になっています。

こちらはガッシュに劣等感を抱き、恨みながらも父親に認められようと必死に努力したゼオンについて「かわいい」と感じている方の投稿です。ゼオンは自身の父親が最強の呪文をガッシュのみに与えた事を恨み、その憎しみを原動力に身を削るような努力を続けました。そんな健気で純粋なゼオンの気持ちを汲み取るファンも多いようで、敵キャラクターでありながらゼオンは人気の高いキャラクターの1人となっています。

こちらはガッシュとゼオンがそれぞれ過去に辛い思いをして育ち、後に兄弟がいる事を知った際の2人の反応の違いについて好きだという方の投稿です。ガッシュは兄弟がいる事を知り、孤独だと思っていた自分に家族がいる事を喜びますが、逆にゼオンはその兄弟を恨みました。それはゼオンの育った境遇にも強く影響を受けた結果ではありますが、後に2人は和解し、幸せに暮らす約束を果たすシーンは感動シーンとして有名です。

「金色のガッシュベル!!」に登場するゼオンのネタバレまとめはいかがだったでしょうか？今回はゼオンについてネタバレを含めながら、初登場から最後のシーンまでを詳しくご紹介してきました。そんなゼオンの最後は、深い家族愛に触れ改心する最後のシーンとなっており、ファンからは感動シーンとして愛されています。そんな魅力的なキャラクターが多数登場する「金色のガッシュベル!!」は今後も目が離せない作品となっています。