【進撃の巨人】ニコロの声優は花輪英司！これまでに演じたキャラや出演作品を紹介

ニコロは、「進撃の巨人」の「マーレ編」から登場するキャラクターです。パラディ島にやってきたマーレ兵の1人であり、調査兵団に捕まり捕虜となります。後からやってきた仲間の前に人質として出されますが、自分に構わず撃ってくれと叫んでおり、忠誠心の高い人物のようです。料理の腕は一流であり、魚介類を使った料理を食べたことがない調査兵団の面々に、マーレ料理を振る舞い絶賛されました。

「進撃の巨人」は、講談社の「別冊少年マガジン」で創刊号の2009年10月号から2021年5月号にかけて連載されていたダークファンタジー漫画です。コミックスは全34巻あり、累計発行部数は1億部を記録しています。作者の諫山創は、本作において第35回講談社漫画賞少年部門、第3回野間出版文化賞などを受賞しています。テレビアニメは、第1期が2013年4月7日から9月29日にかけて放送されました。

最新作のアニメ第4期は、Part1が2020年12月7日から2021年3月29日、Part2は2022年1月9日から4月4日に放送されました。完結編は、2023年に放送が予定されています。三浦春馬が主演に抜擢された実写映画は、前篇と後篇の2作品が制作・公開されました。映画の監督は樋口真嗣、映画の主題歌には前篇・後篇どちらもSEKAI NO OWARIの楽曲が起用されました。さらに、ハリウッドでの実写映画化も発表されています。

人を喰らう巨人から身を守るため、人類は三重の巨大な城壁を築き、その内側で生活していました。主人公のエレン・イェーガーは、一番外側に位置するウォール・マリアのシガンシナ区で家族と暮らしていました。まだ見たことのない外の世界へ憧れを抱いており、将来は壁外調査を行う調査兵団への入団を心に決めていました。ある日、突如現れた超大型巨人によって、シガンシナ区の扉が壊され、巨人が侵入する事態となります。

「進撃の巨人」登場キャラのニコロは、パラディ島へ派遣されてやってきたマーレ兵の1人です。年齢や誕生日、家族構成、身長や体重などは不明です。アニメの声優は、花輪英司でした。初登場回は、アニメだと68話、原作だと106話です。金髪にウェーブがかった髪が特徴です。船でパラディ島に上陸した際、調査兵団に捕らえられます。

マーレ料理の達人と評されており、パラディ島の人々がまだ食べたことのない魚介類を使った料理を振る舞っています。その後、労働環境が与えられ、レストランでコックとして働くこととなりました。自分の料理を褒めてくれたサシャに恋をしており、周囲からもその気持ちはバレバレだったようです。

ニコロはマーレ兵としてパラディ島に派遣されてきた際、調査兵団に捕まってしまいます。その後、第2、第3調査隊の前に人質として連れてこられます。しかし、命乞いなどは一切せず、自分のことは気にせずエルディア人を撃ってくれていいと叫んでおり、忠誠心の強さがうかがえます。他のマーレ人と同様エルディア人を「悪魔」と蔑んでおり、彼らに料理を振る舞うことを不服としていました。

しかし、サシャから料理の腕を褒められた時は、頬を赤らめ照れ隠しの言葉を吐きつつ喜んでいます。この時にサシャに恋をしましたが、その気持ちは周囲も気づいており、嘘をつくのは得意ではないようです。調査兵団104期生の面々とは、その後親しくなっていったようです。ジャンとコニーがジークの脊髄液入りのワインを飲もうとした時は、慌てて止めており、情に厚い面もあるようです。

アニメ「進撃の巨人」の登場キャラ・ニコロ役を演じた声優は、花輪英司です。花輪英司は、山梨県出身1974年7月6日生まれです。身長は167cm、血液型はO型です。デビュー作は、OVA「ジオブリーダーズ」ハウンド隊員役です。東京俳優生活協同組合、モアナファクトリーなどを経て、現在は声優事務所・ケンユウオフィスに所属しています。特技は柔道、趣味には愛犬と遊ぶことや、ドライブ、テレビゲームなどをあげています。

声優・花輪英司の主な出演作・演じたキャラに、「SHAMAN KING」カリム役、「takt op.Destiny」ザーガン役、「転生したらスライムだった件」ラーゼン役、「ルパン三世 PART IV」浦賀航役、「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」アイアンマン」役、「西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜」小早川千影役、「ファンタジックチルドレン」デュマ役、「BLUE DRAGON」ビショップ役などがあります。

「進撃の巨人」ニコロ役の声優・花輪英司は、海外映画や海外ドラマの吹き替えの仕事も多くあります。吹き替えの担当俳優には、マーク・ウォールバーグ、キット・ハリントン、アダム・スコット、ペ・スビンなどがいます。

海外映画や海外ドラマの吹き替えの代表的な出演作に、映画「アイス・クエイク」ブレンダン・フェアが演じたマイケル・ウェブスター役、映画「オズ はじまりの戦い」ジェームズ・フランコが演じたオズ役などがあります。

「進撃の巨人」の登場キャラであるニコロは、パラディ島に派遣されたマーレの兵士です。優秀な戦士候補生のガビやファルコに攻撃を与えるなど、戦闘能力の高さもうかがえます。しかし、それ以上に作中で強調されたのは、料理の腕の高さです。ニコロは、イェレナからマーレ料理の達人と言われるほどの料理の腕を持ちます。

捕虜として調査兵団に捕まった際、調査兵団104期生たちに魚介類を使ったマーレ料理を振る舞っています。初めて見る料理に、調査兵団104期生たちは驚きの声をあげています。はじめにニコロの料理にかぶりついたサシャは、泣いて喜び料理の腕を褒めています。

ニコロは捕虜でしたが、就労許可がおり、レストランでコックとして働くこととなります。サシャもニコロの料理を気に入っており、たびたび彼が働くレストランに足を運んでいたようです。サシャは、ニコロの料理を美味しそうに頬張り、笑顔で絶賛していました。

ニコロは、サシャに恋愛感情を抱いていたようです。過酷な戦争が続く中、サシャの存在はニコロにとって精神的な支えとなっていました。サシャとニコロがどこまで関係が進展していたのかは不明ですが、カヤは付き合っていると見ていたようです。調査兵団がマーレのレベリオ区へ遠征に行った時も、ニコロはサシャたちのために料理を用意していました。しかし、サシャは飛行船に乗り込んできた戦士候補生のガビに撃ち殺されます。

調査兵団は、エレンとジークを取り戻すため、マーレのレベリオ区を襲撃します。サシャは、ライフル銃を使って味方をサポートします。目的が達成され、調査兵団は飛行船でその場から撤退することにします。しかし、立体機動装置を奪ったガビが飛行船に乗り込み、サシャを射殺します。一方、ニコロは、遠征から帰ってくるサシャたちのために、料理を準備していました。

サシャの死を知ったニコロは墓参りに訪れますが、マーレ人に対して憎悪を募らせる男性に暴力を振るわれます。近くにいたジャンとコニーは、男性を止めニコロを助けます。墓の前で、戦士候補生の女の子から撃ち殺されたと死の真相を聞かされます。その後、サシャの両親も墓参りにやってきました。ニコロは、生前サシャが自分の料理を誰よりも美味しそうに食べてくれたことを伝え、自分が作る料理を食べにきてほしいと誘います。

ニコロは、サシャの両親を自分が働くレストランに招待します。サシャの両親は、ガビやファルコを含むブラウス厩舎に身を寄せる子供たちも引き連れてレストランへやってきます。ガビとファルコは、ニコロと接触し、近いうちに戦争が起きるため、仲間のマーレ人にも伝達するよう伝えます。さらに、自分たちは、レベリオ区が調査兵団によって襲撃を受けた際、退却する飛行船に乗り込んでやってきた戦士候補生であることも話します。

サシャを殺したのはガビであると悟ったニコロは、近くにあったワインボトルで殴りつけます。しかし、ワインボトルは、咄嗟に庇ったファルコに命中しました。ニコロは、倒れたファルコを人質にとり、ガビを連れてサシャの両親の元へ連れていきます。ガビがサシャの命を奪ったことを伝え、ナイフを渡し仇をうつように促します。とある調査で同じくレストランにいた調査兵団も、騒ぎを聞きつけ現場に集合します。

説得する周囲に対しニコロは、サシャは誰よりも自分の料理を美味しそうに食べてくれたと話します。人を喜ばせる料理を作ることが本当の自分なのだと、彼女が教えてくれたのでした。パラディ島の捕虜となり、仲間の軍艦が沈められ、悪魔と見下している民族に料理を作ることに意味が見出せなかったニコロ。サシャの飾り気のない純粋な気持ちは、彼にとって大きな救いでした。

ニコロは、レストランにやってきた戦士候補生のガビが、サシャを殺した張本人と知ります。ワインボトルで殴りつけようとしますが、ボトルは咄嗟に庇ったファルコの頭にあたります。ファルコを人質にとり、ガビをサシャの両親の前に突き出し、娘の仇をうつよう促します。サシャの父親は、「サシャは命の奪い合いを続ける巨大な森の中で殺された、過去の罪を背負うのは大人の責任である」とニコロを説得します。

サシャの父親の言葉を聞き、ニコロは冷静さを取り戻します。その後、ジークの叫びによってパラディ島は大量の巨人で溢れかえり、大混乱となります。ニコロとブラウス厩舎の子供たちは、追いかけてくる巨人から必死で逃げます。しかし、巨人に気をとられたカヤが転んでしまい、ピンチに見舞われます。駆けつけたガビは、銃を使って巨人を倒し、カヤを助けます。

後からやってきたパラディ島の兵士は、武器を持つガビと死亡した巨人を見て、ガビがマーレから侵入した子供ではないかと疑います。カヤは、大声でそれを否定し、ガビは一緒にブラウス厩舎で暮らす家族であると続けます。ニコロは、元マーレ兵の自分が巨人を倒したのだと、カヤに続いてガビを庇います。事情を聞いた兵士は、一同を安全な場所まで案内します。

道中でガビは、カヤに自分を助けた理由を聞きます。カヤも同じ質問をガビに返し、自分は悪魔なのかと質問します。ガビはその言葉を否定し、褒めてもらうために人を何人も殺してきた自分こそ悪魔であるといいます。ニコロは、悪魔は誰の中にもいるものだから、世界は命の奪い合いを続けるのだといいます。どうすればいいのかというガビの質問に対し、ニコロはこのセリフを口にします。

「進撃の巨人」の登場キャラのニコロは、調査兵団に捕まり捕虜となった元マーレ兵です。その後、マーレ料理を調査兵団に振る舞い、特にサシャから絶賛されています。人を喜ばせる料理を作ることが、本当の自分なのだとサシャが教えてくれたと語っており、大切な存在だったようです。しかし、精神的な支えであったサシャは、ガビに撃たれ死亡します。ニコロに同情する声も多くあります。

サシャは、ガビから撃たれて亡くなる直前「肉」と言い残しています。この言葉が何を意味するのか、ネットではさまざまな意見が見られます。中には、ニコロの愛称である「ニック」と言ったのではないかという考察もあります。この考察を知り、泣いてしまったという感想もあります。

ニコロは、「マーレ編」から登場したキャラクターです。アニメ「進撃の巨人」でニコロ役を演じた声優は、海外映画や海外ドラマの吹き替えの仕事も多い花輪英司です。アニメ「進撃の巨人」でニコロ役を演じた声優・花輪英司の演技がすごかったという感想もあります。

「進撃の巨人」の登場キャラクター・ニコロの活躍や、アニメの声優のプロフィール、代表的な出演作・演じたキャラなどを紹介してきました。アニメの声優や、海外映画や海内ドラマの吹き替えの仕事も多いことで知られる花輪英司です。