【進撃の巨人】クルーガーがミカサとアルミンを知っていたのはなぜ？進撃の巨人の能力？

進撃の巨人に登場するエレン・クルーガーとは、グリシャ・イェーガーに進撃の巨人を継承したエルディア復権派のスパイです。この記事ではエレン・クルーガーがミカサやアルミンを知っていた理由を、進撃の巨人の能力や未来の継承者の記憶などから考察します。また合わせてエレン・クルーガーから進撃の巨人を継承されたグリシャ・イェーガーの生い立ちや、託された任務についても紹介します。

エレン・クルーガーがミカサやアルミンを知っていた理由を考察する前に、まずは進撃の巨人の作品概要とあらすじを紹介します。進撃の巨人はテレビアニメ化や実写映画化、ゲーム化など広くメディアミックスされている人気作品です。独自の世界観と緻密な物語構成、少しずつ解き明かされていく世界の謎などが高く評価されています。それではまず、進撃の巨人の作品概要を紹介します。

進撃の巨人の作品概要を紹介します。進撃の巨人は2009年9月から2021年4月まで連載されていた、諫山創先生のダークファンタジー漫画作品です。コミックスは全34巻が刊行され、累計発行部数は全世界で1億部を突破している大人気作品です。2021年4月に原作漫画が完結したものの、2021年冬にはテレビアニメ進撃の巨人第4期「The Final Season Part.2」の放送を控えますますの盛り上がりを見せています。

人類が人食い巨人の脅威から逃れるため、三重に築いた壁の中に住むようになってから100年。超大型巨人の出現で壁が壊され、エレン・イェーガーの母親や街の人々が食われてしまいます。その日からエレンは巨人に対する憎悪を胸に灯すようになり、いつか巨人を一匹残らず駆逐することを誓います。三年の訓練期間を経て調査兵団に入団したエレンは、自由を求めて壁の外の巨人が蠢く世界へと飛び出していきます。

進撃の巨人に登場するエレン・クルーガーのプロフィールを紹介します。エレン・クルーガーはマーレ国の治安当局職員ですが、その正体はエルディア復権派のスパイです。エルディア復権派内では「フクロウ」の名で知られ、王家残党のダイナを連れてくるなどしていました。九つの巨人の一つである進撃の巨人の保有者であり、告発されて巨人化させられそうになったグリシャを助けました。

進撃の巨人に登場するエレン・クルーガーがミカサやアルミンを知っていた理由を考察します。エレン・クルーガーはグリシャの手記の回想に登場します。それはグリシャがパラディ島に来る前、マーレにいた時の話です。グリシャが率いていたエルディア復権派は息子のジークの告発によって楽園送りにされます。パラディ島で仲間が次々と巨人化され、最後の1人になったグリシャを救ったのは治安当局員のエレン・クルーガーでした。

フクロウの正体を明かしたエレン・クルーガーは、グリシャに進撃の巨人の継承と壁の中の始祖の巨人奪還の使命を与えます。グリシャがその使命を受け入れると、エレン・クルーガーは「ミカサやアルミン、みんなを救いたいなら」というセリフを口にします。しかしこの時点ではミカサもアルミンも生まれておらず、エレン・クルーガーが2人を知るはずはありませんでした。

エレン・クルーガーがミカサやアルミンを知っていた理由を考察します。この場面を読んだ読者の中には、ミカサやアルミンを知っていること、そして名前が似ていることからエレン・クルーガーとエレン・イェーガーが同一人物なのではないかと考える方もいるようです。しかしこれはグリシャがカルラと出会う前の話であり、この時点でエレン・イェーガーは生まれていません。よって2人は同一人物ではないと断定できます。

エレン・クルーガーがミカサやアルミンを知っていた理由を考察します。上述のようにエレン・クルーガーとエレン・イェーガーは間違いなく同一人物ではないものの、ミカサやアルミンを知っていることに関しては深い関係があります。そのことを考察する前に、まずはエレン・クルーガーからグリシャへ、そしてエレン・イェーガーへと受け継がれていった進撃の巨人の能力を紹介します。

九つの巨人にはそれぞれ固有能力があり、進撃の巨人の能力は「未来の継承者の記憶を見ることができる」というものです。ただし未来の継承者が記憶を過去の継承者に見せる範囲はコントロールすることができます。この能力を利用すると、未来の継承者が過去の継承者に恣意的に切り取った記憶を見せ、思想や行動を誘導することが可能になります。つまり進撃の巨人の未来の継承者は、過去に干渉することができます。

エレン・クルーガーがミカサやアルミンを知っていた理由を考察します。進撃の巨人130話にて、かつて勲章授与式にてエレン・イェーガーがヒストリアの手を取った時、未来の記憶が流れ込んできていたことが明らかになります。これは未来のエレンが過去のグリシャに送った記憶だと推測されます。「グリシャが見た未来のエレンの記憶」を、現在（勲章授与式）のエレン・イェーガーがヒストリアに接触することで見たということです。

これによりエレン・イェーガーは未来でパラディ島がマーレに侵攻される危機にあること、そして自分がパラディ島を守るために地ならしを発動することを知ります。それからエレン・イェーガーはパラディ島を守るため、仲間にも理解されない孤軍奮闘を始めることとなります。

エレン・クルーガーがミカサやアルミンを知っていた理由を考察します。進撃の巨人120話にて座標に到達したエレンとジーク。ジークはエルディア人安楽死計画にエレンを賛同させようと記憶ツアーを始めます。この時ジークがエレンの額に合わせて電撃のようなものが流れる描写があります。そのため記憶ツアーはおそらく進撃の巨人の能力だけでなく、王家のジークと接触することによる座標の力が加えられたものだと推測されます。

エレン・クルーガーがミカサやアルミンを知っていた理由を考察します。このように、進撃の巨人の能力は未来の継承者の記憶を見ることができる能力で、未来の継承者は過去の継承者に選択した記憶を見せることでその行動に干渉することができます。つまりエレン・クルーガーがミカサやアルミンのことを知っていたのは、未来のエレン・イェーガーが過去のエレン・クルーガーに自分の記憶を見せていたからだと考えられます。

さらに記憶ツアー中のエレン・イェーガーがグリシャに言った「父さんが始めた物語だろ」とエレン・クルーガーがグリシャに言った「お前が始めた物語だろ」のセリフは酷似しています。これもエレン・クルーガーがエレン・イェーガーの記憶の影響を受けているせいだと考えられます。それでは次にエレン・クルーガーと関係の深いグリシャ・イェーガーの過去を紹介します。

進撃の巨人に登場するグリシャ・イェーガーの過去を紹介します。エレン・クルーガーはグリシャの手記の回想に登場してくる人物でした。ここではエレン・クルーガーのことが語られるグリシャの手記の内容を紹介します。エレン・クルーガーとグリシャの関係が知りたい方はぜひチェックしてみてください。

進撃の巨人に登場するグリシャ・イェーガーの過去を紹介します。グリシャはマーレに生まれたエルディア人であり、エルディア人収容区で暮らしていました。エルディア人はかつて巨人の力を使って大陸中を支配していた過去があり、その歴史からマーレに残っているエルディア人は迫害されていました。マーレのエルディア人は収容区に住まいを限定され、差別され、エルディア人であることを示す腕章を外せば重い罰を受けました。

進撃の巨人に登場するグリシャ・イェーガーの過去を紹介します。ある日、グリシャは妹のフェイを連れてこっそり飛行船を見に行きます。しかしエルディア人は許可を得なけらば収容区を出てはいけないという規則を破ったグリシャとフェイは、治安当局の職員2人に見つかってしまいます。この時の1人がエレン・クルーガー、そしてもう1人がグロスという男でした。

グリシャはエレン・クルーガーから制裁を受け、その間に妹のフェイはグロスに連れられて帰ります。制裁を終えたグリシャが帰ろうとするとエレン・クルーガーが飛行機を見ていくよう呼び止めました。次の日、先に帰ったはずのフェイが無惨な姿で遺体となって発見されます。送っていったグロスがフェイを犬に食わせて殺したのでした。しかしグロスは罪に問われず、両親も罰を恐れてへりくだるばかりでした。

進撃の巨人に登場するグリシャ・イェーガーの過去を紹介します。大人になったグリシャは妹の死の真相を知り、マーレに対する憎悪と復讐を胸に抱くようになります。グリシャはエルディア帝国の復興を目指して活動するエルディア復権派に参加します。そこには志を同じくするエルディア人が集まっていました。

進撃の巨人に登場するグリシャ・イェーガーの過去を紹介します。エルディア復権派を率いるのはマーレ政府に潜り込んでいる「フクロウ」と呼ばれる人物でした。ある日、フクロウの手引きでダイナという女性がエルディア復権派に参加します。ダイナは大陸に残った王家の末裔で、始祖の巨人の力の情報をもたらしました。エルディア復権派は壁の中から始祖の巨人を奪還し、その力を持ってエルディアの復興を果たさんとします。

活動を共にする中でグリシャとダイナは惹かれあい、結婚します。グリシャとダイナの間には息子のジークが生まれます。グリシャたちはジークをマーレ政府に送り込むスパイとして洗脳しました。しかしある時ジークは両親をマーレ政府に告発します。グリシャは指を詰める拷問を受けました。こうしてグリシャやダイナ、他のエルディア復権派は国家反逆罪でパラディ島送りになります。

パラディ島で巨人化薬を注射され、次々に巨人へと巨人へと変身していく仲間たち。注射するマーレ治安当局の職員の中には、エレン・クルーガーと妹の仇のグロスがいました。ついにグリシャの番が来た時、エレン・クルーガーがグロスを崖から突き落としました。グリシャを救ったエレン・クルーガーは、自分がエルディア復権派のスパイ「フクロウ」であることを明かします。

エレン・クルーガーがグリシャを助けたのには理由がありました。それはグリシャに自分の進撃の巨人を継承してもらい、始祖の巨人を壁の中の王から奪還することでした。エレン・クルーガーはマーレがパラディ島進行計画を立てていること、壁の中の王には戦う気がないことを伝えます。グリシャはエルディア人を滅亡から救うため、そして妹を死なせた自らの罪を償うために始祖奪還の任務を受けることを決意します。

テレビアニメ進撃の巨人でエレン・クルーガーを演じた声優を紹介します。テレビアニメ進撃の巨人4期「The Final Season Part.1」でエレン・クルーガーを演じたのは、声優の松本保典さんです。松本保典さんの演じたエレン・クルーガーは渋くてかっこいいと話題になりました。「ドラえもん」や「サザエさん」など大人気アニメに出演している松本保典さんが気になる方はぜひチェックしてみてください。

テレビアニメ進撃の巨人でエレン・クルーガーを演じた声優の松本保典さんのプロフィールを紹介します。松本保典さんはシグマセブンに所属している声優です。大学時代に「サウンド・オブ・ミュージック」をみたことで映画制作に興味を持ち、その足掛かりとして劇団に所属しました。劇団の仕事をしているうちに声優の仕事が増えていき、声優の道を歩き始めました。

• テレビアニメ「サザエさん」波野ノリスケ〈3代目〉役他
• テレビアニメ「鋼の錬金術師」ジャン・ハボック役
• テレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」ストナー役
• テレビアニメ「ドラえもん（テレビ朝日版第2期）」野比のび助役
• テレビアニメ「機動戦士ガンダム00」アレハンドロ・コーナー役
• テレビアニメ「フレッシュプリキュア!」ウエスター〈西隼人〉役
• 映画「ウィング・コマンダー」ブレア中尉役吹き替え
• 映画「エターナル・サンシャイン」ジョエル・バリッシュ役吹き替え
• 映画「TAXiシリーズ」エミリアン・クタン＝ケルバレーク刑事役吹き替え
• 映画「her/世界でひとつの彼女」セオドア・トゥオンブリー役吹き替え

エレン・クルーガーが進撃の巨人の能力でエレン・イェーガーから強く干渉を受けた結果ミカサとアルミンの名前を言ったのではないかと考察するツイートです。

グリシャがエレン・クルーガーと出会った後に生まれた息子にエレンと名付けたことを疑問に思うツイートです。グリシャが自分の意思でつけたのか、それとも進撃の巨人の能力でエレンに干渉されてつけたのかは判明していません。

エレン・クルーガーの発言を進撃の巨人の能力に関連させて考察するツイートです。エレン・クルーガーのこの発言は未来のエレン・イェーガーが自分を産ませるために言わせた可能性があります。

進撃の巨人に登場するエレン・クルーガーがミカサやアルミンの名前を知っていた理由について、進撃の巨人の能力や継承者の記憶などを考察しました。またエレン・クルーガーのことが語られたグリシャの過去を紹介しました。このまとめでエレン・クルーガーに興味を持った方は、進撃の巨人のコミックスやアニメを見てみてはいかがでしょうか？