【金色のガッシュベル!!】ブラゴの使用呪文と強さは？シェリーとの関係や最後も紹介

「金色のガッシュベル!!」のブラゴは、次の王様の座を狙う、ガッシュ最大のライバルであり、重力を用いたバトルシーンや、厳しさと優しさを兼ね備えたかっこいいキャラクターとして注目されています。以下では、「金色のガッシュベル!!」から、ブラゴの使用呪文や強さ、パートナー・シェリーとの関係や、ガッシュとの最後の戦いなどを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

2022年3月から続編シリーズが開始された漫画「金色のガッシュベル!!」は、2001年～2008年にかけて「週刊少年サンデー」にて連載された雷句誠先生のバトルアクション作品で、単行本・全33巻で構成されています。「金色のガッシュベル!!」は、魔物と人間がタッグを組み、魔本に書かれた呪文を読み上げることで攻撃を繰り出す斬新な設定が注目を集め、連載から21年を迎えた2022年現在も根強い人気を誇っています。

王様を目指して戦う魔物とパートナーとなった人間との絆や奮闘・それぞれの成長を描いた「金色のガッシュベル!!」は、2003年～2006年にかけてアニメ放送が行われ、ストーリー終盤から最終回までは、アニメオリジナルのストーリーが展開されました。

魔界で1000年に一度行われる、王様を決める戦い・神の試練に選ばれた魔物の子のガッシュは、ひょんなことから高嶺清麿とタッグを組み、次の王様の座を狙うライバル魔物との戦いに挑みます。そんな中、自分の意思に関係なく、神の試練に選ばれてしまった少女との出会いと別れを経験したガッシュは、優しい王様になる夢を見いだし、王様の座を巡る熾烈な競争に身を投じていきます。

ガッシュの最大のライバルであり、神の試練に選ばれた魔物の子・100人の中で優勝候補として注目されています。また、魔界時代には英才教育を受けており、神の試練に挑む魔物から恐れられるほどの強さを秘めています。

重力を操る能力に加え、基礎的な体力・腕力・知力にも優れていたことから、人間界に来たばかりの頃は、自己中心的かつ粗暴で、弱肉強食を絵に描いたような性格の持ち主でした。そのため、自分より力の劣る人間を見下すような考えを持っていたものの、後にパートナーとなるシェリーとの出会いが、ブラゴの強さに対する考えを改めさせました。

王様の座をかけて、ブラゴ・シェリーペアが着実に駒を進める一方、ガッシュはパートナーとなる清麿と出会ったばかりでした。そんな2人に対して、魔界で繰り広げられている王様の座を巡る戦いや、魔本について教えたのがブラゴ・シェリーペアでした。シェリーは、ブラゴを王様にするという強い意志を持ち、世界中を旅しながら、他の魔物の魔本を燃やしていました。

魔本を燃やすことは、その本の持ち主である魔物が人間界から消滅し、魔界に帰ってしまうことを意味し、ガッシュに消えて欲しくない清麿は、ブラゴ達の要求を拒否し、両者は戦いに発展します。圧倒的な強さを誇るブラゴを前に手足が出ず、ガッシュは彼らに本を渡そうとします。しかし、ガッシュが来てくれたことで、退屈だった日々が変わったことを嬉しく思う清麿は、ガッシュに消えてほしくありませんでした。

どんなにボロボロになっても決してくじけないガッシュ・清麿の気持ちはやがて通じ合い、ブラゴの最大の術に対して、ガッシュにとって最初の術で対抗します。ガッシュ・清麿ペアの絆の深さを目の当たりにしたシェリーは、今回はガッシュの本を燃やすことを諦め、いつかガッシュの本を燃やすことを宣言し、その場を後にしました。

以下では、強いだけでなく、かっこいい要素も兼ね備えた、金色のガッシュベル!!のブラゴの使用呪文と強さをネタバレ紹介します。

ブラゴの術は、重力を操る能力が特徴で、周囲の重力を変化させるだけでなく、空気を圧縮して攻撃を繰り出すなど、応用技も多いことが特徴です。また、ブラゴは基礎的な面でも優れており、体力・腕力はもちろん、耐久力や再生能力も非常に高いです。

ブラゴの術は、手を向けて重力を変化させ、攻撃を繰り出すスタイルが基本で、1つ目の使用呪文・レイスは、周囲の空気を球状に圧縮して放つ重力弾です。登場初期は、目に見えない力の塊とも言われており、力をコントロールことが可能です。

グラビレイは、一定の範囲内の重力場を変化させ、相手に重圧をかけて動きを封じる能力です。重力を用いた、ブラドならではの技でしょう。

ギガノ・レイスは、重力弾のレイスを強化させた技で、掌から放出される重力弾のサイズが大きく、黒い重力風をまとわせています。

グラビレイと同様に、一定の範囲の重力を変化させる術で、アイアン版の方が威力が高く、かつ適用範囲が広い事が特徴です。手を向ける方向の範囲に対して発動され、心の力の制御で重力を変化させていきます。

巨大な重力球に、真空の鎌をまとわせた最強技で、山を吹き飛ばすほどの威力を秘めています。バベルガ・グラビトンと並ぶ、ブラゴの最大技の1つです。

ブラゴの最大技の1つで、適用範囲の広さや、重力の強さ共にトップクラスの術です。バベルガ・グラビドンの威力は、底が見えないほど地面を陥没させたり、魔物数十体へ一斉に重力をかけて叩きつぶすことが可能で、相手の術を遮断しながら重力をかけることもできます。

特定の標的に対して強力な圧力をかける術で、地面の上に立つ者だけでなく、空中にいる敵に対しても有効です。劇中では、上空から攻撃を繰り出す敵を引きずり落とす際に使用されています。

リオル・レイスは、両手からビーム上に放出されるレイスで、ビームに回転を加えることで、術の威力を上げています。

オルガ・レイスは、リオル・レイスと同じく両手から開店を加えたビームを放つものの、リオル・レイスに比べて威力が高い点が特徴です。

ボルツ・グラビレイは、強力な重力場を用いて、標的を引きずり込む術で、自分に対して使用すると、高速移動が可能です。

大きな球状の空間に、複数の球状の重力を作り、空間を捻じ曲げて押しつぶして攻撃する術です。ディボルト・ジー・グラビドンを習得するには、厳しい修行を要するも、技の威力は非常に高いです。

ブラックホールの如く、強力な重力場を発生させ、標的を吸い寄せ圧縮する術で、ボルツ・グラビレイを強化したバージョンです。

ザング・マレイスは、手から重力の刀を繰り出す術で、その威力は、巨大な岩の塔の根元を切り裂くほどの強さを秘めています。

アム・グラナグルは、重力のエネルギーを両腕に集中させることで、腕力の増強を図る術であり、基礎的な腕力が高いほど、パワーが増強されるでしょう。

ディゴウ・グラビルクは、術の使用者そのものに重力エネルギーを注ぎ、身体能力を増強させる術です。劇中では、クリアノートを蹴り飛ばすほどの威力を発揮しました。

ベルド・グラビレイは、重力帯を腕に発生させ、腕の動きに合わせて帯を動かし、相手の術を吸収するチート級の術です。吸収には限度があり、過剰分は斥力で弾き返します。

敵を囲むように巨大な四角形の壁を発生させ、壁から発せられる引力を用いて敵の攻撃速度を落とす、サポート面に特化した術です。

敵の強力な術から巨大な物体に至るまで、あらゆるものを吸い込んで圧縮する術で、ニューボルツ・マ・グラビレイをパワーアップさせた術です。

ブラゴ最大の呪文で、バベルガ・グラビドンを上回る強力な重圧と範囲を有する最強技です。ブラゴによると、地球の自転の力を少しだけ受け止めているような術とも評され、ブラゴ・シェリーに加え、地球そのものの力を加えないと発揮できない術です。

ブラゴと言えば、ガッシュとのライバル関係はもちろん、パートナー・シェリーとの関係も注目され、王様になるという目標に向かって突き進む2人の姿は、ガッシュペアとは異なる魅力を放ちました。以下では、「金色のガッシュベル!!」から、ブラゴとシェリーの出会いや2人の関係、ブラゴの最後をネタバレ紹介します。

以下では、「金色のガッシュベル!!」から、王様を目指すという共通の目的を持ち、息のあった連携プレーで存在感を見せつける、ブラゴ・シェリーペアの出会いや、2人の関係を紹介します。

フランスの名家・ベルモント家に生まれたシェリーは、幼い頃から英才教育を施され、厳しい教育環境に耐え切れず、川に飛び込もうとしました。そんなシェリーを救ってくれたのが、後に親友となるココでした。ある日、大学の合格を知らせにココの家を訪れたシェリーは、魔物・ゾフィスに心を操られ、変わり果てた親友の姿を目の当たりにします。

ゾフィスの術を受けたシェリーでしたが、辛うじて一命を取り留め、気が付くと目の前にはブラゴが立っていました。ブラゴの正体を知ったシェリーは、親友・ココを救うため、ゾフィスへの復讐を成し遂げるために、ブラゴと手を組みます。

利害の一致からペアを組んだシェリーとブラゴでしたが、2人の関係は最悪であり、自分こそが正しいと信じて疑わないブラゴにとって、シェリーから指示を出されることは苦痛でした。そのため、自分に意見をするシェリーに対し暴力を振るうこともあり、ある日、ブラゴの暴行の止めに入った執事を人質に取り、シェリーを従わせようとします。

しかし、ブラゴの力づくでの脅しはシェリーには効かず、シェリーは自らの首にナイフを当てて、人間が持つ意志の強さを見せつけて対抗します。シェリーが死ぬことは、ブラゴの魔本を読める者がいなくなること、つまり、ブラゴが王を決める戦いに参加できないことを意味します。シェリーの岩のように強い意志は、やがてブラゴの人格にも大きな影響を与えていきました。

また、ブラゴの心の成長を受け、シェリーもブラゴを王にしたいという感情が芽生え始め、神の試練を勝ち抜くべく、ライバル魔物との戦いを勝ち抜いていきます。

「金色のガッシュベル!!」にて、ブラゴのようなクールなキャラは珍しく、王様の風格を思わせる雰囲気がかっこいいでしょう。以下では、「金色のガッシュベル!!」から、ブラゴのかっこいい魅力がつまった名シーンを紹介します。

魔物を追いかけカナダの雪山に来たシェリー・ブラゴでしたが、目当ての魔物はその場所にはおらず、ブラゴは、シェリーをホテルへ向かわせ、自身は偵察を兼ねた散歩へ出かけます。ブラゴが向かった先では、地上げ屋による家屋の撤去が行われるところで、内部にはおじいさんと幼い子供が取り残されていました。

ブラゴは、家屋に突っ込もうとするブルトーザーをなぎ倒し、人の心のない地上げ屋を撃退します。そして、泣きじゃくる子供に対して、強くなれば悔しい思いをすることはないと諭します。

ココを救うため、ゾフィスと対峙するシェリーでしたが、親友からの心もとない言葉に深く傷つき、ショックのあまり目の前が真っ暗になってしまいます。しかし、ゾフィスの攻撃は絶え間なく繰り広げられ、ブラゴが盾となってシェリーを守ります。一方、ショックから立ち直れないシェリーは、ブラゴの命が危ういと知ると、彼の本を燃やすことを考え始めます。

しかし、ブラゴのある一言がシェリーの目を覚まさせ、ココの心に耳を傾けます。ゾフィスに洗脳され、シェリーに裏切りの言葉を浴びせてたココでしたが、心の奥底では助けを求めており、親友の心を叫びを聞き取ったシェリーは、自分がここまで戦ってきた目的を思い出し、ココを救い出すことに成功しました。

クリアノート戦後、魔界の王を決める戦いは、ガッシュとブラゴの一騎打ちとなり、清麿の中学の卒業式から3日後に、フランスの山中で最後の戦いが繰り広げられました。初めて会った頃は弱かったガッシュも、様々な戦いを経て成長し、ブラゴと互角に戦えるほど強くなり、それはお互いのパートナーを王様にしようと奮闘する、清麿・シェリーも同じでした。

ガッシュとの戦いは、ブラゴにとって一番満足のいく戦いであり、ブラゴのシン・バベルガ・グラビドン、ガッシュのバオウ・ザケルガが激しく衝突する中、軍配はガッシュに上がりました。ブラゴの本が燃え尽きるまでの間、ブラゴはシェリーへの感謝の言葉を伝え、魔界へ帰っていきました。

以下では、「金色のガッシュベル!!」のかっこいいキャラ・ブラゴのアニメ声優・小嶋一成さんのプロフィールや、主な出演作品を紹介します。

金色のガッシュベル!!のブラゴのアニメ声優・小嶋一成さんは、1977年生まれ、東京都出身の声優で、1990年代から活動を行っています。2011年に東映アカデミーを退所後は、フリーで活動しています。

声優・小嶋一成さんの主な出演作品は、アニメ「遊戯王」ブラックマジシャン役、「デジモンセイバーズ」デュナスモン役、OVA「聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編」那智/ダンテ役、「黄金の法 エル・カンターレの歴史観」天台智顗役等です。

以下では、最後までかっこいい魅力を放ち続けた「金色のガッシュベル!!」の最強キャラ・ブラゴに関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

「金色のガッシュベル!!」にて、異色の存在とも呼べるブラゴは、ガッシュ達とは対照的にクールな佇まいがかっこいいキャラクターであり、パートナー・シェリーと共に高い人気を誇っています。シェリーと出会った頃は、悪役を絵に描いたような性格が目立つキャラでしたが、シェリーとの出会いがブラゴに変化を与え、彼の精神的成長を描いた場面が好きとの声が見られます。

「金色のガッシュベル!!」では、個性豊かなペアの登場も作品の見どころであり、ガッシュ・清麿ペアとの関わりはもちろん、ライバル的存在であるブラゴ・シェリーペアも多くの注目を集めています。言葉には出さないけれど、お互いを認め合い・信頼し合える関係は、ファンからも称賛されており、ガッシュとの最終決戦を終え、2人が別れるシーンは多くの涙を誘いました。

「金色のガッシュベル!!」と言えば、初期の作風からギャグ漫画のイメージが強い一方で、魔物・人間の絆や友情を丁寧に描いた作風や、感動エピソードの多さから、名作漫画としても評価されています。また、「金色のガッシュベル!!」では、読者の涙を誘う名シーンも多く登場し、ブラゴ・シェリーの最後の別れのシーンは、ブラゴのシェリーへの思いがもっとも現れたかっこいい名シーンとしてファンの支持を集めています。

「金色のガッシュベル!!」のブラゴのかっこいい使用呪文や強さ、シェリーとの関係やガッシュとの最後の戦いなどを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。ガッシュ最大のライバルであり、王様を決める戦いに最後まで残ったブラゴは、ガッシュにはないクールさや、不器用ながらもシェリーを大切に思う優しさなど、かっこいい魅力に富んだキャラクターでしょう。