金色のガッシュのアニメと漫画の最終回は違う？その理由・名シーンまとめ

「金色のガッシュベル!!」は、雷句誠先生の漫画で、週刊少年サンデーにて2001年6号から2008年4・5月合併号まで連載されました。「金色のガッシュ」の単行本は全33巻が発売されています。2002年に「金色のガッシュ」は小学館漫画賞を受賞しています。2011年3月9日以降は講談社から「金色のガッシュ」の漫画文庫として全16巻が発売され、別冊少年マガジン4号では新作の読み切りが掲載されました。

「金色のガッシュ」のあらすじを紹介していきます。中学2年生にして、MIT（マサチューセッツ工科大学）の論文を簡単に理解できる頭脳を持つ主人公・高嶺と、イギリスで高嶺の父親に助けられた恩返しに来たガッシュが織りなす物語です。ガッシュが所持する赤い本に謎の呪文が記載されていて、その力でガッシュは電撃を発する事ができるのでした。

二人は協力して銀行強盗をやっつけますが、その後ガッシュが所持する赤い本に似た本を持つ敵が次々と現れます。ガッシュの正体は、1000年に1度開かれる、魔界の王を決める戦いへの参加に選ばれた100人の魔物の子の1人だったのです。ガッシュは「やさしい王様」になるために、高嶺と力を合わせ王の座を目指し奮闘していきます。

「金色のガッシュ」は東映アニメーション制作のもと、テレビアニメ化され、2003年4月6日からアニメ「金色のガッシュ」が放送されました。アニメ「金色のガッシュ」は全150話と多くのファンに愛された作品です。

「金色のガッシュ」の人気はアニメだけに留まらず、トレーディングカードゲームやコンピューターゲームが発売されました。そして、週刊少年サンデー以外の小学館の雑誌「コロコロコミック」や「ちゃお」にも、「金色のガッシュ」が4コマ漫画として掲載されました。

好評放送されたアニメ「金色のガッシュ」で、主要キャラクターの声を担当した声優キャストを、代表作と共にまとめてみました。今すぐにでもアニメ「金色のガッシュ」が見たくなるような豪華キャスト陣が登場するので、ぜひ最後までチェックしてください。

アニメ「金色のガッシュ」の主人公・高峰清麿はガッシュの本（赤い本）の持ち主で、IQ190（アニメではIQ180）の頭脳を持つ中学2年生です。

高嶺の声を担当したのは、声優の櫻井孝宏（さくらいたかひろ）さんです。櫻井さんはアニメ「金色のガッシュ」の他にも、「コードギアス　反逆のルルーシュ」、「≪物語≫シリーズ」、「黒執事II」、「好きっていいなよ。」、「ダイヤのA」等のアニメに出演されています。数多くのアニメで主演や重要な役どころを演じています。

アニメ「金色のガッシュ」の主人公・高嶺の相棒で、電撃の力を持つガッシュは電撃の能力を武器に戦います。

1～140話までを大谷育江（おおたにいくえ）さん、141～最終回までを吉田小南美（よしだこなみ）さんが担当しました。大谷育江さんはアニメ「金色のガッシュ」の他にも、「ポケットモンスター」や「名探偵コナン」のように有名なアニメに出演されています。アニメでもすぐに分かる特徴的な声をしています。

吉田小南美さんはアニメ「金色のガッシュ」の他に、「魔法騎士レイアース」、「ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル」等のアニメに出演されています。

大海恵は、アニメ「金色のガッシュ」でティオの持ち主（朱色）で、高校生にして超人気アイドル歌手です。

大海恵の声を担当したのは、声優の前田愛さんです。前田さんはアニメ「金色のガッシュ」の他に、「デジモンアドベンチャー」、「Yes!プリキュア5」、「ぬらりひょんの孫」等のアニメに出演されています。

アニメ「金色のガッシュ」に登場する魔物の中でも、特に勝気な魔物の少女ティオです。かわいい見た目と衣装が特徴的なキャラクターになります。

アニメ版ティオの声を担当したのは、声優の釘宮理恵（くぎみやりえ）さんです。釘宮さんはアニメ「金色のガッシュ」の他、「鋼の錬金術師」、「灼眼のシャナ」、「銀魂」等のアニメに出演されています。

パルコは、アニメ「金色のガッシュ」のキャンチョメ（黄色）の持ち主で、イタリア出身の映画スターで自称絶世の美男子という設定です。

パルコの声を担当したのは、声優の高橋広樹（たかはしひろき）さんです。高橋さんはアニメ「金色のガッシュ」の他に「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」、「テニスの王子様」、「抱かれたい男1位に脅されています。」等のアニメに出演されています。

アニメ「金色のガッシュ」で、アヒルのような口元が特徴的な魔物の子です。パルコと共に戦います。

キャンチョメの声を担当したのは、声優の菊池正美（きくちまさみ）さんです。菊池さんはアニメ「金色のガッシュ」の他に「天地無用!」、「RAVE」、「エア・ギア」等のアニメに出演されています。

カフカは、アニメ「金色のガッシュ」に登場するウマゴン（薄いオレンジ色）の持ち主で、イギリス系ドイツ人の設定です。

カフカの声を担当したのは、声優の郷田ほづみ（ごうだほづみ）さんです。郷田さんはアニメ「金色のガッシュ」の他に「陸奥圓明流外伝 修羅の刻」、「しおんの王」等のアニメに出演されています。

ウマゴンは、アニメ「金色のガッシュ」で、仔馬の姿をした魔物で、カフカと共に戦う魔物の子です。

ウマゴンの声を担当したのは、声優のこおろぎさとみさんです。こおろぎさとみさんはアニメ「金色のガッシュ」の他に「クレヨンしんちゃん」、「フレッシュプリキュア!」、「血界戦線」等のアニメに出演されています。

シェリーは、アニメ「金色のガッシュ」で、ブラゴ（黒色）の持ち主で、フランスで名門のベルモンド家の令嬢という役どころです。

シェリーの声を担当したのは、声優の折笠富美子（おりかさふみこ）さんです。折笠さんはアニメ「金色のガッシュ」の他にも「GTO」、「明日のナージャ」、「黒子のバスケ」等のアニメに出演されています。どれも有名なアニメで、重要な役を演じる事が多いです。

ブラゴは、アニメ「金色のガッシュ」に登場する魔界のエリートで、ガッシュの最大のライバルの魔物の子です。

ブラゴの声を担当したのは、声優の小嶋一成（こじまかずなり）さんです。小嶋さんはアニメ「金色のガッシュ」の他にも「Get Ride! アムドライバー」、「おジャ魔女どれみシリーズ」、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」等のアニメに出演されています。

漫画「金色のガッシュ」の最終回と、アニメ「金色のガッシュ」の最終回のあらすじをまとめてみました。ぜひ、比較してみてください。

まずは、漫画「金色のガッシュ」の最終回を紹介します。ファウード編を経て、高嶺とガッシュの前には最後の敵クリア・ノートが登場します。様々な犠牲を出しますが、何とかクリアを倒します。その後は、ガッシュとブラゴ王を決める最後の戦いの一騎打ちになります。ネタバレになりますので、勝者は伏せますが、漫画「金色のガッシュ」ではどちらが勝ったのか、王になるまでが描かれいます。

続いて、アニメ「金色のガッシュ」の最終回を紹介します。アニメ「金色のガッシュ」は、ファウード編が終わる所で最終回となります。ゼオンとの戦いの終盤に、不自然にガッシュの力が目覚めゼオンを圧倒的な強さで倒します。そして、バオウ・ザケルガでファウード壊す展開となります。アニメ「金色のガッシュ」はその後、ガッシュとブラゴが戦うシーンも１シーンのみとなりました。

ここからは、漫画「金色のガッシュ」の最終回と、アニメ「金色のガッシュ」の最終回に違いが生じた理由2つを紹介していきます。

まず一つ目の理由として、ガッシュベルの声優が変わった事が影響していると言われています。アニメ第140話まで担当していた大谷育江さんが産休に入られて、アニメ第141話からは吉田小南美さんが2代目ガッシュベルの声を担当しました。アニメ初期の大谷育江さんの声が印象的で、はまり役と言われていたので、声優が変わった事で、続編アニメを見なくなったファンも多かったようです。

二つ目の理由として、アニメが放送された時期が関係していると言われています。元々アニメ「金色のガッシュ」は、アニメ「デジモン」を放送するまでの空いた1年間だけ放送される予定でした。しかし放送開始より視聴率も評判も良く、最終回までのアニメ放送が決定しました。

しかし、声優の交代が大きく影響したようで視聴率が低迷したため、当初予定していたアニメ「デジモン」の放送に向けて、きりの良いタイミングで最終回を迎えるために、アニメでの最終回の内容が変更されたようです。

名言と共に数多くの名シーンを輩出してきた「金色のガッシュ」ですが、今回は厳選したアニメ「金色のガッシュ」の名シーンを5つ紹介していきます。

中学入学後、頭の良さを妬まれイジメにあった高嶺は、次第に不登校になってしまいます。そんな中ガッシュと出会い、ガッシュは学校で高嶺が登校してくるのを待ちます。そこで、高嶺を侮辱するクラスメイトに放ったガッシュの一言です。数多くの名シーンが存在しますが、こちらは多くの読者の胸を打った名言です。

ちなみに、この名シーンが登場するのは、漫画「金色のガッシュ」・アニメ「金色のガッシュ」共に第1話なのです。名シーンが第1話から登場する所が、「金色のガッシュ」の見どころポイントです。

ガッシュは、自分と同じ魔物の子で、魔界の王を決定する戦いに強制的に参加させられているコルルとの出会いをキッカケに、やさしい王様になる事を決意します。私利私欲のためではなく、周りのためにやさしい王様になろうとするガッシュの優しさが伝わってくる名言、名シーンです。

戦う事の目的を持ち、やさしい王様になるために強くなるガッシュと高嶺の姿も「金色のガッシュ」の見どころポイントです。

高嶺に会いに行った頃は記憶喪失だったガッシュが、自分の正体が魔物の子である事を思い出します。そして、高嶺に迷惑がかかるからと立ち去ろうとしますが、そこで高嶺が放った一言が二人の間に芽生えた友情を感じさせます。

「金色のガッシュ」第1話で自分を信じてくれたガッシュを、次は自分が信じたいと変わっていく高嶺の姿が見られます。「金色のガッシュ」は、早いスピードで成長していく二人から目が離せない展開になっています。

戦いで、強いパルコが瀕死の重傷を負った状況で、キャンチョメが敵を倒していきます。戦闘意欲を失った後も彼らを追い詰め殺そうとする所で、パルコが放った一言です。パルコの優しさが伝わってきます。

本記事で紹介する名シーンのうち、唯一のガッシュと高嶺以外のキャラクターです。しかし、パルコもほんの一例にすぎません。「金色のガッシュ」は漫画・アニメ問わず敵キャラクターも含め、全員が変化していく姿を見られます。

高嶺が自分に嘘をつき、その嘘を正当化して逃げている所に泣きながら放ったガッシュの名言です。このシーンでは、高嶺が助けに行くかを迷っていたのですが、ガッシュの一言で助けに行く事を決意します。

アニメ「金色のガッシュ」の名シーン5つを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？今回は高嶺とガッシュの名シーンを多く紹介しましたが、他のキャラクター達による名シーンもたくさん登場します。気になる方はぜひ、「金色のガッシュ」をチェックしてみてください。アニメは声優による熱演でさらに面白みが増しています。

本記事では、大人気ファンタジー漫画「金色のガッシュ」と、アニメ「金色のガッシュ」の最終回の違いと、その理由についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか？話題になった最終回の違いですが、2通りの「金色のガッシュ」が楽しめる展開になっています。優しさや本当の強さとは何なのかを考えさせてくれる作品で、漫画もアニメも涙なしでは見られないとファンからの支持も厚いです。

また、「金色のガッシュ」に登場するキャラクター達は、一人残らず個性的で魅力的です。激戦を繰り広げる中で多くの名シーンが登場する「金色のガッシュ」ですが、コンピューターゲームやカードゲーム等のメディアミックス化もされていて、様々なジャンルで活躍しています。気になった方は、ぜひ漫画「金色のガッシュ」とアニメ「金色のガッシュ」を比較して読むと、より一層楽しめる作品です。