【BLEACH】黒崎遊子は一護のかわいい妹！性格・特徴やアニメ声優を紹介

ここでは今回のメインである黒崎遊子だけでなく、一護をはじめとする彼女の家族を一挙紹介していきます。『BLEACH(ブリーチ)』の主人公家族である黒崎家について詳しくなれる内容となっておりますので、ぜひご覧になってみて下さい！また、『BLEACH』の作品概要やあらすじも解説していきます。

『BLEACH(ブリーチ)』は久保帯人による漫画作品で、死神となった主人公・黒崎一護を中心として物語が展開するバトル漫画です。『週刊少年ジャンプ』にて2001年から2016年まで連載され、『ワンピース』や『NARUTO』と並んで2000年代の三本柱と称されていました。コミックシリーズは2018年時点で全世界累計発行部数1億2000万部を突破するほどの人気を誇り、世界各国で支持されています。

尸魂界(ソウルソサエティ)からやってきた死神の女性・朽木ルキアは霊感の強い高校生・黒崎一護に死神の力を分け与えた事で死神の力を失います。ルキアの代わりに死神代行として活動を始めた一護は、幽霊から進化した強力な虚(ホロウ)と壮絶な戦いを繰り広げるようになっていきます。信頼関係で結ばれていった一護とルキアでしたが、ルキアが大罪人として尸魂界に連行された事で、一護は死神達との戦いに身を投じていくのでした。

黒崎遊子は主人公である一護の妹で、後述する黒崎夏梨の双子の姉です。初登場時点で小学5年生、誕生日は5月6日、身長137センチ、体重31キロ、血液型はAO型となっています。黒崎家では一護や妹である黒崎夏梨のように強い霊感を継いでない唯一の存在で、幽霊を見る事の出来る家族を羨ましがっていましたが、物語が進むに連れて少しずつ霊力を身につけていきました。

母親である真咲が事件によって亡くなってからは黒崎家の母親代わりとなっており、家事のほとんどをこなしています。『ユズ法典』とも呼ばれる黒崎家のルールも黒崎遊子が全て作っています。髪型はショートヘアーで前髪をヘアピンでとめるといったスタイルでしたが、中学生になるタイミングで髪を伸ばし始め、耳下で二つ結びに留めるヘアースタイルに変化しました。また、少々ブラコンの気があるお兄ちゃんっ子です。

黒崎一心は黒崎家の大黒柱で、クロサキ医院を営みながら子供たちに分け隔てなく愛情を注いでいます。元々は尸魂界から来た死神で、護廷十三隊十番隊隊長を務めていましたが、真咲を救うために現世で生きていく事を決意して後に結婚しました。死神の姿になると鋭い目つきで強大な霊圧を発揮しますが、家にいる時は黒崎遊子とドン・観音寺のテレビ番組を見て一緒にはしゃぐなどお茶目で優しいお父さんです。

黒崎一護は『BLEACH(ブリーチ)』の主人公で、黒崎家の長男です。一護は妹達を自分の命よりも大切な存在と考えており、虚の危険が及んだ時には自分より強い相手だと分かっていても死ぬ気で戦っていました。黒崎遊子とも黒崎夏梨とも強い兄妹愛で結ばれており、一護が悩む事があっていつもと態度が違ったりするとすぐに気づかれて心配されてしまいます。

黒崎夏梨は黒崎遊子の双子の妹です。男勝りな性格で黒崎遊子とは正反対の性格をしていますが、とても仲の良い姉妹となっています。黒崎遊子とは違って生まれつき霊感が強く、常に幽霊が見える生活を送ってきましたが、普通の日常生活を送りたい事から見えないふりをする事もありました。元々は泣き虫でしたが、母親が死んだ事をきっかけに泣く事が無くなり、弱音を吐く事もありません。

黒崎遊子と同じく一護の事を慕っており、『一兄(いちにい)』と呼んでいますが、それに対して父親である一心に対しては『ヒゲ』と呼ぶなど扱いが雑になっています。一護が死神になっている事をドン・観音寺の事件から知るようになり、それからはしばらく心配していました。

コンはかわいいぬいぐるみの姿をしていますが、中身は尸魂界で作られた戦闘用改造魂魄(モッド・ソウル)です。コンという名前は一護が名付けましたが、黒崎遊子に初めて見つけられた時はボスタフと名前を付けられており、センスの無さに嫌がっていました。黒崎遊子はコンに魂が宿っていると気付いてからも可愛がるようになり、コンもなかなか帰ってこない一護を心配する黒崎遊子に気遣いの言葉を述べるなど仲の良い関係です。

ここからは、黒崎遊子の性格や登場シーンを紹介していきます。黒崎家のお母さん的な役割をこなしている事から真面目な性格である事が分かりますが、ここではもう少し詳しく黒崎遊子の性格に迫ります。霊力が無いながらも『BLEACH(ブリーチ)』の作中で登場シーンが多い黒崎遊子ですが、いったいどのようなかたちで活躍してきたのでしょうか？

黒崎遊子の性格は母親似で、女の子らしいおっとりとした優しい性格をしています。あまり言い争いが好きではなく、勝気な黒崎夏梨とは正反対です。また、黒崎一心は暑苦しい性格から家族にぞんざいに扱われる事が多いですが、黒崎遊子だけは親身になって話し相手になるほどの優しい性格となっています。言葉の裏を読む事が苦手な純粋さもあり、泣き虫である事から一護や黒崎夏梨から慰められる事もあります。

優しい性格ですがおとなしいというわけでは無く、父である一心ほどではないにしろドン・観音寺のテレビ番組を見ながら大声ではしゃぐなど、ノリが良く明るい一面も持っています。また、イベント事に家族で出かける事も好きで、みんなで盛り上がっている時には明るい笑顔を見せていました。

黒崎遊子は他の黒崎家の人間と違って霊力を持っていない事もあって虚を見る事が出来ず、一護に助けられる場面が多くあります。毎年行われる母の命日の墓参りでは、仇である虚のグランドフィッシャーによって危険に晒され、一護に助けられていました。また、かわいい登場シーンも多々あり、黒崎遊子が中学生になった時に初めて制服を着た時には大好きな兄の一護に見てもらおうと笑顔でポーズをとっていました。

本編から10年後を描いた『BLEACH(ブリーチ)』の最終回にも登場しており、井上織姫と結婚生活を送っている一護と共に実家のクロサキ医院でパーティーをしている様子が描かれていました。大人に成長した黒崎遊子は髪がショートになっています。また、10年後も一護や織姫と共に実家であるクロサキ医院で暮らしているようで、結婚はしていない様子でした。一護の息子である一勇(かずい)が大好きで、多少甘やかしているようです。

アニメ版『BLEACH(ブリーチ)』で黒崎遊子の声を担当した声優は瀬那歩美です。千葉県出身で1975年9月30日生まれの2022年5月現在46歳で、声優事務所は『ゆーりんプロ』に所属しています。声優業を始めた当初の芸名は桜川朝恵(さくらがわともえ)で、本名の加藤朝恵名義で所属声優事務所のスクールデスクをしていた時期もあります。趣味は料理と編み物だという事です。また、声優の他にもナレーターとしても活動しています。

黒崎遊子の声優である瀬那歩美はアニメ『忍たま乱太郎』のみかの担当声優として知られています。瀬那歩美は3代目のみかの担当声優で、初代声優は摩味、2代目声優は若菜ようことなっています。みかは忍術学園のくノ一教室の生徒で、茶髪と丸い顔が特徴です。

また、瀬那歩美は2006年から放送されたアニメ『史上最強の弟子ケンイチ』の白浜ほのかの担当声優でもあります。白浜ほのかは主人公である白浜兼一の妹で、兄の事が大好きなお兄ちゃんっ子である事が黒崎遊子と共通しています。12歳の女子中学生ですが、作中で物語が進むごとにディフォルメ化が進んでいき、小学生に見えるほど幼い見た目になっていきました。

一護の事が大好きなお兄ちゃんっ子で、女の子らしいかわいい魅力満載の黒崎遊子ですが、ここからは強さや能力を紹介していきます。双子の妹である黒崎夏梨と違って物語序盤は幽霊を見る事も出来なかった黒崎遊子ですが、おそらく霊力の強い人間と関わっていった事で霊力に少しずつ目覚めていきました。

『BLEACH(ブリーチ)』において強さを表す時に最もポピュラーなのが霊圧で、一護も卍解を会得するなどして強くなっていく毎に強力な霊圧となっていきましたが、黒崎遊子の霊圧はどうなのでしょうか？もちろん、物語序盤は霊力を全く持っていなかったため霊圧は存在していませんでしたが、中盤以降から霊力を獲得していきました。しかし、生まれた時から霊力を持っている黒崎夏梨よりも圧倒的に低い霊圧であると考えられます。

黒崎遊子は死神でもなければ、井上織姫やチャドのように特殊な能力を持っているわけでもありません。妹である黒崎夏梨は得意のサッカーから編み出した『夏梨流絶命シュート』を使って虚に攻撃する事が出来たため、同じくらいの霊圧を得れば多少の攻撃力のある技を繰り出す事が出来るかもしれません。しかし、『BLEACH(ブリーチ)』の原作においては最後まで誰かに攻撃を加えるという事はありませんでした。

黒崎遊子は『BLEACH(ブリーチ)』の作中で一度も戦闘を行っておらず、虚はおろか人間と喧嘩しているシーンも存在していません。兄である一護のように空手を習っていた事もない為、年齢相応な女の子と同じ戦闘技術であると考えられます。つまり戦闘技術は皆無という事になりますが、常に近くに一護がいるため虚に襲われても守ってくれるはずです。また、人間に襲われそうになったとしても黒崎夏梨が黙っていません。

霊が見える程度の弱い霊圧しか持っていない為、もしも虚に出くわしてしまうと格好の餌食となってしまうと考えられます。虚は霊力のある人間を好んで食べる事から、多少の霊力を持つ黒崎遊子は少し危険に晒されている状態です。周りの保護が必要になってきますが、黒崎遊子は母親を亡くしてから自分が母親代わりになろうとするという心のタフネスを持っています。虚と出くわしたら脅えずに逃げるなどの対処をするはずです。

黒崎遊子は家事に関しては一流ですが、スポーツをやってきたという公式の発表などが存在していません。妹である黒崎夏梨のようにサッカーをやっていれば足の速さなどの身体能力が会得出来たはずですが、女の子らしく家事や炊事に特化している黒崎夏梨は料理や洗濯のスピードは速そうですが、戦闘の際の速さは皆無と言っていいでしょう。逃げ足も遅いと考えられるので、やはり虚に出くわすと危険状態となってしまいます。

『BLEACH』の序盤での黒崎遊子がかわいいというファンの感想があります。序盤での黒崎遊子は小学生で、母親代わりとして黒崎家の家事をほとんどこなすという大人っぽい部分がありつつも、人形が好きな事など幼い女の子らしいかわいさがありました。双子の妹である黒崎夏梨もかわいいですが、性格やルックスが異なるためファンが分かれており、黒崎遊子は優しい性格の女の子が好きだという方に人気だったようです。

黒崎遊子になぜ霊力が無いのかという事について疑問に思うファンの感想があります。黒崎遊子は死神である一心と純血統の滅却師である真咲から生まれた存在であり、高い霊力を誇る両親を持つサラブレッドです。他の黒崎家の家族は全員霊力を持って生まれていますが、黒崎遊子だけは霊力を持たずに生まれました。しかし、この疑問については最終回でも語られる事は無く、最後まで明かされませんでした。

『BLEACH』の女性キャラの中で黒崎遊子が一番好きだというファンの感想があります。『BLEACH』には朽木ルキアや松本乱菊、敵キャラのチルッチ・サンダーウィッチなど、魅力的な女性キャラが多く登場しますが、女の子らしくてかわいい黒崎遊子が一番かわいいというファンは少なくありません。戦闘シーンはありませんが日常的なシーンで多く登場し、癒しを与えてくれた事が黒崎遊子が人気となった大きな理由です。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する主人公・黒崎一護の妹である黒崎遊子の特徴や登場シーンなどをまとめてきましたが、黒崎家の家事を1人でこなすなど責任感が強く、第1話にも最終話にも登場して物語を明るく盛り上げている事が分かりました。霊力はありませんが、その普通の女の子らしい魅力によって『BLEACH』ファンに癒しを与えてくれている黒崎遊子は、妹の黒崎夏梨と共に重要キャラと言えるでしょう。