【スパイファミリー】シルヴィア・シャーウッドはWISEの管理官！登場シーンは？

漫画の大ヒットに伴いアニメ化の噂が絶えなかった「SPY×FAMILY」は、2022年4月からテレビや動画配信でアニメがスタートし、Twitterのトレンドに上がるほどの人気があるようです。OPはOfficial髭男dismのテンポ良い曲調でスタイリッシュなスパイを演出、EDは星野源さんの優しい曲調で偽りの家族でありながらもロイド・ヨル・アーニャの幸せな雰囲気を演出し視聴者を「SPY×FAMILY」の世界へ誘ってくれるようです。

遠藤達哉原作の漫画「SPY×FAMILY」（スパイファミリー）は紙媒体形式ではなく、集英社が配信しているウェブサイト「少年ジャンプ+（プラス）」で2019年3月25日から連載され、「SPY×FAMILY」8巻では初のグッズ付き同梱版が発売され人気だったようです。物事の良し悪しがダイレクトに反応するネット上で連載中の「SPY×FAMILY」は、たちまち高評価を受け「少年ジャンプ+」の最大のヒット漫画となったようです。

敏腕スパイ黄昏は、敵国の大物政治家の動向を探るため疑似家族を作る必要に迫られます。黄昏は精神科医ロイドとなり孤児の少女アーニャを養子とし、アーニャの母親として公務員ヨルと結婚することに成功します。平凡なヨルにもロイドと同じく別の顔があり、公務員を隠れ蓑に殺し屋を生業としていたのです。アーニャは心を読む能力で2人の真の姿は知っていたものの、３人は互いの利益のため疑似家族を演じることとなります。

昨今のスパイ映画は、フィクションでありながらもリアリティを追求しているようです。「SPY×FAMILY」（スパイファミリー）はスパイものでありつつも、コメディタッチなフィクションのようです。とは言いつつも「SPY×FAMILY」は、1947年〜1991年まで続いた東西冷戦を彷彿させるような東国オスタニアと西国ウェスタリスという架空の国同士の冷戦関係が背景となっているようです。

ロングヘアでつば広帽子が印象的なシルヴィア・シャーウッドは、スパイ映画の元祖「007」に登場するMI6のような諜報機関WISEの管理官（ハンドラー）として登場し、直属の部下である黄昏に数々の指令を下しながら、表向きの肩書は東国の在東西国大使館で外交官となっているようです。

東国の大物政治家デズモンドの動向を探る秘策として、デズモンドの息子が通う名門校に養子を入学させるという任務オペレーション梟（ストリクス）を遂行するため、黄昏は急遽疑似家族を作ることとなります。養子となったアーニャが入学試験に合格したことで無事フェーズ1をクリアし、フェーズ2の打ち合わせのため黄昏はWISEの管理官シルヴィア・シャーウッドに呼び出されます。

フェーズ2の作戦内容は、学業優秀で社会貢献ができる生徒の親が出席できる懇親会に出席する必要があるようです。当然デズモンドも出席していることから、黄昏は短期間でアーニャを学業優秀で社会貢献ができる生徒に育てるとシルヴィア・シャーウッドに断言してしまいます。シルヴィア・シャーウッドはWISE管理官だけあって、黄昏がアーニャの出来の悪さに不安を抱いていることを瞬時に見抜いてしまったようです。

シルヴィア・シャーウッドは、東国で行われる閣僚会議に出席する西国外務大臣が東国の学生グループにより暗殺される情報を掴んだようです。そんな矢先偶然にもWISEは、西国外務大臣暗殺を計画している学生グループのメンバーを捕らえることとなります。暗殺計画の詳細を聞き出すためにシルヴィア・シャーウッドは、学生グループのリーダーに変装させた黄昏を使って暗殺計画の詳細を聞き出すことに成功したようです。

シルヴィア・シャーウッドは黄昏に任務を下す場面にしか登場しないイメージがありますが、今回の暗殺計画エピソードにおいてシルヴィア・シャーウッドのWISE管理官としての見事な手腕を伺うことができるようです。

WISEに捕らえられた学生グループは、再び東西戦争の勃発を望み西国外務大臣の暗殺を計画したようです。平和ボケした学生グループの身勝手な考えと行動に怒るシルヴィア・シャーウッドは、学生グループに戦争の悲惨さを語り始めます。その内容は見聞きしたものではなく、自身の体験談のように感じられます。

アーニャは、実験動物で爆破テロに利用されそうになった白い大型犬と共に爆破テロ阻止に尽力したようです。高い知能がある白い大型犬は爆破テロ阻止後、西側に引き取られるはずだったものの、シルヴィア・シャーウッドは白い大型犬をペットにしたいアーニャの願いを聞き入れたようです。

この場面から、任務第一主義のようなシルヴィア・シャーウッドの人間らしい面が伺えるようです。フォージャー家の一員に加わった白い大型犬は、アーニャよりボンドと命名されたようです。

黄昏はデズモンドの動向を探る任務だけでなく、他の任務もこなしているようです。シルヴィア・シャーウッドはザカリス文書を入手するために、日向の貴婦人の回収を黄昏と夜帷に命じたようです。黄昏の後輩になる夜帷は、敏腕スパイとして誉れ高い黄昏にスパイのイロハを叩き込まれたからこそ、シルヴィア・シャーウッドは今回の任務で黄昏とコンビを組ませたのかもしれません。

黄昏の指導により優秀なスパイに成長した夜帷ですが、全く感情を出さないことで周囲から敬遠されているようです。そんな夜帷は黄昏に、少女漫画のヒロインのような恋心を抱いており、自分こそが黄昏の妻になるべきだと激しく思い込んでいるようです。シルヴィア・シャーウッドは期待の若手である夜帷が、そんなことを思っているとは夢に考えていないでしょう。

疑似家族を演じるという、いつもとは勝手の違った任務で黄昏は悪戦苦闘したようですが、アーニャをデズモンドの息子が通う名門校に入学させ貴重な情報を入手していったようです。任務を順調に進めている黄昏は、シルヴィア・シャーウッドにサポート要員を打診するものの拒否されてしまったようです。

それはWISEにサポート要員を投入する予算がないのではなく、並のスパイのサポートでは敵が警戒して任務が頓挫してしまうとシルヴィア・シャーウッドは考えたようです。黄昏のスパイとしての実力を誰よりも理解しているシルヴィア・シャーウッドは、黄昏を信頼し見守る姿勢を取ったようです。

働き方改革が叫ばれる昨今の日本。とは言うものの、有給を使って旅行などの長期休暇は取りづらいものです。典型的な仕事人間である黄昏は休暇とは無縁のようでしたが、ある日アーニャが抽選会で１等の豪華クルーズ船の旅に当選したことで珍しくシルヴィア・シャーウッドに休暇を申請することとなったようです。

シルヴィア・シャーウッドは、嫌な顔をせず黄昏の休暇を了承したようです。シルヴィア・シャーウッド了承済みの豪華クルーズ船の旅では、ヨルは公務員の仕事を隠れ蓑にした裏の仕事で乗船しているため、黄昏とアーニャとは別行動となっており、想定外のハプニングが起こりそうな予感となっているようです。

鋼鉄の淑女（フルメタル・レディ）と呼ばれるシルヴィア・シャーウッドは、WISE管理官として百戦錬磨のスパイたちに数々の任務を下して成功に導いているようです。シルヴィア・シャーウッドの外見は、鋼鉄の淑女に相応しいクールビューティーであることから一見取っつき難い印象があるかもしれません。

シルヴィア・シャーウッドが語る意味深発言から、黄昏と同じく東西戦争を経験していると考えられるかもしれません。だからこそ東西冷戦下の世の中で、真の平和を維持するために奔走しているのでしょう。シルヴィア・シャーウッドと同じ信念を抱いている黄昏は、シルヴィア・シャーウッドを上司としてではなく同志としての感情を抱いているかもしれません。

笑いあり涙あり、最後にはホッコリさせる「SPY×FAMILY」（スパイファミリー）では、キャラクターの過去はふんわりとしか描かれていないもののロイド・ヨル・アーニャには辛い過去があるようです。そして、どう見ても家族と無縁のWISEの管理官シルヴィア・シャーウッドには、何とアーニャと同じ年の娘がいるようです。

シルヴィア・シャーウッドは多くを語らないため、現時点ではシルヴィア・シャーウッドの娘の生死は不明であるようです。なのでシルヴィア・シャーウッドの娘は、東国と西国間で勃発した大規模な戦争で既に亡くなっている、又は故郷に残しているなど様々な憶測が考えられるようです。

中学生時代、軟式テニス部だった甲斐田裕子さんは、部員が少ない演劇部の友人の頼みで演劇部に所属することになったようです。学園祭などでの芝居を教師に褒められたことで、演じることが楽しいと思うようになり、高校卒業後に専門学校・東京メディアアカデミーの声優ボーカル科（現：東京声優・国際アカデミーの声優養成科）へ入学したようです。

デビューは在学中で、海外ドラマ「シナリオライターは君だ!」の一言だけの台詞の吹替えだったようです。卒業前のオーディションで賢プロダクションに合格し、養成期間中にテレビアニメ「ジーンシャフト」で初レギュラーを得ることとなったようです。養成期間を経て賢プロダクションに合格した甲斐田裕子さんは、現在も賢プロダクション所属で精力的に活躍し、第13回声優アワードにて外国映画・ドラマ賞を受賞したようです。

アニメ・ゲーム・洋画や海外ドラマの吹替えなどで、幅広い活躍をしている甲斐田裕子さんのメインは本人の希望もあり洋画の吹替えのようです。初主人公吹替えの映画は「プリティ・プリンセス」で、アン・ハサウェイ演じるミアを担当し、続編「プリティ・プリンセス2」でもミアを担当したようです。その後、「ブロークバック・マウンテン」「オーシャンズ8」などの大作映画で、アン・ハサウェイの吹替えを担当したようです。

CD映画「ワンダーウーマン」「ワンダーウーマン 1984」でガル・ガドット演じるダイアナの吹替えを担当し、アガサ・クリスティ原作の映画「ナイル殺人事件」でもガル・ガドット演じるリネットを担当したようです。アニメでは「銀魂」の月詠、「機動戦士ガンダムUC」のマリーダ・クルス、「約束のネバーランド」イザベラ、ディズニー映画「レミーのおいしいレストラン」のコレットなどがあるようです

メインキャラクターではないため出番が少ないシルヴィア・シャーウッドが、どのようにしてWISE管理官まで上りつめたのか知りたい方もいることでしょう。「SPY×FAMILY」のファンブックが発売されているので、シルヴィア・シャーウッドについての過去が判明するかもしれません。

「銀魂」の月詠のように、ミステリアス＋クールビューティーなキャラクターが印象的な声優の甲斐田裕子さんがシルヴィア・シャーウッド役を担当したことで、出番が少ないものの原作以上にキャラクターに深みが増すことでしょう。

今もなお世界中で親しまれているスパイ映画の元祖「007」で、ボンドの４代目上司Mをアカデミー賞女優ジュディ・デンチが演じていたようです。ボンドとMのクールだけど時折見え隠れする信頼関係と、黄昏とシルヴィア・シャーウッドは関係性はどこかしら共通しているかもしれません。

ケネディ大統領は、「スパイの成功は知られることはないが、失敗すれば速攻で世界中に知れ渡ることとなる」と言ったそうです。ロイドこと黄昏の上司でWISE管理官シルヴィア・シャーウッドは、そんな非情な世界で強者揃いのスパイたちを束ね、平和のために水面下で静かなる戦いをしている男前な女性と言えるかもしれません。

漫画を経てアニメでヒットした作品は、必ずと言っていい程スピンオフ作品が作られていることから、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」に続きヒット街道を突き進んでいる「SPY×FAMILY」（スパイファミリー）で、ひょっとしたらシルヴィア・シャーウッドをメインにしたスピンオフ小説などが作られるかもしれません。