【鬼滅の刃】不死川玄弥の鬼喰いを考察！鬼化するシーンや強さ・能力もネタバレ

「鬼滅の刃」にて、鬼喰いの特異体質を持つ不死川玄弥は、鬼殺隊でありながら鬼化する稀な隊士である一方、いつから鬼化したのか、なぜ鬼喰いをするのか、疑問が浮上しています。以下では、「鬼滅の刃」から、不死川玄弥が鬼喰いを始めたのはいつからか、なぜ鬼喰いに至ったのか、また、黒死牟のセリフから浮上した300年前に実在した鬼喰いの隊士等をネタバレ考察しました。

社会現象を巻き起こした「鬼滅の刃」は、2016年～2020年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された吾峠呼世晴先生の代表作で、単行本・全23巻で構成されています。また、吾峠先生による公式ファンブックや外伝、スピンオフ作品なども展開されており、幅広い世代の人気を集めています。

鬼滅ブームの火付け役となった鬼滅の刃のアニメシリーズは、2019年4月に放送開始され、2022年2月までに原作漫画の遊郭編までが制作・放送されました。また、2020年10月には、劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」が上映され、日本歴代興行収入第1位を記録するなど、国内の興行収入記録を更新しました。

炭治郎が家を空けたその夜、竈門家は鬼の襲撃に遭い、母親と幼い弟妹が殺され、一命を取り留めた妹・禰豆子は鬼化してしまいます。翌朝、実家の惨事を目の当たりにした炭治郎は、家族を殺した鬼への復讐と、鬼化した禰豆子を人間に戻すべく、鬼殺隊へ志願します。そして、育手の下での修行や最終選別、数々の鬼との戦いを経た炭治郎は、因縁の相手・鬼舞辻󠄀無惨との戦いに挑みます。

不死川玄弥は、炭治郎の同期の鬼殺隊員で、風柱・不死川実弥を兄に持つ16歳です。鬼化した母親を倒した兄・実弥に酷いことを言ってしまったことを謝るべく鬼殺隊へ志願し、鬼喰いの能力に目覚めてからは、岩柱・悲鳴嶼行冥の弟子として鍛錬を積みます。武器は、ソードオブショットガンの南蛮銃と、刀身の短い日輪刀を使用、鬼喰いによって鬼の能力の一部を利用することも可能です。

不死川玄弥の鬼喰いは、鬼が人間を食べるごとに強くなるケースの逆パターンとも呼ばれ、玄弥の鬼化は味方の窮地を何度も救ってきました。一方で、玄弥が鬼喰いをできるのはなぜか、いつから鬼喰いを始めたのか、様々な疑問が浮上する中、鬼喰いは300年前にも行われていたとも考察されています。以下では、「鬼滅の刃」から、玄弥が鬼喰いを始めたのはなぜか、いつから始めたのか、300年の鬼喰の剣士の真相について考察しました。

なぜ、不死川玄弥が鬼喰いを始めたのか、その理由は玄弥の身体能力の低さや、剣士の素質がなく、追い詰められた末に、鬼喰いを始めたとされています。鬼殺隊士にとって呼吸法は、己の身体能力を向上させる必要不可欠なスキルですが、呼吸法は誰でも出来るわけでなく、玄弥のように呼吸法が出来ない人間も少なからずいます。

また、玄弥の日輪刀は色変わりする前の灰色の刀身であり、これは剣士の素質がないために変色しないことが判明しています。このように、鬼殺隊士としては不利な状況にある玄弥でしたが、それでも兄・実弥のように柱を目指し、自らの欠点を補う手段として鬼喰いを始めました。

鬼喰いのメリットは、短期間で鬼化できることや、一部の血鬼術が使えることが挙げられるも、鬼殺隊としてはよくない行為であり、特に鬼への憎悪が強い実弥は、弟の鬼化に激怒し、呼吸法が使えないから鬼殺隊を辞めるように言い放っています。しかし、劇中では、玄弥の鬼化によって味方の窮地が救われたことが何度かあり、玄弥の鬼化は鬼殺隊にとっても苦肉の策となっています。

玄弥がいつから鬼喰いを始めたのかは、鬼滅では言及されておらず、本格登場となった刀鍛冶の里編以前には、鬼喰いをしていたと推測されます。また、公式ファンブックによると、鬼喰いの影響で暴走していたところを、岩柱・悲鳴嶼行冥に助けられており、後に弟子となった経緯から、入隊後しばらくしてから鬼喰いを始めたでしょう。

鬼喰いの剣士は、現在の鬼殺隊士の中では、川玄弥1人とされていますが、実は300年以上前にも玄弥と同じく鬼喰いの剣士が存在していたことが黒死牟のセリフにて言及されています。黒死牟によると、300年以上前の鬼喰いの剣士は、胴を切断されて絶命したと話しており、300年前の鬼喰いの剣士は、玄弥よりも鬼化が薄かった可能性が高いでしょう。

また、岩柱・悲鳴嶼行冥に対しても、300年ぶりに強い剣士と出くわしたことを喜ぶセリフを放つも、その剣士の正体は300年前の鬼喰いとは別の剣士だと考えられます。一部では、黒死牟の言う300年前に出くわした最強の剣士＝鬼喰いの剣士とも考察されるも、300年前に実在した鬼喰いと300年前の最強の剣士は別人物であり、両者共に300年という共通点こそ指摘されるも、鬼殺隊としての活動時期が異なる可能性も考えられます。

黒死牟のセリフから、一部で300年前にも鬼喰いの鬼殺隊士の存在が浮上したものの、鬼喰いの隊士は玄弥以外の例は確認できず、また、300年前の鬼喰いに関する記録もないため、鬼喰いは劇中で謎とされています。以下では、不死川玄弥の鬼喰いによる鬼化シーンや、兄・実弥との和解と別れとなった玄弥の最後をネタバレ紹介します。

無限城の戦いに参戦する玄弥は、兄・実弥と霞柱・時透無一郎と共に上弦の壱・黒死牟との戦いに挑むも、胴体を半分に切断される重傷を負ってしまいます。しかし、鬼喰いの能力を発揮する玄弥は即死することなく、黒死牟の髪の毛を食べることで肉体を復活させ、さらに黒死牟の刀を飲みこむことで、強さを増していきます。

上弦の壱の力を手に入れた玄弥は、血鬼術を用いた南蛮銃で攻撃、さらに黒死牟のエネルギーを吸い取る能力を使って、黒死牟の動きを鈍らせていきます。玄弥の活躍によって黒死牟の動きは封じ込められ、最後は悲與鳴行冥たちの手で頸が落とされました。

人間であれば、身体の半分が切断されれば即死ですが、鬼化した玄弥は辛うじて一命を保っており、また、大量出血による鬼の血の流出により、人間に戻りつつありました。その後、悲與鳴行冥のはからいで兄・実弥と対面した玄弥は、ようやく兄弟の和解を果たすことが出来たものの、鬼化の影響のため、死後は遺体が灰となって消えてきました。

以下では、なぜ、不死川玄弥だけが鬼喰いができたのか、玄弥の特異体質や、鬼化による強さや能力などをネタバレ考察ました。

鬼化するには、鬼喰いの特異体質がなければできず、通常の人間ではできないと考えられます。不死川玄弥の場合は、柱に近づくという並みならぬ執念や、元々備わっていた特異体質によって鬼喰いができたと推測される一方、通常の人間であれば即死する重傷でも、意識を失わなかった玄弥の生命力の強さから、玄弥の鬼説が浮上しています。

人間が鬼化するためには、例外を除くと、鬼舞辻無惨の血つまり細胞を取り込むことで鬼化し、頸を斬られない限り死ぬこともはなく、負傷箇所を再生する能力を持っています。一方、鬼には無惨の呪いがかかっており、自分の居場所が特定されたり、思考を読み取られるだけでなく、無惨の名前を呼ぶと消滅する危険を伴います。

玄弥も、鬼喰いを通じて無惨の細胞を取り込んでいるものの、黒死牟を食べるまでは無惨の声は聞こえることなく、また自身の居場所の特定や思考を読み取られることもありませんでした。その理由は、玄弥は鬼化はできても、完全な鬼にはなれない、つまり人間と鬼の亜種のような存在となったため、無惨の呪いが発動されなかったと考えられます。

玄弥が鬼喰いを出来た理由は、鬼の肉を噛み切る強靭な顎の力と異常に発達した消化器官によって実現できたものであり、通常の人間では真似できない特異体質です。また、短期間で鬼化できる特異体質は、玄弥以外にはみられず、鬼殺隊唯一の逸材として頼りにされています。

玄弥は、完全な鬼でもなければ、人間とも言い切れない両者の間に立つ存在と考えられるものの、玄弥には鬼の素質があったから、鬼喰いや鬼化ができたとも考察できます。また、劇中では、鬼喰いをした鬼の能力を使うことができた玄弥でしたが、黒死牟の肉を食べてからは無惨の声も聞こえるようになり、鬼の耐性があったと捉えられるでしょう。

しかし、玄弥の鬼化は、呼吸法が使えず、剣の素質もなくても柱へ上り詰めたいという、玄弥の苦肉の策によって生まれた方法であり、玄弥の鬼の素質があったとは言い切れません。また、鬼化した母親の手で幼い弟妹が殺害されたこと、その母親も兄の手で倒された過去から、例え玄弥が鬼の素質があったとしても、彼が自分から望んで鬼になることは考えにくいでしょう。

劇中では、玄弥が定期検診のため蝶屋敷を訪れる描写があります。玄弥の鬼化は、鬼殺隊士の中でも非常に珍しい特異体質である一方、玄弥のように剣士が鬼化する例はほとんどなく、その仕組みや鬼化による危険性も分かっていません。そのため、鬼化を使いすぎることは、自殺行為にも等しいものであり、玄弥の検診を担う蟲柱・胡蝶しのぶもその点を危険視し、玄弥に厳しく注意しています。

玄弥の兄は、鬼殺隊の風柱・不死川実弥であるものの、兄弟仲は周囲が困惑するほど悪く、実弥が玄弥につらく当たり始めたのはいつからか、なぜ、玄弥へ鬼殺隊士を辞めるように迫るのか、実弥の真意は長らく伏せられていました。以下では、玄弥の兄・風柱こと不死川実弥のプロフィールや、実弥の鬼喰いの素質の有無をネタバレ考察ました。

鬼殺隊の風柱で、風の呼吸の遣い手、柱の中で一番、鬼への憎悪や怒りが激しく、過激な言動が目立つ剣士です。母親が鬼化し、兄弟で唯一生き残った玄弥を守るべく、夜が明けるまで鬼の母親と戦った過去を持ち、玄弥に対しても、亡くなった母・弟妹の分まで幸せになって欲しいとの思いから、玄弥を鬼殺隊士から身を引かせようと厳しい態度に出ます。

鬼喰いのできる玄弥とは血の繋がった兄弟なので、実弥にも少なからず鬼喰いの素質はあると推測されるも、鬼の血肉を食らうための特異体質がなければ、鬼喰いは成功しないでしょう。また、実弥は、柱に選ばれるまで風の呼吸を極めていることから鬼喰いの必要性がなく、玄弥の風当たりの強さからも、鬼喰いそのものに対する嫌悪も強いでしょう。

2022年にアニメ放送が予定されている鬼滅の刃・刀鍛冶の里編は、不死川玄弥が鬼喰いや鬼化をはじめて見せたエピソードであり、玄弥の活躍に注目が集まっています。以下では、鬼滅の刃・不死川玄弥のアニメ声優を紹介します。

不死川玄弥のアニメ声優・岡本信彦さんは、1986年生まれ、東京都出身の声優・歌手で、プロ・フィット声優養成所を経て、2006年から声優活動を行っています。個性が際立ったキャラクターを演じる機会が多く、第5回声優アワード・助演男優賞を受賞するなど、演技力の高さが注目されています。

声優・岡本信彦さんの主な出演作品は、アニメ「バグマン。」新妻エイジ役、「青の祓魔師」奥村燐役、「ポケットモンスター サン＆ムーン」グラジオ役、「はねバド!」立花健太郎役、「ダイの大冒険（2020年版）」ノヴァ役等です。

不死川玄弥の鬼喰いについて、なぜそのようなことをするのか、いつから鬼喰いを始めたのか、玄弥に関する謎もファンの興味を引きつけています。以下では、不死川玄弥の鬼喰いに関する感想や評価を紹介します。

鬼滅にて強烈なインパクトを放った不死川玄弥の鬼喰いは、人間が鬼を食べるという逆転の発想はもちろん、食べた鬼の血鬼術まで使えるという剣士を上回る強さを発揮し、チート級の能力とも評されています。玄弥が自身の特異体質に気が付いたのはいつからか、なぜ鬼喰いをするのか等、玄弥の鬼喰いはいまだ謎が多い設定ですが、他剣士にはない独特の能力や計り知れない強さは、玄弥の人気に拍車をかけています。

玄弥がいつから鬼喰いを始めたのかは、本編で明かされることはなかったものの、ファンの中には、玄弥の鬼喰いは、第三者から鬼喰いに関する情報を得た結果とも考察されています。玄弥が鬼喰いを始めた理由は、鬼殺隊士として追い詰められていたことと推測されるも、それがきっかけで鬼喰いを始めたとは考えにくく、やはり、どこかで鬼喰いの情報を聞いたことが、鬼喰いをはじめたきっかけとなったでしょう。

対黒死牟戦にて力尽きた玄弥でしたが、もしあの場面で玄弥が生きていれば、完全な鬼になっていたかもしれないとの考察も浮上しています。玄弥が完全な鬼化は、遊郭編の禰豆子のように人間の力では制御できない強さを発揮すると推測され、人間の限界を越えた鬼の玄弥との壮絶な戦いや、鬼滅のその後も大きく変わっていったでしょう。

「鬼滅の刃」の不死川玄弥から、鬼喰いをする理由はなぜか、いつから鬼喰いを始めたのか、玄弥の鬼喰いの強さや能力、黒死牟のセリフから浮上した300年前に実在した鬼喰いの隊士などを、ネタバレ考察しました。玄弥の鬼喰いは、呼吸法が使えない・剣の素質もない、玄弥の苦肉の策でしたが、玄弥の鬼化は味方の窮地を救うきっかけにもつながり、鬼殺隊に欠かせない戦力として頼りにされています。