【炎炎ノ消防隊】日下部兄弟の過去や出生の秘密を考察！ショウは仲間になる？

大久保篤による漫画作品「炎炎ノ消防隊」。この記事では日下部兄弟（主人公・日下部森羅と弟の日下部象）を特集していきますが、その前に炎炎ノ消防隊の作品情報をお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

漫画「炎炎ノ消防隊」は、講談社の週刊少年マガジンにて2015年43号より2022年13号まで連載された大久保篤によるSF作品です。超自然発火現象により生まれた怪物「焔ビト」と戦う特殊消防隊の活躍が描かれます。

炎炎ノ消防隊の単行本は33巻まで刊行され、2021年10月現在1700万部を超える売上を上げています。また、メディアミックスとしては、テレビアニメが2期まで制作・放送されたのをはじめ、小説・舞台作品・ゲームなど幅広く展開されています。

太陽暦佰九拾八年の東京皇国では、人体発火現象により生じた怪物・焔ビトが人々を恐怖のどん底に陥れていました。その異常現象の原因を究明し対策を講じるため特殊消防隊が組織されます。そんな中、12年前の火災により母親と弟を失った主人公シンラは、同じような被害者を出さないために第8特殊消防隊に入隊。厳しい訓練と消火活動で実績を積みながら、焔ビトに深く関与する組織・伝導者一派との戦いに臨みます。

ここからは、この記事のメインテーマである炎炎ノ消防隊・日下部兄弟の話題に移っていきます。本作・炎炎ノ消防隊の主人公で、幼いころからの夢だったヒーローを目指して第8特殊消防隊で訓練を重ねるシンラこと日下部森羅。彼は12年前の火災で母親と弟・象（ショウ）を失いました。ところが、焼死したと考えられていた弟ショウが生きていることが判明します。次項で詳しく解説します。

まず、炎炎ノ消防隊の主人公・日下部森羅（シンラ）のプロフィールから紹介します。特徴的な三白眼を持つ森羅は、第8特殊消防隊に所属する二等消防官・17歳の青年です。第三世代の能力者で、足から炎を出し自由に空を飛び回ることができます。伝導者一派が集めているアドラバーストの使い手であり、「四柱目」と呼ばれています。

続いて、日下部森羅の弟・日下部象（ショウ）を紹介します。ショウは、13歳の少年で灰焔騎士団では団長を務める「三柱目」です。彼もまた第三世代能力者で、アドラリンク時に時間を自在に操り他者の動きを止める能力を持っています。

12年前の火災で焼死したとされていたショウですが、伝導者一派に拉致され彼らに育てられていたことが判明。しかも、ショウが能力に目覚めたことにより火災が発生した上、母親は焔ビトとなり兄の森羅は第三者能力者に覚醒したのです。

ここからは、炎炎ノ消防隊の日下部兄弟の過去や出生の秘密をネタバレで解説していきます。最初は、12年前に起きた火事の話題からです。

12年前の火事は日下部家の家族の人生を一変させてしまいます。母親と弟は焼死、1人取り残されたシンラは、火災による悲劇をなくすため第8特殊消防隊に入隊します。

また、死亡したと思われていた弟のショウは、伝道者一派に連れ去られ一派の戦闘員として育てられます。今では、戦闘集団・灰焔騎士団を率いる団長を務めるまでに成長しました。

伝導者一派の元で育った日下部象（ショウ）は、伝導者の加護を受けることと引き換えに幼かったころの記憶を奪われます。兄のシンラ（森羅）と出会うまで彼のことすら覚えていなかったほどです。ネザーでのシンラとの戦闘で幼い頃の記憶を取り戻しますが、その後二柱目・ハウメアにより再度記憶を消されてしまいました。

体制強化をはかりたい伝道者一派は、アドラバーストを有する人間を懸命に捜します。その結果、浮上したのが日下部兄弟の弟ショウでした。この世には、伝道者一派の柱となる人物が8人いるとされていますが、その内の2人が日下部兄弟だったのです。日下部家にはアドラバーストを生み出す原因が、また日下部兄弟には出生の秘密が隠されているのかも知れません。

母親は12年前の火災で焔ビトとなったことが判明していますが、父親は1度も姿を現したことがありません。一説には伝道者一派の要人、あるいは第1特殊消防隊の大隊長レオナルド・バーンズではないかと言われていますが、真相は不明のままになっています。

ここからは、炎炎ノ消防隊の日下部兄弟の強さをネタバレで考察していきます。幼い頃にアドラバーストに覚醒し伝道者一派に拉致されたショウ（象）は、母親や兄のシンラの記憶を消されてしまいます。その後、ネザーの戦いで森羅と対峙しアドラリンクしたことで記憶を取り戻しますが、ハウメアにより再度記憶を消去されてしまいます。

一方の兄森羅（シンラ）は、火災の後アドラバーストに覚醒し第8特殊消防隊に入隊します。日下部兄弟は二人ともアドラバーストに覚醒していたのです。

前述のように、伝道者一派の加護を受ける代わりに過去の記憶を失ったショウですが、ネザーで兄・森羅と再会した時にアドラリンクを起こし記憶の一部を取り戻します。このアドラリンクとはどのようなものなのでしょうか？

アドラリンクとは、アドラバーストを有する者がアドラの世界と接続することで生じる現象を指しています。これにより炎の力が飛躍的に向上したりお互いが深く繋がりあったりしますが、他方で精神が乗っ取られる危険性をはらんでいます。シンラとショウの場合には、お互いの魂を共鳴し合うことができました。

炎炎ノ消防隊では第8特殊消防隊に所属し、12年前の火災の犯人を追うシンラ（森羅）と、過去の記憶を失い伝道者一派・灰焔騎士団で団長を務めるショウ（象）。12年前に起きた原因不明の火災が2人に別々の道を歩ませることになりました。

ネザーの戦いで記憶の一部を取り戻したショウですが、すぐにハウメアによりその記憶を消去されてしまいます。しかし、その後ショウは過去の記憶を取り戻したいと考えるようになります。ショウにシンラの記憶が蘇ったときには、兄シンラの仲間になって戦う展開が訪れるかも知れません。

ここからは、アニメ「炎炎ノ消防隊」で日下部兄弟を演じた声優を紹介していきます。最初に紹介するのは、兄シンラの声を演じた声優の梶原岳人（かじわら・がくと）です。

梶原岳人は、1994年11月28日大阪府出身の声優で、歌手・YouTuberとしても活躍しています。幼少期から漫画やアニメが好きで孫悟空の物まねをしていたという梶原。高校生になると声優業に興味を抱き、「声優アワード」の新人発掘オーディションに応募します。大学卒業後、声優養成所での研修を経て東京俳優生活協同組合に所属し、声優としての第一歩を踏み出します。

2017年テレビアニメ「エロマンガ先生」で声優デビューを飾った後、同年放送のブラッククローバーでは主人公のアスタを演じます。その後も、「お前はまだグンマを知らない」や本作「炎炎ノ消防隊」、そして「シャドウバース」で主役に抜擢されるなど華々しい活躍を続けています。

続いて、アニメ「炎炎ノ消防隊」でシンラの弟・ショウを演じた声優の坂本真綾（さかもと・まあや）を紹介します。声優のほか女優、歌手、ラジオパーソナリティ、そしてエッセイストと幅広く活躍している坂本は、1980年3月31日東京都板橋区に生まれました。8歳の頃には子役として活動を開始、ラジオドラマや洋画・海外ドラマでの吹き替えを行うようになります。

声優としての転機となった作品は、1996年テレビアニメ「天空のエスカフローネ」。主人公の神崎ひとみを演じ一躍有名になります。その後、「DEATH NOTE」の高田清美役や「黒執事」のシエル・ファントムハイヴ役など数々のアニメ作品に出演する一方、ナタリー・ポートマンやジェシカ・アルバらの声を担当するなど洋画作品においても活躍しています。

ここまで炎炎ノ消防隊の日下部兄弟特集をお届けしてきましたが、最後に日下部兄弟に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する炎炎ノ消防隊の日下部兄弟に関する感想・評価は、兄弟の絆が好きだという方のツイートからです。まだ赤ちゃんのショウとそれを見つめる兄シンラのシーンを見て、兄弟愛の尊さに感動したようです。

続いて紹介するのも、炎炎ノ消防隊の日下部兄弟がとてもかわいいというツイートからです。連載終了に近づきつつある炎炎ノ消防隊。（ハッピーエンドの）結末が想像できるので嬉しいのですが、一抹の悲しさも感じるようです。

最後に紹介する炎炎ノ消防隊の日下部兄弟に関する感想・評価は、日下部兄弟の父親についてのツイートからです。ここまで登場していないのが不自然であやしいと言います。悪役なのでは？と予想を立てていました。

ここまで、「炎炎ノ消防隊・日下部兄弟の過去や出生の秘密を考察！」と題して、日下部兄弟のプロフィールから過去や出生の秘密をネタバレで解説し、さらにはショウが森羅たちの仲間になるのかどうかなどについて考察してきました。いかがでしたでしょうか？

12年前の火事により別々の道を歩むことになった日下部兄弟。しかし、ネザーでの戦いで一時的にショウが記憶を取り戻し、2人が尊い兄弟愛でつながっていることがわかりました。今後の展開次第ではシンラとショウが手を携えて闘う日が訪れるかも知れません。