【無職転生】死神ランドルフは七大列強5位！パックスとの関係や料理の腕前も考察

無職転生の作中でパックスに仕え、王竜王国に対してクーデターを起こしたランドルフ。無職転生に登場するランドルフは七大列強序列5位のキャラクターであり、｢死神｣の称号を冠しています。その強さは七大列強の中で下位となっているものの、決して弱い訳ではなく、主人公のルーデウスを翻弄出来るほどの強さを持っています。本記事ではそんな死神ランドルフについて強さや料理の腕前、パックスとの関係などをご紹介していきます。

では死神ランドルフの強さや料理の腕前、パックスとの関係などをご紹介する前に、ランドルフが登場する無職転生とはどのような作品なのかについて簡単にまとめたのでご紹介していきます。死神ランドルフが登場する無職転生とは2014年から2022年3月現在にかけて刊行されているライトノベル作品です。無職転生は2012年から2015年まで掲載された｢小説家になろう｣の作品を原作としており、作家の理不尽な孫の手が描いています。

理不尽な孫の手が作者を務める無職転生は近年流行している異世界ものの作品であり、異世界に転生した無職の人生のやり直しが描かれています。書籍は2022年3月現在までに合計25巻刊行されており、漫画作品やスピンオフ作品も制作されています。その人気は非常に高く、シリーズの累計発行部数が1000万部を超えています。この人気から本作は2021年の1月にアニメ化され、1期の放送終了後にはアニメ2期制作が発表されました。

ニート生活を送る主人公は34年も引き籠もり、親の葬式にも出ないろくでなしでした。これに兄弟達が激怒し、主人公は突然家を追い出されてしまいます。全てを失った主人公は絶望の中で3人の高校生を助け、トラックに轢かれて死亡します。しかし主人公は異世界に転生して蘇り、ルーデウスという男の子に生まれ変わったことを知ります。そして主人公はルーデウスとして前世の後悔やトラウマを乗り越えていくことになるのでした。

本記事で強さや料理の腕前、パックスとの関係などをご紹介するランドルフとは無職転生に登場するキャラクターの1人です。無職転生に登場するランドルフは本名を｢ランドルフ・マリーアン｣といい、右目の眼帯と魚のような大きい目、骸骨のような痩せ細った容姿が特徴となっています。ランドルフは無職転生の作中で｢死神｣という称号を冠しており、｢龍神｣のオルステッドや｢北神｣のアレクと同じく七大列強の1人に数えられてます。

七大列強においてランドルフは下位の序列5位であるものの、卓越した剣術と暗殺技術を持っており、作中最強クラスの強さを有しています。その強さや見た目に反して死神ランドルフは非常に気さくな性格をしており、料理を趣味にしています。しかし死神ランドルフは料理が下手くそであり、一時期貧しい日々を送っていました。そんな死神ランドルフは作中で料理を褒めてくれるパックスに付き従い、共にクーデターを起こしました。

ではここからは無職転生に登場する死神ランドルフの強さや能力について詳しくご紹介していきます。｢死神｣を冠しているランドルフは無職転生の作中で七大列強の序列5位に位置しています。七大列強の序列5位は北神アレクサンダー・カールマン・ライバックや剣神ガル・ファリオンより上であり、最強クラスの強さを持っていることが分かります。ただ死神ランドルフは｢死神｣を巡る戦いに嫌気が差し、10年以上碌に戦っていません。

また死神ランドルフは親戚の定食屋を経営し、料理に明け暮れていました。そのため死神ランドルフの強さは七大列強で最弱といわれています。しかし死神ランドルフは我流で北神流の｢北帝｣や水神流の｢水王｣レベルの剣術を身につけており、いくら七大列強で最弱でも決して弱い訳ではありません。実際死神ランドルフは無職転生の作中でルーデウス・ロキシー・ザノバの3人を最後まで翻弄し、その圧倒的な強さを見せつけています。

無職転生の作中で死神ランドルフは一線を退いているため、全盛期ほどの強さを持っていません。しかし死神ランドルフは昔暗殺者をやっていたらしく、暗殺者の世界で非常に有名な人物となっています。死神ランドルフは七大列強序列5位のキャラクターであり、普通の人間が勝てるような存在ではありません。そのため暗殺者界隈では死神ランドルフと敵対してしまった場合、雇い主を殺して死神ランドルフから逃げるよう言われています。

元々死神ランドルフは北神二世のアレックス・C・ライバックと｢死神騎士｣シャイナ・マリーアンの孫として生まれ、後の｢北神｣アレクサンダー・カールマン・ライバックと共に祖父の北神二世から｢北神流｣の剣を学びました。しかし死神ランドルフは北神二世アレックス・C・ライバックと仲違いしてしまい、家を飛び出してしまいました。その後死神ランドルフは独学で剣術を学び、｢幻惑剣｣と呼ばれる剣術を生み出すことになりました。

死神ライバックが独自に生み出した｢幻惑剣｣とは｢誘剣｣と｢謎剣｣の2つを融合させた剣術です。まず｢誘剣｣はわざと相手に攻めどきを与えてカウンターを行う剣術であり、｢謎剣｣は相手に攻撃への危機感を与えて危険から脱する剣術となっています。この2つの剣術が合体した｢幻惑剣｣は心理戦において最強の強さを持っており、敵を最後まで翻弄します。作中で死神ランドルフはルーデウスやロキシーと戦った際、｢幻惑剣｣で完勝しました。

上述のプロフィールで少しご紹介した通り、無職転生に登場する死神ランドルフはいつも右目に眼帯を付けています。この眼帯の裏には｢空絶眼｣という魔眼があり、赤く光る瞳の中に六芒星の文様が輝いています。無職転生の作中で死神ランドルフはこの魔眼｢空絶眼｣を使い、シーローン王国に反旗を翻した軍から城を守りました。しかし｢空絶眼｣は使用シーンが細かく描かれておらず、どのような能力を持った魔眼なのか不明となっています。

無職転生の本編の過去でランドルフは｢死神｣の称号を名乗る前、独学で｢幻惑剣｣を会得しました。その後自身の剣術を確立させたランドルフは当時の｢死神｣であるラクサスと魔大陸で戦います。この戦いでランドルフはラクサスに勝利を飾ります。そしてランドルフはラクサスから｢死神｣の称号を譲り受け、七大列強序列5位となりました。しかしランドルフは｢死神｣を求める者との戦いに嫌気が差し、王竜王国に戻って第一線から退きました。

無職転生の作中でルーデウスは死神ランドルフがヒトガミの使徒だと勘違いしてしまいます。この勘違いによってルーデウスはロキシーとザノバの2人と共に、死神ランドルフと戦うことになりました。しかしルーデウスは｢幻惑剣｣の前に最後まで翻弄され、死神ランドルフに殺されそうになります。その中でルーデウスは勘違いだと知り、死神ランドルフと和解しました。このシーンは死神ランドルフの強さが良く分かる場面となっています。

ではここからは無職転生に登場する死神ランドルフの料理の腕前についてご紹介していきます。無職転生に登場する死神ランドルフはその不気味な見た目に反し、料理を趣味としています。料理が好きな死神ランドルフは｢死神｣の称号を求める戦いに嫌気が差した後、王竜王国で親戚の定食屋を継ぐことになりました。しかし死神ランドルフは料理の腕が絶望的に下手くそであり、作った料理の匂いや見た目がどれも最悪となっています。

料理が下手くそであることから死神ランドルフは継いだ定食屋を破産させてしまい、借金地獄に陥ってしまいました。また無職転生の作中でルーデウスは死神ランドルフの料理を食べ、その酷さに激怒しています。死神ランドルフはルーデウスに料理を出した際、破産させた親戚の定食屋を完全にたたんでいませんでした。しかし死神ランドルフは料理を食べて激怒したルーデウスにダメ出しを受け、定食屋をたたむことを決意しました。

上述でご紹介した通り、無職転生の作中で死神ランドルフはルーデウスに料理を酷評されてしまいます。しかし死神ランドルフはパックスとその妻・ベネディクトに料理の味を褒められます。どうやら死神ランドルフの料理は魔大陸向けの味付けがされており、パックスとベネディクトは匂いと見た目を我慢すれば美味しいと感じました。料理が美味しいと評価を受けた死神ランドルフはパックスを慕い、彼に仕えることを決意しました。

ではここからは無職転生に登場するパックスの死と死神ランドルフのその後についてご紹介していきます。無職転生の作中で王竜王国に追放されたパックスは王女のベネディクトと出会い、結婚することになります。この結婚に王竜王国の王・レオナルドはパックスをシーローン王国へ戻し、高い地位を与えようとしました。レオナルドとベネディクトが王竜王国の王族であるため、パックスが追放状態だと周囲に示しがつきません。

パックス自身も故郷であるシーローン王国に帰りたいと考えていました。しかしシーローン王国はパックスの帰国を拒否してしまいます。この時シーローン王国が王竜王国の実質的な属国であったため、レオナルドは激怒します。そこでレオナルドは死神ランドルフを筆頭した10人の騎士を与え、パックスにシーローン王国でクーデターを起こさせます。この時パックスはザノバ以外の兄弟を殺し、シーローン王国の玉座を手に入れました。

クーデターに成功し、シーローン王国の玉座を手に入れたパックスは心の底から安堵します。しかしその直後、ジェイド将軍がハルハ・シーローンと共にクーデーターを起こし、パックスはベネディクトと死神ランドルフ以外の味方を失ってしまいます。これにパックスは絶望し、妻のベネディクトとお腹の中にいる子供を死神ランドルフに託します。そしてパックスはシーローン王国の王城から飛び降り、自殺してしまいました。

パックスが自殺した後、王竜王国に逃れたベネディクトはそこでパックスとの子供を産みます。ベネディクトは父親の名前を貰い、その子供へ｢パックス・シーローン・ジュニア｣と名付けました。ベネディクトと共にシーローン王国から逃げた死神ランドルフはパックスの恩に報いるため、パックスジュニアに剣術と学問を教えます。そして成長したパックスジュニアはルーデウスの子・ジークと共に、王竜王国から独立して国を建てました。

ルーデウスの子供であるジークことジークハルトは北神アレクサンダー・カールマン・ライバックに弟子入りし、｢北帝｣の名を授ります。その後ジークハルトは無職転生の外伝｢ジョブレス・オブリージュ｣でパックスジュニアと共に新たな国を作り、死神ランドルフと出会います。この時死神ランドルフはジークハルトを認め、｢死神｣の称号を与えます。これによりジークハルトは｢死神｣の名を冠し、七大列強の序列5位となりました。

無職転生に登場する死神ランドルフに関する感想では死神ランドルフが好きといった感想が多く寄せられていました。無職転生に登場する死神ランドルフは不気味な雰囲気を纏う怪しいキャラクターです。しかし死神ランドルフはその見た目に反して心優しく、料理が好きといったかわいいギャップを持っています。また慕う人間に対して忠義を貫く心も持っており、死神ランドルフは無職転生ファンに高い人気を博しています。

無職転生に登場する死神ランドルフに関する感想ではジークに｢死神｣の称号を譲った話が見たいといった感想も寄せられていました。無職転生の外伝となる｢ジョブレス・オブリージュ｣で死神ランドルフはルーデウスの子供であるジークに対し、｢死神｣の名と七大列強序列5位の座を譲ります。残念ながらこのシーンは未だ詳しく描かれていません。おそらくこのエピソードは今後の無職転生のシリーズで詳しく語られることになるでしょう。

無職転生に登場する死神ランドルフに関する感想ではアニメでの登場に注目する感想も寄せられていました。死神ランドルフは2022年3月現在までにアニメ無職転生で登場していません。死神ランドルフは無職転生の原作で終盤あたりに登場したキャラクターであり、アニメ無職転生は青少年期編までしか描いていません。そのため死神ランドルフがアニメで登場するのはまだまだ先になると考えられます。

本記事では死神ランドルフについて強さや料理の腕前、パックスとの関係などをご紹介しました。死神ランドルフは原作の終盤で本格的に登場するキャラクターであるため、そこまで目立っていません。しかし無職転生の後日譚で死神ランドルフはルーデウスの子供・ジークに対し、｢死神｣の名と七大列強序列5位の座を譲りました。このことから死神ランドルフは無職転生の中で非常に重要な立ち位置にいるキャラクターといえるでしょう。