【五等分の花嫁】中野五月（いつき）の名言集！名シーン・セリフやアニメ声優も紹介

アニメ化もされた人気作品の「五等分の花嫁」には、5人のヒロインが登場します。今回紹介する中野五月(いつき)は、五つ子の末っ子で真面目な頑張り屋という特徴があります。今回は、そんな五月の名言・セリフ・名シーンや、五月役を演じた声優の水瀬いのりさんについて紹介していきます。

「五等分の花嫁」は「週刊少年マガジン」で2017年から2020年まで連載されたラブコメ作品で、作者は春場ねぎさんです。2019年5月に第43回講談社漫画賞の少年部門を受賞、2022年3月時点で累計発行部数は1600万部を突破という人気作品。主人公の上杉風太郎が、花嫁との過去を回想するという作品で、学生時代に中野家の五つ子と出会ってからのエピソードが描かれます。

そんな「五等分の花嫁」は2019年にアニメ化され、2021年に2期の「五等分の花嫁∬」が放送されました。アニメ化された「五等分の花嫁」は人気ラブコメ原作というだけではなく、中野五月役の声優水瀬いのりさん、花澤香菜さんや竹達彩奈さんといった人気声優が多数出演することでも話題になりました。また、2022年5月に「映画 五等分の花嫁」が公開予定となっています。

上杉風太郎は結婚式を前にして、花嫁と出会った時のことを回想していました。それは、家の借金を返済するために学業優秀な風太郎が同級生の家庭教師をすることになった時点から始まります。風太郎が家庭教師として教える相手は、転校してきた中野家の五つ子。四葉を除いて、最初は風太郎に否定的だった五つ子ですが、交流していくうちに風太郎を家庭教師として認めていくようになります。

アニメ「五等分の花嫁」に登場する中野五月のプロフィールを紹介します。中野五月の誕生日は5月5日、もちろん五つ子のためほかの姉妹も同じ誕生日です。身長は159cmで、ロングヘアーに星柄のヘアピンと、頭頂部から生えているアホ毛が特徴的です。勉強が苦手な中野家の五つ子ですが、五月はその中では理科を得意としています。目が悪いため、勉強中のみ普段はかけていない眼鏡をかけます。

高校では、中野家の五つ子の中ではもっともはやく上杉風太郎と遭遇したのが中野五月でした。食堂で偶然出会った2人ですが、その初対面はお互いに最悪の印象を与えます。そのため、風太郎が家庭教師としてやってきたときに強く反発しますが、その後お互いの関係が良化していきます。

ここからはアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーン集を紹介します。最初に紹介するのは「今日は月が綺麗に…」です。この名言は五月が姉の二乃と大喧嘩をして家出をした日に登場しました。五月を探す風太郎、見つけた場所はなんと風太郎の家でした。そして五月に家に戻るように説得したあと、2人は夜の街を歩きます。このときの五月の名言・名セリフが「今日は月が綺麗に…」でした。

明治の文豪の夏目漱石が「I love you」を訳した言葉と知られるこの名言、恋愛ものの作品でよく登場します。このとき五月はそれを知っていて使ったという説と、知らずに使ったという説があるようです。もし知っていて使っていたのなら、この時すでに恋愛感情を抱いていたようです。

続いて紹介するアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「あなたに教わったことを…」です。これは、風太郎が姉妹でお互いに強みを活かしあって全員が家庭教師になるという作戦を考えうまくいったあとのものです。うまくいっていることを報告する五月に風太郎は「俺なんて必要ないと言いたいのか？」とちょっと不満気に返しました。

これに対して五月が返した名言が「あなたに教わったことを…」です。風太郎が不要なのではなく、風太郎のおかげで「五等分の花嫁」のヒロインたちがみんな成長できるということを素直に返した名シーン。それに対して風太郎は照れ隠しのように「恩着せがましい」と言いますが、気持ちがしっかり伝わったとされています。

続いて紹介する「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「あれこれ考えるより…」です。この名言はアニメ2期まででは放送されていない、風太郎が五つ子とプールへ行ったときに五月が言ったものです。この時点で風太郎は、二乃と三玖から好意を抱かれていることに気づいています。

風太郎は「こんな自分なんか」と思いつつ、2人と向き合うために『高校生のための恋愛ガイド』というハウツー本で勉強していました。風太郎らしい真剣な向き合い方ですが、五月はこのときに「あれこれ考えるより…」と、考えるより風太郎が思った通りに行動するべきと背中を押しました。

五月も姉妹の中では考え込んで行動できないタイプですが、それでも思い切った行動をとることがあります。「あれこれ考えるより…」はそんな五月らしい名言とされています。

続いて紹介するアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「食べ物で釣ろうとしても…」です。この名言は、四葉から学級長を代わってほしいと頼まれたときのものです。四葉は風太郎と一緒に学級長をしていることから、付き合っているのではないかと噂されました。その噂を打ち消すために、五月に学級長になってもらいたいと考えます。

そのとき五月はその提案には乗りませんでした。しかし、食いしん坊の五月はしっかり賄賂のコロッケパンだけはいただいているのが五月らしくて面白いという感想があります。また、四葉のことを考えてその提案を受けなかったのではないかという意見があります。

続いて紹介するアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「足手纏いには…」です。この名シーンが登場したのはアニメ「五等分の花嫁」1期の6話で、試験に向けて勉強をしているときのものです。風太郎と五月はおたがいに意地を張ってぶつかり合うことが少なくありません。このときもまた、2人はぶつかり合っていて、ほかの姉妹とは別に五月だけ1人で勉強をします。

「足手纏いには…」の名セリフは、1人で勉強をしに行くときのもので、五月の真面目で強がりな性格があらわされているとされています。そして、このときの風太郎と五月の様子を見て長女の一花が風太郎をたしなめるため「二人には仲良くケンカしてほしいな」という名言を放ちました。

続いて紹介するアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「もちろん頭を使うと…」です。この名言・名セリフはアニメ「五等分の花嫁」の序盤で登場します。中野家に家庭教師に行く風太郎ですが、四葉以外からは冷たく扱われてしまいます。そして、二乃が出したクッキーに眠り薬が盛られていて気が付いたらタクシーの中でした。

タクシーには風太郎だけではなく五月もいて、なりゆきで風太郎の家で晩御飯を食べることに。そこで風太郎が貧乏生活をしていることや、風太郎の妹であるらいはの存在を知ります。らいはは「お兄ちゃんはくずで自己中で最低な男だけど」と話だし、いいところもあるから五月にまた家にご飯を食べに来てほしいとお願いしました。

もともとは風太郎が家庭教師になることを嫌がっていた五月でしたが、らいはの言葉に「もちろん頭を使うと…」と答えました。それはらいはに対する優しさを見せる五月の名シーンとして人気があります。また、この名シーンのあと風太郎の協力なしで卒業して見せると宣言しました。しかし、五月の学力はかなり低く、結局風太郎が家庭教師として教えることになります。

続いて紹介するアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「君だって私の理想なんだよ…」です。この名言・名セリフは文化祭が終了したあとに五月が風太郎に言ったものです。母親に憧れて教師を目指している五月、あくまでも教師としての理想像は母親のままですが、五月が自信をもって教師を目指せるのは風太郎のおかげだと自覚しています。

その本心を「君だって私の理想なんだよ…」とともに風太郎に伝えました。この名シーンでは、「五等分の花嫁」の作中で普段は丁寧語を使っている五月があえて丁寧語を使っていないことが特徴です。より五月としての本当の気持ちを伝えたかったのではないかと言われています。

続いて紹介するアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「たとえ本当にお母さんが自分の…」です。この名言は先ほど紹介した名言「君だって私の理想なんだよ…」と同じ漫画「五等分の花嫁」111話で登場しました。五月の前には本当の父親である無堂が現れます。そして「五月に学校の先生以外ならなんでもいい。零奈と同じ間違った道を歩まないでくれ」と言いました。

無堂は「五等分の花嫁」の作中でもトップクラスに嫌われているキャラクターで、五つ子の母親である零奈を残して失踪していました。そんな無堂の前に五つ子の今の父親のマルオや風太郎の父親の勇也が現れて無堂を罵倒します。そして、無堂が五月だと思って話していた相手は五月の変装をしていた三玖でした。そのあとに本物の五月が登場して「たとえ本当にお母さんが自分の…」という名言を言い放ちます。

無堂が何を言っても揺るがない五月の自信、そして本当に母親の零奈に憧れ信頼しているということがわかる名言だとして人気があります。

続いて紹介するアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「四葉。あなたが6年前に…」です。この名言は、風太郎と昔会ったことがあるのは四葉だと知っている五月だから言えたものです。風太郎への好意を自覚した一花と二乃は、風太郎を自分のものにするためになりふり構わなくなっていました。とくに、三玖が風太郎に告白する前に何とかしたいと一花は焦ります。

そんな一花は三玖に変装して風太郎に接触したり、自分こそが過去に風太郎と会ったことがある少女だと告白するなど暴走します。それを五月は四葉と一緒に聞いていました。そのときに「四葉。あなたが6年前に…」という名言を言います。すべてを知っているからこそ、五月もその名言を苦しそうに告げているシーンがよかったという感想があります。

また、この名言に対して四葉は自分から風太郎に過去のことを明かさないと告げました。それは、四葉は自分だけの幸せより五つ子がみんな一緒にいることこそ大事だと考えていることが理由です。

続いて紹介するアニメ「五等分の花嫁」の五月の名言や名セリフ・名シーンは「あの時の気持ちを…」です。これは五月があこがれの母親の墓参りをしているときの名言です。自分の夢を再確認し、そして風太郎の授業を受けて先制を目指すことが現実的になってきた五月。五月は「五等分の花嫁」の五つ子の中でもっとも母親に憧れているキャラクターです。

そんな五月だからこそ、自分の将来を、それも母親に憧れて教師を目指すことを母親の墓前で報告するという名シーンです。

アニメ「五等分の花嫁」で中野五月役を演じる声優は水瀬いのりさんです。「いのりん」「いのりちゃん」といった愛称で親しまれてい人気声優の水瀬いのりさんは、2010年にアニメ「世紀末オカルト学院」の岡本あかり役で声優デビューを果たしました。「五等分の花嫁」の五月役をはじめさまざまなメインキャラクターを演じている水瀬いのりさんは、声優以外にも歌手活動など幅広く活躍しています。

そんな声優である水瀬いのりさんの「五等分の花嫁」の五月役以外の主な出演作品には「天体のメソッド」のノエル役や、「Re:CREATORS」のメテオラ・エスターライヒ役などがあります。

アニメ「五等分の花嫁」の中野五月と、姉たちとの関係について紹介します。「五等分の花嫁」の五つ子は、長女から順番に一花・二乃・三玖・四葉・五月の順番で、顔や体格はそっくりですが性格がまったく違うことが特徴です。五月は末っ子として、とくに長女の一花に甘えることはありますが、ほかの姉たちにはあまり甘えるシーンが描かれません。それは、母親に憧れていて母親と同じように振舞おうとしたことが理由の1つです。

末っ子の五月は姉妹の中でもっとも不器用で、その不器用さを姉たちから心配されることが少なくありません。また、恋愛に対して姉妹の中でもっとも無頓着なことも特徴の一つです。「五等分の花嫁」のヒロインの中で三玖がもっとも早く風太郎に恋心を抱きましたが、五月だけがそのことになかなか気づきませんでした。基本的に姉たちとは平等に接しますが、「五等分の花嫁」の序盤では二乃と一緒に行動するケースが多いです。

その理由は、風太郎が家庭教師になることを最後まで認めようとしなかったのが二乃と五月だったため。しかし五月は二乃より早く風太郎のことを認めました。そのため、二乃が三玖と喧嘩をして風太郎が作った問題集を破ったときに、二乃を平手打ちして大喧嘩に発展します。姉妹の中では意地っ張りなタイプの2人は、風太郎やほかの姉妹が止める間もなく家出を決行してしまいます。

二乃と五月はその後謝罪をして仲を修正、基本的に「五等分の花嫁」の五つ子はお互いを信頼しあっている良好な関係を築いています。また、「五等分の花嫁」の五つ子は顔や体格がそっくりなことを活かして変装することがあります。しかし、五月は真面目で不器用な性格が災いしてかほかの姉妹のモノマネをすることが苦手です。

「五等分の花嫁」で五月と風太郎は家庭教師をする前に出会いました。それは学食での出来事で、風太郎がテストで100点を取ったことを知った五月は勉強ができない自分に勉強を教えてほしいとお願いしました。しかし、風太郎はそれを無視してしまいます。その理由はこの時点では風太郎は中野家の家庭教師をすることになるとは考えていない、そして友人を作らず孤立して勉強ばかりしていたこともありました。

そのため、五月はしばらくの間は風太郎とぎくしゃくした関係を続けます。また、五月だけではなく風太郎も不器用な性格で似たもの同士と言われています。それが理由か、五月と風太郎はちょっとしたことで喧嘩を繰り返してしまいます。しかし、風太郎が「五等分の花嫁」の五つ子に歩み寄ろうとしたことで、五月も態度を柔らかくしていきました。

また、五月は風太郎の家を知っているため給料を渡す役割をしています。そして、前の項で紹介した二乃と五月が喧嘩したとき、家出をした五月は風太郎の家でご飯を食べていました。その後、お互いの関係が近づきますが姉たちとは違い風太郎にはっきりと告白することはありません。しかし、五月なりにアピールをして接近しようとします。

「五等分の花嫁」の五月の将来の夢は、教師になることです。教師を目指すようになった理由は、教師だった母親に憧れていたためです。しかし、勉強が苦手な五月はそれを現実的な夢だと思っていないようでした。しかし、風太郎が家庭教師になってから成績が伸びただけではなく、母親以外に風太郎という新しい教師の見本が五月の中で生まれます。そして、五月は姉たちの前で教師を目指すことを宣言。

姉たちはそんな五月を応援します。また、五月は勉強を頑張るだけではなく、塾講師のアシスタントをするなど、教師になるために自分なりの努力を欠かしませんでした。

「五等分の花嫁」のエピローグでは、五つ子の5年後のエピソードが描かれています。「五等分の花嫁」のエピローグで描かれた五月の五年後は、夢をかなえて教師になっていました。

「五等分の花嫁」の五つ子たちはみんな人気がありますが、その中でも五月が好きというかたがたくさんいました。また、原作漫画版「五等分の花嫁」の繊細な絵が好きという感想があります。

「五等分の花嫁」の五つ子の中で五月がもっとも好きという方のなかに、五月の食いしん坊なところがかわいいという感想があります。また、「五等分の花嫁」のおかげで恋愛系やラブコメアニメを楽しめるようになったという感想がありました。

「五等分の花嫁」の五月は、姉たちとは違い最後まで風太郎に告白するシーンはありませんでした。しかし、そのことで風太郎と五月が恋愛関係ではなくいい友人関係が築かれていてよかったという感想がありました。

「五等分の花嫁」の中野五月の名言や、名シーン、声優の水瀬いのりさんについて紹介しました。「五等分の花嫁」の五つ子の末っ子で真面目で不器用な中野五月、風太郎と恋愛関係に発展しませんでしたがお互いにいい友人関係を築いていました。また、勉強が苦手な五月は努力のかいあって夢である教師になることができました。

「五等分の花嫁」はこれから劇場化、そしてアニメ3期の放送が決定しています。これからも、「五等分の花嫁」に注目しましょう。