【無職転生】グレイラット家の家系図まとめ！主人公ルーデウスの家族構成は？

無職転生の物語において実に多くのキャラクターが登場するのがグレイラット家です。今回はそんなグレイラット家について家系図を一覧にまとめて紹介していきます。

今回一覧にまとめるグレイラット家が登場する無職転生～異世界行ったら本気だす～は2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載を開始し、2013年から2019年までの間、小説家になろう累計ランキングで1位を維持し続けていた作品です。後に「なろう系」と呼ばれる事になる異世界転生モノの先駆け的な存在として高い人気と知名度を誇った作品になっています。

2014年にMFブックスから書籍化されたのを皮切りに2014年には漫画化、2021年にはアニメ化も行われるなどメディアミックス展開も行われている作品で、2022年1月時点でシリーズ累計発行部数は1000万部を突破する程の作品になっています。

引きこもりだった主人公は両親の死をきっかけに兄弟に家から追い出され、交通事故にあって異世界に転生する事になります。前世の記憶を持ったままルーデウス・グレイラットとして産まれ直しした主人公は前世の後悔から今度の人生では後悔なく生きると決めてこの世界に順応していきます。魔法が存在する世界において前世の記憶も駆使して少しずつ魔法を習得していくなど成長する姿が描かれる事になります。

グレイラット家は主人公ルーデウスが産まれ直した家です。元々はアスラ王国の上級貴族の家系ですが、ルーデウスの父パウロが出奔した後に結婚した事から家系図の関係性としてはパウロを始めとして描かれる事が多いです。元々はアスラ王国のフィットア領にあるブエナ村に住居を構えていましたが物語が展開されるに連れていくつかの場所に住居を移し、また家族を増やしていきました。

無職転生作中では様々なキャラクターが結婚をして子供を生んでおり、今回一覧で紹介するようにグレイラット家も物語が進む中で結婚や出産が行われ最終的にみてルーデウスから見ると孫に当たるキャラクターまで誕生する家系になっています。

無職転生の主人公にしてパウロ亡き後のグレイラット家の中心にあるのがルーデウスです。現代の知識を持った転生者であり、幼少期から魔術を修行した結果無詠唱で魔術を操る事ができる、並外れた魔力を持っているに至っています。パウロとゼニスの間に生まれ、妹にアイシャとノルン、妻を3人迎えるなどグレイラット家の血筋のキャラクターが増える要因になったキャラクターの1人でもあります。

ちなみに今回の一覧でも珍しく寿命で死亡したキャラクターであり、74歳にして老衰で死亡した事が明らかになっています。

ルーデウスから見て父に当たる人物がパウロ・グレイラットです。元冒険者パーティー黒狼の牙のリーダーを務めた剣士で、無職転生の世界の三大剣術流派である剣神流、水神流、北神流を全て上級まで修めた剣士です。ただ、だらしない性格をしており、ミリス教徒のゼニスを妻にしながらリーリャにも手を出してしまうなどといった側面を持ち、結果的にグレイラット家の家族が増える要因になった人物の1人になっています。

ルーデウスの母でパウロの妻がゼニス・グレイラットです。元冒険者パーティー黒狼の牙のメンバーであり治癒術士を務めていましたが、パウロと1度だけ関係を持った事でルーデウスを妊娠する事になりました。治癒術士の経験を活かしブエナ村では診療所に勤めていました。フィットア領転移事件の影響で廃人のようになってしまいますが最後まで生き残り今回の一覧でも珍しい寿命を真っ当したキャラクターの1人です。

後述の敬意からパウロの第2夫人となったのがリーリャ・グレイラットです。元はグレイラット家の侍女をしていましたが、ゼニスが妊娠中にパウロを誘惑し関係を持ち、アイシャを妊娠した事、その後ルーデウスが家族を壊さない為に振る舞った事で結果的に第2夫人に落ち着く事になりました。ただ負い目を感じておりあくまでも侍女としての姿勢を崩さない一面を持ち合わせています。

ルーデウスの6歳下の妹に当たるのがノルン・グレイラットです。ゼニスを母に持つ完全なルーデウスの妹ですが物心付く前にはルーデウスが家を出ていた為、ノルンはルーデウスの事を話でしか知りませんでした。フィットア領転移事件ではパウロと共に転移した事から酒浸りになった後もパウロの事を慕っていました。

能力が平凡である事から優秀なルーデウスやアイシャと比較されて劣等感を感じるようになるなどコンプレックスを抱えています。

ルーデウスにとっては6歳年下の腹違いの妹、異母妹に当たるのがアイシャ・グレイラットです。実質育った家であるラトレイア家の教育方針を受けて妾の子として見下された事からノルンに対してコンプレックスを抱えています。ただ母アイシャに英才教育を受けた事もあり能力は非常に高く、メイドとしては10歳にして王宮で働けるレベル、冒険者になっても本気で強くなろうとすれば王級並にはなれるとされています。

ルーデウスの最初の妻になったのが幼馴染でもあるシルフィエット・グレイラットです。元々はいじめられていた所をルーデウスに助けられた事で仲良くなり、共依存の関係になった事からパウロから引き離されますがフィットア領転移事件を経てラノア魔法大学で再会し、いくつかのエピソードを得て結婚する事になりました。

ルーデウスの3人の妻の中では家事を1番得意としており、掃除や洗濯、料理や子供達の服の用意まで一通りを担当しています。基本的には優しいお母さんですが、ルーデウスにとっては3人の妻の中で1番怒らせると怖いと言われる存在になっています。

ルーデウスの2番目の妻となるのが師匠でもあるロキシー・M・グレイラットです。魔族に分類されるミグルド族の特徴を持った外見年齢は14歳の少女ですが、ルーデウスと出会った時点で37歳、結婚した時には50歳でした。水王級魔術師として有名だった過去を持ち、ルーデウスの魔術の師匠であり、フィットア領転移事件ではルーデウスを探す旅をしていたりもしました。

元々ドジな部分があるロキシーはルーデウスと結婚後もルーデウスからは尊敬の念で見られる事が多く大学で先生をする事になった事もあって子供達の教育を担当する事が多くなっています。

真紅の髪が特徴でルーデウスの教え子から仲間、そして3番目の妻となったのがエリス・ボレアス・グレイラットです。元はルーデウスがシルフィと共に魔法大学に入学する為の学費がほしいとパウロに申し出た時、稼いでこいと送り出された先での教え子として知り合う事になります。その後フィットア領転移事件を経て共に冒険する仲間になった後、1度は肉体関係を持つ程結ばれますが思いのズレからすれ違う事になります。

後にこの思いのズレが発生した書き置きの誤解が解けた事でルーデウスから素直な気持ちを伝えられ3番目の妻として結婚する事になりました。ただその生活から家事などは一切できない為、基本的にルーデウスの仕事の手伝いや護衛を担当、子供達がある程度成長してからは剣の稽古など身体を動かす事を担当する事が多くなっています。

また妻の中で唯一人族である事もあり、今回の一覧の中でも数少ない寿命を迎えて死亡したキャラクターの1人でありルーデウスより少し早く70歳にて死亡した事が明らかになっています。

ルーデウスとシルフィエットの娘でグレイラット家の長女に当たるのがルーシー・グレイラットです。ルーデウスの髪色を受け継いだ茶色の髪色が特徴的な少女で、5歳の時点で初級魔術を身につけるなど両親の才能もしっかり引き継いでいます。5歳になった頃には姉としての自覚も生まれて下の妹弟達の世話も積極的に行うようになりました。

ルーデウスとロキシーの娘でグレイラット家の次女に当たるのがララ・グレイラットです。ロキシーの青い髪色を引き継いでいます。ミグルド族特有の能力である念話を行う事ができ、祖母に当たるゼニスとも会話ができる事から懐いています。いたずらと昼寝が好きな性格をしています。

またヒトガミにとって都合の悪い存在であり、無職転生という物語はルーデウスとロキシーが結婚してララが生まれる事を防ごうとするヒトガミの物語とも言う事ができます。

ルーデウスとエリスの子供でグレイラット家の長男に当たるのがアルス・グレイラットです。髪色は母親と同じ赤色ながらパウロやルーデウスの性格をそのまま継承しておりおっぱいが好きで女性陣に抱かれると喜ぶ反面、ルーデウスに抱かれると泣き出す程になっています。家族の中でも特に家系図的には叔母に当たるアイシャに気に入られており、蛇足編ではアイシャと駆け落ちしたというエピソードも展開されています。

ルーデウスとシルフィエットの息子でグレイラット家の次男に当たるのがジークハルト・サラディン・グレイラットです。母親譲りの緑色の髪と長く尖った耳を持っています。腕力が非常に強く蛇足編では三代目北神に弟子入り、19歳にて北帝になっています。また無職転生のスピンオフ作品「ジョブレス・オブリージュ」では主人公を務めました。

ルーデウスとロキシーの娘でグレイラット家の三女に当たるのがリリ・グレイラットです。母親譲りの青い髪を受け継ぎ、成長しても見た目が幼いなどミグルド族の特徴も受け継いでいますが念話を使う事はできません。また家族で唯一ラノア魔法大学には進学せずにザノバ商会に就職、魔道具作りを始めとした興味のある事に所構わず夢中になる性格をしています。

ルーデウスとエリスの娘でグレイラット家では四女に当たるのがクリスティーナ・グレイラットです。四女ですが年齢的には三女リリと同い年になります。兄弟の中で1番のパパっ子で甘えん坊な性格のインドア派です。お姫様に強い憧れを持ちグレイラット家の教育方針によりラノア魔法大学を経て入学したアスラ王立学校にて卒業式にて王子エドワードと事実上の婚約者の立場にまで上り詰めています。

家系図でルーデウスから見ると母方の祖父に当たる人物がカーライル・ラトレイアです。ゼニスの実家であるミリス神聖国のラトレイア伯爵家当主であり神殿騎士団「剣グループ」の大隊長を務めている人物です。普段は仕事で忙しくしていますがフィットア領転移事件では頼ってきたパウロからゼニスの行方不明も聞かされてクレアの説得もありお金と人を出したりしています。

家系図でルーデウスから見ると母方の祖母に当たる人物がクレア・ラトレイアです。忙しい夫に代わってラトレイア家を実際に取り仕切ってきたのがクレアです。敬虔なミリス教徒であり、その教育方針には娘のゼニスやテレーズから反発され、ノルンとアイシャの仲が悪くなるきっかけになってしまうなどしました。しかし本人なりの家族愛を深く持っているキャラクターにもなっています。

家系図ではルーデウスから見て叔父の関係にあるのがピレモン・ノトス・グレイラットです。ノトス・グレイラット家の現当主であり、パウロの弟に当たります。ミルボッツ領主でもあり第二往生アリエル派の筆頭貴族という立場もありました。パウロが出奔している事もありルーデウスとの関わりは薄いですが、ノトス家存続の為様々な策をうとうとする策士な一面が描かれています。

家系図ではルーデウスの妻エリスの祖父に当たるのがサウロス・ボレアス・グレイラットです。フィットア領の領主であり、武人肌の豪胆な性格ですが孫のエリスには非常に甘く、エリスが暴力的になった原因ともされる人物です。フィットア領転移事件の際、ボレアス家では居場所がわかっている唯一の生き残りでしたが、陰謀も相まって責任を負わされて処刑される事になりました。

家系図でルーデウスから見て伯父の立場に当たる人物がエドガー・ラトレイアです。ゼニスの兄でラトレイア伯爵家の長男という立場になります。神殿騎士団で小隊長を務め普段はミリシオンから西に1日程の位置にある街に赴任しています。その為無職転生の物語に絡む事はほとんどありませんが、ゼニス誘拐事件の際などには戻ってきていました。

家系図でルーデウスから見て伯母に当たるのがテレーズ・ラトレイアです。ゼニスの妹であり、神殿騎士団にて「盾グループ」の中隊長を務めています。魔族排斥派に属していますがルーデウスを助けたルイジェルドを見逃すなど融通の利く性格をしています。

家系図ではエリスの父でルーデウスから見ると従伯叔父に当たるのがフィリップ・ボレアス・グレイラットです。城塞都市ロアの町長をしており、暴走しがちな当主サウロスを諌める役を務めています。ルーデウスにとっては雇い主の関係でもありました。フィットア領転移事件に際し紛争地帯に転移してしまい、身分も証明できずにスパイの容疑をかけられて妻ヒルダと共に殺されてしまいました。

家族の多いグレイラット家ですが、実はゼニスの兄弟がゼニス以外結婚していない事もあり家系図で唯一ルーデウスから見て従兄弟と言える関係にあるのがピレモンの息子のルーク・ノトス・グレイラットです。アリエルの守護騎士を務めており、ルーデウスと一悶着ありましたが最終的にはノトス家の当主となりアスラ七騎士の筆頭、王の懐刀とまで呼ばれるようになりました。

シルフィエットの祖母という形でグレイラット家の家系図に加わる事になったのがエリナリーゼ・ドラゴンロードです。元々は冒険者パーティー黒狼の牙のメンバーの耳長族として登場、「定期的に男と交尾をしないと死ぬ」という呪いから男を食い漁っていました。耳長族の種族の性質上妊娠はしにくいものの子供を産んだ事もあり、そんな子供の1人ロールズから生まれたのがシルフィエットになっています。

今回紹介しているキャラクター一覧の中でも無職転生の作中でルーデウスを中心とした家系図にギリギリでかける関係になったのがクリフ・グリモルです。ミリス教団教皇の孫に当たるキャラクターで、ラノア魔法大学に入学した際のルーデウスの先輩に当たります。ルーデウスと共に入学してきたエリナリーゼに一目惚れして交際を経て結婚しました。ルーデウスから見ると妻の祖母の旦那という関係性になっています。

今回一覧で紹介しているグレイラット家に連なるキャラクターの中でも1番意外と言われたのがルイジェルド・スペルディアです。元々はフィットア領転移事件にて魔大陸に転移したルーデウスとエリスと出会い、彼らの護衛として仲間になりました。その後、フィットア領まで彼らを送りとどけると別れて1人同胞であるスペルド族を探す旅をする事になります。

その後偶然にもルーデウスの妹ノルンを助け交流を持ち、ミリス教徒でありながら魔族に抵抗がないというノルンのきっかけを作った他、最終的には蛇足編にてノルンと結婚する事になりました。家系図的にはルーデウスから見ると妹の旦那というポジションになっています。

アニメ無職転生にてグレイラット家の中心キャラであるルーデウス役を演じたのが内山夕実さんです。2005年にデビューし2年活動した後、1度は家庭の事情で引退しますが2010年から再デビューを果たして現在まで活動している声優で、アルト域の声域を生かして少年役やボーイッシュな少女役を得意として演じています。

内山夕実さんがこれまでに演じてきたキャラクターを一覧で紹介すると「Aチャンネル」のナギ役、「貧乏神が！」の紅葉役、「ニセコイ」の宮本るり役、「ダイヤのA」の高島礼役、「魔法科高校の劣等生」の千葉エリカ役、「GATE自衛隊彼の地にて、斯く戦えり」のボーゼス・コ・パレスティー役、「Re:ゼロから始める異世界生活」のパック役、「虹色デイズ」の筒井まり役など演じています。

ここからは既に無職転生を視聴した人のルーデウスを中心としたグレイラット家に関連する感想をまとめて紹介していきます。無職転生はサブキャラクターであってもしっかりとエピソードを持ったキャラクターが多いですがグレイラット家は特にその印象が強いという声が多くなっています。特にルーデウスの子供達はそれぞれの親の特徴を継承しながらもそれぞれが独自の道を進もうとしているのが良いという声も多くなっています。

特に蛇足編になって描かれたエピソードなどもあり、グレイラット家のメンバーがその後どうなったのか気になるという声も見られます。特にルーデウスの妻3人はそれぞれ種族も違い寿命も異なる為、その影響は子供達にも出ると考えられており、子供達同士がそれぞれに協力するような関係なども見てみたいという声も多くなっています。

無職転生のグレイラット家がここまで人気を集めたのはフィットア領転移事件に際してのルーデウスとパウロのすれ違いにあるという声も多いです。ああいったエピソードがあったからこそ無職転生がルーデウスを主人公としつつもグレイラット家全体を見る作品になったという声もあり、それが結果的に無職転生が家族愛を描いた作品として受け入れられたとする声も多くなっています。

無職転生にはグレイラット家はルーデウスを中心として今回家系図を一覧にして紹介したように実に多くのキャラクターが登場しています。元々グレイラット家には分家が多い事も影響してルーデウスとはかなり遠い関係性のキャラクターまで数多く登場しており、繋がりが分かりにくいと言われる要因にもなっています。

ただそれぞれのエピソードの展開から家族愛などが描かれ無職転生にはグレイラット家のように一覧が作られるようなしっかりとした家系図にが必要不可欠だったとする声も多くなっています。繋がりや家族愛が非常に強い作品なのでまだ無職転生を視聴していない人はグレイラット家を中心としたそれぞれのキャラクターの関係性などに注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？