グラントリノはヒロアカのオールマイトの師匠！個性・ジェットや強さを考察

グラントリノというヒロアカのキャラをご存知でしょうか？あのオールマイトの師匠であり、デクの師匠でもあるおじいちゃんヒーローのことです。プロヒーローとして知名度も低く謎の多いグラントリノ。見た目だけでは分からない、彼のキャラクター、個性や強さはどのようなレベルのものなのか、気になるグラントリノのことを徹底的にまとめてみました。

僕のヒーローアカデミアとは、集英社「週刊少年ジャンプ」で2014年32号より連載されている大人気ヒーロー漫画です。通称ヒロアカ、作者は堀越耕平です。現在第3期までアニメが続いており、爆発的な人気を誇る作品となっています。2018年8月には映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄～」が公開されました。

緑谷出久(みどりやいずく)、通称デク。小さい頃からオールマイトをはじめとしたヒーローに憧れている少年。この世界では珍しく無個性で生まれ、それでもヒーローになる夢を諦めきれずに追いかけている。個性ワンフォーオール。

オールマイト、本名八木俊典。ナンバー1ヒーローであり平和の象徴。ヒーロー姿の時はマッスルフォームと呼ばれているが、普段の姿は過去の戦いで負った怪我での後遺症で痩せ細った虚弱体質となってしまった。1日の活動時間は3時間程。デクに個性であるワンフォーオールを授けた。

爆轟勝己(ばくごうかつき)、通称かっちゃん。デクの幼馴染であり、彼のことをよく虐めていた。負けず嫌いでとにかくヤンキーのような性格。しかし圧倒的な強さを持ち、見た目からは想像できない程ヒーローになりたいという思いが強い。個性は爆破。

轟焦凍(とどろきしょうと)。デクのクラスメイトであり特待生のエリート。左右非対称な姿が特徴で、半冷半燃の個性を持つ。父親は有名なプロヒーローであるエンデヴァーだが、轟自身は「あいつ」と呼ぶほど憎んでいる。ちなみに個性が強すぎるせいで挙動が大雑把と指摘されている。

麗日お茶子(うららかおちゃこ)、個性は無重力。触れたものを無重力にして浮かせることが出来る。メインヒロインであり、たまに出る訛りが可愛い女の子。こんな可愛らしい見た目だが入試では3位の実力を持つ。デクのことが気になっている。

飯田天哉(いいだてんや)、デクのクラスメイトであり委員長。とにかく真面目な性格。なんだかとっつきにくそうなイメージがあるが、意外といい人でデクの良き理解者のような存在。個性はエンジン。ちなみにエンジンのガソリンは100％オレンジジュースだとか。

テレビアニメ第1期はTBS系列にて2016年4月3日から放送されました。1期の最終回が放送された後に第2期放送が決定。この1期と2期の間を繋ぐ物語として、「救え！救助訓練」がジャンプスペシャルアニメフェスタ2017にて放送されています。第2期は2017年4月から放送され、また2期の最終回放送後に第3期の放送が決定。3期は2018年4月より放送されています。

3期まで放送され、ヒロアカがどれほどに人気のあるアニメかということが分かりますよね。また、夕方から放送されていたこともあり、小さい子供から大人まで幅広い層に支持されています。キャラクターも個性的でみんな魅力的なところもポイントが高いです。その人気から色々なところでコラボも行われています。

世界総人口の約8割が個性を持つ超人世界で、無個性として生まれた主人公デク。様々な個性を駆使し、敵(ヴィラン)に立ち向かうヒーローたちをデクをはじめ世界中の人々が讃えています。そのヒーローの中でもナンバー1であるオールマイトをデクは子供の頃から憧れていました。「私が来た！」と、いつも笑って人々を助けていくオールマイトに彼は心奪われたのです。

そんなある日、デクはヴィランに襲われてしまいます。その時に助けに来てくれたのは、あの憧れていたオールマイトだったのです！デクはオールマイトに「無個性でもあなたのようなヒーローになれますか…！」と必死に思いを伝えます。オールマイトからの返事はやはりNO。

その後、デクの幼馴染である爆豪がヴィランに襲われ、他のヒーローたちが手を出せずにいる中でデクは咄嗟に彼を助けるために駆け出します。頭で考えるより先に行動をしたのです。その姿を見たオールマイトはデクの中にあるヒーローの素質を見出すのでした。実はオールマイトの個性「オールフォーワン」は他人に譲渡することのできるもので、オールマイトはデクにその個性を授けることを決めたのです。

無個性でずっとヒーローに憧れ研究し、健気に諦めずに突っ走ってきたデクに向けた「君はヒーローになれる」という言葉。どんなにデクは嬉しかったでしょう。憧れてやまなかったオールマイトに言われたからこその重みのある言葉です。

グラントリノの本名は空彦。1月28日生まれでB型、身長は120センチという小ささです。見た目は可愛く、初登場のシーンではボケボケの老人という印象です。しかし彼の個性はジェット、俊敏に壁やら天井やら飛び動く様はとてもおとぼけじいさんには見えません。さすがあのオールマイトの師匠といったところでしょうか、笑いのセンスが飛びぬけています。

オールマイトを育てたといっても過言ではないほどのグラントリノ。そんなグラントリノはどんなけ豪華な家に住んでいるかと思いきや、笑えるほどボロッボロの家に住んでいます。また、グラントリノの好物といえばたい焼きです。レンジでチンして食べるのですが、それを待つ間のグラントリノの様子といえばコレ。もう平和ボケなおじいちゃんにしか見えません。とにかく可愛いヒーロー、グラントリノ。

可愛いからとグラントリノのことを好きになった人も多いでしょう。初登場シーンでは正直こんな人がオールマイトの師匠なのかと疑問に思ったこともたくさんいるようです。しかし、この時にはまだデクさえも彼の本当の強さは全然分からなかったのです。

グラントリノはオールマイトが雄英高校に通っていた時に1年間だけ教師として接していました。もともとヒーローにも興味なく、ただ単に資格が必要だったからなだけでプロヒーローになったのです。そしてその中でオールマイトを徹底的に鍛え上げていきました。それはもうあのオールマイトがトラウマになるほど厳しいものだったようです。

なぜそこまでオールマイトにこだわっていたのかというと、グラントリノの盟友でもあり、先代のワンフォーオールである志村菜奈との約束だったからです。グラントリノはすべての戦闘技術をオールマイトに叩き込みました。手を抜かない厳しい特訓にオールマイトもさすがに恐怖心を覚えたほど。今でもオールマイトといえばグラントリノの名前を聞くだけでギクシャクとぎこちなくなるほどトラウマを抱いています。

それほどグラントリノの特訓は厳しいものでした。しかしグラントリノがオールマイトを鍛え上げてくれたからこそ、「平和の象徴」とまで言われるようになったに違いありません。彼がいたからこそあそこまでオールマイトがヒーローらしく強くなっていったのです。

グラントリノの個性は「ジェット」です。最初に見たときの老人の姿からは全く想像できないほど高速で移動をし、脳無を一撃で倒すほどの強さを持っています。ジェットは自分で吸い込んだ空気の量によって強力な噴射が出来るようです。足の裏に噴射口がついていて、そこからジェットを噴射します。

メリットといえば、なんといってもこの高速移動でしょう。自分で吸った空気に応じて威力が出て、空を飛ぶことも可能となっています。ただ高さには何か制限があるようです。簡単に道路を割るほどの威力もあり、こんなご老体でもさすがプロヒーローをやっていただけあると感じます。

デメリットは息を吸って吐いて個性を発揮するために、老人の身体だと無理が出来ないこと。肺活量が最大のカギとなっているので、年を取れば取るほどに個性が弱くなっていってしまうと言っていいのではないでしょうか。しかし、いまの身体であの強さなら若いころは一体どれほど強かったのでしょう。

グラントリノの強さといえばもちろんこれです。目にも止まらぬ速さで移動でき、その上空中でも方向転換できる小回りの良さも魅力です。その威力はコンクリートさえも簡単に叩き割ることが可能で、ご老体になった今でもその強さは健在しています。デクと最初に力試しとして戦った時もデクは全く手が出せませんでした。

いま現在も衰えぬ強さを持っているのに、なぜプロヒーローを隠居してしまったのでしょう。もともとプロヒーローに興味がないので、オールマイトを指導することがなくなったため辞めてしまったのでしょうか。彼が他にもプローヒーローとして指導していれば、もっと多くの英雄が現れていたかもしれません。

かつてのオールマイトの師匠であり、現在ではデクの師匠でもあるグラントリノ。彼の指導は実践型で、言葉で諭すわけでなく戦いながら本人に気付かせるといったやり方です。一見厳しい指導も強くなってほしいというグラントリノの思いが隠れているのでしょう。
冷静に物事を判断し、敵と戦う時にも鋭い観察力で死角をついて倒します。ボケボケのおじいさんの印象が強いですが、戦いに入った瞬間人が変わったように強くなるのです。

指導力ではオールマイトなど足元にも及ばないレベルかもしれません。デクを雄英体育祭で見つけ、個性の使い方を学ばせるために教育実習に呼び自ら指導していきました。オールマイトが教えきれていないワンフォーオールのポイントを気付かせた。それほど指導力が高いのだろうと感じることが出来る。

緒方賢一(おがたけんいち)さんは、1942年3月29日福岡県出身です。人を喜ばせたり楽しませることが好きだったことから、喜劇役者になろうと東京へ上京してきます。経験がなかったりしてことごとく落ちていく中で、ある時に劇団東演と受けたところ演出家の下村正夫さんの夫人と同郷であったことが縁で2年間勉強することに。その時にアテレコの仕事を貰い、ここでの仕事が声優への初めての挑戦となりました。

そこでの経験でもっと声の仕事がやりたいと青二プロダクションへと移ります。この時すでに30近くの年齢となっていましたが、劇団での経験があったためにすぐにレギュラーとしての仕事がもらえたそうです。緒方さんの性格としては、駄洒落が大好きでアドリブで取り入れることもあるんだとか。特技も駄洒落と紹介していて劇団のプロフィールには「sharesuberi」というミドルネームも与えられています。

緒方さんは1970年代以降ほぼ継続してテレビアニメに出演しています。アニメには欠かせない存在なのです。過去の代表作といえば、宇宙戦艦ヤマトのアナライザー、ゲッターロボの浅太郎、うるせえ奴らのあたるの父、忍たま乱太郎のしんべえの父、魔法人グルグルのキタキタ親父、がんばれゴエモンのえびす丸、星のカービィのデデデ大王など。基本的に悪役や老人の役が多いです。

また、最近のアニメにも多々出演しています。あたしンちの父や名探偵コナンのアガサ博士など、だれもが聞いたことあるような有名なキャラクターの声も緒方さんが演じています。もちろんグラントリノも忘れてはいけません。こうして見てみると、緒方さんのようなお茶目なキャラクターが多いように感じます。やはりそこが緒方さんの魅力なのかもしれません。

人気声優が本気で選んだスゴイ声優のBEST25の17位に緒方さんも入っています。同業の人たちから選出されるランキングなので、素人目線一切なしでのランキングです。それで17位に入った緒方さんがどれほどの実力の持ち主なのかがハッキリと分かりますね。最近ではたくさんの若手の人気声優がメディアに露出して人気がどんどん高まっていく中、ここに選ばれる緒方さんはさすがの一言です。

今回はヒロアカの個性的なキャラクターであるグラントリノをご紹介しました。第一印象としてはボケボケのおじいちゃん、しかしいざ戦闘態勢を取ると今までの老人の姿から一変してかっこよく圧倒的な強さを持ったヒーローへと化します。強いだけでなく、茶目っ気たっぷりでどこか憎めない、オールマイトとデクの師匠として今後の活躍も期待です。グラントリノの魅力をこれからも注目して応援していきましょう。