僕のヒーローアカデミア・轟焦凍の魅力は？人気キャラの声優は梶裕貴

週刊少年ジャンプで大人気連載中、「僕のヒーローアカデミア」の舞台は世界総人口の約8割が超常能力「個性」を持っているという世界の物語です。「僕のヒーローアカデミア」の中でヒーローは「個性」を持つ者なら誰もが一度は憧れる存在であり、目標とする職業です。轟もそのヒーローを目指す主要キャラクターの中の一人で、読者から男女問わず人気があります。

「僕のヒーローアカデミア」ではヒーローが人助けをして活躍する一方で、「個性」を悪用し悪事を働いているヴィランというヒーローの敵が存在します。そのヴィラン達と戦いながら平和を守り、少年少女がプロヒーローを目指して日々成長していく物語です。「僕のヒーローアカデミア」は2018年4月から、3度目のアニメ放送が始まっています。新たなヴィランとの対決、主人公の限界を超える戦いなど、見どころが満載です。

「僕のヒーローアカデミア」の作風には、アメコミの要素が取り入れられています。作者の堀越耕平先生がヒーロー物が好きであり、アメコミも好きな事からです。主人公が技を出す際に「SMASH！」等と表記されアメコミ風の表現が使われています。「僕のヒーローアカデミア」は連載当初から注目されていた作品で、2014年11月に第1巻が発売された際には即完売状態になりました。現在の累計発行部数は1300万部を突破しています。

画像の左側にいるのが、「僕のヒーローアカデミア」の人気キャラクター轟焦凍です。「僕のヒーローアカデミア」第1回目の読者が選ぶ人気投票では、主人公の緑谷出久に続き第2位となっています。雄英高校1－A組の生徒で、ヒーロー名は自身の名前と同じくショートです。入学するのがとても難しいと言われる雄英高校に、同じく1－A組の八百万百(やおよろずもも)と共に推薦入学で入った優等生です。

雄英高校の推薦入学者なので勿論頭が良いですが、非常に強力な個性も持っています。その個性は半冷半燃です。右手から巨大な氷河を出したり、触れた物を凍らせる事が出来ます。左手からは激しい炎を出す事が出来ます。どちらも威力は強大で、広範囲に渡る攻撃が可能です。1人で複数を相手にする事も簡単にこなしますが、個性の使い方はまだ雑になりがちです。しかし、プロヒーローを唸らせる実力者です。

轟のヒーローコスチュームは、当初氷結の個性を使用する際の補助のみを想定し作られました。氷結を連続で使用すると、体に霜が積もり動きが鈍くなったり個性の力も弱くなる為、左半身を氷で覆い隠し保温機能のみを備えた物でした。体育祭で燃焼の個性を解放してからは、新しいコスチュームに新調されています。

身長176㎝、クールな顔立ちでとても格好いいです。右半分が白で左半分が赤の髪の毛という特徴的な見た目をしています。左目が青で右目が赤、左右で目の色が違います。左目周辺には大きな火傷の跡があります。半冷半燃という個性が分かりやすく見た目に反映されています。

「僕のヒーローアカデミア」の主人公で、見た目にはこれといった特徴がありません。実は元々個性を持っていませんでした。ヒーローになるのを夢見ていましたが、ヒーローに必須である個性が無いので叶う可能性はありませんでした。しかし、NO1ヒーローのオールマイトと偶然にも出会います。そしてオールマイトの個性の秘密を知ります。努力の末にオールマイトから個性を引き継がれ、強力な個性を手にし雄英高校に入学します。

雄英高校1－A組の生徒で轟のクラスメートです。緑谷出久の個性はワンフォーオールという強力な個性ですが、引き継いだばかりでうまく使う事が出来ず大怪我を負ってしまう事が多いです。真面目で何事にも一生懸命なので、クラスメートにいい変化をもたらす事が多い人物です。轟もその一人で当初は緑谷出久を良く思っていませんでしたが、体育祭の試合以降はお互いを尊重する良い距離感のライバルへと関係性が変わっています。

「僕のヒーローアカデミア」の主要キャラクターです。1－A組の生徒で、主人公である緑谷出久とは幼馴染ですが、雄英高校入学以前は個性の無い緑谷出久を虐めていました。緑谷出久からは「かっちゃん」と呼ばれています。金髪のつんつん頭で非常に目つきが悪く、とても口が悪いです。個性は爆破で、手のひらの汗腺からニトロの様な汗を出して爆発させる事が出来ます。

頭が良く個性も強力でヒーローになるには申し分ない実力者ですが、自尊心が高く性格に難ありのキャラクターです。長い間下に見ていた緑谷出久が突然強力な個性を手にし、自分と同じ土俵に上がってくるのが気に入りません。なので緑谷出久への当たりが相当強いです。それは轟に対しても同じで、半分野郎と失礼な発言をする事もあります。根っからの負けず嫌いなので轟の実力は認めつつもそれを口や態度に出す事はありません。

上の画像の様に爆豪勝己は常に喧嘩腰で、すぐに突っかかっていきます。緑谷出久と轟に対しての敵対心は凄まじい物です。しかし二人は慣れてしまっているのか、喧嘩に発展する様な事はありません。轟は爆豪勝己に対していつもクールに対応しています。

「僕のヒーローアカデミア」の轟は画像のクールそうな見た目の通り、性格がクールで感情の振り幅が少ないです。クラスメート達が盛り上がっていても、自ら進んで参加する事も特に無く、距離を取って俯瞰で見ている事が多いキャラクターです。必要な事は話しますが、無駄に喋る事もありません。表情の変化もあまり無いですが、そこが良い！という轟好きな読者が多い様です。

周りの話しを聞いていない様でちゃんと聞いていて、理解力もあるので鋭い一言を放つ事があります。口数は少ないですが抜群の存在感を放っています。

基本的にクールで物語序盤では感情の変化が少なかった轟ですが、雄英高校の体育祭では主人公の緑谷出久と熱いバトルを繰り広げています！轟が秘めていた感情を緑谷出久にさらけ出し自らの過去と決別する、原作を読んでいる轟ファンにはたまらないバトルです。アニメの第23話「轟焦凍・オリジン」は今まで描かれていなかった、轟の過去を垣間見る事が出来る貴重な回です。

轟の強力な個性である半冷半燃の力は、両親から受け継いでいるものです。しかし轟は父親と長い間確執があり、父親からの個性である半燃の個性の力は使用しようとしませんでした。自分の個性を受け入れられずにいる轟の姿を見て、元々は無個性であった緑谷出久が「君の力じゃないか！本気でこい！」と檄を飛ばします。

緑谷出久の言葉に触発され、轟は父親の個性である半燃の個性を解放します。2人の力は激しくぶつかり合いリングが半壊する程でした。父親からの個性でも自分の力だと受け入れ、試合後は吹っ切れた様な表情へと変わっています。下の画像にあるボロボロになって戦った轟の姿に心打たれた読者が多かった様です。

「僕のヒーローアカデミア」では敵であるヴィランが突然襲撃してくるという事がよくあります。初めての火災救助訓練中に1－A組の生徒達はヴィランの襲撃にあいます。皆うろたえて動揺するクラスメートが多い中、轟は冷静さを失わずにきちんと周りを見て状況判断をする事が出来ています。突然のトラブルにもうろたえず、肝が座っている所も魅力的です。

画像はクラスメートである飯田天哉が、ステインというヴィランと戦っている所に緑谷出久と共に助けにいった際の画像です。ステインはプロヒーローを何人も殺害している有名なヴィランです。戦闘能力が非常に高く個性も強く、自らも攻撃を受けてピンチに陥ってしまいます。しかし冷静に状況を判断し、相手の個性を分析して最善策を考えます。どんな場面でも理性を失わない格好いいキャラクターです。

画像を見ると分かりますが、父親のエンデヴァーに対して幼少期の轟が萎縮しています。エンデヴァーはNO2ヒーローですが人間性に問題がある父親です。自身がNO1ヒーローになるという目標が叶わなかった為、NO１ヒーローであるオールマイトを超えるという目標を息子に託します。その為に、轟の母が持つ氷の個性と自身の個性を掛け合わせる為に個性婚をします。そうして生まれたのが轟です。

轟には兄弟がいますが、上手く個性を引き継いだのは轟のみだった様で過剰な期待をかけられます。まだ幼かった轟に対し、暴力もいとわない厳しい訓練を行っていました。そんな姿を見ていた母はエンデヴァーに対し恐怖を覚えます。母は精神を病んで轟の左側が憎いと熱湯をかけ大火傷を負わせてしまいます。その後母は病院へと入れられてしまいました。この事をきっかけにエンデヴァーに対する気持ちは強い憎しみになっています。

画像の通り、体育祭以前の轟焦凍は父親であるエンデヴァーに対してのへ憎しみの強さから非常に怖い顔になる事がありました。エンデヴァーと会話をする際には嫌悪感を全面に出して拒絶の意思を示しています。その為、体育祭の試合でエンデヴァーの個性は使わないで優勝すると決めていました。

轟は体育祭の緑谷出久との試合の中で、幼い自分にかけてくれた母の言葉を思い出します。過去に対しての気持ちに整理が付いた轟は、精神を病んで病院に入院してから会っていなかったであろう母に会いに行きます。轟が会いに行った際、母は涙を流しています。過去から解放され、前を向いて生きていこうと思ってした行動です。轟の精神的な成長がよく分かります。応援したくなる魅力があります。

クラスメートの飯田天哉は代々有名なヒーロー一家で、兄はインゲ二ウムという名の有名なヒーローでした。飯田天哉の兄は、突如として現れたステインというヴィランに襲撃されヒーローとしては再起不能の大怪我を負わされてしまいます。飯田天哉はステインへの復讐を心に決めます。兄の仇をとる為に、飯田天哉は課外活動の職場体験を利用しステインを探し出します。

飯田天哉はステインを見つけだし対峙しますが、強い個性にやられ傷を負ってしまいます。命の危機になりますが、間一髪の所で緑谷出久と轟が救出に現れて難を逃れます。その際に飯田天哉は、傷つく二人に対し自分の為に戦うのを止めてくれと頼みます。しかし轟は憎しみに駆られていた以前の自分と重ね「なりてえもんをちゃんと見ろ‼」と檄を飛ばします。他人に口出しをするタイプでは無い轟の変化がよく分かるセリフです。

体育祭以降の轟は、クールな性格は変わっていませんが以前よりもクラスメートに近づき会話をしているシーンが増え表情も穏やかになっています。実は若干天然な所がある様で、緑谷出久や爆豪勝己とのやりとりの中では可愛い一面が見れる事もあります。

上の画像はステインとの戦闘後、轟が病室で発した一言のシーンです。ステインとの戦いで飯田天哉は手を負傷します。体育祭で自分と試合をした緑谷出久を腕がボロボロにした為、「俺と関わると手が駄目になるのか、、？」と呟き真剣に考え込んでいます。それを聞いた緑谷出久と飯田天哉は笑っています。轟の天然な所が垣間見えた和むシーンです。

「ヒロアカ」の人気キャラクター轟を演じているのは、人気声優の梶裕貴さんです。梶裕貴さんは1985年9月3日生まれ、ファンからの愛称はゆうたん、梶きゅんです。雑誌の表紙を飾る等、非常に人気のある声優です。「ヒロアカ」では轟というクールなキャラクターを演じていますが、「ヒロアカ」の轟以外にも有名な主役キャラクターを多数演じています。

「ヒロアカ」の轟とは違った感情剝き出しの主人公、進撃の巨人の「エレン・イエーガー」です。非常に血の気が多くよく喧嘩をします。更によく叫び「ヒロアカ」轟とは大分違うキャラクターです。喉を酷使するキャラクターの為、声優として全力で演じる為に喉のケアに余念がなかった様です。

こちらは七つの大罪の主人公の「メリオダス」です。ひょうひょうとした性格で掴みどころが無く、こちらのキャラクターもあまり感情の起伏はありません。2018年1月より3度目のアニメ放送がされています。

意外なキャラクターでは「ポケットモンスター」のプニちゃんも演じています。ポケットモンスターは基本的に、同じ言葉の繰り返しで感情を表現しなければなりません。人物を演じるのとはまた違う難しさがあります。「ヒロアカ」の轟との声質の違いに注目です。

「ヒロアカ」の轟は、やはり魅力のある人気キャラクターでした！辛い過去がありましたが、それを乗り越えて日々成長しています。クールな性格ですが天然な一面もあり、そのギャップも魅力的でした。轟の声を演じている人気声優の梶裕貴さんも、様々なキャラクターを演じていて今後の活動にも注目していきたい声優さんでした！

作者の堀越耕平先生は、自身のTwitterでアニメが放送される際等に原作では見れないカットを読者に披露してくれています！是非こちらも合わせてチェックしてみましょう。