【戦闘員、派遣します！】ロゼがかわいい！正体は？強さ・能力やアニメ声優も紹介

ここでは、『戦闘員、派遣します！』のロゼとはどんな人物なのか、そしてその正体についてご紹介します。かわいいルックスで羽が生えている事から仲間達の中でも目を引くロゼですが、いったいどんな秘密が隠されているのでしょうか？また、『戦闘員、派遣します！』の作品情報も同時に紹介していきますので、作品について詳しくなれる内容となっております。ぜひご覧になってみて下さい！

『戦闘員、派遣します！』は暁なつめによるライトノベル作品です。イラスト担当はカカオ・ランタンで、2017年11月1日から『KADOKAWA』より刊行されています。2022年3月現在6巻まで発売されており、累計発行部数は100万部を突破している人気作品です。2018年からは鬼麻正明によるコミック版が『月刊コミックアライブ』で連載されており、2021年には全12話でアニメ化もされました。

日本にある大企業・秘密結社キサラギは世界征服を目標に掲げていましたが、すでに地球での世界征服を達成しつつありました。そこで戦闘員たちのリストラ問題が発生してしまったために、大幹部達は他の惑星に戦闘員たちを派遣する事で問題を解消する事にしました。派遣第1号として選ばれた古参の平社員・戦闘員六号は、補助ロボットとしてキサラギが作り上げたアンドロイド・アリス=キサラギと共に他の惑星に転送されるのでした。

かわいい見た目が特徴のロゼですが、その正体は戦闘用人造キメラです。キサラギの戦闘員として改造手術を受けている戦闘員六号も改造人間ですが、ロゼは完全に何もない状態から作られたという違いがあります。キメラである事から角や尻尾、羽などといった様々な他の種族の特性が身体に現れている事も特徴です。魔王軍との戦闘での討伐数が多い事から戦闘員六号とアリスにスカウトされ、遊撃隊所属となりました。

ロゼは過去の記憶を失っている為、自分の正体については自分でも分かっていません。ロゼはグレイス王国の部隊に所属していますが、元々は遺跡のアーティファクトの中で眠っており、目覚めた時には過去の記憶を失っていて自分の正体が分からないでいました。そこで、遺跡の研究結果を教えてもらう事を条件に部隊に入隊し、自分の正体を見つける事にします。キメラである事から魔王軍との戦いの際は強い戦闘能力を発揮しています。

自分の正体が分からないながらも、唯一自分の創造主についてはわずかに記憶が残っており、『おじいちゃん』と呼んで慕っています。おじいちゃんは亡くなっているようですが、ロゼはおじいちゃんの遺言をしっかりと守って行動しています。仲間が出来たら大切にしろという遺言もあり、ロゼはその遺言の通り、命にかかわるような状況でも戦闘員六号をはじめとした仲間を裏切る事はしません。

正体は戦闘用人造キメラで、過去の記憶を失っている事が分かったロゼですが、ここからはロゼのかわいい魅力についてまとめていきます。個性豊かで魅力的な他の女の子キャラと同様に、ロゼにも多くの魅力があり、彼女を人気キャラへと押し上げました。『戦闘員、派遣します！』の作中での活躍から、ロゼのかわいい魅力を徹底的に検証していきます。

ロゼはおじいちゃんの遺言をしっかりと守る事を信条としていますが、その遺言を守っているがゆえに中二病的な発言をする事が多くあります。おそらく、キメラらしい発言を心掛けてほしいというおじいちゃんの気遣いである事がうかがえますが、ロゼ本人としては自分でも恥ずかしいと思っており、発言の後にいつも恥ずかしそうに『すみません』と頭を下げて弁明をしています。ロゼの健気さが分かるかわいい魅力の1つです。

キメラであるロゼは魔獣を食べる事でその特性を自分の中に取り込むことが出来ますが、魔王軍との戦闘中もいつもお腹を空かせていて敵を食べる事を考えています。出来るだけ強い魔獣を食べる事を意識しているようで、アニメ『戦闘員、派遣します！』の4話では魔王軍四天王の1人である炎のハイネが乗っているグリフォンを食べて空が飛べるようになりたいと発言していました。しかし不味かった事から途中で断念しています。

その為、どんな肉も好き嫌いなく食べるというわけではないようですが、魔王軍の下っ端であるゴブリンの肉は好みのようで、自身の能力で焼いたゴブリンをよだれを垂らしながら美味しそうに見ているシーンがあり、人語を喋っていた生き物を食べるという行為に戦闘員六号は若干引いていました。人間と同じく普通の食事も食べるようで、遊撃隊のメンバーと酒場で食事をとるときには骨付き肉をいつも好んで食べています。

また、水精石の取引交渉のためにトリス王国のパーティーに参加した際には、他の遊撃隊のメンバーがそれぞれの行動をとっている中でロゼだけは美味しそうに並ぶ豪華な食事にのみ興味を抱き、貪るように食べていた為、他のパーティー出席者は引き気味に見つめていました。このように、常に食べる事を考えているロゼですが、無邪気に笑顔で食べる姿は見ていて気持ちの良いものであるため、彼女の大きなかわいい魅力です。

自他ともに金の汚さを認めているスノウや、セクハラ行動連発の戦闘員六号をはじめとした個性豊かな人物が多い中、ロゼは唯一の常識人です。おじいちゃんからの遺言に従っているがゆえに中二病発言をしてしまう事があるものの、基本的には敬語で会話をしており、立場をわきまえた言動をします。他の仲間が自由気ままな行動をとる事が多い為、ロゼが心配そうな顔で見つめているという事も少なくありません。

また、戦闘員六号は悪の組織に所属しているという事もあり、敵に対して卑劣な仕打ちをする事が多くありますが、そういった場面でのロゼは敵の方を心配する事が多く、気の毒だと感じているようです。正体はキメラであるロゼですが、人間よりも人間らしい性格をした常識人で、このギャップがかわいい魅力となっています。

ロゼの大きな魅力となっているのは、何と言ってもロリッ子だという事です。遊撃隊のメンバーでは、他にもアリスがロリッ子となっていますが、アリスは誰よりも大人びた口調であるため、話し方も容姿も完全無欠なロリッ子であるのはロゼのみとなっています。正体はアーティファクトの中で眠っていたキメラであるため、実際はある程度の年齢である事が考えられますが、この子供のようなかわいい容姿はロゼの大きな魅力です。

また、戦闘員六号は悪行ポイントを貯める手段としてスノウやグリムといった仲間にもセクハラをする事が少なくありませんが、子供には手を出さないという信条があるため、ロゼの被害は皆無となっています。セクシー路線は他の女の子キャラに任せて、純粋無垢なかわいさで勝負のロゼは『戦闘員、派遣します！』のロリッ子路線で人気を支えています。

ロゼはアニメ『戦闘員、派遣します！』の第2話にて初登場を果たしましたが、この時の自己紹介は痛々しいものでした。遊撃隊のメンバーを選んでいた戦闘員六号でしたが、アリスは戦闘の際に討伐数の多いロゼとグリムを呼び出します。そして呼ばれたロゼは自己紹介をしますが、『私はロゼ、戦闘用人造キメラのロゼ！あなたたちは私を使いこなせる？』という中二病を感じさせる非常に痛々しい内容となっていました。

さらにこの時のロゼは額に手を当てて照明も暗くなり、中二病全開だった事から、ノリの良い戦闘員六号は自分も同じくらいの痛々しい自己紹介を返していました。この後は、ロゼは自分の自己紹介がおじいちゃんの遺言であるという事を告白し、恥ずかしそうに頭を下げており、非常にかわいいシーンとなっています。

ロゼはアニメ『戦闘員、派遣します！』の冒頭で昆虫が苦手な事が発覚します。正体がキメラであるロゼは食べた種族の特性を発現する事が出来るという能力を持っていますが、この事からアリスにバッタを食べさせられそうになってしまいます。人語を話すゴブリンでさえも美味しそうに食べるロゼですが、昆虫は苦手だったようで涙を流して逃げ回っていました。

普段は純粋無垢で常識人であるロゼですが、毒舌な一面も持っています。戦闘員六号がキサラギ製戦闘服の安全装置を外してゴーレムを投げ飛ばした後、3分間のクールタイムに入って身動きが取れなくなってしまったときに、炎のハイネが迫ってきた事でピンチに陥ってしまうシーンがあります。この時に戦闘員六号はハイネに対してセクハラ発言をして余計に怒らせてしまいましたが、この時にロゼの毒舌が炸裂します。

ロゼは『隊長たまにアホですよね！何も考えてないんですか！？』と間違いない突っ込みをいれると同時に戦闘員六号に対して毒を吐いていました。性格ゆえに普段はイジられる事が多いロゼですが、この時ばかりは立場が逆転して戦闘員六号に毒を吐いている事から、ツッコミもボケも両方こなせることが分かります。臨機応変に自分の立場を変える事が出来るロゼのかわいい毒舌シーンでした。

ロゼはおじいちゃんの遺言によって、自己紹介の時や必殺技を使う前などに中二病発言をしていますが、発言をした後はいつも恥ずかしそうにしています。戦闘員六号に自己紹介をした時には戦闘員六号にも同じノリで自己紹介をされてしまった事でより一層恥ずかしがっており、何度も頭を下げていました。恥ずかしくても必ずおじいちゃんの遺言に従うロゼの健気さもまたかわいい魅力となっています。

正体はキメラでありながら人間よりも人間らしく、かわいい魅力に溢れているロゼですが、戦闘能力の高さによって『戦闘員、派遣します！』のバトル要素を支えています。子供のようなかわいい容姿で一見貧弱にも見えるロゼですが、いったい戦闘においてどんな能力を持っているのでしょうか？

正体がキメラであるロゼは、食べた魔獣の能力や特性を吸収して自分の能力として使う事が出来ます。アニメ『戦闘員、派遣します！』の4話にて、ロゼはグリフォンを食べて空を飛ぶ能力を得ようとしていましたが、不味かった事から断念しています。この後、ハイネの強力な炎の魔法を何度も蹴り返していましたが、これは『爆炎トカゲ』を食べた事で身体に炎の耐性が付いていた事が理由となっています。

おじいちゃんからの遺言によると、ロゼは世界中の魔物を食べつくして最強のキメラになる事を目標としており、戦闘中も食べる事を重点的に考えています。敵を食べる事で戦闘不能にする事も出来る為、能力を吸収するという特性を考えずとも、単純に強い能力だと言えます。

ロゼはスノウのように剣などの武器は一切使わずに、戦闘の際は体術を駆使して戦います。素早い身のこなしで相手を翻弄し、拳による攻撃を得意としています。これによりロゼは遊撃隊に入る前から討伐数が多く、魔王軍の一般兵を多く葬ってきたかと考えられます。しかし、地のガダルカンドのような強敵には一歩及ばず、何度もパンチを繰り出していましたがダメージを与える事は出来ていませんでした。

ロゼは炎を口から吐く能力を持っており、必殺技として使う時は『クリムゾンブレス』と叫びます。この必殺技を使う時も事前に中二病発言をしますが、これもおじいちゃんによる遺言によるもので、本人は嫌がっているようです。アニメ『戦闘員、派遣します！』の2話では、魔王軍の補給部隊であるゴブリン達をこの能力で全員燃やし尽くしており、かなり強い能力である事が分かります。

魔王軍四天王の1人である地のガダルカンドには通じていませんでしたが、それでも足止めをするくらいは出来ていました。アニメ版のOP映像でもロゼが炎の能力をかっこよく使う姿が確認でき、彼女にとっても代名詞とも言うべき能力です。

トリス王国との水精石の取引が戦闘員六号の過ちによって決裂したため、怒ったティリス王女は遊撃隊に水の実を持ってこさせるという危険な任務を与えます。結局遊撃隊は砂漠での過酷な漂流生活を送る事になってしまいますが、何日も何も食べない生活が続いたために仲間達に限界が近づいていました。そして、一番食いしん坊であるロゼは戦闘員六号の事を毎夜焦点のあってないような危ない目つきで見つめ続けています。

戦闘員六号はロゼがムラムラしている事から自分を見つめているのだと勘違いしていたようですが、実は食欲が抑えきれなくなってしまって、戦闘員六号を食料として見つめていたのでした。極限状態のロゼはついに戦闘員六号に攻撃を仕掛け、戦闘員六号も仕方なく応戦しますが、この時の2人は互角に渡り合っており、ロゼが限界以上の力を発揮していたことが分かります。

秘密結社キサラギでの戦闘員六号は多くの正義の味方に勝利してきた歴戦の戦士で、非常に高い戦闘能力を持っているため、この時のロゼがどれだけの強さだったかが分かります。結局は食べられずに済んだ戦闘員六号でしたが、この事からロゼに対して若干の恐怖心を覚えるようになりました。しかし、ロゼは戦闘員六号を食べようとした事を覚えておらず、人間を食べるわけがないと強く否定し続けています。

アニメ版『戦闘員、派遣します！』でロゼの声を担当した声優は村上奈津実です。東京都出身で1995年9月7日生まれの2022年3月現在26歳で、血液型A型。身長152センチ、事務所は『ゆーりんプロ』に所属しています。声優を目指すきっかけとなったのは中学生の時に授業で行った『不思議の国のアリス』の朗読で、主人公であるアリスの声を担当した際に友達に『アリスの声がかわいい』という感想をもらった事でした。

またアニメが元々好きだったという事もあり、声優を意識しだした事でアニメの観方も変わってきたという事です。中学生だった時点では声優養成所に通う資金が無かったため、受験が終わってから数々の声優になるための学校を調べ上げ、結局は声優であるよこざわけい子が社長を務める声優・ナレータースクールに入学して基礎を学びました。その後、2016年にアニメ『アイカツスターズ！』の早乙女あこ役で声優デビューを果たします。

声優デビューを果たしてからは声が特徴的であるためにヒロイン向きではないと言われる事があると本人が語っていましたが、ラブコメディアニメ作品でヒロインを演じる事を目標にしていると宣言していました。仕事をするうえで大事にしている考えは『なるようになる』という事で、座右の銘にしているようです。声優として憧れているのは大谷育江と釘宮理恵で、彼女たちのように演技派な声優になりたいという事でした。

趣味には釣りとけん玉を挙げており、特に釣りは初めてやった時に何匹も釣れた事がきっかけでハマったと語っていました。またアニメ鑑賞も大好きで、幼稚園の時から好きだったアニメ『カードキャプターさくら』は何度も観返しているほど好きだという事です。好きな食べ物は白米や肉で、料理的にはカレーライスが大好きだと語っており、自身でもよく料理をするという事でした。

声優・村上奈津実は歌手デビューも果たしています。同じく声優である田中ちえ美と共に声優ユニット『NACHERRY(ナチェリ)』を結成しており、レコード会社は『ランティス』からCDデビューも果たしました。結成が発表されたのは村上奈津実の誕生日である2021年9月7日で、田中ちえ美の誕生日である2021年10月6日にシングル『フォーチュンテラー』によってデビューしており、記念日に合わせてのリリースとなっています。

村上奈津実は2016年から放送されたアニメ『アイカツスターズ！』の早乙女あこの声優として知られています。早乙女あこは主人公である虹野ゆめのクラスメイトで、オレンジ色のロングヘアーできりっとしたツリ目が特徴の美少女です。アニメ『アイカツスターズ！』は村上奈津実が声優としてターニングポイントになった作品だと述べており、早乙女あこは人生にとってとても大切なキャラだと語っていました。

村上奈津実は2020年から放送されたアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の宮下愛の担当声優としても有名です。宮下愛は金髪で派手なギャル系の見た目をしているスマイル系スクールアイドルで、持ち前の明るさで友達も多く、いつも楽しそうにしている女の子です。好きな事はダジャレで、会話の隙を見ていつもダジャレを挟んできます。また、些細な事でも大笑いする笑い上戸でもあります。

誰よりも食べる事が好きなロゼは戦闘員六号に食べ物でつられる事も少なくありません。アニメ『戦闘員、派遣します！』の2話では、遊撃隊に加入したばかりのロゼに対して食べ物を見せつけた戦闘員六号は、何でも言う事を聞くように要求します。『何でも』というところで少し躊躇をしたロゼですが、結局は食べ物の誘惑に勝てずに要求を飲んでいました。食べ物の誘惑には逆らえないかわいいロゼのシーンです。

正体がキメラであるロゼは食べた種族の能力を得る事が出来る為、アニメ『戦闘員、派遣します！』の3話にてアリスにバッタを食べさせられそうになってしまいます。逃げ回るロゼはこの時に隊長である戦闘員六号に助けを求めますが、戦闘員六号は自分の後ろに隠れたロゼを逆に羽交い絞めにして動けなくしていました。大嫌いなバッタを目の前に差し出されて泣き叫ぶロゼでしたが、戦闘員六号はそんな姿を見て楽しんでいたようです。

戦闘員六号はセクハラ行動をする事で悪行ポイントを貯める事が多い為、ロゼはその度にドン引きしています。水の実の採取の任務を任された遊撃隊が砂漠で遭難してしまう回がありますが、何日も食事をしていないグリムが倒れてしまった時に戦闘員六号はグリムのスカートを捲って悪行ポイントを貯めていました。この行為にはスノウも引いていましたが、ロゼも『最低です』と言ってドン引きしていました。

また、戦闘員六号は悪の秘密結社という立場であるために、敵との戦闘中にたびたびどちらが敵キャラなのか分からないほどのクズ発言をします。ロゼと同じく正体がキメラである魔王軍四天王の1人・ラッセルの股間を蹴って気絶させて人質にとった時にはロゼは『こっちが悪者になった気がします』と言い、勝利のためとは言え卑怯な手段をとる戦闘員六号にドン引きしている様子でした。

戦闘員六号の悪役ともとれる行動に呆れる事も多いロゼですが、それでも隊長と呼んで慕っています。ロゼは戦闘員六号にもらったキサラギのバッジを常に大切そうに身に着けており、戦闘員を自称する事もあります。戦闘員六号がスパイだという事がスノウにバレてしまい、グレイス王国を追い出された時も、たまたま会った戦闘員六号の事を相変わらず隊長と呼んでいた事から慕っている事が分かります。

また、戦闘員六号がどれだけ悪行を重ねても結局はついていっており、信頼している様子を度々見せています。おじいちゃんからの遺言である仲間を大切にしろという言葉によるものも大きいかと考えられますが、実際には悪に染まり切れない人の良さがある戦闘員六号の事を気に入っており、少しのドン引きした程度では一度ついていくと決めた人にはずっとついていくという考えは変わらないようです。

戦闘員六号とアリスがやってきたグレイス王国のある惑星は、剣と魔法のファンタジーな世界に見えます。しかし、王国には古代のアーティファクトとされている戦車にしか見えない機械が存在していたり、遺跡には巨大ロボットがあったりするなど、過去には機械文明が栄えていたと考えさせられる場面が多くあります。正体がキメラであるロゼやラッセルも人によって作られた存在である為、高度な技術が存在したはずです。

遺跡にあった巨大ロボットは、アリスが操縦するキサラギ製のロボットによって撃退されましたが、キサラギと同等の技術があった可能性があります。また、人の手によって作られた存在であるロゼやラッセルに関してもかなりの技術だという事が分かりますが、キサラギもアリスを開発している為、やはり同じ程度の文明が栄えていたという事が分かります。

基本的には断片的にしか残っていない古代の機械文明の名残ですが、遺跡には機械文明があった事を決定づける数々の証拠が残されています。遺跡には多くの戦闘用ロボットが配置され、奥には巨大ロボットが存在しています。アリスの見解によると、この惑星はもともとは高度な技術で発展していたが、何かしらの理由で滅んで現在のようなファンタジーな世界になったのではないかという事でしたが、非常に可能性の高い考察です。

魔族が多くはびこる惑星ではありますが、正体がキメラであるロゼやラッセルはもともと科学によって作られているものであるためにファンタジーというよりは科学に近い存在です。そして、記憶を無くしているロゼとは違って知っている事が多い事を思わせるラッセルは、古代兵器についても詳しく、自ら乗り込んで自由に操作していました。この事から、ラッセルは過去の機械文明について何か知っていると考えられます。

古代ロボットとの戦いは、戦闘員六号の転送装置を駆使した活躍ややアリスの操縦するキサラギ製ロボットによって勝利を収めました。戦闘員六号はその後、グレイス王国とトリス王国の間に拠点を移してアジトを作ります。このアジトはスノウの過ちによって崩壊してしまいますが、その事で地下にとある施設を発見するのでした。その施設こそロゼの故郷で、『戦闘員、派遣します！』の物語はその方向に向かって進んでいきます。

地下で発見した施設がロゼの故郷である事が判明しましたが、その施設で地図を発見した事で物語は大きく動き出します。その地図には遺跡が書き記してあり、過去のロゼによって魔王城に遺跡の1つとして印がつけてありました。そのため、戦闘員六号をはじめとする仲間達は魔王城へと向かいますが、もちろん入れてもらえるわけはなく、炎のハイネとの戦闘に発展して大苦戦を強いられることになってしまいます。

ピンチとなる戦闘員六号達でしたが、そんな中キサラギの大幹部の1人である黒のリリスが転送されてきます。リリスと共に魔王城での決戦となりますが、事態は思わぬ方向に進んでいくため、ロゼの過去や古代の機械文明に関してはまた話が遠のく事になってしまうのでした。

ロゼは戦闘能力を認められたことで戦闘員六号にキサラギバッジを渡されますが、この後はこのバッジを外すことなく終始身に着けています。律儀にキサラギバッジを付け続けているロゼの姿が面白いというファンの感想がありました。ロゼ本人も気に入っているようで、自分の事を戦闘員だという場面もありますが、何があっても外さない姿勢はロゼの真面目さを感じ取れます。

アニメ『戦闘員、派遣します！』の9話にて、空腹の極限状態となったロゼが戦闘員六号を食べようとしますが、この時に戦闘員六号はロゼが性的な意味で自分を食べようとしていると勘違いします。この時の2人のやり取りは一見嚙み合っているように見えながら実際は全くかみ合っていない為、コントのようで面白いというファンの感想がありました。おなかが空いてまともではない目になっているロゼの姿に注目のシーンとなっています。

ロリッ子であるロゼがかわいいというファンの感想がありました。さらに無理やりとはいえ中二病発言をする事や、キメラという獣属性も備わっている為、ロゼの人気に拍車をかけています。幼児体系でありながら炎を吐いて戦うというギャップも、ロゼの大きな魅力の1つです。アリスやリリスと共に、ロゼが『戦闘員、派遣します！』のロリッ子要因として活躍してくれる事を期待しているファンは非常に多くいます。

ロゼがいい子だというファンの感想がありました。勝利のためだとは言え、卑劣な手を使う戦闘員六号の姿を見ているロゼは、いつも罪悪感に苛まれています。そのため、魔王軍の敵であっても同情する事も少なくなく、ロゼの根っからの優しい性格を表しています。金に汚いスノウや、結婚して玉の輿を狙っているグリムなどの個性豊かな女の子キャラが多い中、ロゼだけは真面目を貫き通しているため仲間に必要なキャラとなっています。

国を守るために、ロゼとグリムがガダルカンドに立ち向かうシーンがありますが、この時の2人がかっこいいというファンの感想があります。ロゼはガダルカンドに勝てない事を本能的に分かっていましたが、それでも仲間のためにボロボロになりながら戦っており、感動的なシーンです。

『戦闘員、派遣します！』のロゼの正体やかわいい魅力についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか？真面目で健気な性格をしていながらも、作中ではイジられる事も多い頑張り屋である事が分かりました。原作ではロゼの過去についても明らかになってくるため、これからの益々の大活躍をファンは期待しています。