【戦闘員、派遣します！】ティリスはかわいい腹黒王女！戦闘員六号との関係や声優は？

ティリスの魅力や戦闘員六号との関係性をまとめていく前に、『戦闘員、派遣します！』の作品情報をご紹介します。テイリスの登場する『戦闘員、派遣します！』がどんな作品なのかが分かる内容となっておりますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『戦闘員、派遣します！』とは暁なつめによるライトノベル作品です。2017年に第1巻が『角川スニーカー文庫』から刊行されており、イラストはカカオ・ランタンが担当しています。ジャンルはバトル要素のあるコメディで、かわいい女の子キャラが多く登場する事が魅力です。2022年3月現在原作小説が6巻まで発売されており、累計発行部数は100万部を突破しています。2021年には全12話でアニメ化もされました。

日本にある大企業・秘密結社キサラギは世界征服を企む組織ですが、もうすでに地球を征服しつつあったため、社員である戦闘員のリストラ問題に直面してしまっていました。そこでキサラギの大幹部達は、戦闘員を他の惑星にスパイとして派遣する事で問題を解決する事にします。派遣戦闘員第一号として選ばれた古参の平社員・戦闘員六号は補助ロボットとして開発されたキサラギ=アリスと共に地球とよく似た惑星に向かうのでした。

ここからは、『戦闘員、派遣します！』のティリスのプロフィールをご紹介していきます。かわいい魅力満載で、物語にも深く関わっているティリスとはいったいどんな人物なのでしょうか？また、ティリスには腹黒い一面もあるという事で、併せてここで解説していきます。

ティリスとは、戦闘員六号が派遣された惑星に存在するグレイス王国の王女で、フルネームはクリストセレス=ティリス=グレイスです。金髪に青い瞳を持っているかわいいルックスが特徴で、常にヒラヒラのドレスを身に纏っています。王様に代わって実質上国の政治を取り仕切っており、戦闘員六号とアリスを直属の部下として招き入れました。戦闘員六号やスノウのような身分が下の相手でも基本的に敬語で会話をします。

ティリスの国であるグレイス王国は慢性的な水不足に悩まされていました。そこでティリスは、水を生み出す魔法の石・水精石によって水に豊かなトリス王国に戦闘員六号が隊長を務める遊撃隊を派遣する事にします。一応、グレイス王国の城にも水を生み出す事が出来るアーティファクトが存在しており、動かなくなっていたところを以前アリスの手によって修理されていたので、起動は可能となっていました。

しかし、アーティファクトの起動に必要な祝詞を、戦闘員六号が恥ずかしい言葉に設定してしまったのです。その為、ティリスは大衆の面前でその祝詞を叫ぶ事を激しく拒否し、遊撃隊をトリス王国に派遣して水精石の輸入の交渉をさせる事にします。しかし、ティリスが考えた交渉の内容は非常に卑劣なものでした。ティリスはトリス王国の第一王子であるエンゲルが好色家である事を知っていました。

そこでティリスは、ルックスの良いスノウを外交官として派遣して、エンゲルがスノウに手を出したところで現場を戦闘員六号に抑えさせる事で、交渉を成功させようとしていたのです。しかもこの時にティリスはスノウの事を『性格はアレですが』と述べており、スノウの性格さえも作戦に取り入れていると考えられます。つまりティリスは外交官という聞こえの良い建前で、スノウを生贄として捧げようとしていたという事です。

セクハラ行動やクズ発言が目立つ戦闘員六号もこの作戦内容には若干引いており、日本でいう美人局ではないかとティリスにツッコんでいました。しかし、ティリスは戦闘員六号の言う事に全く聞く耳を持たず、実際にこの作戦内容でスノウをはじめとした遊撃隊を派遣してしまいます。ティリスが国のためなら部下の女性を男性に捧げる事もためらわない腹黒さを持つことが分かる場面となりました。

グレイス王国の王女であるティリスは物語に深く関わっている為、『戦闘員、派遣します！』の主人公・戦闘員六号との絡みも重要なものとなっています。セクハラ主人公として知られている戦闘員六号ですが、腹黒さもありながらかわいい容姿のティリスといったいどんな関係性にあるのでしょうか？『戦闘員、派遣します！』の作中で起こった出来事から検証していきます。

戦闘員六号とアリスは新たな惑星の偵察と支配領域の拡大のためにスパイとしてグレイス王国にやってきましたが、ティリスはそんな2人を直属の部下にしました。元々はスノウが戦闘員六号の実力を買った事で2人をグレイス王国の城に連れていき、ティリスもそんな2人に興味を持った事が始まりです。そして、水を生み出す事の出来るアーティファクトをアリスが直し、戦闘員六号はそれをきっかけにティリスに取り入ろうとします。

その後、キサラギ社員として内緒話をしていた戦闘員六号とアリスの会話の内容を知ってしまったティリスは2人を捕えてしまいました。しかし、戦闘員六号とアリスの処遇をどうするかという話し合いの時に、ティリスは自分の直属の部下とする事を決めます。ティリスは未知の存在である戦闘員六号を遊撃隊の隊長にする事で魔王軍との戦いに役立ってほしいと考えたのでした。

『戦闘員、派遣します！』の主人公は女性キャラに対してセクハラを繰り返しており、作品の醍醐味でもあります。スノウやグリムなどといった遊撃隊のメンバーが被害にあう事が多いですが、ティリスもしっかりとセクハラ被害にあっています。魔王軍の侵略によって、グレイス王国は崩壊の危機に陥ってしまった時があります。この時にティリスは王女として攻められている国と運命を共にしようとしていました。

しかし、戦闘員六号は王様からテイリスを逃がすように指示されていた為、ティリスを抱きかかえて逃がします。拒否しようとするティリスでしたが、国が滅んでも王族の血が残れば勝ちだとティリスを論してティリスを抱いて走り出しました。この時に戦闘員六号は『血を残す行為なら俺が協力してやる』というセクハラ発言をして、ティリスを困らせていました。

また、戦闘員六号はティリスが寝ている事を確認したのちに部屋に侵入し、裸になって遊んだり筋トレをしたりする事で悪行ポイントを稼ぐ手段に出た事がありました。ティリスは深い眠りについており、何をしても起きなかった事に味を占めた戦闘員六号は、仲間の戦闘員を呼んでティリスの部屋で焼肉パーティーをするといった行動に出ていました。寝顔を見ながら裸になる行動は戦闘員六号らしいセクハラと言えます。

また、戦闘員六号は魔王軍によって攻められている城を守るためにスノウにセクハラをして悪行ポイントを貯めましたが、耐性の無いティリスは顔を真っ赤にして照れていました。このように、スノウやグリムのように直接セクハラの被害にあってはいないティリスですが、間接的にセクハラを受けています。戦闘員六号は子供には手を出さないという考えがあるため、かわいい系のティリスが被害が少ない原因である可能性があります。

グレイス王国の王女として国の政治を取り仕切っており、かわいいルックスの裏に隠された腹黒さも分かってきたティリスですが、ここからはアニメ版『戦闘員、派遣します！』でティリスの声を担当した声優を紹介していきます。アニメでは女の子らしいかわいい声となっていたティリスですが、いったいどんな声優が演じているのでしょうか？

アニメ『戦闘員、派遣します！』でティリスの声を担当した声優は前田佳織里です。福岡県出身で1996年4月25日生まれの2022年3月現在25歳で、血液型A型、身長146センチ、事務所は『アミューズ』に所属しています。2016年に行われた声優合同オーディションにてグランプリを獲得した事が声優事務所に所属するきっかけとなり、2017年に放送されたアニメ『100％パスカル先生』にてアニメ声優デビューを果たしました。

2020年にはアニメ『球詠』で声優初主演も果たしています。趣味は歌う事で、高校生時代にバンドを組んで地元のバンド大会で準優勝した経験もあります。バンド活動を通じて創作活動に関心を持つようになり、その後に読んだ漫画作品『声優かっ！』の内容に触発された事によって声優を目指して上京しました。また、大の日本酒好きとしても知られており、酒に関する番組などに頻繁に出演しています。

前田佳織里は2017年から放送されたアニメ『アイカツスターズ！』の双葉アリアの担当声優として知られています。双葉アリアは大自然とスズランの花が好きな中学1年生の少女で、緑色の混ざったブロンドヘアーが特徴です。アイカツの申し子と評価されており、ステージのオーロラと称されています。前田佳織里はアニメ『アイカツスターズ！』は声優として転機となった作品だと述べており、双葉アリアは大切な役だという事でした。

前田佳織里はアニメ『ウマ娘』のナイスネイチャの声優としても有名です。ナイスネイチャはアニメのシーズン2から本格的に登場し始めたチーム『カノープス』に所属しており、ツインテールが特徴となっています。トウカイテイオーをライバル視しており、勝利のために惜しみない努力を重ねています。また、有馬記念では掲示板入りの常連者であるほどの実力を持っています。

ティリスが『戦闘員、派遣します！』の作中で戦闘員六号に受けたセクハラや、アニメ版での担当声優についてまとめてきましたが、ここからはティリスのかわいい魅力をご紹介します。腹黒い一面も持っているティリスですが、かわいいルックスだけでなく魅力に溢れた人気キャラです。『戦闘員、派遣します！』の作中であった出来事から、ティリスの魅力について深く触れていきます。

スノウは出世欲が異常に強く、部隊でも取り仕切ろうとする事が多い事から戦闘員六号といつも喧嘩をしています。しかし、スノウに対して不満そうな戦闘員六号に対してティリスはスノウの不幸な生い立ちを語りました。スノウは貧しい家庭に生まれ育ったために、学業も剣術も誰よりも努力をして現在の王国騎士という立場まで上り詰めました。その事で異常な出世欲や金に執着する性格となったのです。

ティリスからその事を聞いた戦闘員六号はスノウに対しての考えを少し改めるようになります。腹黒い一面も持っているティリスですが、このように部下の生い立ちなどをきちんと把握しており、戦闘員六号とスノウの仲が悪くなる事を阻止しました。1人1人の部下の事を考えているティリスだからこそグレイス王国の政治を任されており、部下達から慕われている大きな理由の1つとなっています。

ティリスはグレイス王国の王女として結構な苦労人でもあります。父である王様が城を出て行ってしまったために国の政治を1人で任されるようになった事も非常に大きく、国が抱える問題に常に頭を抱えています。水不足に悩むグレイス王国の問題については特に頭を悩ませており、アリスが水のアーティファクトを修理してくれた時には喜んでいましたが、パスワードを卑猥な言葉に設定されたために振出しに戻ってしまいます。

また、スノウを生贄にトリス王国に水精石の取引を持ち掛けた時も、戦闘員六号のエンゲルに対する失礼な行動によって取引が破綻したばかりでなく宣戦布告されてしまい、国同士の戦争にまで発展しそうになっていました。この時にティリスは単身で何とか交渉をして戦争を免れています。戦闘員六号や王様など、身近な人物によって苦労しているティリスですが、兄も伝説の勇者である為にさらに苦労を重ねています。

勇者である兄は常に魔王軍との戦闘をしており、大きな怪我を負って帰ってくる事も少なくありません。それだけでも苦労が絶えませんが、勇者は魔王軍の1人・ファウストレスのランダムテレポートによって何処かへ飛ばされてしまい、現在は不在となってしまっています。このように、王女とは言えども余計な苦労まで背負わされており、オーバーワークの日々を送っています。

戦闘員六号が派遣されたグレイス王国がある惑星は、剣と魔法のファンタジーな世界です。バトルシーンでは様々な魔法を見る事が出来ますが、戦闘には参加しないティリスも魔法を使う事が出来ます。グレイス王国の城に魔王軍が攻めてくる時に、戦闘員六号はベランダから敵の動きを観察していました。その時にティリスは戦闘員六号とアリスに水の魔法を披露しますが、手のひらから現れたのは少量の水でした。

さらにかなりの時間をかけて水を出した事から、ティリス本人も戦闘に参加できるほどではないと述べており、さらに1日に1回しか使えないようです。ちなみに、頑張って魔法を使ったティリスでしたが、戦闘員六号はアリスと喋っていた為に見ておらず、もう1回やってほしいとお願いしていました。

魔王軍の四天王・ハイネを撤退させた事で評価を得た戦闘員六号でしたが、部屋でのアリスとの会話をスノウに聞かれた事によってスパイだという事がバレてしまい、城を追い出されてしまいます。仮宿に拠点を移した戦闘員六号でしたが、ここにティリスが現れます。しかし、戦闘員六号はティリスの願いを聞く前から魔王軍と戦わせられるのだという事を察知した事で激しく拒絶していました。

さらに戦闘員六号は『魔王軍と戦えとか食い止めろとか、愛人になれとかだろ？』とティリスに対してボケのような発言をしていましたが、ティリスは『最後のはよく分かりませんが』としっかり突っ込んでいました。国が窮地に立たされているにもかかわらず冷静に突っ込む姿はさすが王女と言えます。この後、戦闘員六号はティリスの説得もあってグレイス王国を救うために動き出すのでした。

ツッコみ役に回る事の多いティリスですが、ポンコツな一面も持っています。ティリスはアニメ『戦闘員、派遣します！』の6話にて魔法を初披露しましたが、ここでのシーンが一番ポンコツさを表しています。自身でも魔法は苦手である事を告白したのちに、戦闘員六号にも魔法が見たいとせがまれた事で時間をかけて水の魔法を披露します。

しかし、戦闘員六号は自分で見たいと言ったにもかかわらず魔法を見ておらず、アリスとの作戦会議に夢中になっていました。この時のティリスは初登場時からの冷静な王女としての風格が無くなっており、ギャグキャラ扱いに見えるシーンです。普段は穏やかで真剣な表情がとても似合う王女らしいティリスのギャップが見えた場面となっています。

ティリスを語るうえで欠かせないのがこの恥ずかしい祝詞を叫ぶシーンで、『戦闘員、派遣します！』の作中の中でも屈指の名シーンとなっています。グレイス王国の城の中に存在する水を生み出すアーティファクトは民衆の前で設定された祝詞を大声で叫ばなくては起動しません。しかし、戦闘員六号は祝詞を『オチン〇ン祭り』という恥ずかしいものに設定してしまったため、ティリスは断固として叫ぶ事を拒否し続けてきました。

しかし、ティリスは国の水不足に頭を悩ませていた為、周りに誰もいない事を確認してから1人でこの恥ずかしい祝詞を叫びました。もちろん民衆の前で叫んだわけではなかったのでアーティファクトは起動せず、ティリスの叫び声はただこだましていました。さらに、ティリスが叫んだ後に恥ずかしがっていると、こっそりと叫びを聞いていた戦闘員六号が現れ、ティリスはますます赤面してしまうのでした。

戦闘員六号は、ティリスが恥ずかしがる事を期待して水を生み出すアーティファクトに恥ずかしい祝詞を設定して悪行ポイントを稼ごうとしていました。しかし、人前ではないとはいえ大声で祝詞を叫ぶティリスが面白いというファンの感想があります。戦闘員六号の悪行ポイントはこの時に貯まらなかったため、ティリスは恥ずかしがっていないという事になります。きっと、人前で叫ぶと悪行ポイントが貯まる可能性が高いです。

腹黒いティリスが面白いというファンの感想があります。前述してきた通り、腹黒い一面を持つティリスですが、スノウを生贄にうまく交渉を進めようとしていた時に、戦闘員六号は『ティリスが叫べばいいじゃん』とアーティファクトの起動を勧めてきます。しかし、ティリスは叫びたくない事から何度も叫ぶ事を勧めてくる戦闘員六号を完全に無視し続け、自分の話を進めていました。

さらにスノウの容姿を褒める前に『性格はアレですが』とさらっと発言しており、スノウの事を少し小ばかにしたような考えを表した事で、優しい顔の王女様の裏側の顔が見えるシーンとなりました。

アニメ『戦闘員、派遣します！』の6話にて、戦闘員六号が城を守るために悪行ポイントを稼ぐ手段としてスノウにセクハラをするシーンがあります。この時にアリスは早くするように戦闘員六号を煽りますが、ティリスは王女としての立場上男女の経験がない為、テンションが爆上がりしており、この時のティリスが面白いというファンの感想がありました。しかもティリスは顔を手で覆いながらも指を広げてしっかりと目視していました。

『戦闘員、派遣します！』のティリスの魅力についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか？腹黒い一面も持ちながらも実際には部下想いで、国のために行動する王女らしい人物である事が分かりました。かわいいルックスで人気キャラであるティリスは、これからも『戦闘員、派遣します！』の物語に深く関わっていきます。