【スライム倒して300年】フラットルテはかわいい嫌がらせ女王？アズサとの関係は？

スライム倒して300年の中でもその性格や行動力から人気を集めているのがフラットルテです。今回はそんなスライム倒して300年のフラットルテについてまとめて紹介していきます。

フラットルテが活躍する「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」通称スライム倒して300年は森田季節先生が手掛けるライトノベルです。元々は小説投稿サイト「小説家になろう」にて2016年から趣味として連載された作品でしたが完成度の高さから瞬く間に人気を獲得し2017年にはSBクリエイティブのGAノベルレーベルから書籍化が行われた作品です。

スライム倒して300年は書籍化やスピンオフの展開以外にも積極的にメディアミックス展開が行われている作品で、2017年には作画をシバユウスケ先生が手掛ける漫画化が行われた他、2021年にはアニメ化も行われています。2022年3月現在、アニメ2期の制作も決定しているなど今後の展開が楽しみと言われる作品になっています。

異世界から転生し不老不死となったアズサは300年のスローライフを送った後、毎日の日課であったスライムを倒し続けた事でレベルが99になっていました。このことを知られた事でアズサの生活は一変する事になります。ライカの姉の結婚式に出席する事になったアズサ達はライカの背に乗って会場に出向きますがそこを襲ってきたのが今回紹介するフラットルテです。

フラットルテはドラゴンの一族の一種、ブルードラゴンの女の子です。ブルードラゴンらしく脳筋的な思考の持ち主で、勝負事も大好きです。初登場時はブルードラゴンらしく青い肌が特徴のドラゴンの姿をしていましたが、人型の姿になる事もでき、その際は髪は薄紫、服のトーンは全体的に青ベースなのが特徴となっています。またライカとは異なり人型でも尻尾もそのまま生やしているのも大きな違いです。

人型での見た目は中高生くらいですが実は年齢は400歳以上であり、高原の家のメンバーの中では最年長だったりします。

フラットルテの一族ブルードラゴンはライカの一族レッドドラゴンと長年対立関係にありました。ブルードラゴンは気質としてそういった相手に対して嫌がらせをして挑発するのです。加えてフラットルテは20年前に行われた親睦会にてパールドラゴンに結婚を申し込み、レッドドラゴンが理由で振られています。

種族としての気質とこの出来事によりフラットルテはブルードラゴンの誰よりもレッドドラゴンに対しての嫌がらせを行っています。この事からフラットルテはレッドドラゴンの中にも「嫌がらせ女王」の正体として名を知られる事になるのでした。

そんなフラットルテはスライム倒して300年作中ではライカの姉レイカの結婚式を妨害する形で登場します。元々400歳のフラットルテは300歳のライカよりもその姉レイカとライバル関係にありました。これまでも散々嫌がらせをしていましたが、レイカが結婚してはそう簡単に嫌がらせをするわけにもいかないと最後の嫌がらせに来たのです。

ブルードラゴンの得意とする冷気を使い結婚式をむちゃくちゃにしようとするフラットルテ達ブルードラゴン。その毒牙が家族にも及んだ事でアズサがキレます。使える魔法をフル動員しフラットルテを撃退します。フラットルテを縛り上げたアズサはその場で結婚式を台無しにした賠償金と、今後、迷惑行為を禁ずるべく両ドラゴン間での不戦条約を誓わせるのでした。

嫌がらせを生き甲斐としていたフラットルテは嘆きつつも負けている現状から打破する方法もなくこれを認める事になります。

フラットルテの正体であるブルードラゴンですが、結婚式の騒動の後は寒冷地排卵と州の縄張りに戻っており、フラットルテもすぐにはアズサの家族になったわけではありませんでした。ブルードラゴンはその性質から普段は人間の姿で生活しており、その集落は人間のものに近いですが、ブルードラゴンは夕食を食べるとすぐに寝てしまう為、かなりの田舎風の町並みでした。

1度はアズサに敗れたフラットルテですが、その後ペコラの策略でアズサに服従する事になります。ブルードラゴンの性質から頭の角を触らせた相手には絶対服従するというのがあり、それを知らないアズサにペコラが角を撫でさせたのです。これによりフラットルテはアズサに服従する事になります。

服従して以降のフラットルテはしばらくは死んだ目をしながらアズサに隷属。水を飲む事すらアズサが許可しないとできない程でしたが、アズサが自由に生きろと命じた事でフラットルテは服従した状態ながら自由に生きるようになります。以降フラットルテはアズサをご主人様と呼び姉のように慕うようになります。嫌がらせ女王として知られたフラットルテですがアズサとの関係からも本来の正体は別にある事を感じさせる関係性になっています。

スライム倒して300年作中元々因縁のあるドラゴン同士という事もありフラットルテとライカはなにかと張り合う事が多いです。ただ両種族は不戦条約を結んでいる為、直接殴り合ったりはしません。様々な方法で競っており、スライム倒して300年作中では「どちらがアズサの気に入るお菓子を作れるか」で勝負をしました。

高原の家ではどちらかといえば野菜を中心とした生活をしていますが、それに耐えられなかったのがフラットルテです。フラットルテ達ドラゴン族は元々肉食である為、我慢できなくなってしまったのです。ワイルドな肉が食べたいというフラットルテに対し、普段は競い合っているライカも同意する程でした。ちょうど依頼が来たこともあり、アズサ達はイノシシ狩りをする事になります。

元々我慢をする得意としないフラットルテはイノシシ狩りでそれまで耐えていた思いが爆発しました。服すらも脱ぎ捨てて走り出し、暴走してしまうのでした。

どちらかといえば粗暴な性格のフラットルテですが、そんなフラットルテの意外な一面が吟遊詩人（現実世界でいうミュージシャン）マニアであるという事です。売れない吟遊詩人だったスキファノイアすらも知っている程であり、その知識はかなり深いです。しかも自分でも演奏する事ができるなどかなり音楽に造詣が深い事が明らかになっています。

アニメスライム倒して300年にてフラットルテ役を演じたのが和氣あず未さんです。2015年に「アイドルマスターシンデレラガールズ」の片桐早苗役で声優デビューを果たすとその歌唱力の高さから様々なキャラクターのキャラクターソングを担当してきました。2020年にはその歌唱力を認められて個人名義でも音楽活動を開始しています。

和氣あず未さんがこれまでに演じたキャラクターとしては「おしえて！ギャル子ちゃん」のギャル子役、「ウマ娘プリティーダービー」のスペシャルウィーク役、「マギアレコード」の桑水せいか役、「となりの吸血鬼さん」のエリー役、「世話やきキツネの仙狐さんの」仙狐さん役、「オンゲキ」の柏木美亜役、「東京リベンジャーズ」の橘日向役などを演じています。

ここからは既にスライム倒して300年を視聴している人のフラットルテに関しての感想を紹介していきます。フラットルテは初登場が結婚式をぶち壊しに来るという形だった為、キャラ人気の高いスライム倒して300年の中でも珍しくそこまで人気のないキャラクターでした。

しかしアズサに服従し共に暮らすようになってから、フラットルテの正体とも言える本質的な部分を見て考えが変わったという声もあるなど、他のキャラクターに負けない人気を獲得しています。

特にライカとなにかと張り合う姿が良いという声も多くなっています。ライカと競った時のフラットルテはフラットルテ自身の新たな一面を見せると同時にライカの魅力も引き出しているとする声が多くなっています。また普段はいがみ合っていてもいざという時には協力する2人の掛け合いが見てて面白いという声も多いです。

声優を担当した和氣あず未さんに関してはフラットルテのキャラクター性を見事に表現していたとして高評価を集めています。特にククとのエピソードでの歌声の披露など普段のフラットルテのキャラクター性とは違うシーンもしっかりとイメージ通りに演じていたという声が多く見られます。

スライム倒して300年のフラットルテは当初は嫌がらせ女王として登場しましたがその正体はブルードラゴンであり、性格は野性的ながらも音楽を始めとした芸術に造形の深い一面も持ち合わせたキャラクターです。ギャップのあるキャラクターとして人気を集めています。まだスライム倒して300年を視聴していない人はフラットルテにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？