【スライム倒して300年】ネタバレあらすじと感想！登場人物・キャラもまとめて紹介

『スライム倒して300年』とは、GAノベ(SBクリエイティブ)にて書籍化された森田季節によるライトノベル作品です。書籍化後はシバユウスケの作画によりガンガンONLINE(スクウェア・エニックス)にて漫画化されています。さらに、2021年4月10日から6月26日にかけてテレビアニメ第1期が全12話で放送されました。

『スライム倒して300年』の作者は、兵庫県神戸市出身のライトノベル作家・森田季節(もりたきせつ)です。大学院在学中に『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』にて第4回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞を受賞したことがきっかけで作家デビューを果たしています。その後、「小説家になろう」にWEB小説を投稿していたようです。

それでは早速、原作漫画『スライム倒して300年』のあらすじをネタバレしていきます。あらすじネタバレは原作第1巻から7巻までの大切なポイントを抑えて紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。

今でこそ「高原の魔女」の異名で知られるレベル99の強者として悠々自適な日々を送っている主人公・アズサですが、彼女には社畜として27歳で過労死したという前世がありました。悲惨な死を迎えた前世の相沢梓は、不老不死にして17歳の体で転生していたのです。以来300年の間、生活費を稼ぐためにスライムを倒し、細々とスローライフを送ってきました。

しかし、300年も生きているうちに「高原の魔女」として近くの村人から崇められるようになります。そんなある日、村のギルド職員から自分の強さを数値として知ることのできるステータスを、チェックするように促されたアズサは、なんと自分が「レベル99」という最強の力を手に入れていることを知ります。こうしてアズサが最強として知れ渡るようになり、その噂を聞きつけたドラゴンのライカがアズサに弟子入りを志願するのでした。

ライカがアズサに弟子入りを志願したことにより同居することとなった二人は、それぞれライカがメイドとして家事全般、アズサが料理を担当して生活を送っていました。すると、二人の元にアズサのことを「ママ」と呼ぶシャルシャとファルファが訪れます。アズサはママと言われるようなことはしていませんでした。実は、シャルシャとファルファは300年もの間、倒し続けてきたスライムから生まれた精霊だったのです。

スライムの怒りから生まれた精霊であるシャルシャとファルファは当初、アズサのことを恨んで襲撃を仕掛けてきましたが、結局和解することとなり、シャルシャとファルファの二人もアズサたちと一緒に暮らすこととなりました。そんなある日、エルフの調薬師・ハルカラがアズサの元を訪ね、ハエの王ベルゼブブという追っ手から助けて欲しいと懇願します。しかし、既にベルゼブブはハエに姿を変えてアズサの家に侵入していました。

そして、ベルゼブブはアズサの前に姿を現し、「わらわと勝負してみよ」と突然勝負を挑んできました。それを了承したアズサは建物を壊さないようにするため、離れた場所で戦うことを提案します。どこで戦おうが気にも留めていなかったベルゼブブはそれを了承し、早速二人は勝負場へ向かうことに。

ところが、ベルゼブブが移動している最中に、アズサが予め張っておいた魔族の侵入を阻害する結界に弾かれてしまい、意図せずしてそのまま戦闘不能となります。こうして家に運ばれることとなったベルゼブブは、アズサの提案により落ち着いてみんなと話すこととなりました。その結果、ハルカラがベルゼブブに命を狙われているという話は誤解であったことが判明。

ベルゼブブはハルカラが作る栄養酒の製造を再開して欲しいことを伝えたかっただけだったのです。結局、ハルカラの誤解が解けたことによって和解することとなりました。その後、ハルカラはベルゼブブの頼みを聞き入れ、アズサの住む近くに工場を移転して栄養酒を製造することにします。さらに、ハルカラはアズサの弟子として一緒に暮らすこととなりました。

村で祭りが開催されるということで、アズサは村の祭りで喫茶店「魔女の家」を開くことにしました。当日、アズサの喫茶店は2時間前から大行列を作るほどの繁盛ぶりを見せましたが、それが想定外の出来事だったため、人手が足りないという問題が起きてしまいます。しかし、ちょうどそこにベルゼブブが訪れたことにより、ベルゼブブがウェイトレスとして働くことに。

その後ベルゼブブが、「高原の魔女」であるアズサが魔族褒賞の受賞者に選ばれたことを伝えるために喫茶店を訪れたことが判明。受賞者に選ばれたのには、ライカの姉の結婚式を祝うため、ライカのロッカー火山にある実家にアズサが赴いた時に起きた事件が関係していました。実は、実家に帰省したライカに対してブルードラゴンのフラットルテが襲撃を仕掛けているのですが、それをアズサが撃退していたのです。

今回の受賞は、襲撃してきたフラットルテを撃退した結果、フラットルテに不可侵条約を結ばせたという理由で選ばれていました。こうしてドラゴンの争いを止めた平和賞を受賞することとなったアズサですが、ハルカラがなぜかそれを勘違いしてお別れ会を開くことになります。そんな中、ハルカラがナスクーテ町に新しい工場を建てることを予定していたため、予定地の様子を見に行くこととなりました。

しかし、そこに幽霊が出たということで、ベルゼブブを呼び出して工場を訪れます。そこでは実際に幽霊のロザリーが住み着いており、ロザリーはハルカラに憑依することでアズサの家に引っ越すこととなります。その後、アズサたちは魔族褒賞の授与式に参加するため、リヴァイアサンに乗って魔族の土地に向かうこととなりました。

魔族の王都「城塞都市ヴァンゼルド」に到着したアズサ一行。早速、魔王に会いますが、ハルカラが誤って魔王を倒したことにより彼女が投獄されてしまうという事態に陥ってしまいました。そこで、アズサはハルカラの処刑執行を防ぐために魔王の意識を取り戻しにいくことにしますが、そこで身の潔白を証明するという名目で魔王VSアズサの戦いが始まることとなります。

結果はアズサの勝利。さらに、アズサの強さに心酔した魔王はアズサのことを「お姉さま」と呼んで慕い始めるのでした。こうして無事、魔族褒賞の授与式が執り行われることとなり、アズサはフラットルテと共に褒賞が渡されます。その後、フラットルテがアズサに服従したことにより、フラットルテもアズサ宅で一緒に暮らすこととなりました。

こうして、これまでよりも一層賑やかな日々を送っていたアズサたちでしたが、ある日ファルファがスライムの姿になってしまいます。そこで、アズサたちは魔法使いスライムからその原因を聞き出し、ブッスラーという武道家スライムであれば治せるということが判明するのでした。

魔法使いスライムからファルファを元に戻す方法を聞き出したアズサ一行は、早速ブッスラーに会うために武術大会に出場することにしました。武術大会ではアズサとベルゼブブが決勝まで進出したため、アズサVSベルゼブブの戦いが始まります。結果はアズサの勝利。その後、ブッスラーによってファルファを元に戻すことに成功しました。

アズサは魔王たちがアンデッドを探していたためその手伝いをしていました。すると、アズサはアンデッドのポンデリが墓場を警備している様子を発見。こうして、ポンデリはヴェルゼンド城下で「ゲームをしてあげる屋」を開くこととなります。その後、アズサたちはハルカラがキノコを大量に収穫してきたため、そのキノコを使ってキノコパーティーを開くことにしました。

ところが、キノコを食べたアズサが子供の姿になってしまいます。実は、そのキノコの中に毒キノコが混じっていたのです。そこで、アズサは元の姿に戻るために世界樹の天辺にある薬屋を目指して世界樹を登ることとなりました。ようやく薬屋に辿り着いたアズサは、そこで魔女・エノが作った薬を貰って元に戻ることに成功します。

アズサは城下で吟遊詩人として活動しているアルミラージュのククと出会い、彼女から音楽活動が上手くいっていないことを聞き出します。そこで、ククの面倒を見ることにしたアズサは、ククの新しい世界観を考えるためにみんなで歌詞を書くことにしました。

こうして出来上がった歌詞の曲をベルゼブブに披露した結果、魔族の音楽祭に誘われたため、音楽祭に向けて練習することとなります。その後、遂に訪れた音楽祭の当日、ククのライブは大成功を収めるのでした。さらに、魔王とベルゼブブがライブをおこなった後にアズサが紹介されたことにより、アズサは魔王の姉として存在が知れ渡ることとなります。

ここまで『スライム倒して300年』の原作1巻から7巻までのあらすじをネタバレしてきました。では、あらすじの登場人物にはどのようなキャラがいるのでしょうか？ここからは、あらすじの登場人物・キャラを一覧形式で見ていきましょう。

1人目に紹介する原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物・キャラは、50日連勤などの無茶がたたって過労死した前世の記憶を持つ相沢梓ことアズサです。メガーメガ神という女神に転生させてもらっています。自分はもちろん他人であっても働き過ぎるのが大嫌いなところがありました。

2人目に紹介する原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物・キャラは、主人公・アズサが強者という噂を聞きつけて勝負を挑んだレッドドラゴンのライカです。戦闘中にアズサの家を破壊したことが原因でブチ切れられてしまい、あっけなく倒されています。その後、思い上がっていた自分を見つめなおすためアズサに弟子入りを志願していました。

3人目に紹介する原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物・キャラは、アズサが倒し続けてきたスライムの魂が集まって誕生したスライムの精霊・ファルファです。外見は青髪の10歳の幼女ですが、実年齢は50歳でした。

4人目に紹介する原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物・キャラは、ファルファと同様にアズサが倒し続けてきたスライムの魂が集まって誕生したスライムの精霊・シャルシャです。ファルファの双子の姉でもあります。特定の種族に大きな攻撃を与えることのできる魔法「破邪の魔法<高原の魔女>」を開発するなど、アズサに対して復讐するための準備を徹底していました。

5人目に紹介する原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物・キャラは、エルフの自治区「善い枝候国」出身のエルフ・ハルカラです。実年齢は約220～230歳。人間とは比較にならないほど長い年月を生きていますが、作中最大のドジっ子キャラでした。

6人目に紹介する原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物・キャラは、褐色肌で頭に2本の角が生えているハエの王・ベルゼブブです。本人曰く約3000歳。「わらわ」や「～なのじゃ」という偉そうな口調をしていますが、庶民派と言える感性を持っています。

7人目に紹介する原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物・キャラは、レッドドラゴンのライカとは対立関係にあるブルードラゴンのフラットルテです。対立関係にある一族ゆえに、ライカの姉・レイラの結婚式の場を混乱させようと嫌がらせ目的で襲撃しています。

8人目に紹介する原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物・キャラは、幽霊の少女・ロザリーです。死後約200年もの間幽霊として彷徨っていましたが、幽霊騒動に困ったハルカラがアズサに話したことで捕縛されてしまいます。

ここからはアニメ『スライム倒して300年』の登場人物・キャラを演じた声優を一覧形式で見ていきましょう。紹介するアニメ声優は、先にお伝えしたアズサ、ライカ、ファルファ、シャルシャ、ハルカラ、ベルゼブブ、フラットルテ、ロザリーといった登場人物・キャラ順に紹介していきます。

アニメ『スライム倒して300年』でアズサ役を演じたのは、声優事務所「青二プロダクション」で活動する1992年3月27日生まれの声優・悠木碧(ゆうき あおい)です。千葉県山武市出身の声優・女優・歌手・タレントで、これまでに『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』の御子神リコ役や『信長協奏曲』のお市役、『ワンパンマン』の戦慄のタツマキ役、『幼女戦記』のターニャ・デグレチャフ役への出演経験があります。

アニメ『スライム倒して300年』でライカ役を演じたのは、芸能事務所「アイムエンタープライズ」で活動する1996年3月6日生まれの声優・本渡楓(ほんど かえで)です。愛知県名古屋市出身の声優で、これまでに『レガリア The Three Sacred Stars』のユインシエル・アステリア役や『亜人ちゃんは語りたい』の小鳥遊ひかり役、『バトルガール ハイスクール』の煌上花音役、『刀使ノ巫女』の衛藤可奈美役への出演経験があります。

アニメ『スライム倒して300年』でファルファ役を演じたのは、声優事務所「アイムエンタープライズ」で活動する1995年11月24日生まれの声優・千本木彩花(せんぼんぎ さやか)です。埼玉県出身の声優で、これまでに『ガーリッシュナンバー』の烏丸千歳役や『クロックワーク・プラネット』のアンクル役、『踏切時間』のアイ役、『あひるの空』の薮内円役への出演経験があります。

アニメ『スライム倒して300年』でシャルシャ役を演じたのは、声優事務所「81プロデュース」で活動する1996年1月22日生まれの声優・田中美海(たなか みなみ)です。神奈川県出身の声優で、これまでに『プリパラ』の真中のん役や『暗殺教室』の岡野ひなた役、『賭ケグルイ』の早乙女芽亜里役、『ゾンビランドサガ』の星川リリィ役への出演経験があります。

アニメ『スライム倒して300年』でハルカラ役を演じたのは、芸能事務所「ヴイ・フォーク」で活動する1997年12月23日生まれの声優・原田彩楓(はらだ さやか)です。千葉県出身の声優で、これまでに『うらら迷路帖』の千矢役や『アホガール』の隅野さやか役、『UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜』の結城忍役、『ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-』のミザル役への出演経験があります。

アニメ『スライム倒して300年』でベルゼブブ役を演じたのは、声優事務所「アーツビジョン」で活動する1988年4月15日生まれの声優・沼倉愛美(ぬまくら まなみ)です。神奈川県横浜市出身の声優・歌手で、これまでに『THE IDOLM@STER』の我那覇響役や『アイカツ!』の藤堂ユリカ役、『アルスラーン戦記』のアルフリード役、『オーバーロード』のナーベラル・ガンマ役への出演経験があります。

アニメ『スライム倒して300年』でフラットルテ役を演じたのは、芸能事務所「東京俳優生活協同組合」で活動する1994年9月8日生まれの声優・和氣あず未(わき あずみ)です。東京都出身の声優で、これまでに『あにトレシリーズ』の樋口えり役や『おしえて! ギャル子ちゃん』のギャル子役、『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』の片桐早苗役、『ウマ娘 プリティーダービー』のスペシャルウィーク役への出演経験があります。

アニメ『スライム倒して300年』でロザリー役を演じたのは、声優事務所「マウスプロモーション」で活動する12月31日生まれの声優・杉山里穂(すぎやま りほ)です。北海道出身の声優で、これまでに『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』のタニス役や『CONCEPTION』のタルア役、『波よ聞いてくれ』鼓田ミナレの役、『継つぐもも』の安次峰あるみ役への出演経験があります。

『スライム倒して300年』のアニメ1期は2021年6月26日に放送が終了しましたが、2022年1月にアニメ2期の制作が発表されました。放送日に関してはまだ公式から発表されていませんが、おそらく早くても2022年7月以降に放送されると考えられます。

制作が発表された『スライム倒して300年』のアニメ2期ですが、果たして2期は原作何巻からアニメ化されるのでしょうか？結論から言うと、『スライム倒して300年』のアニメ1期は原作漫画1巻から4巻の途中までがアニメ化されているため、原作4巻からアニメ化されると考えられます。

原作漫画『スライム倒して300年』のアニメ1期に関する感想があがっています。感想ではアニメ1期の最終回が好評のようです。喫茶店回に全員集合させてしまうことに対して「ナイス発想」と感想が述べられているので、集合したそれぞれのキャラに注目してみてください。

原作漫画『スライム倒して300年』の登場人物に関する感想があがっています。感想では「先生のキャラはどれも魅力的」と好評のようです。今回はあらすじを中心にまとめてきましたが、感想を見て興味を抱いた方は登場人物の詳細にも目を向けてみると良いかもしれません。

原作漫画『スライム倒して300年』の作品内容と登場人物に関する感想があがっています。感想では「登場キャラが全員魅力的」「安心して面白く読める家族のストーリー」と好評のようです。今回、大切なポイントを抑えながらあらすじをネタバレしましたが、これを機に漫画やアニメをご覧になってみると良いでしょう。

原作漫画『スライム倒して300年』のあらすじをネタバレしつつ、登場人物・キャラや感想を紹介してきましたがいかがでしたか？今回は、作品内容の感想や登場人物・キャラのプロフィールを簡単に紹介しつつ、大切なポイントを抑えたあらすじをネタバレしています。まだアニメや漫画をご覧になっていない方は、これを機にチェックしてみてください。