【鬼滅の刃】宇髄天元は弱い？強い？柱最弱と言われる理由と戦闘シーンを考察

「音柱」の称号を得ている宇髄天元は、一部の間で弱い・最弱と評価されているようです。では、なぜ宇髄天元がそのように評価されているのでしょうか？ここからは、宇髄天元が弱い・最弱と言われる理由を中心に考察していきます。それではまず、宇髄天元が登場する『鬼滅の刃』の作品情報からご覧ください。

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴によるダーク・ファンタジー漫画です。『週刊少年ジャンプ(集英社)』にて2016年11号より連載された後、24号にて4年3カ月の連載に幕を降ろしています。単行本は全23巻が刊行され、その他にも劇場版『鬼滅の刃 無限列車』の入場特典として炎柱である煉獄杏寿郎に焦点を当てた特別読切『煉獄零巻』と、外伝漫画『鬼滅の刃 外伝』の発売が発表されました。

ここでは当記事にて紹介する宇髄天元が初登場するシーンのあらすじを簡単にまとめていきます。まず宇髄天元が初登場したのは、単行本8巻から11巻までの間にて描かれた『鬼滅の刃 遊郭編』での一幕です。遊郭編は無限列車にて「下弦の壱」眠り鬼・魘夢が引き起こした事件から四か月後が描かれています。宇髄天元は遊郭「吉原」へと潜入捜査をおこなっていた嫁の一人の消息が絶ったことがきっかけで登場していました。

『鬼滅の刃』に登場する宇髄天元(うずいてんげん)は、宝石が散りばめられた額当てと化粧をしている派手な見た目が印象的なキャラクターです。見た目通り「派手」が口調で、「祭りの神」を自称しています。派手な出で立ちをした人物ではあるものの、忍の一族として育てられた元忍で隠密行動を得意としていました。現在は鬼殺隊士であり「音柱」の称号を得ています。

宇髄天元は「音柱」の称号を得ている通り「音の呼吸」の使い手です。音の呼吸とは、炎・水・風・岩・雷といった5つの呼吸法のうち雷から派生した呼吸法で、音の呼吸の元となる雷の呼吸は激情的な人物が向いているとされています。そのため、音の呼吸は派手が口調で「祭りの神」を自称する宇髄天元に向いている呼吸と言えるでしょう。

宇髄天元の戦闘シーンは10巻から11巻の間で見ることができます。嫁の一人の消息が途絶えたことがきっかけで遊郭「吉原」へと潜入することとなった宇髄天元は、そこで上弦の陸である堕姫と妓夫太郎と戦闘を繰り広げていました。

大柄な体格と筋肉質な体に反して元忍として隠密行動を得意としている宇髄天元ですが、実は一部の間で彼が弱いと評価されているようです。さらに柱の中で最弱と言われているのですが、それはなぜでしょうか？そこで、ここからは宇髄天元が弱い・最弱と言われる理由を考察していきます。

宇髄天元が弱いと言われる理由の一つに「堕姫と妓夫太郎を直接倒していない」という点が挙げられます。宇髄天元は吉原へと潜入した際に炭治郎と善逸、伊之助の三人を女装させていました。その後、宇髄天元たちは上弦の陸である堕姫と妓夫太郎との戦いに身を置いているのですが、最終的にそれぞれ堕姫の頸を善逸と伊之助が、妓夫太郎の頸を炭治郎が斬っているため、宇髄天元が直接上弦の陸を倒したわけではありません。

続いて宇髄天元が弱いと言われる理由の一つに「宇髄天元自身が他の柱よりも弱いと発言している」という点が挙げられます。弱いと発言する対象となった柱は岩柱・悲鳴嶼行冥、霞柱・時透無一郎、炎柱・煉󠄁獄杏寿郎の三人でした。あくまでも「得体の知れねぇ奴もいる」と言ったように、三人よりも自分が弱いと思わせるような発言で明確に弱いと発言したわけではありませんが、その発言が「弱いのか？」と疑問視される要素となったようです。

続いて宇髄天元が弱いと言われる理由の一つに「片腕を切られて引退する」という点が挙げられます。宇髄天元は原作11巻第91話にて妓夫太郎に腕を切られています。さらに左手と左目を失って鬼殺隊を引退しているのですが、それに対して蛇柱・伊黒小芭内が「左手と左目を失ってどうするつもりだ、たかが上弦の陸との戦いで」と辛辣な評価をしています。どうやら、宇髄天元はこの発言も弱いと思われた理由となっているようです。

ネット上では宇髄天元の強さについて弱いと評価されている一方で強いという評価もあがっています。宇髄天元の強さは実際のどころどうなのでしょうか？そこで、ここからは宇髄天元の強さや戦闘シーンを考察し強さの度合いを測っていきます。

• 下位が上位に挑む血戦で位の変動が起こることもある
• 数字の昇格および降格は鬼舞辻により定められている

宇髄天元が弱いと評価される大きな要因となった上弦の陸である堕姫と妓夫太郎との戦いですが、そもそも上弦の陸は公式ファンブックにて上記のように記載されています。つまり、上弦の陸は上弦の鬼の中で最弱ではあるものの、上弦の陸よりも上の階級である壱、弐、参、肆、伍が必ずしも上弦の陸よりも強いというわけではないということです。

先に宇髄天元自身で岩柱・悲鳴嶼行冥、霞柱・時透無一郎、炎柱・煉󠄁獄杏寿郎の三人よりも弱いと思わせるような発言をしていましたが、そもそも悲鳴たちは強すぎると言っても良いキャラクターです。

それぞれ悲鳴が鬼殺隊最強、時透が刀を握ってから僅か二カ月で柱となった天才剣士、煉󠄁獄が技の威力で横転する無限列車の衝撃を和らげるほどの実力者といった、常軌を逸した強さの特徴がありました。むしろ宇髄天元はそのまま3人の実力を正しく評価していると言えるでしょう。

宇髄天元が所属している柱は鬼との戦いを終わらせる世代なだけあって組織としての勢いがあります。本編では当然のように柱たちが上弦の鬼を次々と倒していますが、そもそも上弦の鬼を倒すこと自体「100年間」の間なかったことです。その事実は宇髄天元の強さの比較対象となる柱の全員が強いことの裏付けとなっており、最初に上弦の鬼を間接的に倒した宇髄天元は組織を勢いづける重要人物であると言えます。

宇髄天元は戦闘を繰り広げた妓夫太郎から「今まで殺した柱たちと違う」と高く評価されていました。これは宇髄天元が歴代の柱の中で突出した実力を持っていることを裏付けていると言えるのではないでしょうか？その比較となる柱は、妓夫太郎が殺害した柱の人数が実に15人にも及ぶため、少なくとも宇髄天元はその15人の柱よりも強く弱い柱ではないことが窺えます。

忍として鬼狩り以前から過酷な境遇を生き抜いてきた宇髄天元は、「譜面」という独自の技を使用しています。この「譜面」という技は戦闘計算式となっており、相手の癖や死角が分かる、相手の行動動作の律動を読むといった効果がありました。

細かい部分を網羅した後に繰り出される緻密な攻撃は、相手の隙を突いているだけあって最大のダメージを与えることができます。ただし、最強の技ではあるものの相手の癖や隙を見極めるのに時間がかかってしまうため、その難点が弱いと誤解されてしまう原因となっているのかもしれません。

ここからは宇髄天元の実際の強さを足の速さ、パワー、毒に対する耐性といった要素から見ていきます。まず宇髄天元の速さについてですが、彼の足の速さは公式ファンブック弐で柱の中でもトップであることが明かされています。

続いては宇髄天元のパワーについてですが、それについては柱全員の腕相撲ランキングが掲載された原作11巻第96話の前のページを見ると分かります。腕相撲ランキングでは宇髄天元が2位にランクインしているため、パワーにおいては柱の中でもトップクラスであると言えるでしょう。ちなみに、腕相撲ランキング1位にランクインしたのは、鬼殺隊に入る以前から鬼を撲殺できるほどの身体能力を持つ鬼殺隊最強の悲鳴嶼行冥です。

最後に宇髄天元の毒に対する耐性についてですが、彼は傷つけた相手に猛毒を付与させる妓夫太郎の血鎌でダメージを負った際に毒が効かないことが明らかとなっています。厳密にいえば毒を無効化させるのではなくあくまでも毒の効き目が悪いだけであるため、実際は徐々に毒が効いていました。しかし、毒に対する耐性があったことで通常よりも長期戦闘をおこなうことができているため、戦闘に有効な力であると言えるでしょう。

上弦の鬼と戦う場合は、身体能力が大幅に向上するとされている「痣」の発現が必須と言われています。実際に上弦の鬼を倒していった柱メンバーは、それぞれ個性的な鬼の文様をした痣が発現していました。そんな痣の発現が強さを測る上で重要な要素となっているのは明白。

では、宇髄天元はというと、残念ながら作中では痣を発現した姿が描かれていません。しかし、堕姫と妓夫太郎との戦闘中に痣のような文様が額から血を流した際に見受けられるため痣が出ていた可能性も考えられます。

まず初めに宇髄天元が柱最弱と言われるほど弱いのかを岩柱である悲鳴嶼行冥の強さを元に比較検証します。悲鳴嶼行冥は宇髄天元から「得体の知れないやつ」と言われたり、時透や実弥を圧倒した上弦の壱・黒死牟から「研鑽し極められた肉体と技」と高く評価されたりされるキャラで、柱の中で最強クラスの実力者であると言えるでしょう。

特に実弥と共闘したとはいえ、鬼の始祖である鬼舞辻の次に強い黒死牟を相手に互角の勝負を繰り広げたという点は「鬼殺隊最強」の称号に相応しい十分な理由と言えるでしょう。また、そんな悲鳴嶼行冥は宇髄天元よりも遥かに強いと考えられます。

続いて宇髄天元が柱最弱と言われるほど弱いのかを風柱である不死川実弥の強さを元に比較検証します。不死川実弥と宇髄天元は作中で関わっているシーンがあまり描かれていませんが、宇髄天元が不死川実弥よりも先に柱となったことが明らかとなっています。

しかし、不死川実弥は宇髄天元よりも遅れて柱になったにも関わらず、黒死牟から「柱の中でも実力上位」と高く評価されていました。黒死牟が実弥のことを高く評価していることから、戦闘能力においては宇髄天元よりも実弥が上だと考えられます。

続いて宇髄天元が柱最弱と言われるほど弱いのかを炎柱である煉獄杏寿郎の強さを元に比較検証します。煉獄杏寿郎は無限列車編にて上弦の参・猗窩座と戦い命を落としていました。

そして、上弦の参・猗窩座と戦う直前で描かれた下弦の壱・魘夢との戦いでは、無限列車の乗客全員が囮のような扱いとなっているのですが、最終的に一人の犠牲者も出さなかったという実績を残しています。それについて、宇髄天元は「俺は煉獄のようにはできねぇ」と発言していることから、煉獄の方が自分よりも実力が上だと考えているのが窺えます。

続いて宇髄天元が柱最弱と言われるほど弱いのかを蛇柱である伊黒小芭内の強さを元に比較検証します。先にお伝えした通り、伊黒小芭内は宇髄天元が左腕と左目を失った際に「たかが上弦の陸との戦いで」と発言しているのですが、実際に鬼舞辻との戦闘中に刀を赤くする状態「赫刀」のきっかけを掴んでいるため、発言に相応しい実力者であることが窺えます。高い情報処理能力を持つ伊黒小芭内の方が宇髄天元よりも強いと言えるでしょう。

続いて宇髄天元が柱最弱と言われるほど弱いのかを恋柱である甘露寺蜜璃の強さを元に比較検証します。宇髄天元は不死川実弥と同様に甘露寺蜜璃とも関わっている描写がありません。甘露寺蜜璃は宇髄天元と異なり、刀鍛冶の里編にて上弦の肆・半天狗との戦闘がきっかけで痣の発現条件を満たしていました。一方、宇髄天元は遊郭編にて痣が発現していなかったことから、自力で痣を発現させた甘露寺蜜璃よりも弱いと考えられます。

続いて宇髄天元が柱最弱と言われるほど弱いのかを水柱である冨岡義勇の強さを元に比較検証します。先に煉獄杏寿郎よりも宇髄天元の方が弱いとお伝えしましたが、その煉獄は上弦の参・猗窩座に敗北していました。冨岡義勇はその猗窩座と互角以上に戦っているため、宇髄天元は冨岡義勇よりも弱いと考えられます。

続いて宇髄天元が柱最弱と言われるほど弱いのかを霞柱である時透無一郎の強さを元に比較検証します。柱の中で最年少の天才剣士である時透無一郎は、上弦の壱・黒死牟戦にて圧倒されたものの上弦の陸・堕姫よりも強い上弦の伍・玉壺を撃破しているため、宇髄天元よりも強いと考えられます。

続いて宇髄天元が柱最弱と言われるほど弱いのかを柱である胡蝶しのぶの強さを元に比較検証します。胡蝶しのぶは上弦の中では上から2番目の強さを誇る上弦の弐・童磨との戦いで命を落としていました。単独の戦闘では全く歯が立たなかったものの、自ら藤の花の毒を大量に摂取するという捨て身の攻撃によって童磨を弱体化させて勝利を掴むためのきっかけを生み出しています。

胡蝶しのぶの場合は捨て身の攻撃が効果絶大だったため、彼女の純粋な戦闘能力と宇髄天元の戦闘能力を比較するのは難しいです。ただし、胡蝶しのぶが対峙した上弦の弐・童磨は圧倒的な強さを誇る鬼であるため、おそらく宇髄天元よりも胡蝶しのぶの方が強いと考えられます。

先に原作11巻第91話にて宇髄天元が妓夫太郎に左腕を斬られたとお伝えしました。ただし、宇髄天元が妓夫太郎に左腕を斬られた実際のシーンは描かれておらず、場面が変わった時には既に左腕が無かった状態で描かれています。結局、左腕だけでなく左目も失っていることから、妓夫太郎の猛毒が原因であることが判明。では、斬られた腕はその後どうなったのでしょうか？

鬼であれば腕や足が斬られても復活させることができます。しかし、宇髄天元は純粋な人間であるため、左腕が復活したということはありませんでした。そのため、左腕を失った宇髄天元は鬼殺隊を引退し、元柱として鬼殺隊の指導をおこなっています。おそらく引退後は片腕のまま過ごすことになるはずです。

左腕と同様、宇髄天元の左目も妓夫太郎との戦いによって失っていましたが、左目も復活するようなことはなく左目に眼帯をして過ごしていました。しかし、自らを「祭りの神」と自称する宇髄天元は眼帯を自分の個性として派手に飾っており、むしろその眼帯が宇髄天元の個性を強調するアイテムとなっています。

左目を失っても個性として眼帯を派手に飾るというポジティブさを発揮したことで個性を強調する重要アイテムとなった眼帯。派手に飾っていると言える要素となっているのが、「キラキラ」しているという点です。一見、眼帯の原材料にダイヤモンドが使用されているように見えますが、実際はそうではなく、「水晶」を原材料にしていると言われています。興味のある方はぜひ眼帯の原材料についてチェックしてみてください。

左腕と左目を失ったことを理由に鬼殺隊を引退することとなった宇髄天元ですが、実は引退理由はそれだけでなく嫁3人との約束も関係していました。左腕と左目を失ったことを理由に引退を決意した事実についてさらに掘り下げると、傷ついた体で3人の嫁を守れないという考えが元になっています。そして、その考えに拍車をかけているのが、吉原での一件で3人の嫁を危険な目に合わせたことです。

宇髄天元は命の順序を3人の嫁を最優先として、次に堅気の人間、最後に自分と言っています。一番大事だと考えているのが3人の嫁の命だと語る宇髄天元は色々なことを総合して考えた結果、嫁を最優先に守るべく最前線から身を引いているわけです。

『鬼滅の刃』に登場する宇髄天元の強さに関する感想があがっています。こちらでは宇髄天元が最弱と評価されているようです。他のツイートでは最弱ではあるものの優しくてかっこいいという要素が魅力として語られているので、おそらく宇髄天元は強さよりも性格と見た目が人気の理由となっているのでしょう。最後は引退してしまいましたが、引退後にどのような活躍をしているのかに注目してみると良いかもしれません。

『鬼滅の刃』に登場する宇髄天元の強さに関する感想があがっています。どうやらネット上では宇髄天元が弱いと評価されている一方で弱いと評価される点に疑問を抱いている方もいるようです。感想で言われている通り、痣が発現していない状態で上弦の鬼と戦った宇髄とは異なり、他の柱たちは痣が発現した状態で上弦の鬼と戦っているため、宇髄天元が柱最弱なのか判断がしずらいと言えるでしょう。

『鬼滅の刃』に登場する宇髄天元の魅力に関する感想があがっています。こちらでは過去、現役、引退後といった時系列と見た目がかっこいいと好評です。やはり宇髄天元は強さよりも見た目や性格のかっこいい面が人気となっているようなので、もしかすると彼のかっこよさは引退後に際立ってくるパターンが多いかもしれません。

『鬼滅の刃』に登場する宇髄天元が弱いと言われる理由や本当に最弱なのか実際の強さを解説し、さらに上弦の鬼との戦闘後に引退したのかどうかの情報をお届けしてきましたがいかがでしたか？宇髄天元本人は自分の戦闘力を悲観していることに加えて感想で見られた通り弱いと考えられているようですが、彼が歴代の柱と比べてもかなりの実力者であることに疑いの余地はありません。

そもそも、長きに渡って続いてきた鬼と鬼殺隊との戦いを終わらせた柱メンバーが強すぎると言えるでしょう。ただし、柱の中で宇髄天元が最弱である可能性は否定できません。これを機に宇髄天元の活躍シーンを漫画やアニメでご覧になってみてください。