【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)の強さは?血鬼術「破壊殺」の技・能力を考察

『鬼滅の刃』の猗窩座の強さは?血鬼術『破壊殺』の技・能力を考察していきます。『鬼滅の刃』の劇場版『無限列車編』にも登場し、炭治郎達の前に立ちはだかった強力な鬼・猗窩座ですが、いったいどれほどの強さを秘めているのでしょうか?作中での猗窩座の戦闘シーンなどから徹底的に考察していきます!どうやら過去の悲しい出来事が関係しているようですが、今回はそちらについても詳しく解説します。

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目次

  1. 猗窩座(あかざ)とは?
  2. 猗窩座の強さは?血鬼術「破壊殺」の技を考察
  3. 猗窩座の過去をネタバレ
  4. 猗窩座は死亡した?
  5. 猗窩座のかっこいい魅力
  6. 猗窩座のアニメ声優
  7. 猗窩座に関する感想や評価
  8. 猗窩座の強さまとめ

猗窩座(あかざ)とは?

猗窩座の強さや技・能力についてまとめていく前に、猗窩座のプロフィールを紹介していきます。猗窩座の名前の由来についてもここで解説しますので、猗窩座について詳しくなれる内容となっております。また、『鬼滅の刃』の概要やあらすじもまとめていきますので、事前に読んでおく事で後述の猗窩座のまとめがより一層分かりやすくなりおススメです。ぜひご覧ください!

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)による漫画作品です。2016年から『週刊少年ジャンプ』にて連載がスタートし、2020年に最終回を迎えました。妹・禰豆子を鬼にされた少年・竈門炭治郎が、妹を人間に戻す為に鬼と戦っていくという物語で、単行本は全23巻となっています。単行本の累計発行部数は2022年3月現在1億5000万部を突破しており、日本が誇る漫画作品となりました。

鬼滅の刃のあらすじ

時は大正時代、鬼となった妹・禰豆子を人間に戻す為に鬼殺隊に入隊し、鬼との過酷な戦いに身を投じる事になった心優しい少年・竈門炭治郎は、我妻善逸や嘴平伊之助をはじめとした仲間達との信頼関係を結びながら成長していきます。炭治郎は多くの戦いを通じて剣の強さだけでなく心も成長していき、強力な鬼である十二鬼月との死闘の末、鬼の統領である鬼舞辻無惨との最終決戦へと向かう事になるのでした。

猗窩座のプロフィール

猗窩座(あかざ)は鬼舞辻無惨の直属の精鋭『十二鬼月(じゅうにきづき)』の1人で、上弦の参の数字を与えられています。身長173センチ、体重74キロ、趣味は鍛錬で、一人称は『俺』です。『拳鬼』の異名で呼ばれる事もあり、武器を一切使わない徒手空拳の戦闘スタイルを用います。初登場したのは『鬼滅の刃』の原作63話『猗窩座』で、無限列車での戦いに勝利した炭治郎達の前に突如として現れました。

猗窩座の名前の由来

十二鬼月の名前は基本的に鬼舞辻無惨によって付けられます。そして猗窩座の名前の由来は『役立たずの狛犬』であった事が『鬼滅の刃』の155話のサブタイトルにて明らかになりました。猗窩座の『猗』は『去勢した犬』、『窩』は『住処』、『座』は『いる』という意味で、これを意味を考えながら繋げてみると、『自分がいた住処を守る事が出来なくなった犬』というように考える事が出来ます。

この犬というのは猗窩座を指しており、猗窩座の人間だった頃の名前が狛犬に似ている事から由来しています。狛犬とは通常守るものが必要ですが、過去に守るべき人を守れなかった事から、皮肉の意味を込めて鬼舞辻無惨から猗窩座という名前を与えられたと考えられます。

アニメ「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

猗窩座の強さは?血鬼術「破壊殺」の技を考察

十二鬼月の中でも3番目の強さを誇っているとされている上弦の参・猗窩座ですが、通常の強さに加えて血鬼術を用いる事により更なる強さを得ます。ここでは猗窩座の血鬼術『破壊殺』について詳しく解説し、その技の数々を一挙紹介していきます。圧倒的な強さを誇る猗窩座の技とはいったいどのようなものなのでしょうか?

猗窩座の血鬼術は「破壊殺」

猗窩座の血鬼術『破壊殺』は、自身の肉体を強化するという能力です。様々な能力を持っている他の鬼とは違い、非常にシンプルな能力となっていますが、鬼であるうえに鍛錬によって拳法を極めた猗窩座は通常状態でもかなりの強さを誇っているにもかかわらず、さらに大きく身体能力が向上するというのは鬼殺隊からすると脅威です。猗窩座は『破壊殺』を使って肉体を強化したうえで素手で戦い、多くの柱を葬ってきました。

他の十二鬼月達は自分の血鬼術の特質上、自分の拠点を持っており、そこに来た人間を食べながら活動をしていますが、猗窩座の『破壊殺』は自分の身体向上という能力なために場所を選ばずどこでも最大限の強さを発揮する事が出来ます。そのため自分のテリトリーというものを持っておらず、鬼舞辻無惨の命令によって様々な場所に派遣されてきました。その為、『無限列車編』でも近くにいたという理由で派遣されています。

猗窩座の技一覧

技一覧①羅針

羅針は『術式展開』という言葉と共に右手を突き出して構えをとり、足元に雪の結晶を思わせる円形の光る模様を展開します。猗窩座はこの羅針を展開する事で相手の闘気を感じ取る事が出来るようになり、相手の攻撃をかわしつつカウンターを仕掛けたり、先読みによる攻撃を放つ事が出来ます。あくまでも闘気を感じるのみの能力であるため攻撃力は備わっていない血鬼術の技ですが、肉弾戦を得意とする猗窩座らしい能力です。

十二鬼月をはじめとする他の鬼たちは、鬼殺隊の剣士でもそれなりの強さを備えている者しか闘気を察知する事が出来ませんが、猗窩座はこの羅針を使う事によって鬼殺隊はおろか赤ん坊の闘気も感じとる事が出来ます。また、猗窩座は炭治郎との戦闘の際に頸を落とされた時にも羅針の能力を使えていた事から察するに、脳のある無しに関わらず使う事が出来る能力だという事が分かります。

技一覧②空式

空式は拳の圧力による乱打技で、強力な拳を撃つ事で衝撃波を発生させ、遠くにいる相手に攻撃を与える事が出来ます。拳を撃ったのと同時に衝撃波が発生するため、猗窩座とっては近距離で相手と戦っているにも等しくなる事が特徴です。また、あくまでも衝撃波であるため相手は目視する事が出来ず、回避しにくい技となっています。一般隊士ならこの空式を使われると猗窩座に近づく事も出来ません。

技一覧③乱式

乱式は拳による連続技で、猗窩座は近距離での基本的な戦闘術として使用しています。シンプルな技ですが、血鬼術『破壊殺』による身体能力向上によって一撃一撃が必殺技の威力を持っているという恐ろしい技です。

技一覧④脚式

脚式は猗窩座の足技で、3つのバリエーションがあります。その1つである『冠先割(かむろさきわり)』は背後に立った相手を下から蹴り上げる技で、かすっただけでも相手に出血をさせるほどの威力を誇っています。2つ目は『流閃群光(りゅうせんぐんこう)』で、相手の胴体から顔面までを狙った連続蹴りを繰り出すという技です。まともに食らった相手は遠くまで吹き飛ばされてしまいます。

3つ目は『飛遊星千輪(ひゆうせいせんり)』で、自分も飛翔しながら相手を上に蹴り上げる技です。防御が意味をなさない技で、普通に防ごうと思っても出血してしまいます。基本的に猗窩座は血鬼術『破壊術』で向上させた肉体を使って拳による攻撃を得意としていますが、脚式は絶大な威力を誇る足技のため、猗窩座が全身を鍛え上げている事が分かります。

技一覧⑤砕式

砕式は相手を砕くほどの威力の高い拳による技となっていますが、脚式のようにバリエーションがあります。1つ目は『万葉閃柳(まんようせんやなぎ)』で、頭の上まで大きく振りかぶった拳を相手に叩きつけるという技で、力を大きく込めている力任せの技である為絶大な威力となっており、地面を叩き割るほどの威力を誇ります。2つ目は『鬼芯八重芯(きしんやえしん)』で、右と左にそれぞれ4発ずつ合計8発の拳の乱打を叩き込む技です。

技一覧⑥滅式

滅式は猗窩座の絶技で、『鬼滅の刃』の無限列車編にて煉獄杏寿郎が炎の呼吸の奥義『煉獄』を放った時に同時に繰り出しました。煉獄杏寿郎の全力の奥義を打ち破りるほどの絶大な威力を誇っています。威力・スピードともに凄まじいものとなっています。

技一覧⑦終式

終式は猗窩座の最終奥義で、技である『青銀乱残光(あおぎんらんざんこう)』は全方向に同時に100発の乱れ打ちを繰り出すという技です。水柱・冨岡義勇のオリジナル技でありすべてを無に帰す『凪』でさえ完全にふさぎきる事は出来ず、ダメージを与えていました。

猗窩座の技名の由来

猗窩座の技名は人間だった過去が関係しています。羅針の術式展開は地面に雪の模様が浮かび上がる事が特徴ですが、この雪の模様は人間だった頃の恋人である恋雪(こゆき)がいつもつけていたかんざしの形に酷似しており、そこから由来していると考えられます。また、血鬼術『破壊殺』の構えや技の数々は、恋雪の父であり素手の道場を営んでいた慶蔵(けいぞう)から受け継いだ素流がもとになっています。

技名も過去の出来事から付けられており、恋雪と一緒に見た花火の名前からきています。鬼になって人間だった頃のすべての記憶を忘れていた猗窩座ですが、本能的に恋雪や慶蔵の存在を感じていたという事です。

猗窩座の強さや能力

強さや能力①格闘術

猗窩座の強さの秘密は何といってもその格闘術です。鬼であるがゆえに人間を超越した力を持っている猗窩座ですが、それに加えて鍛錬された徒手空拳が何よりも武器となっています。さらに血鬼術『破壊殺』を加える事で、柱でも1人では太刀打ちできないほどの強さを得ます。また、他の上弦の鬼は超再生力を持っていますが、猗窩座はさらにそれを上回る回復力を持っており、斬撃を受けても即座に接合可能です。

強さや能力②煉獄との戦いでは余裕そうだった

猗窩座は『鬼滅の刃』の作中で2度の戦闘シーンがある珍しい鬼です。猗窩座は『無限列車編』にて、魘夢を倒した炭治郎達の前に現れ、煉獄杏寿郎との戦闘に発展します。猗窩座は今まで戦った柱の中でも類まれな戦闘力を持っている煉獄に対して賛美を送っており、戦いを楽しんでいるかのようでした。お互い一歩も譲らない戦いに見えましたが、猗窩座は煉獄を鬼にしようとしていた為、殺さないように手を抜いていたとも見えます。

自分の実力に自信を持っており、人間に負けるはずがないと考えていた猗窩座は余裕があるように見え、煉獄を試すように戦っていたようでした。もしも猗窩座が煉獄を鬼にしようと考えなければ、決着はもっと早くついていた可能性があります。

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猗窩座の過去をネタバレ

猗窩座の過去①生い立ち

人間だった頃の猗窩座は狛治(はくじ)という名前で、非常に貧しい家に生まれて病気の父と2人暮らしをしていました。狛治は父親のために普通に働いていたらとても買えないような高い薬を買うためにスリを繰り返しており、何度も役所に捕まっては罰を受けていましたが、どれだけ殴られ叩かれても気にする様子はありません。そして、ついには狛治の腕には罪人の証である墨が6本刻まれる事になります。

猗窩座の過去②父親が自殺する

狛治の腕に6本の墨が入れられた日、狛治が家に帰ろうとしていると道で知り合いに会い、父親が自殺したという知らせを受けます。父親を守る事だけを考えていた狛治にとっては辛すぎる出来事でしたが、父親は狛治がスリを繰り返していた事で自殺をしたという事でした。父親が残した手紙によると、息子がスリをした金で生きながらえたくはないという事と、今まで迷惑をかけて悪かったという言葉がつづられていました。

猗窩座の過去③慶蔵・恋雪との出会い

父親を失った狛治は江戸を転々として生活するようになりましたが、犯罪を犯し過ぎた事で江戸から追い出されてしまいます。そして流れ着いた町で狛治は7人の大人と喧嘩になりました。狛治は1人で7人の大人を全員殴り倒しますが、そこに慶蔵と名乗る男性が現れ、狛治の喧嘩の強さを褒めてきます。狛治は慶蔵に勝負を挑みますが、顔面に数発のパンチを受けて気絶してしまうのでした。

そして目覚めた狛治は慶蔵が営んでいる道場に誘われます。そして最初に与えられた仕事が慶蔵の娘である恋雪の世話でした。恋雪は病気がちで、母親は介護疲れで自殺してしまったとの事でした。狛治は罪人である自分にそんな大事な役目を与えていいのかと慶蔵に聞きますが、慶蔵は罪人の慶蔵は先ほど倒したから大丈夫だと笑っています。それからの狛治は恋雪の世話をしながら道場で鍛錬をする日々を送るようになりました。

猗窩座の過去④猗窩座は恋雪と婚約する

狛治が道場で生活するようになって3年の月日が流れました。狛治は18歳になっており、恋雪は病気がほぼ完治して、普通に生活出来るようになりました。そんなある日、狛治は慶蔵に呼び出され、恋雪と結婚して道場を継いでほしいと言ってきます。恋雪も狛治の事が好きだという事でしたが、狛治は墨の入った罪人である自分が結婚生活を送るという事がうまく想像できませんでしたが、慶蔵と恋雪を命にかけても守ると誓いました。

そして、狛治と恋雪はかねてから約束していた花火を見に行きます。狛治は花火を見ながら本当に自分でいいのかと恋雪に問いかけると、『私と夫婦になってくれますか?』という逆プロポーズを受けました。恋雪の手を握り返した狛治は、一生をかけて恋雪を守る事を宣言するのでした。

猗窩座の過去⑤慶蔵・恋雪が死亡する

狛治は父親の墓に結婚するという報告をしに行きました。そして狛治が道場に帰ると門の前にいた人物が慶蔵と恋雪が殺されたという事を言ってきます。慶蔵と恋雪の事を逆恨みした隣の剣術道場の跡取り息子が井戸の水に毒を入れ、2人はそれを飲んでしまったという事でした。慶蔵は毒で長く苦しんで死に、恋雪も狛治が駆け付けた時にはすでに亡くなっていました。

狛治はまたしても自分のいない時に大切な人を失ってしまったのです。その後、復讐の鬼と化した狛治は隣の剣術道場を襲撃し、跡取り息子を含む門下生67人を素手で全員惨殺します。その光景はまさに地獄絵図で、奉行所はあまりに残酷すぎる光景と、武器が素手のみという事があまりに現実離れしていた為に30年ほどでこの事件を無かった事としてしまいます。そうして狛治は人を守ると決めた拳で殺害を犯してしまいました。

猗窩座の過去⑥鬼舞辻との出会い

狛治は全身を返り血で染めて、生きる希望を失ったままあてもなく歩いていました。そんな狛治の前に、剣術道場に鬼が出たという情報に興味を持った鬼舞辻無惨が現れます。全てがどうでもよくなっていた狛治は反射的に鬼舞辻無惨を殺そうとしますが、逆に顔面を手刀で貫かれてしまいます。鬼舞辻無惨は鬼の血に適応できれば生きながらえる事が出来る事を伝えますが、大切な人を失った狛治にとっては全て興味のない事でした。

大量の血を注がれた狛治でしたが、身体はその血に適応し、鬼である猗窩座として生まれ変わります。猗窩座は狛治だった頃の記憶を完全に失っており、自らの格闘術を極める事のみに執着する鬼となったのです。

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猗窩座は死亡した?

ネタバレ①炭治郎・義勇との戦い

無限城にて冨岡義勇と共に行動していた炭治郎の前に猗窩座が現れました。猗窩座は弱者だった炭治郎がここまで生き残った事に感心し、煉獄杏寿郎が言った『この少年は弱くない』という言葉を認めます。そして2対1の戦闘が始まりますが、血鬼術『破壊殺』を使った猗窩座の強さは異常で、冨岡は流閃群光によって壁を突き破って吹き飛ばされてしまいます。炭治郎はヒノカミ神楽を駆使して戦いますが、それでも劣勢の状態が続きます。

その後、戻ってきた冨岡は覚醒して痣が発現し、猗窩座を追い詰めます。しかし、猗窩座は痣によって攻撃の速さも威力も上がった冨岡の動きにすぐに適応して冨岡の日輪刀を折り、再び優勢状態となります。血鬼術『破壊殺』の羅針を展開している事で猗窩座は相手の闘気を感じ取り、常に一歩先の行動をしていました。しかし、炭治郎は相手の身体が透けて見え、時間も遅く感じる『透き通る世界』を発現します。

猗窩座は赤ん坊にさえ発せられる闘気が感じられなくなった炭治郎に驚き、攻撃を全てかわされてしまいます。そしてついに、猗窩座は炭治郎のヒノカミ神楽『斜陽転身』によって頸を切られてしまいました。他の上弦の鬼は頸を切るだけでは倒せない事もありましたが、猗窩座は標準の鬼と同じように頸が弱点です。しかし、猗窩座はさらなる強さへの執着によって、別の生き物へと進化しようとしていました。

そして身体だけになった猗窩座は血鬼術『破壊殺』を発動し、炭治郎の命を取りにかかります。満身創痍となっていた冨岡でしたが、猗窩座に自分と戦うように促し、炭治郎から猗窩座を遠ざけようとするのでした。

ネタバレ②父・慶蔵・恋雪との再会

冨岡にとどめを刺そうとする猗窩座でしたが、1人の少女が止めに入ります。それは恋雪で、『もう十分です』という言葉を投げかけてきました。そして、目が覚めた炭治郎は刀で猗窩座を切りつけようとしますが、握力が無くなっていた為に刀が飛んで行ってしまい、拳による攻撃で猗窩座の顔を殴りつけます。猗窩座は炭治郎の拳によって慶蔵の『生まれ変われ』という言葉を思い出しました。

さらに、自分が弱い者を嫌っていたのは、過去に大切な人を守れなかった自分が嫌いだったのだという事を思い出した猗窩座は、煉獄に放った絶技・滅式を自分自身に放ち、死亡しました。そして死後の世界で狛治に戻った猗窩座は、父・恋雪・慶蔵と再会します。恋雪は『おかえりなさい、あなた』と言うと、狛治と共に地獄の業火へ飲まれていきます。そして、猗窩座の身体は再生することなく消滅しました。

ネタバレ③自害しなければ炭治郎達に勝った?

猗窩座は『鬼滅の刃』の作中で、自害した唯一の鬼となっています。猗窩座は死ぬ直前まで頸を切られても絶命する事がない『別の何か』に変わろうとしていました。おそらくさらに強くなった事が考えられる為、満身創痍の状態の炭治郎と冨岡では太刀打ちできなかったのではないでしょうか。

何に変わろうとしていたのかは作中で明かされていない為迷宮入りとなってしまいましたが、もしかすると『透明な世界』も通じなくなっていた可能性もあります。また、常に優勢状態だった猗窩座はまだ本気を出していない可能性もあり、人間だった頃の記憶を蘇らせた事で自害していなければ炭治郎と冨岡は殺されていた可能性も否定出来ません。

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猗窩座のかっこいい魅力

かっこいい魅力①人を喰うよりも鍛錬で強くなった

鬼は人間を食べれば食べるほど強くなる為、上弦の鬼はとてつもない人間を食べている事になります。しかし、猗窩座は上弦の参まで上り詰めているものの、人間を食べる事よりも鍛錬をすることに時間を割いてきました。さらに女性は一度も食べた事が無かったという事ですが、これは人間だった頃の恋雪の存在が大きく関係していると考えられます。女性の肉は鬼からすると栄養価が高いにもかかわらず、猗窩座は食べなかったのです。

猗窩座は鬼になってから『至高の領域』に達するために武術を極める事のみに執着して鍛錬を積んできましたが、必死に努力して剣の技を磨く鬼殺隊と通じるものがあり、鬼でありながら非常に魅力的な一面となっています。武術を極めること以外には何も興味はないようで、主である鬼舞辻無惨に対しても何の感情も抱いていません。

かっこいい魅力②過去に囚われていた

猗窩座は鬼となった瞬間に人間だった頃の記憶をすべて失っています。しかし、実父だけでなく、義父である慶蔵や妻である恋雪を失った傷は深く残っており、鬼となってからも過去を思わせる言動を無意識に発言していました。

さらに、猗窩座の身体に刻まれている模様は人間だった頃の罪人の証である墨を表しており、無意識に自分が罪を重ねていると感じた事で、この墨が全身にまで広がるに至りました。人間の敵である鬼は倒すべき相手ですが、過去の悲しい出来事や、無意識と言えども鬼となってしまってからも罪を背負って生きている猗窩座は非常に魅力的に映ります。

かっこいい魅力③人間が好きだった?

猗窩座は『鬼滅の刃』の作中で、煉獄や炭治郎、冨岡と戦ってきましたが、どの戦闘中も非常に口数が多く、話し好きなのかという事が見受けられます。冨岡との戦闘中に話し続ける猗窩座に対して無口な冨岡は『話すのが好きではない』と述べますが、猗窩座は『俺は話す事が好きだ』と返していました。『鬼滅の刃』のファンブックでは、猗窩座は実は人間の事が好きだと明かされていた為、人間と話す事が好きだった事が分かります。

しかし一方で、猗窩座が他の鬼と話すシーンは少なく、鬼舞辻無惨に対しても必要最低限の会話しかしていませんでした。人間は食べ物としか思っていない他の鬼とは違い、人間の事が好きな猗窩座にはどこか人間らしさを感じられます。あまり人間を食べなかった理由も、もしかすると鍛錬の時間の方が重要だったという事以外に、人間が好きだという理由からかもしれません。

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猗窩座のアニメ声優

石田彰のプロフィール

アニメ版『鬼滅の刃』で猗窩座の声を担当した声優は石田彰です。愛知県出身で1967年11月2日生まれの2022年3月現在54歳で、血液型はO型、事務所は『ピアベスガーベラ』に所属しています。幼少期にアニメ『機動戦士ガンダム』を見た事で声優に憧れるようになり、大学時代に学業の傍ら声優養成所に通うようになります。養成所時代にはすでに声優としてデビューを果たし、珍しい声質から様々な役を演じるようになりました。

石田彰の出す声はファンから『石田ボイス』と呼ばれて定評があり、かっこいいイケメンキャラから三枚目キャラまで幅広い演技をこなす事が出来ます。キャラクターソングを歌わない事でも知られており、自身でも歌わない事を強く宣言しています。しかし、決して歌が嫌いだというわけではなく、自分が人に聞かせるほどの歌唱力を持っていないからだと述べていました。

石田彰の主な出演作品や演じたキャラ

『鬼滅の刃』で猗窩座の声を担当した石田彰は、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲルの声優としても知られています。石田彰の最も代表的なキャラと言っても過言ではなく、1996年から長い間演じ続けました。渚カヲルは赤い瞳とアッシュグレイの髪が良く似合う美少年で、脚本にも『ゾッとするような美貌の持ち主』と書かれていたようです。主人公ではありませんが、女性を中心にファンの多いキャラとなっています。

また、石田彰の代表作としてアニメ版『NARUTO』の我愛羅(があら)も挙げられます。我愛羅は砂隠れの里の忍で、一尾・守鶴(しゅかく)を身体に封印されています。目の周りに大きな隈が出来ている事が見た目の特徴ですが、これは寝ている間に守鶴に身体を乗っ取られるのではないかという恐怖によって不眠症になっている事が原因です。守鶴の能力によって砂を自由に操る事ができ、攻撃されても砂がオートでガードをしてくれます。

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猗窩座に関する感想や評価

猗窩座の血鬼術『破壊殺』は自分の強さを上げるだけという単純なものとなっていますが、それでも最強レベルに強いのではないかというファンの感想があります。血鬼術『破壊殺』を使った猗窩座に打ち勝つには単純に猗窩座以上の強さを持って挑むしかなく、小細工は一切通じません。その為、実は上弦の壱や上弦の弐よりも実は強いのではないかというファンの感想は多くあります。

血鬼術『破壊殺』で身体能力を上げているものの、あくまでも武術を駆使して戦う猗窩座が好きだというファンの感想があります。『鬼滅の刃』で登場した他の十二鬼月は様々な能力を持っており、鬼殺隊は戦いを始めても能力を探すのに一苦労していました。しかし、猗窩座は鬼でありながら武闘家でもあるため、正々堂々の戦いを好んでいたようです。その為、敵でありながら人気キャラとなっています。

猗窩座の過去が一番泣けるというファンの感想がありました。鬼が人間だった頃を描いているエピソードは多くあり、感動的なものも少なくありませんが、その中でも猗窩座の過去が一番泣けるという意見は非常に多くあり人気です。さらに、死ぬ間際にすべてを思い出した猗窩座の表情は非常に感動的で、猗窩座ファンが増える大きな理由となっています。また、アニメ版で早く感動的な場面を石田彰の声で聞きたいという事でした。

『鬼滅の刃』の『無限列車編』で初登場を果たした猗窩座ですが、大活躍だった煉獄杏寿郎よりも猗窩座の方がかっこいいというファンの感想があります。炎柱である煉獄を下したその圧倒的な強さもかっこいい理由の1つですが、端正な顔つきのかっこいいルックスも魅力となっています。猗窩座は敵ではあるものの、血鬼術『破壊殺』を使って煉獄の炎の呼吸の奥義を打ち破った姿はかっこいい名シーンです。

猗窩座は人間の女性を一切食べませんでしたが、これは食べられなかったのではないかという考察がありました。鬼となった猗窩座は鬼である自分が罪を重ねていると無意識に感じており、人間の感覚が残っていたのかもしれません。そのため他の鬼と仲良くすることはせず、人間との会話を好んでいたと考えられます。

猗窩座がかわいいという意見がありました。血鬼術『破壊殺』を発動するポーズや、技を繰り出す姿など非常にかっこいい猗窩座ですが、ただ単純にルックスを見てみると幼さを残す顔立ちをしており、かわいい印象を受けます。人間だった猗窩座は18歳の時に大切な家族を殺され、鬼となってしまいます。若い時に鬼となった為その年から不老であると考えられ、18歳相応の大人らしさと共に、幼さも残る顔立ちとなりました。

猗窩座の鬼舞辻無惨への言葉遣いが丁寧すぎて普段とのギャップが面白いというファンの感想があります。猗窩座は煉獄と会話している時は鬼らしい狂人めいた口調で話し、口数も非常に多かった事がファンの印象にも強く残っていますが、鬼舞辻無惨と話している時はまるで会社の上司と部下のように淡々と話していました。

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猗窩座の強さまとめ

『鬼滅の刃』に登場する上弦の鬼・猗窩座の強さについてまとめてきました。血鬼術『破壊殺』を使って身体能力を向上させ、鬼でありながら正々堂々な戦いを好む魅力的なキャラである事が分かりました。また、人間だった頃のエピソードも非常に感動的です。今回の猗窩座についてのまとめを読んだ後にもう一度、『鬼滅の刃』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか?

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