【ピーチボーイリバーサイド】ミコトの正体は鬼と人間のハーフ？強さや犬との関係は？

ピーチボーイリバーサイドにて圧倒的な強さで活躍するのがミコトです。今回はそんなミコトについてまとめて紹介していきます。

ミコトが活躍するピーチボーイリバーサイドは2008年からクール教信者先生が新都社の運営するwebコミック配信サイト「週刊ヤングVIP」にて連載している桃太郎をオマージュしたファンタジーバトル漫画です。webコミックながらも週刊連載漫画に近いペースで更新を続けられた作品で高い人気を獲得した漫画になっています。2015年には講談社の隔月刊誌「少年マガジンR」にてリメイク版が連載開始するなどした作品です。

2021年にはこのリメイク版ピーチボーイリバーサイドを原作にしたアニメ化も行われるなどメディアミックス天界も行われるようになり、今後の展開も注目されている作品になっています。

ピーチボーイリバーサイドの舞台はヨーロッパをベースにした架空の世界です。この世界では鬼や魔物が跳梁跋扈しており人々はそれに怯えながら暮らしていました。そんな世界にあって平和な田舎の国で生まれ育ったサリーは平和な国に退屈し、外の世界に強い憧れをもっていました。そんなサリーが日常の一部として城を抜け出し兵士に追いかけられる中、出会ったのが今回紹介するキビツミコトです。

キビツミコトはピーチボーイリバーサイドの舞台となっている大陸の東、「日本」から旅をしてきた長い黒髪をもった美少年です。その長い髪と中性的な顔立ち、男の子としては非常に華奢な体つきなどから女の子に間違えられる事も多く、主人公のサリーにも当初は間違えられていました。初登場時は14歳でピーチボーイリバーサイドの中で誕生日を迎えて15歳になっています。

戦闘スタイルは刀を用いた素早い動きがベースであり、その強さはピーチボーイリバーサイドの中でも常軌を逸した強さを持ち合わせています。一方で自身の旅を復讐の旅と考えており、基本的には仲間を増やそうとせず、サリーに旅に連れて行ってほしいと言われた時も断っています。長年連れ添った犬、強引についてきたミリアなどと旅をしていましたが、旅先でサリーと邂逅する事も多いです。

キビツミコトの正体は鬼の父と人間の母を両親に持つ鬼と人間のハーフです。元々鬼としては力が弱かった父が自身が鬼である事を隠して人として生活、そこで母と恋に落ちて結婚して生まれたのがキビツミコトでした。ただ力が弱かったと言っても鬼である事に変わりはない父は鬼の本能に逆らえずある時母を自ら食らってしまいます。そんな自身に耐えられず吉備津彦尊の元を訪ねた事でミコトは天涯孤独になりました。

そんなミコトを育てたのが吉備津彦尊です。初代桃太郎であり、桃の中に入れられて川から流されていた所をおじいさんとおばあさんに助けられました。成長した吉備津彦尊は本当の両親を探す旅に出ますが、そこで鬼に遭遇、桃太郎としての力が覚醒して鬼を対峙するようになります。人々から頼られるままに鬼を狩り尽くし、日本中から鬼を駆逐すると吉備津彦尊は人里離れた所で1人暮らすようになりました。

そこに訪ねてきたのがミコトの父です。ミコトの父は吉備津彦尊に自身を斬るように懇願し、吉備津彦尊はこれを叶えました。そしてミコトの父からミコトの事を聞いていた吉備津彦尊は近くの村に降りるとそこでは角が生えて鬼だとバレた事で村人達から虐待を受けているミコトの姿がありました。吉備津彦尊はミコトを引き取り彼を育てる事に決めたのです。キビツミコトという名前も吉備津彦尊から与えられた名前になっています。

ミコトとの生活からしばらく、吉備津彦尊は鬼神ノブレガと対峙して完敗、そこでミコトは吉備津彦尊の桃太郎の力を継承します。力の継承に加えて依存する程に信頼していた吉備津彦尊が鬼であるノブレガに敗れた事で復讐心が強くなり、以降出会う鬼は基本的に容赦なく片っ端から切り捨てています。ミコトが日本を出て大陸に渡ったのも海外にはまだ鬼がいる事を知った為です。

継承した力に復讐心も合わさり常人では考えられない強さを発揮するミコトは、鬼砲を一刀両断する、弾丸を弾くなどといったピーチボーイリバーサイド作中でもチートと言われるようにな強さを発揮しています。また継承した力の影響で体も頑丈になっている他、半分は鬼という特性を生かして相手の鬼砲を吸収してしまうという能力も持ち合わせています。

そんなミコトの唯一の仲間とも言えるのが「犬さん」です。モチーフは桃太郎のお供である犬で、人語を話し実際に吉備津彦尊に与えられたきびだんごで彼の旅に同行して共に生活していました。吉備津彦尊が死亡した後もミコトの事を心配し常に付き添っていますが、吉備津彦尊への思いは強く、ミコトが吉備津彦尊の思いを踏みにじるような行動をした際には叱咤するような場面も見られます。

対してミコトは犬さんをどこか邪険に扱うような場面も多くなっています。それでも関係性が維持できているのは犬さんが見守るというスタンスを取っている為です。

アニメピーチボーイリバーサイドにてミコトの声優を担当したのが東山奈央さんです。高校進学時点から声優養成所に通い、大学生となった2010年に声優デビュー、現役大学生声優として活躍しました。歌唱力も高い声優として多数のキャラソンを手掛ける一方で2017年には東山奈央個人名義でも歌手としてデビューして活躍しています。

声優としては地声が高い事からティーンやロリキャラを演じる事が多い一方で幅広い演技力から大人の女性も演じたり、同じ作品で複数のキャラクターを演じる事もあるなど高い実力を誇る声優として活躍しています。

東山奈央さんがこれまで声優として演じたキャラクターとしてはアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の由比ヶ浜結衣役、アニメ「ニセコイ」の桐崎千棘役、アニメ「ゆるキャン△」の志摩リン役、アニメ「蜘蛛ですが、なにか？」のカルナティア・セリ・アナバルド役、ゲーム「艦隊これくしょん」の金剛、比叡、榛名、霧島、高雄、愛宕、摩耶、鳥海役などを担当しています。

ここからは既にピーチボーイリバーサイドを視聴した人のミコトについての感想を紹介していきます。ミコトは見た目から性別が分からないキャラクターとされている事もあり、かわいいという感想も多いです。また普段笑みを多く浮かべているキャラクターだけに戦闘シーンでの狂気的な笑みはゾクッとしたという声も見られる程になっています。

ピーチボーイリバーサイドでもその過去が描かれているミコトですが、その過去なら復讐心を抱くのも納得であるという声がある一方で、鬼と人間のハーフという正体には驚いたという声も多いです。そして吉備津彦尊から受け継いだ桃太郎の力の正体は結局なんなのかがキビなるという声も見られます。犬さんがどうしてミコトを見捨てないのかが気になるという声も多いです。

アニメピーチボーイリバーサイドにてミコト役の声優を担当した東山奈央さんに関しては美少年とはいえ年頃の男の子キャラクターを演じるのは珍しい事もあり、最初は分からなかったという声も多くその演技力の高さを勝算する声が多くなっています。今後もミコトのような男の子キャラクターを演じてほしいという声も見られる程です。

ピーチボーイリバーサイドのミコトは鬼と人間のハーフであり、吉備津彦尊から桃太郎の力を継承して圧倒的な強さを誇るキャラクターです。見方によっては主人公にも見える描かれ方をしているキャラクターでもあり、ピーチボーイリバーサイドでも重要なキャラクターの1人になっています。まだピーチボーイリバーサイドを視聴していない人はミコトにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？