【鬼滅の刃】炭治郎の精神の核に登場した小人6人の正体は？家族と言われる理由を考察

『鬼滅の刃 無限列車編』では炭治郎の夢の中で描かれた無意識領域に存在する「精神の核」のシーンにて、光る6人の小人が登場しています。どうやら、ネット上では光る小人の正体が炭治郎の家族だと考えている方が多いようなのですが、なぜ家族と考えられているのでしょうか？そこで、ここからは光る小人が炭治郎だと考えられる理由を考察していきます。それではまず、『鬼滅の刃』の作品情報からご覧ください。

『鬼滅の刃』とは、週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載されていたダーク・ファンタジー漫画です。本作では日本の大正時代を舞台に、鬼と化した妹を人間に戻すべく奔走する主人公・竈門炭治郎の物語が展開されています。2021年2月時点で単行本の累計発行部数が1億5000万部を突破しており、さらにテレビアニメ化後に公開された劇場アニメ『鬼滅の刃 無限列車』の興行収入は403.3億円に達するなど大人気を博しています。

ここでは光る6人の小人が登場した『鬼滅の刃 無限列車編』のあらすじを簡単にまとめていきます。炭治郎と伊之助、善逸の三人はヒノカミ神楽の手がかりを求め、無限列車に乗っている炎柱・煉󠄁獄杏寿郎を訪ねていました。

しかし、杏寿郎と会えたのは良いものの目的であるヒノカミ神楽の情報を得られず、さらに無限列車内で鬼絡みの事件が起きている渦中にあるという知らせを耳にします。鬼を警戒する炭治郎たちでしたが、下弦の壱の鬼・魘夢の術によって知らず知らずのうちに眠らされ、夢の中に閉じ込められてしまうのでした。そして、炭治郎の夢の中にある精神の核で登場したのが光る6人の小人です。

ここでは『鬼滅の刃』に登場する竈門炭治郎(かまどたんじろう)のプロフィールをまとめていきます。竈門炭治郎とは、炭焼の家系である竈門家の長男であり、本作の主人公です。

額の左側にある痣と花札風の耳飾りが特徴的で、額左側の痣に関しては最終試験での手鬼との戦闘と後の堕姫・妓夫太郎戦で色濃くなったのに加えて炎のような痣へと変化しています。実はこの痣、特定の条件を満たすと体に浮かび上がる紋様で、痣が発現した剣士は攻撃速度や移動速度が大幅に向上しており、上弦の鬼との戦いでは痣が発現するかどうかが勝利の鍵を握っていました。

炭治郎が魘夢によって夢の中に閉じ込められたのには、魘夢の血鬼術が関係しています。魘夢の血鬼術には対象を眠らせて夢を見させる効果があり、その夢は術の対象者によって異なるものの全員が幸せな夢を見ることができるというものです。つまり、幸せな夢に浸れば浸るほど夢の中から出られなくなるということ。そして、夢の中には「精神の核」というものが存在していました。では、ここから炭治郎の精神の核のシーンを考察していきます。

魘夢が術の対象者に見せる夢には、自身を中心とする円形の外側に無意識領域が存在していました。そして、その無意識領域の中に術の対象者の「精神の核」があり、精神の核を破壊すれば廃人にすることができます。家族を鬼舞辻無惨に殺害された過去を持つ炭治郎は、街に炭を売りに行った彼を家族が暖かく出迎えてくれるという夢を見ていました。

現実は街に炭を売りに行った後に鬼舞辻無惨に家族を殺害されているため、家族が鬼舞辻無惨に殺害されていなかったという炭治郎の思いが夢の中で繰り広げられているというわけです。一時的に家族が生きている今こそが現実であると思い込んでいましたが、存在しないはずの禰豆子が入る箱があるなど違和感があったことで、夢だということに気付きます。

無意識領域に存在する精神の核は夢だと確信した後、自害を繰り返すことで夢から脱出しようとする炭治郎を傍目に、結核の青年が精神の核を破壊しようと無意識領域に向かったシーンで光る6人の小人が登場しています。無意識領域へと向かった結核の青年は、まるで心が洗われるかのような済み切った青空と、それが反射する一面に広がった足元の水を目の当たりにしました。

さらに、そこで光る6人の小人が登場しているのですが、それが誰なのかは明らかになっていません。おそらく、光る6人の小人たちは炭治郎の家族だと考えられます。炭治郎の家族は父と母、弟3人、妹2人の6人で、ちょうどその人数と光る小人の数は一致しています。また光る小人が無意識領域に存在していることを考慮すれば、炭治郎が家族を無惨に殺害された後悔と悲しみの念が無意識に反映されているとも考えられることでしょう。

無意識領域の精神の核を破壊しようとした結核の青年は、炭治郎の済み切った魂の綺麗さに感動していました。そんな彼の前に光る6人の小人が姿を現し、なんと精神の核の下へと案内してしまいます。小人たちは精神の核を破壊しようとする精神の目論見について知らず、ただ精神の核を探していたから案内したという優しさを見せただけでした。

しかし、その行動が青年を改心させるきっかけとなり、青年は自分が冒してしまった過ちを悔いて人間らしく生きることを選びます。アニメ版では炭治郎が夢から覚める瞬間に精神の核がある無意識領域の地面が割れて青年が下に落ちていくのですが、その時に光る小人の一人が青年を掴んで助けようとする姿が描かれていました。

そして、元の世界に戻った青年はその時の光る小人を連れてきています。それについて、漫画の空ページには心を取り戻した青年が、光る小人を自分の心にもってきてしまったからだと説明されており、これには精神の核に触れた場合、相手の意志を受け継いでしまう可能性があるという設定が関係しているようです。

ここまで炭治郎の精神の核のシーンを考察する上で夢の内容を紹介していますが、炭治郎と一緒に無限列車に乗った伊之助と善逸も夢を見ていました。では、伊之助と善逸の夢はどのような内容なのか？ここからは、伊之助が見た夢と善逸が見た夢の内容を紹介していきます。

伊之助は炭治郎や禰豆子、善逸といったいつも一緒にいるメンバーを子分にして洞窟を探検するという夢を見ていました。しかも炭治郎が熊、禰豆子が兎、善逸が鼠などといった動物となっています。炭治郎たちが動物の姿をしているのは、伊之助が普段から猪の被り物をしているからなのでしょう。また、それぞれの動物のイメージ像から伊之助が炭治郎たちに対してどのような印象を抱いているのかが窺えます。

夢の中の炭治郎たちは伊之助のことを親分と呼んでおり、一方で伊之助はそんな彼らに報酬として艶々のドングリを与えていました。実はこのドングリ、伊之助が大切にしているものです。そんなものを与えているというのは信頼の表れであると言えます。さらに夢の内容にはリーダーになりたいという強い気持ちが表れており、無意識領域での伊之助が洞窟の中を這いずり回っている様子を見ると強くなりたいという強い思いも感じ取れます。

善逸は一途に想っている禰豆子と楽しく過ごす夢を見ていました。いつも一緒にいる炭治郎と伊之助は登場しておらず善逸と禰豆子の二人だけとなっているため、誰も二人の仲を邪魔できる存在がいません。夢の中では善逸と禰豆子がデートをしているのですが、そのデートでは美味しいご飯を食べたり、善逸が花の輪っかを作ってプレゼントしたりするなどロマンチックな内容となっています。

そして、二人が登場している背景は綺麗な青空が広がる日中です。太陽光を弱点とする鬼が表れない時間帯となっていることから、善逸が無意識に鬼を避けたいと考えているのが窺えます。また、禰豆子が鬼から人間に戻って欲しいという切実な思いが込められていると言えるでしょう。

アニメ『鬼滅の刃』に登場する竈門炭治郎役を演じた声優は、声優・タレント事務所「アクロスエンタテインメント」で声優として活動する神奈川県出身の花江夏樹氏(はなえなつき)です。生年月日は1991年6月26日(30歳)、血液型はB型、愛称はなっちゃん、花江っち、はなえくん、ぱなえ、はなちゃんです。

声優デビュー作は『ゴールデン☆キッズ』の俊太で、2011年からアニメやゲームのジャンルを中心に声優活動を開始しています。2012年には『TARI TARI』のウィーン役でテレビアニメ初レギュラー出演を果たし、同時期に2013年に放送されたアニメ『凪のあすから』の先島光役で初主役に抜擢されました。その後、『東京喰種トーキョーグール』の金木研役や『アルドノア・ゼロ』の界塚伊奈帆役などが当たりブレイクしています。

• 2012年～：TARI TARI(ウィーン/前田敦博 役)
• 2013年～：アウトブレイク・カンパニー(加納慎一 役)
• 2014年～：とある飛空士への恋歌(カルエル・アルバス/ カール・ラ・イール 役)
• 2015年～：機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(ビスケット・グリフォン 役)
• 2016年～：D.Gray-man HALLOW(ラビ 役)
• 2017年～：SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語 〜FANTASY PICTURE STORY〜(リエン 役)
• 2018年～：イナズマイレブン アレスの天秤/ オリオンの刻印(奥入祐 役)
• 2019年～：転生したらスライムだった件(ユウキ・カグラザカ 役)
• 2020年～：進撃の巨人(ファルコ・グライス 役)
• 2021年～：東京リベンジャーズ(九井一 役)

無意識領域に存在した精神の核に関する感想があがっています。こちらでは無意識領域に存在した精神の核について、心理学者であるカール・グスタフ・ユングの心理学の観点から考察されているようです。ユングは一定の感情を核にした無意識内の観念や記憶の集合体「コンプレックス」を提唱した人物。こちらの方のように精神の核を学説的な観点から考察していくと新たな発見があるかもしれません。

炭治郎の精神の核に登場した光る6人小人に関する感想があがっています。こちらでは炭治郎が夢から覚める時に見せた光る小人の結核の青年を離さない様子が好評です。他のツイートでも同じように感動して泣きそうになったと言われています。なぜ光る小人と結核の青年が関わるシーンが好評なのか？その理由を光る小人と結核の青年の触れ合いシーンをご覧になって探ってみると良いでしょう。

炭治郎の無意識領域に侵入した結核の青年と光る6人小人に関する感想があがっています。こちらでは光る小人が案内した結核の青年がもし改心の余地のない危険人物だったから危なかったと考えられているようです。他のツイートでは幸せな夢を見ているうちに精神の核を破壊されて廃人になるという攻撃方法が「恐ろしい」という感想があがっていることから、感想の通り炭治郎が運に恵まれているのは間違いないと言えるでしょう。

炭治郎の精神の核に登場した光る6人小人の正体について、家族と言われる理由や無意識領域を元に考察してきましたがいかがでしたか？『鬼滅の刃 無限列車編』に登場した光る6人の小人は、炭治郎の家族構成が父と母、弟3人、妹2人の6人という人数と一致することから家族だと考えられます。光る6人の小人が姿を現した無意識領域は外側にあり、内側では炭治郎が家族と幸せに過ごしていることも理由の一つと言えるでしょう。

また、炭治郎は街へと炭を売りに家を不在にしている間に家族を無惨に殺害されているため、家族を殺害された後悔と悲しみの念が無意識に反映されているはずです。感想では無意識領域に侵入して精神の核を破壊しようとした結核の青年と光る6人の小人が関わり合う様子について感動すると好評なので、興味のある方は結核の青年と光る6人の小人の関わり合いにも目を向けてみると良いでしょう。