【異世界食堂】洋食のねこやの店主は結婚してる？過去の恋人の存在とは？

『ねこや』の店主の過去の恋人や結婚についてまとめていく前に、『異世界食堂』の作品概要を紹介します。作品概要だけでなくあらすじも紹介していきますので、『異世界食堂』について詳しくなれる内容となっております。また、『異世界食堂』の店主のプロフィールについてもここでまとめていきます。

『異世界食堂』は犬塚惇平が執筆しているライトノベル作品です。2013年から小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載されており、2015年までは毎週1話のペースで投稿されていましたが、その後からは不定期で新作が公開されるようになりました。『異世界食堂』はいわゆる『なろう系』の作品であり、現実世界の住人である店主が異世界の客に美味しい料理をふるまっていくという内容となっています。

日本のオフィス街の一角にあるとある洋食屋『ねこや』は、平日は普通の飲食店として営業していますが、土曜だけ入口の扉が異世界へと繋がるという不思議な店です。土曜は異世界の様々な場所から客が来店し、とても珍しい料理をふるまってくれる店という事で話題となり、いつしか『異世界食堂』と呼ばれるようになっていきます。本日は土曜日、店主は今日も異世界の客に美味しい料理を提供し、感動を与えるのでした。

洋食屋『ねこや』の店主で、年齢は30代半ば、立派に貯えた髭と仕事中であるがゆえに常にかぶっている白いコック帽が特徴です。幼い頃に両親を交通事故で無くしている為、祖父であり『ねこや』の初代店主である山方大樹に育てられました。10年前に祖父から『ねこや』を引き継ぎ、2代目店主となってからは土曜日は1人で異世界の客相手に営業を続けてきましたが、現在はアレッタとクロなどの給仕を雇うようになっています。

本名は不明となっていますが、同じ商店街で中華料理屋を営んでいる主人の妻の春子からは『マコくん』と呼ばれていました。店主はほぼ全話に登場している人物ですが、『異世界食堂』は1話完結型で毎回主役が変わり、店主が主役となっている回は2022年2月現在存在していません。店主が『異世界食堂』の主人公なのかという質問に対して原作者は『主役は異世界人です』と述べていました。

『異世界食堂』の洋食屋『ねこや』の店主は独身です。しかし、過去に恋人がいた事が『ロールキャベツの回』にて明らかになりました。店主の過去の恋人の詳細については、店主が過去に修行をしていた中華料理屋の話である『豚まんの回』にて言及されていました。この中華料理屋は『笑龍』という60年以上営業を続けている老舗で、店主やその妻である春子は『ねこや』が土曜日に異世界で営業をしている事も知っています。

『ねこや』の店主は本来は『笑龍』の3代目店主となる予定でしたが、事件が起こった事で『ねこや』の2代目店主となります。その事件とは『笑龍』の店主と春子の娘である夏華が無くなった事で、『豚まんの回』の最後は『店長の脳裏には、一人の寂しがり屋の少女がいた。』で締めくくられますが、この少女こそ夏華で、過去の店主の恋人ではないかと考察出来ます。この事件から店主は独身を続けている可能性が高いです。

『ねこや』の店主は非常に真面目で、優しく面倒見の良い性格をしています。行く場所もお金もないアレッタが『ねこや』に侵入して料理を食べてしまった時も、事情を聞いて給仕として雇っている事からも、店主の優しく面倒見の良い人柄がうかがえます。また、利益は二の次に考えており、店の店主として客の好みに合わせた美味しい料理を作って喜んでもらう事を何よりも優先しています。

店主自身は好き嫌いは無いようで、料理は食べる事も作る事も作って食べてもらう事も好きだという事でした。営業中は基本的に調理室にいますが、客同士がトラブルを起こした時はホールに出ていき、『もめ事を起こすような人に料理は作らない』とはっきりと言い、揉め事を終結させるといった肝の据わった部分もあります。前述の通り過去の出来事から独身を貫いており、基本的には結婚をするつもりはないという事です。

『ねこや』は洋食屋ですが、店主は過去の経験から様々な料理を作る事が出来ます。前述の通り中華料理屋で修業をしていた時期がある為中華料理も得意で、また大学時代には喫茶店でアルバイトをしていた事がある為コーヒーやパフェやアイスなどのデザートも得意です。『ねこや』のメニューが豊富なのは店主の過去の経験の賜物となっていますが、酒に関しては下戸の為あまり詳しくなく、知り合いのマスターに頼っています。

『ねこや』の先代の店主で、名前は山方大樹です。大連市の洋食屋の息子として生まれ育ちましたが、家出して上海市の洋食屋で働いていたという過去があります。50年前に洋食屋『ねこや』を開店し、後述の妻と共に店を切り盛りしていましたが、10年前に心臓発作の為に他界しました。生前は異世界から来店する客に人情味溢れる料理を提供しており、2代目となった現在も、彼を慕ってくる客は多くいます。

前述の山方大樹の妻で、名前は山方暦です。元々は異世界の勇者の1人で、邪神との最終決戦で時空の狭間を通って飛ばされ、大樹のいる現実世界へとやってきました。大樹に料理をふるまわれた事がきっかけで『ねこや』を手伝うようになり、後に彼の妻となります。『ねこや』の扉に魔法をかけて、異世界へと繋がるようにした張本人です。好物はロースカツ定食で、大樹に初めて作ってもらった思い出の料理でもあります。

異世界の客同士が好みの料理の話で口論になり、暴力による喧嘩に発展しそうになった時に店主が言った名言です。客と言えども、店や給仕達、他の客の迷惑になる事は決して許さない店主の気概の見える名言となりました。

店でパーティーを開き、営業が終了した時に店主が発言した名言です。店の売り上げを心配するアレッタに対して、客が喜んでくれるならと採算度外視で普段来てくれる客に感謝を示した店主の男気を感じられる名言となりました。

アニメ版『異世界食堂』で『ねこや』の店主の声を担当した声優は諏訪部順一(すわべじゅんいち)です。1972年3月29日生まれの2022年現在49歳で、身長173センチ、血液型はA型、事務所は『東京俳優生活協同組合』に所属しています。アニメ声優として様々な演じ分けができ、今回のアニメ『異世界食堂』の店主のような大人の渋い声だけでなく、高めの声の子供役も多く演じています。

アニメ『異世界食堂』で店主の声を演じた諏訪部順一は、アニメ『テニスの王子様』に登場する跡部景吾の声も担当しています。跡部はテニスの強豪校である氷帝学園中等部に所属しており、氷帝学園中等部テニス部200人の頂点に君臨している天才プレイヤーです。ナルシストな性格をしており、『俺様の美技に酔いな』が口癖となっています。

異世界食堂こと『ねこや』は、営業開始前から扉が異世界へと通じる為、店が準備中にもかかわらず客が来店するという事も度々あります。そのため、時間外労働をしている店主がかわいそうという感想がありました。営業時間外に客が来店しても嫌な顔一つせずに、頼まれた料理を出している店主は、器が大きく他人に優しい人物です。

『異世界食堂』のアニメ版で店主の声を演じているのが諏訪部順一で良かったというファンの感想があります。諏訪部順一は他のアニメ作品ではイケメンキャラを演じる事が多く、かっこいい声が特徴の人気声優です。今回の『異世界食堂』では、普段では聞けない諏訪部順一の渋い声を聞く事が出来たという事で非常に好評となっています。

『異世界食堂』の店主が働き者ですごいというファンの感想があります。店を休まずに営業しているという事や、客に美味しい料理を提供するために惜しみない努力を重ねている店主は労働者の鑑だという感想は非常に多くありました。さらに、営業が終わった後は疲れている給仕にも気を遣い、美味しい賄いをふるまっている姿は尊敬してしまうというファンも多いです。

『異世界食堂』のメインキャラである『ねこや』の店主の結婚や過去の恋人などをまとめてきましたがいかがだったでしょうか?過去にあった辛い出来事から独身を貫いているようですが、2022年2月現在も連載中の『異世界食堂』にて、これから店主の恋愛なども描かれる事をファンは心待ちにしています。