【ワールドトリガー】トリオンはトリガーの動力源！トリオン体やトリオン量について解説

『ワールドトリガー(ワートリ)』とは、東京都出身の漫画家・葦原大介氏(あしはらだいすけ)によるサイエンス・ファンタジー漫画です。週刊少年ジャンプ(集英社)にて2013年11号から2018年52号まで連載された後、2018年12月より同社の月刊誌であるジャンプスクエアに移籍しています。2021年12月時点では24巻が刊行されており、2014年から放送されているテレビアニメは3rdシーズンまで放送されています。

ここでは『ワールドトリガー(ワートリ)』のあらすじを簡単にまとめていきます。舞台は異世界へと続く「門(ゲート)」が存在する三門市です。門からは近界民(ネイバー)やトリオン兵という化物が現れるのですが、それに対抗するべく日夜戦闘を繰り広げているのが界境防衛機関「ボーダー」でした。ボーダーはトリオン兵に対抗できる唯一の武器・トリガーを使用しますが、そのトリガーの扱いに必要なのがトリオンです。

『ワールドトリガー(ワートリ)』の敵対勢力であるトリオン兵と戦うボーダー隊員ですが、彼らはトリオンという物質を消費してトリガーを使いこなしていました。では、トリオンとはどのようなものなのでしょうか？トリオンにはトリオン体やトリオン量などといった関連用語が存在しています。そこで、ここからはトリオンやトリオン体、トリオン量の意味を解説していきます。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場するトリオンとは、トリガーの動力源となる生体エネルギーのことを意味しています。先にボーダー隊員が動力源となるトリオンを消費するとお伝えしましたが、ボーダー隊員の体内には「トリオン器官」という見えない内臓が存在しており、そこでトリオンが生成されています。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場するトリオン体とは、トリオンで作られた戦闘用ボディのことを意味しています。トリオン体の使用効果は睡眠不要やトリオン以外の攻撃ダメージ無効化などです。トリガーを起動することで換装することができ、それを解除したい場合はトリガーをオフに必要があります。

生身のボディは何もない空間に出現する仕様となっているのですが、これはトリオン体から生身へと戻る場合、狭い空間だと即死する可能性が懸念されているからです。また、トリオン体を構成する際の髪型や服装は基本自由にカスタマイズすることができます。ただ、姿形をカスタマイズしてしまうと元の姿とのずれによってトリオン体を自在に動かすことが困難になってしまうため、基本的には本来の姿に設定することが多いです。

睡眠不要やトリオン以外のダメージ無効化などの効果があるトリオン体ですが、それ以外に運動能力の大幅強化もあります。ただ、基礎となるのは使用者本人の運動神経となっているため、トリオン体の性能向上度合いは使用者次第で変わり、普段の体を鍛えて肉体が動くイメージを明確にしなければなりません。また、動きのイメージを体全体へと伝える「トリオン伝達脳」が破壊されるとトリオン体が消滅してしまいます。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場するトリオン量とは、生体エネルギーであるトリオンの量を意味しています。個人のトリオンは平均数値が4で、基本的には6～8が多いです。ちなみに主人公の一人である修が2、遊真が通常時7、レイジが11、出水が12、二ノ宮が14、千佳が38となっています。トリオン量は一定確率で遺伝すると言われていますが、千佳のように突然変異で膨大なトリオン量を持つようになることがあります。

トリオン体には睡眠不要やトリオン以外のダメージ無効化などの効果がついていましたが、それを可能にしているのは使用中に使用者本人がトリガー内に収容されているからこそです。ただ、睡眠不要と言っても本体の生命維持のための飲食はおこなわなければなりません。

『ワールドトリガー(ワートリ)』のトリオンに関する用語である緊急脱出(ベイルアウト)とは、トリオン体が破壊された場合、瞬時に基地へと転送される脱出機構システムを意味しています。先にトリオン伝達脳が破壊されると生身に戻るとお伝えしましたが、実はトリオン器官から送られるトリオンを管理する「トリオン供給機関」が破壊されても同じことが起きます。

実際にトリオン体が損傷を受けると黒い煙のようなものが漏出するのですが、すぐには活動限界にはなりません。緊急脱出は任意で使用することもできるため、そんな状況下で使う場合もあります。脱出後はボーダー本部基地のオペレータールームへと転送されます。どうやら緊急脱出のシステム運営自体にお金と時間がかかると言われているため、現在はB級以上の隊員のみ装備されているようです。

『ワールドトリガー(ワートリ)』のトリオンに関する用語である黒トリガーとは、全トリオンと使い手の命を引き換えにして使用する武器を意味しています。黒トリガーとは異なり、ボーダーの使用する統一された規格のノーマルトリガーは使い手の命と引き換えにはせず、制作者の人格が反映されることもありません。ボーダー組織内で使用する場合はS級隊員として扱われます。

『ワールドトリガー(ワートリ)』のトリオンに関する用語であるサイドエフェクトとは、人間の基本能力の延長線上として発現する特殊能力・超能力を意味しています。サイドエフェクトが発現する人物はトリオン能力が高い場合があり、データ内ではトリオン能力が7以上ある人物が発現ラインだと考えられています。

『ワールドトリガー(ワートリ)』のアタッカーでトリオン量が多いキャラは、優秀なアフトクラトル最新鋭のトリガーの使い手であるヒュースです。アタッカーはほとんどのトリオンを威力に消費するため、一般的に攻撃力が高いキャラが多いと言えるでしょう。トリオン量の内訳は以下の通りです。

• B級隊員(玉狛第二)のヒュース：18
• A級隊員(風間隊)の菊地原士郎：8
• 本部長(ランク不明)の忍田真史：7
• A級隊員(フリー)の迅悠一：7
• B級隊員(影浦隊)の影浦雅人：7
• B級隊員(鈴鳴第一)の村上鋼：7
• B級隊員(玉狛第二)の空閑遊真：7
• A級隊員(太刀川隊)の太刀川慶：6
• A級隊員(風間隊)の風間蒼也：6
• A級隊員(加古隊)の黒江双葉：6

• A級隊員(玉狛第一)の小南桐絵：6
• B級隊員(二宮隊)の辻新之助：6
• 本部補佐(ランク不明)の沢村響子：6
• B級隊員(吉里隊)の月見花緒：6
• A級隊員(草壁隊)の緑川駿：5
• B級隊員(東隊)の奥寺常幸：5
• B級隊員(香取隊)の三浦雄太：5
• B級隊員(諏訪隊)の笹森日佐人：5
• B級隊員(那須隊)の熊谷友子：5

続いて『ワールドトリガー(ワートリ)』のオールラウンダーでトリオン量が多いキャラは、完璧万能手(パーフェクトオールラウンダー)である木崎レイジです。オールラウンダーはアタッカーやシューター、ガンナーをこなすポジションであるため、トリオン量が多い方が好ましいと言えます。オールラウンダーにおけるトリオン量の内訳は以下の通りです。

• A級隊員(玉狛第一)の木崎レイジ：11
• S級隊員(S級)の天羽月彦：9
• A級隊員(嵐山隊)の嵐山准：7
• A級隊員(嵐山隊)の時枝充：7
• A級隊員(玉狛第一)の烏丸京介：7
• B級隊員(柿崎隊)の柿崎国治：7
• B級隊員(柿崎隊)の照屋文香：7
• A級隊員(風間隊)の歌川遼：6
• A級隊員(三輪隊)の三輪秀次：6
• B級隊員(香取隊)の香取葉子：6

• B級隊員(吉里隊)の北添秀高：5
• A級隊員(嵐山隊)の木虎藍：4

続いて『ワールドトリガー(ワートリ)』のガンナーでトリオン量が多いキャラは、生身の戦闘力ではレイジと並ぶほどの実力者である北添尋です。ガンナーは「噴進剤」や「弾体」などにトリオンを消費するためアタッカーよりも威力が弱く、トリオン量による戦闘力の差が出やすいと言えます。ガンナーにおけるトリオン量の内訳は以下の通りです。

• B級隊員(影浦隊)の北添尋：9
• B級隊員(二宮隊)の犬飼澄晴：8
• B級隊員(弓場隊)の弓場拓磨：7
• B級隊員(諏訪隊)の：7
• B級隊員(鈴鳴第一)の堤大地：6
• B級隊員(香取隊)の来馬辰也：6
• B級隊員(諏訪隊)の若村麓郎：6
• B級隊員(茶野隊)の諏訪洸太郎：6
• B級隊員(茶野隊)の茶野真：6
• B級隊員(吉里隊)の藤沢樹：6

• B級隊員(吉里隊)の吉里雄一郎：6
• A級隊員(太刀川隊)の唯我尊：5
• B級隊員(柿崎隊)の巴虎太郎：5

続いて『ワールドトリガー(ワートリ)』のシューターでトリオン量が多いキャラは、個人総合ランク2位の二宮匡貴です。シューターは銃トリガーを使用せずに弾そのものを撃ちだせるため、弾の設定に関する応用力が高いと言えます。シューターにおけるトリオン量の内訳は以下の通りです。

• B級隊員(二宮隊)の二宮匡貴：14
• A級隊員(太刀川隊)の出水公平：12
• A級隊員(加古隊)の加古望：9
• B級隊員(那須隊)の那須玲：7
• B級隊員(間宮隊)の間宮桂三：6
• B級隊員(間宮隊)の鯉沼三弥：5
• B級隊員(間宮隊)の秦稔：5
• B級隊員(玉狛第二)の三雲修：2

続いて『ワールドトリガー(ワートリ)』のスナイパーでトリオン量が多いキャラは、黒トリガーレベルのトリオン能力を持つ雨取千佳です。スナイパーは「アイビス」「イーグレット」「ライトニング」のどれかを使うかで消費するトリオン量が変わります。スナイパーにおけるトリオン量の内訳は以下の通りです。

• B級隊員(玉狛第二)の雨取千佳：38
• 二宮隊を脱退した(ランク不明)鳩原未来：8
• B級隊員(東隊)の東春秋：7
• B級隊員(荒船隊)の穂苅篤：7
• A級隊員(冬島隊)の当真勇：6
• A級隊員(嵐山隊)の佐鳥賢：6
• A級隊員(三輪隊)の奈良坂透：6
• A級隊員(三輪隊)の古寺章平：6
• B級隊員(影浦隊)の絵馬ユズル：6
• B級隊員(荒船隊)の荒船哲次：6

• B級隊員(鈴鳴第一)の別役太一：5
• B級隊員(荒船隊)の半崎義人：5
• B級隊員(那須隊)の日浦茜：5
• C級隊員(那須隊)の夏目出穂：5

続いて『ワールドトリガー(ワートリ)』のオペレーターでトリオン量が多いキャラは、悪天候でも狙撃から正確な位置を割り出せる志岐小夜子です。オペレーターは戦場に出ることがないためトリオン量は関係ありませんが、トリオン量が妙に多いオペレーターがいます。オペレーターにおけるトリオン量の内訳は以下の通りです。

• B級隊員(那須隊)の志岐小夜子：7
• B級隊員(影浦隊)の仁礼光：5
• B級隊員(茶野隊)の十倉恵：5
• B級隊員(吉里隊)の朝霧あすか：5
• A級隊員(三輪隊)の月見蓮：4
• B級隊員(諏訪隊)の小佐野瑠衣：4
• B級隊員(間宮隊)の楠本葵：4
• B級隊員(鈴鳴第一)の今結花：3
• B級隊員(東隊)の人見摩子：3
• B級隊員(海老名隊)の武富桜子：3

• A級隊員(風間隊)の三上歌歩：2
• A級隊員(嵐山隊)の綾辻遥：2
• B級隊員(二宮隊)の氷見亜季：2
• B級隊員(香取隊)の染井華：2
• B級隊員(荒船隊)の加賀美倫：2
• B級隊員(柿崎隊)の宇井真登華：2
• A級隊員(太刀川隊)の国近柚宇：1
• B級隊員(玉狛第二)の宇佐美栞：1

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場するネイバーとボーダーのトリオンに関する感想があがっています。どうやら、ネイバーがこちらの世界のことを「玄界」と呼び、その名前の一部である「玄」が「万物の根源」を意味しているということで、始まり地であると捉えているようです。

そして、そこからトリオン量が多い人間が多数存在していると推測されています。トリオン量と「玄界」という呼び名の関係性についてもチェックしてみると良いかもしれません。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場するトリオン機関に関する感想があがっています。こちらでは「トリオン機関」ついて意味が分かった時のような「アハ体験が読者の心を掴む」と捉えられているようです。ワートリの物語に登場する用語の意味や関連性を調べてみるとより面白くなるのかもしれません。

『ワールドトリガー(ワートリ)』のトリオン量に関する感想があがっています。こちらではトリオン量や戦闘センスの差が残酷に描写されながらも、そこから各々がやれることを模索して成長していく展開が高く評価されているようです。トリオン量や戦闘センスは戦闘能力に大きな影響を与えることが窺えます。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場するトリガーの動力源・トリオンについて、トリオン体やトリオン量の意味を解説してきましたがいかがでしたか？トリオンの意味を理解すると、物語の根幹をなしていると言っても過言ではないエネルギーと言えるでしょう。今後、トリオンについてどのように掘り下げられているのか？これからもトリオンに要注目です。