【ゴールデンカムイ】ヴァシリはかわいい頭巾ちゃん？尾形との対決やモデルも紹介

ヴァシリとは、人気アクション漫画・ゴールデンカムイに登場するキャラクターの一人です。ヴァシリはロシアのスナイパーとして登場し、ゴールデンカムイの主人公・杉元一行に加わっていた尾形と対戦しています。ここでは、ゴールデンカムイに登場するかわいいスナイパー・ヴァシリについての様々な情報を掘り下げて紹介していきます。まず初めに、ヴァシリが登場して活躍するゴールデンカムイの作品情報を紹介します。

ゴールデンカムイとは、集英社刊行の漫画雑誌・週刊ヤングジャンプにて連載されている漫画作品です。ゴールデンカムイはバトルアクション漫画とも、グルメ漫画とも言われており、様々な要素が加えられた「和風闇鍋ウエスタン」と銘打たれている漫画作品です。ゴールデンカムイは2014年から週刊ヤングジャンプにて連載を開始しており、作者は同誌で「スピナマラダ!」を連載していた漫画家・野田サトルです。

かわいい頭巾ちゃん・ヴァシリが登場するゴールデンカムイのあらすじを紹介していきます。ゴールデンカムイの主人公の杉元佐一は、日露戦争から帰還した後、故郷に残した幼馴染の病気を治す為、一獲千金を目指して北海道へとやってきます。そこで杉元はアイヌの少女・アシリパと出会い、アシリパの父が関わったとされる、アイヌの埋蔵金の争奪戦に身を投じていきます。

ゴールデンカムイに登場する、かわいい頭巾ちゃん・ヴァシリのプロフィールを紹介していきます。ヴァシリはロシア帝国軍の樺太国境守備隊に所属しているスナイパーです。ヴァシリはゴールデンカムイ作中で、キロランケ一行が樺太に到着した時、遭遇した敵キャラクターです。樺太という極寒の大地にいるため、重装備を身に着けており、モシン・ナガン小銃を使います。

初登場時は素顔を露出していましたが、後に頬に大怪我を負ったことから頭巾を被り目元だけ出すようになります。この頭巾がニックネーム「頭巾ちゃん」の由来となります。スナイパーとして卓越した技術を持ち、キロランケ一行にいた尾形と激戦を繰り広げます。年齢や身長・体重といった詳しいプロフィールは明かされていませんが、出身地はロシア帝国エレニンカです。

ヴァシリがゴールデンカムイ作中に登場したのは、160話の事です。かつてロシア皇帝を暗殺した実行犯・キロランケ（ユルバルス）がロシアに密入国するという情報を入手したヴァシリは、キロランケを始末するべく彼らに攻撃を仕掛けます。ゴールデンカムイのコミックスでは17巻に収録されているエピソードで、アニメでは29話で描写されています。

ゴールデンカムイ作中では、すっかり頭巾ちゃんという愛称が定着しているヴァシリ。そんなヴァシリですが、初登場時はしっかり素顔を見せています。ヴァシリの素顔は、鋭い目元と逞しい髭が特徴の美青年です。アニメでは、茶色い髪の色と青い瞳が描写されました。ヴァシリの素顔は凛々しい顔立ちをしていますが、尾形との対決の際、顔に大怪我を負ってからは素顔を隠して頭巾を被っています。

ゴールデンカムイに登場するかわいい頭巾ちゃん・ヴァシリのモデルとなった人物を紹介していきます。ゴールデンカムイのヴァシリのモデルと考えられている人物は、2人います。まず、名前が同じ実在の人物で、ロシアのスナイパー・ヴァシリ・ザイツェフです。ヴァシリのモデルとなったとされる、ヴァシリ・ザイツェフは、ロシアに実在した伝説になっているスナイパーで、彼を主人公のモデルにした映画作品も公開されています。

ゴールデンカムイのヴァシリのモデルと言われている人物には、シモ・ヘイヘもいます。ヴァシリのモデルと言われるシモ・ヘイヘは、フィンランドの狙撃手で白い悪魔の異名を持つ人物です。戦時中、スナイパーとして最も敵を狙撃したとされる伝説を持っています。シモ・ヘイヘがヴァシリのモデルだと言われているのは、顔に大怪我を負って生還したというエピソードを持っているからです。

ゴールデンカムイのヴァシリのあだ名は、頭巾ちゃんだと紹介しました。頭巾ちゃんという愛称は、ゴールデンカムイ作中でアシリパが命名したあだ名です。ゴールデンカムイの読者からは、「フンフンちゃん」と呼ばれる事もあるヴァシリ。ヴァシリは顔の大怪我が原因で喋れなくなっており、作中ではフンフンとしか話せなくなった事から、フンフンちゃんとも呼ばれるようになりました。

ゴールデンカムイ作中での、ヴァシリの活躍シーンをネタバレしていきます。ヴァシリは初登場時、樺太の国境守備隊の兵士としてキロランケを仕留めようと強襲します。その際、仲間を正確に打ち抜く技術を持つ尾形の存在を察知。キロランケから尾形に標的を映します。雪深い極寒の中での戦闘となり、尾形とヴァシリのスナイパー対決は心理戦へともつれ込みます。

お互いに身を隠したまま、どちらが先に仕掛けるかという極限状態の中、ヴァシリは尾形の仕掛けた罠に引っかかって先に発砲します。狙いを外したヴァシリは、居所を尾形に知られてしまい、頬を打ち抜かれてしまいます。極限状態の中、尾形も消耗しており、ヴァシリは頬を撃たれただけで死亡は免れました。

尾形との戦闘で怪我を負ったものの、死亡することはなかったヴァシリ。尾形に敗れてプライドが傷ついたヴァシリは、どちらかが死亡するまで勝負は続いていると、尾形との再戦を目指して脱走兵になります。単身日本へと渡ってきたヴァシリは、尾形と一緒にいたアシリパと白石を発見。尾形も近くにいると踏んで、杉元一行を襲ってきます。すでにアシリパとは別れていた尾形を追いかけるため、その後は杉元一行に加わっています。

ヴァシリは尾形と再戦するため、杉元一行に付いていきます。尾形がアシリパと狙っている以上、アシリパの側にいれば尾形が現れると思っての事でした。その結果、ヴァシリはアシリパと杉元を助ける活躍を度々見せます。北海道へ向かう一行でしたが、連絡船で移動中に鶴見中尉の追跡でピンチに陥ります。その際も、第七師団の兵士の頭を狙撃して倒すなど、敵を退ける活躍を見せていました。

北海道についた杉元一行は、砂金掘りの松田平太と遭遇します。何か不気味なところのある平太。ヴァシリは日本語が分からない為、特に違和感を覚えずに平太と接します。平太は異様にヒグマを恐れていましたが、不自然な点が多くアシリパは警戒します。平太は過去にヒグマを使って家族を殺した罪悪感から、多重人格となっていたキャラクターです。ヴァシリの書いたスケッチで、平太が刺青人皮を持つことが判明します。

江別に向かう時、蒸気船に乗って移動する杉元一行でしたが、刺青人皮を持つ海賊房太郎に襲われてしまいます。ヴァシリは蒸気船につながった小舟から、房太郎の手下を狙撃して次々に倒していきます。杉元と房太郎との戦いは水中にまで及び、熾烈を極めていきますが、お互いの利害が一致する事が判明。杉元たちは房太郎と手を組むことにしました。

杉元一行と行動を共にし、札幌に行きついたヴァシリ。杉元はかつて自分を裏切って殺そうとした土方と再会し、一時は戦闘になるかと思われましたが、アシリパの説得によって場が収まります。しかし、土方の元には、かつてアシリパを殺そうとした尾形が戻っていたのでした。杉元一行、土方一行に合わせて、第七師団まで現れ、札幌での刺青人皮争奪戦は激しさを増していきます。

ヴァシリも尾形の存在を察知し、櫓に潜んでいた尾形を狙い撃ちします。しかし、弾丸は尾形の銃を破壊しただけ、尾形を仕留めることは出来ませんでした。尾形は自身を狙った狙撃に、樺太で戦ったヴァシリの存在を思い出します。はるばる札幌まで追いかけてきたヴァシリに対し、尾形は「俺なら来る」とスナイパー独特の心境に共感を示していました。

戦いの場は五稜郭へと移り、スナイパー同士の再戦は防風林で行われます。お互いに林に身を隠して相手を伺うヴァシリと尾形。やがて朝日が昇り、ヴァシリの双眼鏡が光を反射してしまいます。尾形はヴァシリ程の手練れがそんなミスをするはずがないと踏み、少し狙いを外して狙撃します。ヴァシリの反撃は尾形の足を撃ち抜きます。尾形はヴァシリ程の腕があれば、足ではなく頭に当てられたはずだと、勝利を確信します。

五稜郭での戦いで、ヴァシリは死亡したかと思われています。しかし、はっきりとヴァシリが死亡したというシーンが描写されている訳ではないので、ヴァシリは死亡しておらずまだ生きているという声も上がっています。ヴァシリの死亡を確信している尾形でしたが、これは実は死亡していなかったヴァシリが尾形を倒す伏線ではないかとも考察されています。

ゴールデンカムイ作中で判明した、ヴァシリの強さや能力を紹介していきます。ヴァシリは凄腕のスナイパーといったキャラクターでしたが、その他にも様々な能力を有しています。

ゴールデンカムイのヴァシリの能力の筆頭は、やはり狙撃技術です。ヴァシリはロシアの凄腕スナイパーで、200ｍも離れた場所でも正確に狙撃が出来ます。また、ソリで移動している標的に命中させる等、高い狙撃技術を誇ります。

ゴールデンカムイ作中で、フンフンとしか話せなくなってしまったヴァシリ。そんなヴァシリの意外な特技が、絵を描くことです。ヴァシリは尾形を追跡する手掛かりに、尾形の似顔絵を所持していました。この似顔絵のおかげで、杉元と同じ敵を持っていると分かり合えたのでした。

ゴールデンカムイ作中で、ヴァシリが装備している銃がモシン・ナガン銃です。ボルトアクション式小銃で、第二次世界大戦では、ロシア軍の主力の武器として使用されていました。ヴァシリのモデルとなったと言われている、ヴァシリ・ザイツェフとシモ・ヘイヘもこのモシン・ナガン銃を使用してました。

ゴールデンカムイ作中でヴァシリが初登場した時は、ロシア帽と呼ばれる防寒性に優れた帽子を被っていました。尾形との戦いで顔に大怪我を負ってからは、頭巾も着用するようになっています。顔の怪我を隠すため、頭巾で口元を隠すようになっています。

ゴールデンカムイに登場するかわいい頭巾ちゃん、ヴァシリと関係のあるキャラクターを紹介します。まず、尾形百之助は、ヴァシリと激闘を繰り広げた因縁の相手です。尾形百之助は、日本帝国陸軍の第七師団に所属している上等兵です。金塊争奪戦には様々な陣営を渡り歩きながら関わり、本心の見えないキャラクターです。

杉元佐一は、ゴールデンカムイの主人公です。金塊争奪戦の鍵を握るアシリパの相棒で、故郷に残した幼馴染の療養費を稼ぐために金塊を狙います。不死身の杉元の異名を持つ軍人で、接近戦では敵知らずな強さを誇ります。ヴァシリとは絵とジェスチャーで何とかコミュニケーションを図ります。

アシリパは、ゴールデンカムイの主人公の一人で、杉元の相棒です。アイヌの伝統を重んじる少女ですが、父親・ウイルクはロシアから渡ってきた人物で、混血のアイヌでもあります。父親が関わったアイヌの金塊強奪事件の真相を知るため、杉元と共に金塊争奪戦に関わっていきます。

ゴールデンカムイに登場する白石由竹は、脱獄王の異名を取るキャラクターです。刺青人皮を持つ囚人で、金塊の分け前を貰う為に杉元一行に加わります。ヴァシリの事は頭巾ちゃんと呼んでいます。

ゴールデンカムイに登場するキロランケは、ヴァシリに最初に命を狙われていた人物です。キロランケは極東の少数民族の独立の為に、アシリパの父ウイルクとロシア皇帝を暗殺。革命家として活動していました。本名はユルバルスで、長い間逃亡生活を送ります。樺太でヴァシリに襲撃されました。

ゴールデンカムイのアニメで、ヴァシリの声を担当した声優情報を紹介します。ヴァシリの声を担当した声優は、梅原裕一郎です。梅原裕一郎は、1991年3月8日生まれ、静岡県出身の日本の男性声優です。アーツビジョンに所属して活動しています。

ヴァシリの声を担当した梅原裕一郎の主な出演作を紹介します。梅原裕一郎は、アクエリオンロゴスの空篠翼人、ヤングブラック・ジャックの間黒男、戦刻ナイトブラッドの伊達政宗、フルーツバスケットの草摩紅野、スケートリーディング☆スターズの姫川泉澄等の声も担当しています。

ゴールデンカムイのヴァシリに関する感想や評価を紹介していきます。ヴァシリに関しての感想では、尾形との戦いが目が離せなかったという感想が見られています。ヴァシリと尾形のスナイパー対決は、ゴールデンカムイの中でも特に人気の高いエピソードです。

ゴールデンカムイ作中で、尾形との戦いに敗れたと思われるヴァシリ。しかし、死亡していないのでは？という説も根強いです。また、退場したとしても、死亡しているとも生存しているとも取れる状況なのは、ある意味最高だという感想も挙がっていました。

ゴールデンカムイに登場するヴァシリに関しての感想では、かわいいという感想も多くなっています。初登場時は屈強なロシア兵だったヴァシリでしたが、再登場後はコミカルなシーンも多くなり、かわいいキャラクターとして定着しています。

ここでは、ゴールデンカムイに登場するかわいい頭巾ちゃん・ヴァシリについての情報をまとめています。ヴァシリは尾形との最初の対決で頬を撃ち抜かれて敗北。この時に死亡しなかった為、尾形との再戦を熱望して追いかけています。五稜郭での戦いで死亡したかと思われていますが、生存説もあります。是非、ゴールデンカムイをチェックして、かわいいスナイパー・ヴァシリの活躍シーンに注目してみて下さい。