【アルスラーン戦記】登場人物・キャラクターまとめ！アニメで声を演じた声優は？

キャラクター・登場人物・声優のプロフィールを見る前に、まずは「アルスラーン戦記」の基本情報をまとめていきます。アルスラーン戦記は1986年から2017年まで刊行されていた小説が原作で、2013年から漫画の連載がスタートしています。漫画の作者は北海道出身の漫画家・荒川弘で、荒川弘はこれまでに「鋼の錬金術師」「銀の匙」などの作品も発表しています。

アルスラーン戦記は「中世の中東に似た異世界」が舞台の作品です。パルス王国は大陸公路の中心で繁栄を極めた国家でしたが、強い軍事力を持つルシタニア王国に征服されてしまいます。パルス王国の王太子・アルスラーンは人を惹きつける魅力を持つ青年で、多くの仲間と共にパルス王国を奪還するために戦っています。第1部では王都奪還編が描かれており、第2部では王になったアルスラーンが魔軍と戦っています。

ここからは「アルスラーン戦記」のキャラクター・登場人物を一覧でまとめていきます。キャラクター・登場人物のプロフィール・強さや作中の活躍を一覧でまとめていきます。主人公・アルスラーンは人を惹きつける魅力があるため、作中では様々な能力を持つキャラクターが仲間になっているようです。

アルスラーンは本作の主人公で、パルス王国の国王・アンドラゴラス三世の息子です。武勇に優れた父親とは違って温厚で優しい性格をしており、どんな苦難にも立ち向かえる心の強さを持っています。登場時点の年齢は14歳で、臣下と様々な苦難を乗り越えた事で国王に相応しい人間に成長していきます。そのため十六翼将を始めとした大勢の臣下がアルスラーンを慕っています。

アルスラーンは「第一次アトロパテネ会戦」で初陣を飾っていますが、味方の将が裏切った事で大敗を喫しており、ダリューンに守られながら戦場を脱しています。その後、ダリューンの親友のナルサスが軍師になり、大勢の臣下を加えた事で王都の奪還を目指す事になります。物語終盤には蛇王・ザッハークと戦っており、ザッハークを倒した後に命を落としています。

ダリューンは本作のメインキャラクターで、パルス王国の万騎長の1人です。大将軍・ヴァフリーズの甥で、12人存在している万騎長の中では一番の若手です。黒い甲冑とマントを身に着けている「黒衣の騎士」として知られており、剣・弓・槍などの多くの武技に優れています。第一次アトロパテネ会戦の前にアルスラーンに忠誠を誓っており、それからアルスラーンの精神的な支えになっています。

ダリューンはアトロパテネ会戦が始まる前に敵軍の動きに疑問を感じていましたが、退却の提言をアンドラゴラス三世は無視しており、ナルサスの友人だった事で万騎長を解任されています。その後、ルシタニアに寝返ったカーラーンがダリューンを解任するよう仕組んでいた事が判明しています。アルスラーンが国王に即位した際には大将軍の地位を与えられていますが、第2部で地位を返上しており、ザッハークとの戦いで死亡しています。

ナルサスは本作のメインキャラクターで、アルスラーン軍の軍師です。政務・軍略が得意で優れた頭脳を持っていますが、地位・名誉・金銭に興味がない事で「偏屈な変わり者」として知られています。本編が始まる前には「宮廷書記官」をしていましたが、悪事を暴いた汚職官僚に命を狙われて山に隠居しています。その後、第一次アトロパテネ会戦から敗走したアルスラーンとダリューンを匿った事で軍師になっています。

ナルサスはパルス王国の旧体制・奴隷制に疑問を抱いていたため、アルスラーンが国王に即位にした時には王国の体制が大きく変化しています。また「中書令」という地位に就いていましたが、物語途中にルーシャンに地位を譲って「軍機卿」になっています。第2部では「副宰相兼宮廷画家」という地位に就いていましたが、マルヤム軍の奇襲を受けた事で命を落としています。

エラムは本作のメインキャラクターで、アルスラーン陣営の「十六翼将」の1人です。優れた頭脳を持っており、ナルサスを師と仰いでいます。アルスラーンの人柄を知った事で親友の関係になっており、第2部では侍衛長の地位を与えられています。

ギーヴは本作のメインキャラクターで、「流浪の楽士」を自称している青年です。楽器・剣・弓の扱いに長けており、女性好きな性格をしています。絶世の美女・ファランギース目当てでアルスラーン陣営に加わっていますが、アルスラーンの人柄を知って好感を抱いています。多くの仲間が戦死した蛇王戦で生き残っていますが、最終的には熱病で命を落としています。

ファランギースはミスラ神を信仰している神官です。美しい容姿を持つキャラクターのため、様々な男性に言い寄られていますが、その全てを相手にしていません。またアルスラーンにとっては面倒見の良い姉のような存在で、大男が相手にならないほどの酒豪です。蛇王戦でも生き残っていますが、神殿を建てた後に病死した事が分かっています。

アンドラゴラス三世はパルス王国の第18代国王です。勇猛果敢な歴戦の勇者として知られており、大将軍時代にパルス王国とバダフシャーン公国を併合しています。女性にはあまり興味を抱いていませんが、王妃であるタハミーネに対しては強い執着を見せています。

タハミーネはアルスラーンの母親で、パルス王国の王妃です。多くの権力者たちがタハミーネの美貌に魅了されており、それが政争を引き起こすきっかけになっているようです。元々はバダフシャーン公国の宰相の婚約者でしたが、強制的に公王・カユーマルスの王妃にされた事で宰相は自ら命を絶っている事が分かっています。

メインキャラクターのプロフィールを知った後は、「アルスラーン戦記」に登場したその他のキャラクター・登場人物を一覧でまとめていきます。こちらもキャラクター・登場人物のプロフィールや活躍を一覧でまとめていきます。アルスラーン戦記は漫画化された事でキャラクターの容姿・性格が分かりやすくなっているようです。

ヴァフリーズはパルス王国の大将軍で、ダリューンの叔父に当たるキャラクターです。国王の腹心の中心ですが、アルスラーンの考えにも理解を示す懐の深い性格をしています。またダリューンが国王に対して不快を買った時には処罰を防ぐために殴り飛ばしているため、先を見通す優れた頭脳を持っています。第一次アトロパテネ会戦で国王を逃がすためにヒルメスと戦って命を落としています。

カーラーンはパルス王国の万騎長の1人で、諜報の名手として知られるキャラクターです。第一次アトロパテネ会戦で国王を裏切って偽情報を流しており、それが敗戦のきっかけになっています。その後、ヒルメスの下で大将軍になっていますが、ダリューンとの戦いで命を落としています。

キシュワードはパルス王国の万騎長の1人で、2つの剣を使用している事で「双刀将軍」と呼ばれているキャラクターです。国王に対する忠誠とアルスラーンに対する好意の板挟みになっており、第2部では国王に即位したアルスラーンから大将軍に任命されています。ボードワン将軍を討ち取るなどの活躍を見せていますが、物語終盤のザッハークとの戦いで命を落としています。

クバードはパルス王国の万騎長の1人で、左目に傷を負っているキャラクターです。陽気で豪快な性格をしており、噓のような話ばかりをしている事で「ほら吹きクバード」というあだ名を付けられています。第一次アトロパテネ会戦で生き残った後にアルスラーン陣営に加わっており、物語終盤のイルテリシュとの戦いで命を落としています。

シャプールはパルス王国の万騎長の1人で、イスファーンの異母兄に当たるキャラクターです。寡黙で礼儀正しい性格をしており、騎士道精神を重んじています。性格が正反対のクバードとは犬猿の仲で、列に並ぶ時には離れて立つ事が多いようです。敵軍の捕虜になった事でボダンの暴行を受けており、最終的には弓で命を落としています。

イノケンティス七世はルシタニアの国王です。砂糖水ばかり飲んでいる肥満体で、実質的には弟のギスカールが国政を行っています。パルス王国の国王と揉めている時に塔から落ちて命を落としています。

ギスカールはイノケンティス七世の弟で、ルシタニアの実質的な最高権力者です。無能な兄の相談事に苛立ちを感じており、いつか王位に就くという野望を持っています。そのため兄を幽閉して始末しようとしましたが、失敗した後にアルスラーンの軍に追われており、最終的にはザーブル城で命を落としています。

ボダンはルシタニアの大司教です。異教徒に対して憎しみに似た感情を抱いており、武装集団・聖堂騎士団を指揮しています。物語途中には謀反を働いたギスカールを捕らえていますが、最終的には形勢が逆転した事でギスカールに処刑されています。

エステルは騎士見習いの少女です。男装してエトワールという名前を名乗っており、パルス王国が聖マヌエル城を落とした時に捕虜になっています。自身の国に帰還した後に女騎士の称号を与えられていますが、ルトルド侯爵が暴走した事で命を落としています。

イルテリシュはトゥラーンの先代王弟の子供です。勇猛果敢な戦いぶりで知られているため、敵軍から「狂戦士」という異名を付けられています。国王を殺害して王位に就いていますが、最終的にはエクバターナ攻防戦で命を落としています。

トクトミシュはトゥラーンの国王です。国民・臣下の支持を得るためにパルス王国に侵攻していますが、敗戦した後にイルテリシュに殺害されています。長年に渡る政争を経て王位に就いた苦労人のようです。

イリーナはマルヤムの内親王で、国王ニコラオス四世と王妃エレノアの娘です。目の病で視力を失っていますが、気品と誇りに満ちた人物として知られています。またヒルメスとは両想いの関係で、物語途中に夫婦になっています。両親は敵軍に殺されており、自身は病死した事が分かっています。

メルレインはゾット族の族長の息子で、物語途中にアルスラーン陣営に加わっています。優れた視力を持つため、弓の名手として知られています。物語終盤のザッハークとの戦いで命を落としています。

シャガードは港町ギランの大商人で、物語途中にアルスラーン陣営に加わっています。アルスラーンの捕縛に失敗した事で「1年間奴隷として生きる罰」を下されており、それからナルサスに対する復讐心を抱いています。

グラーゼはパルス王国の海上商人で、「勝利号」という武装商船を持つキャラクターです。海賊討伐のためにアルスラーン陣営に加わっており、第2部ではギランの総督代理になっています。魔軍を撃退する武功を上げていますが、物語途中に鐘楼から落ちて死亡しています。第2部では「光の天使」という船を旗艦にしていました。

キャラクター・登場人物のプロフィールを見た後は、アニメ「アルスラーン戦記」に出演している声優を一覧でまとめていきます。声優のプロフィール・経歴や、過去に出演した作品を一覧でまとめていきます。アルスラーン戦記には実力派の声優が大勢出演しているようです。

アニメ「アルスラーン戦記」でアルスラーンの声を演じたのは声優の小林裕介です。小林裕介は東京都出身で、2009年から声優活動を行っている人物です。幼少期をイギリスで過ごした帰国子女で、学生時代の友人の言葉が声優になったきっかけのようです。アニメ「ウィッチクラフトワークス」で初めての主役に抜擢されており、2017年の声優アワードで新人男優賞を受賞しています。

小林裕介はこれまでに「この美術部には問題がある！」「妹さえいればいい。」「大正オトメ御伽話」などの作品に出演しています。デビューしてすぐに様々なアニメでメインキャラクターを演じていますが、アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」のナツキ・スバル役がブレイクのきっかけと言われています。2022年2月時点の所属事務所は「ゆーりんプロ」で、ファンからは「ゆっけ」という愛称で呼ばれています。

アニメ「アルスラーン戦記」でダリューンの声を演じたのは声優の細谷佳正です。細谷佳正は広島県出身で、2004年から声優活動を行っている人物です。声優になる前には舞台俳優を目指しており、先輩・山寺宏一の演技が声優に興味を抱いたきっかけのようです。これまでに「僕のヒーローアカデミア」「進撃の巨人」「オオカミ少女と黒王子」などの作品に出演しており、2014年・2016年の声優アワードで賞を受賞しています。

アニメ「アルスラーン戦記」でナルサスの声を演じたのは声優の浪川大輔です。浪川大輔は東京都出身で、1985年から声優活動を行っている人物です。幼少期から劇団で子役の活動を行っており、海外ドラマの吹き替えで声優デビューしています。これまでに「BLEACH」「はじめの一歩」「東京喰種トーキョーグール」「ルパン三世」などの作品に出演しており、2010年の声優アワードで賞を受賞しています。

アニメ「アルスラーン戦記」でエラムの声を演じたのは声優の花江夏樹です。花江夏樹は神奈川県出身で、2011年から声優活動を行っている人物です。学生時代に見たアニメ「桜蘭高校ホスト部」が声優になったきっかけで、ファンからは「はなちゃん」という愛称で呼ばれています。これまでに「鬼滅の刃」「斉木楠雄のΨ難」「進撃の巨人」などの作品に出演しており、2019年の声優アワードで賞を受賞しています。

アニメ「アルスラーン戦記」でギーヴの声を演じたのは声優のKENNです。KENNは東京都出身で、2004年から声優活動を行っている人物です。元々は音楽グループのメンバーでデビューしており、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」の主役に抜擢されています。これまでに「アオハライド」「アイドリッシュセブン」「スカーレッドライダーゼクス」などの作品に出演しており、本名は「大橋賢一郎」のようです。

アニメ「アルスラーン戦記」でファランギースの声を演じたのは声優の坂本真綾です。坂本真綾は東京都出身で、1988年から声優活動を行っている人物です。幼少期から子役の活動を行っており、アニメ「天空のエスカフローネ」のヒロインを演じた事で知名度を上げています。これまでに「物語シリーズ」「四畳半神話大系」「鬼滅の刃」などの作品に出演しており、ファンからは「マーヤ」という愛称で呼ばれています。

アニメ「アルスラーン戦記」でアンドラゴラス三世の声を演じたのは声優の菅生隆之です。菅生隆之は千葉県出身で、1990年から声優活動を行っている人物です。元々は俳優でキャリアをスタートさせており、声優では「宇宙戦艦ヤマト2199」「地獄少女」「ゴールデンカムイ」などの作品に出演しています。学生時代は陸上部に所属していたようです。

アニメ「アルスラーン戦記」でタハミーネの声を演じたのは声優の田中敦子です。田中敦子は群馬県出身で、1985年から声優活動を行っている人物です。声優になる前には一般企業のOLをしており、これまでに「クイーンズブレイド」「ジョジョの奇妙な冒険」「紅殻のパンドラ」などの作品に出演しています。アニメ「攻殻機動隊」の草薙素子役で知られているため、ファンから「少佐」という愛称で呼ばれています。

キャラクター・登場人物・声優のプロフィールを見た後は、「アルスラーンの出生の秘密」を解説していきます。またアルスラーンとエトワールの関係性などもまとめていきます。

主人公・アルスラーンはアンドラゴラス三世とタハミーネ王妃の息子ですが、両親とは容姿・性格が似ていません。また王妃は冷たい態度で接しているため、アルスラーンは「失望されている」と思い込んでいました。そんな中、アルスラーンの本当の出自は「名も知れぬ中流騎士の家」である事が分かり、本当の両親はすでに命を落としている事も判明しています。

王妃は過去に女の子を出産していますが、パルス王国には女性の継承権が存在しておらず、王妃は女の子を出産してすぐに子供を産めない体になっています。また国王は新しい王妃を迎える事を拒んだため、アルスラーンが「偽りの息子」に仕立てられたようです。そのため王妃は行方不明の娘を探しており、憤りを偽りの息子であるアルスラーンにぶつけています。

エトワールは幼少期にパルス王国の捕虜になっており、その時に身代わりを申し出たアルスラーンを王太子とは知らずに連れ回しています。またアルスラーンは「奴隷になれば食事に困らない」と言いましたが、エトワールは奴隷制を否定しています。その後、男性の騎士として生きていたエトワールはアルスラーンと再会していますが、お互いの素性に気付いていなかった事で新しい友人関係を築いています。

キャラクター・登場人物・アニメ声優のプロフィールを見た後は、「アルスラーン戦記」に関する感想を一覧でまとめていきます。アルスラーン戦記の原作小説は長年人気があるため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介したキャラクターやアニメ声優に関する感想を一覧でまとめていきます。

アルスラーン戦記では戦術・軍略を使った戦いが描かれているため、戦闘シーンが面白いという感想が挙がっているようです。またアルスラーン戦記はキャラクターが命を落とす事も多いため、人間ドラマが面白いという感想も挙がっているようです。

アルスラーン戦記には強い意志を持つキャラクターが登場しているため、読者・視聴者からキャラクターがかっこいいという感想が挙がっているようです。また「鋼の錬金術師」で知られる荒川弘が漫画を描いているため、荒川弘の画力・センスでキャラクターの魅力が更に増しているという感想も挙がっているようです。

本記事のまとめで紹介したように、アニメ「アルスラーン戦記」には「小林裕介」「細谷佳正」「浪川大輔」「花江夏樹」という高い知名度を持つ声優が出演しています。そのため視聴者から「声優が豪華」「実力派声優が多い」という感想が挙がっているようです。

本記事では「アルスラーン戦記」のキャラクター・登場人物・アニメ声優を一覧でまとめていきましたがいかがだったでしょうか？アルスラーン戦記では壮大な物語と激しい戦いが描かれていますが、キャラクターの人間ドラマも面白いと言われているようです。そんなアルスラーン戦記を見た事がない方も、本記事のまとめを参考にしながら是非ご覧下さい。