【探偵はもう、死んでいる。】シードはSPES(スペース)の親玉!正体や目的を考察

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』に登場するシードはご存じでしょうか?シードは「シードの子孫を残す」「シードの器を探し出す」という2つの目的を元に活動している秘密組織「SPES(スペース)」のトップ・親玉です。そもそもSPES(スペース)は人造人間が所属している組織でした。では、その親玉であるシードの正体や目的とは何なのでしょうか?そこで、当記事では『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のシードの正体や目的をネタバレ考察していきます。

【探偵はもう、死んでいる。】シードはSPES(スペース)の親玉!正体や目的を考察のイメージ

目次

  1. 探偵はもう、死んでいる。とは?
  2. 探偵はもう、死んでいる。のシードはSPESの親玉?正体と目的を考察
  3. 探偵はもう、死んでいる。のシードによって作り出された人造人間を解説
  4. 探偵はもう、死んでいる。のSPES(スペース)を解説
  5. 探偵はもう、死んでいる。のシードに関する感想や評価
  6. 探偵はもう、死んでいる。のシードまとめ

探偵はもう、死んでいる。とは?

探偵はもう、死んでいる。の概要

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』とは、MF文庫J(KADOKAWA)より連載されているミステリ・バトルアクション小説です。作者は男性ライトノベル作家の二語十で、イラストはうみぼうずが担当しています。また、月刊コミックアライブ(KADOKAWA)より2020年7月号から漫画が刊行され、さらにAT-Xほかにて2021年7月4日からテレビアニメが放送されました。

探偵はもう、死んでいる。のあらすじ

ここでは『探偵はもう、死んでいる。』のあらすじを簡単にネタバレしていきます。本作の主人公は自他ともに認める「巻き込まれ体質」を持ち、それゆえに「理不尽だ」という口癖のある君塚君彦(きみづかきみひこ)です。物語は君彦がハイジャック事件に巻き込まれたタイミングで自称名探偵シエスタと出会ったところから始まります。

それから3年間、君彦とシエスタは名探偵のシエスタを君彦が助手としてサポートする形で秘密組織「SPES(スペース)」と戦う日々を過ごしていましたが、その日々もシエスタが死亡したことにより終わりを迎えてしまいます。しかし、シエスタの死から1年後に君彦の前に夏凪渚(なつなぎなぎさ)が現れ…

TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト

探偵はもう、死んでいる。のシードはSPESの親玉?正体と目的を考察

『探偵はもう、死んでいる。』のあらすじネタバレで触れたハイジャック事件ですが、それを引き起こしたのが秘密結社「SPES(スペース)」に作られた半人造人間・コウモリです。そして、のちにSPES(スペース)の親玉がシードという存在であることが判明します。では、シードの正体と目的とは何なのでしょうか?ここからは、シードの初登場回や性格、弱点を交えつつ正体と目的を明らかにしていきます。

ネタバレ①シード(原初の種)の正体

初めにシードの正体をネタバレ考察していきます。まずシードは秘密組織「SPES(スペース)」のトップ・親玉であり、秘密組織の創設者でもありました。実はSPES(スペース)は人造人間と半人造人間が所属しており、そのトップとなるシードの正体は宇宙から地球にやってきた原初の種です。生来が宇宙の植物であるため、地球の植物とは違って人間や人造人間の姿に擬態したり、体から触手を伸ばして攻撃することができます。

ネタバレ②シード(原初の種)の目的

次にシードの目的をネタバレ考察していきます。結論から言うと、シードの目的は地球に適応することと子孫を残すことです。宇宙から地球にやってきたシードは地球の環境に適応することができません。

自分自身が生き残るため、安全圏から自分の体の一部を切り離してクローン・人造人間を作成し、それを活用することで地球での活動を可能にしています。生来が植物であるため、「挿し木」のようなものです。しかし、クローンを使っても生存していくことができないため、人間の器を探して体を乗っ取ろうと画策していました。

ネタバレ③シード(原初の種)の弱点

次にシードの弱点をネタバレ考察していきます。擬態や人造人間の作成など人間を凌駕する力を持つシードですが、シードには太陽の光という致命的な弱点が存在しています。

だからこそシードは地球に適応することができず、太陽の光に適応するために人間に乗り移ろうとしているのです。君塚と渚がSPESの旧拠点を探索した時に「太陽の光に弱い可能性がある」と仮説付けており、実際に第4巻のコウモリがシードと交戦したシーンで、シードに「お前を燃やすのは太陽だ」と太陽の光を浴びせて燃やそうとしていました。

ネタバレ④シード(原初の種)の性格

次にシードの性格をネタバレ考察していきます。シードの目的を2つ解説しましたが、実はシードはその内の1つである地球に適応するという目的を果たすため、人間の「器」を選ぶ際に人体実験を繰り返していました。とある海域の島に孤児院を建設しており、シエスタや夏凪渚、そしてアリシアの3人も幼い頃にその孤児院で過ごして人体実験の被験者となっています。

人体実験という非人道的な行為をおこなっていることから分かる通り、シードは冷酷無比な性格をしており、また君塚が「親が子を殺してもいいのかよ」という問いに対して「俺が生んだ子だ。だからどうしようと俺の自由だ」と返答するなど、人間が持つ愛情が大きく欠落しているのが窺えます。

ネタバレ⑤シード(原初の種)の初登場

これまでシードの正体や目的、弱点、性格と解説してきましたが、シードが初めて登場したのは『探偵はもう、死んでいる。』の原作小説2巻です。

本編が始まる約1年前、君塚とシャーロット・有坂・アンダーソンがSPES(スペース)の本拠地である研究所を訪れているのですが、そこにあった死体の山に君臨するようにシードが立っていました。ちなみにこの時のシードは本来の姿ではなく、原作小説では「黒いローブを纏った屈強な壮年の男。その姿はケルベロスの姿そのままだった」と解説されているため、シードがケルベロスに擬態していることが窺えます。

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探偵はもう、死んでいる。のシードによって作り出された人造人間を解説

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するシードは正体が原初の種という植物であるため、自分の体の一部を切り離して人造人間を作成することができるとお伝えしました。実は、人造人間の他に半人造人間という生物も存在しています。では、人造人間と半人造人間とは何か?ここからは、人造人間と半人造人間について解説し、その登場キャラクターを紹介していきます。

人造人間とは?

『探偵はもう、死んでいる。』に登場する人造人間とは、シードから体の一部を切り離されて作成された人工的な生物のことを示しています。SPES(スペース)の構成員であるカメレオンとケルベロスはシードの体の一部を切り離されて作成された人造人間であり、カメレオンたちのような人造人間を無数に作成することが可能です。

半人造人間とは?

『探偵はもう、死んでいる。』に登場する半人造人間とは、原初の種を無理やり体に定着させられた元人間のことを示しています。ハイジャック犯であるコウモリが耳から触手のようなものを伸ばしたり、心音を聞き分けたりしていたのは、彼が半人造人間としてSPES(スペース)の能力を得ていたからです。

しかし、半人造人間の場合は種を埋める過程で失敗する可能性があり、アリシアは種に適合できず失敗した一つの実例です。そして、シードが人造人間だけを作成しないのはシードの目的が関係しており、半人造人間を作成する過程で「器」を見つけ出すためでした。

シードによって作り出された人造人間や半人造人間一覧

カメレオン

『探偵はもう、死んでいる。』の登場キャラクターであるカメレオンは、シードによって作られた人造人間です。自身を背景に溶け込んで姿を消す能力を持っており、姿を消した状態で長く鋭い舌で攻撃する戦闘スタイルをとっています。また、触れた者の姿を自身と同じように消すこともできます。

ケルベロス

『探偵はもう、死んでいる。』の登場キャラクターであるケルベロスもカメレオンと同様にシードによって作られた人造人間です。自身の姿を変える能力を持っており、作中では君塚との対面時にシャルに化けていたり、自身の体を縮めることで拘束から逃れたりしていました。

コウモリ

『探偵はもう、死んでいる。』の登場キャラクターであるコウモリは、シードの種によって半人造人間となった元人間です。驚異的な聴力を持っており、100㎞先の音や心音を聞き分けたりすることができます。さらに耳から触手のようなものを出して攻撃することも可能。しかし、半人造人間としての能力を得た代わりに、その代償として視力を失っていました。

ヘル

『探偵はもう、死んでいる。』の登場キャラクターであるヘルはシードによって喉に種を埋め込まれた半人造人間です。言葉にしたことを従わせる言霊の能力を持っており、SPESの最高幹部としてシエスタと闘った際にその能力を駆使していました。ちなみにヘルの正体は渚の別人格であり、SPESの施設で経験した辛いことから自身を守るために生まれています。

シエスタ

『探偵はもう、死んでいる。』の登場キャラクターであるシエスタは、シードの種である心臓を盗み出して自身の心臓に埋め込んでいるため、彼女もまた半人造人間となっています。血液を取り込んだ者に行動制限をかけるという能力を持っており、マスケット銃の弾丸にその血液を付けて作成した「赤い弾丸」を相手に打ち込むという使い方をしています。

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探偵はもう、死んでいる。のSPES(スペース)を解説

『探偵はもう、死んでいる。』の秘密組織「SPES(スペース)」は宇宙から地球にやってきた原初の種であるシードをトップとしていますが、果たしてSPES(スペース)とはどのような組織であり、何を目的に活動しているのでしょうか?SPES(スペース)には人造人間と半人造人間のカメレオン、ケルベロス、コウモリ、ヘルが所属していました。ここからは、SPES(スペース)とは何か、そして何を目的にしているのかを解説していきます。

考察①SPES(スペース)とは?

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するSPES(スペース)とは、シードが創設した秘密組織です。シードの複製体である人造人間のカメレオンとケルベロス、半人造人間のコウモリとヘルが所属しています。ちなみにSPES(スペース)とは「Surface of Planet Exploding Seeds」の頭文字からの略称で、直訳すると「惑星の表面で種を爆発させること」となりますが、原作小説ではシードが「惑星を種で埋め尽くす」と語っています。

考察②SPES(スペース)の目的

SPES(スペース)の親玉であるシードが「惑星を種で埋め尽くす」と語っていることから分かる通り、SPES(スペース)の目的はシードの子孫を残すことです。また、シード自身は太陽の光を弱点としているため、太陽の光に適応できる人間の体を乗っ取ろうとしており、その乗っ取りに必要なシードの種に適応する「器」を探し出すこともSPES(スペース)の目的の一つとなっています。

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探偵はもう、死んでいる。のシードに関する感想や評価

感想や評価:シードと君彦たちの白熱した戦いに注目

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するSPES(スペース)の親玉であるシードとの戦いに関する感想があがっています。こちらではシードが登場するSPES編が高評価を得ているようです。シードと君彦たちの白熱した戦いが手に汗握る展開と言われているのでシード討伐戦に注目してみると良いでしょう。

感想や評価:伏線や目まぐるしく動くシード討伐編の展開に注目

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するSPES(スペース)の親玉であるシード討伐を試みるキャラクターの動向に関する感想があがっています。こちらではシードの撃退を目指してそれぞれが動き出した展開が高評価を得ているようです。伏線や目まぐるしく動く展開が「熱い」と言われているので、シードに関する伏線にも注目してみると良いかもしれません。

感想や評価:シードとの戦いで見せた君彦たちの覚悟と決意に注目

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するSPES(スペース)の親玉であるシードとの戦いに関する感想があがっています。こちらではシードとの戦いが終盤に差し掛かってきた展開で見せた君彦たちの決意と覚悟が評価されているようです。胸が熱くなったと言われているので、シードとの戦いに挑むキャラクターたちの活躍にも目を向けてみると良いかもしれません。

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探偵はもう、死んでいる。のシードまとめ

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するSPES(スペース)の親玉であるシードについて、正体や目的をネタバレありで考察してきましたがいかがでしたか?シードの正体は宇宙から地球にやってきた原初の種であり、シードの子孫を残すこととシードの器を探し出すことを目的に活動している秘密組織「SPES(スペース)」のトップ・親玉でもありました。そんなシードの弱点は「太陽の光」です。

性格は太陽の光という弱点を克服するために器となる人間を人体実験するなど冷酷無比かつ無慈悲で、自分の目的であれば自分の子でさえも利用していました。初登場したのは『探偵はもう、死んでいる。』の原作小説2巻ですが、その後君彦たちとの白熱した戦いを繰り広げているのでシード討伐編に注目してみると良いかもしれません。これを機にシードが作成した人造人間と半人造人間のキャラもチェックしてみてください。

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