【探偵はもう、死んでいる。】シエスタの死因と復活を考察!ヘルにわざと殺された?

『探偵はもう、死んでいる。(略称:たんもし)』のシエスタの死因と復活を考察!ヘルにわざと殺された?シエスタは物語の中心人物であり、彼女の死によって助手である主人公は目的を失いますが、ヒロインである夏凪との出会いによってふたたび奮起します。今回は『探偵はもう、死んでいる。』の重要人物であるシエスタの死因とアリシアとの関係性、また復活についてを考察しネタバレしていきます!

【探偵はもう、死んでいる。】シエスタの死因と復活を考察!ヘルにわざと殺された?のイメージ

目次

  1. 探偵はもう、死んでいる。のシエスタとは?
  2. 探偵はもう、死んでいる。のシエスタの死因を考察!ヘルにわざと殺された?
  3. 探偵はもう、死んでいる。のシエスタの復活をネタバレ
  4. 探偵はもう、死んでいる。のシエスタの過去をネタバレ
  5. 探偵はもう、死んでいる。のシエスタと君塚の関係
  6. 探偵はもう、死んでいる。のシエスタのアニメ声優
  7. 探偵はもう、死んでいる。のシエスタに関する感想や評価
  8. 探偵はもう、死んでいる。のシエスタの死因と復活まとめ

探偵はもう、死んでいる。のシエスタとは?

シエスタの死因や復活についてネタバレしていく前に、『探偵はもう、死んでいる。』の作品情報をまとめていきます。概要や物語のあらすじも紹介しますので、『探偵はもう、死んでいる。』について詳しくなれる内容となっております。また、今回のメインであるシエスタのプロフィールもここでまとめていきますので、事前に読んでおく事で後述のシエスタについてのネタバレがより一層分かりやすくなります。ぜひご覧下さい!

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)の作品情報

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)の概要

『探偵はもう、死んでいる。』とは二語十(にごじゅう)によるライトノベル作品です。略称は『たんもし』で、2019年に『KADOKAWA』から刊行されています。メインキャラクターのの死によって物語が始まるという一風変わった物語が受けた事で、第15回『MF文庫Jライトノベル新人賞』で最優秀賞を受賞し、2022年2月現在累計発行部数は85万部を突破するほどの人気作品となりました。

『探偵はもう、死んでいる。』というタイトルですが、単純な推理ものではなく、ラブコメやバトル要素、ロボットによる戦闘シーンなども存在しています。主人公である君島君彦はシエスタという大事な存在を失っていますが、原作者はそれでも基本的には明るい会話劇にしようと心掛けているという事でした。原作が人気になってきた事でアニメ化も果たしており、2021年7月から9月までシーズン1が放送されています。

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)のあらすじ

『探偵はもう、死んでいる。』の物語は現代から4年前、飛行中の飛行機の中から始まります。『お客様の中に探偵の方はいらっしゃいますか?』というCAの言葉に耳を疑う中学生・君島君彦でしたが、となりの少女が手を挙げて『私は探偵です』と名乗りを上げました。シエスタと名乗るその少女に勝手に助手にされた君彦は一緒に操縦室まで行き、推理バトルの末に異形の人間との戦闘に巻き込まれます。

戦闘に勝ったシエスタはその後に君彦の部屋にまで行き、正式に助手になるように依頼してきました。結局助手になる事になった君彦はそれから3年間の間世界中を駆け回り、シエスタと共に謎の組織『SPES(スペース)』との闘いの日々を送ります。そして現代から1年前、シエスタは『SPES』との戦いで命を落とします。シエスタが死んでから1年間無気力に生きてきた君彦の前に夏凪渚という少女が現れ、君彦に依頼をしてくるのでした。

シエスタのプロフィール

シエスタは名探偵を名乗っている白髪の少女です。タイトルである『探偵はもう、死んでいる。』の探偵とは彼女の事を指しており、物語はシエスタを中心に展開されていきます。シエスタという名前はコードネームで、本名・年齢・国籍などすべてが不明で謎の多い人物です。しかし、名探偵としての資質は余りあるほど持ち合わせており、本当の名探偵とは事件が起こる前に解決しているものと本人が語っていました。

名探偵として依頼人の利益を何よりも重要視しており、それによって自分に被害が被ろうとも仕方のない事という考えを持っています。後述で詳しくネタバレしますが、心臓が特別性である事と、『SPES』とまともに戦う事が出来る類まれな戦闘センスを持ち合わせています。空を飛ぶことの出来る靴などの探偵としての七つ道具を持っており、戦闘の際は白銀のマスケット銃を愛用しています。

このマスケット銃には自分の血液で作った銃弾を充填しており、この銃弾を喰らった『SPES』の人造人間はもう二度とシエスタに攻撃を当てる事が出来なくなります。実は世界の危機を防ぐための12人『調律者』の1人で、役割は『名探偵』です。現代から4年前に主人公である君島君彦と出会って彼を助手にし、3年間もの間『SPES』と戦い続けながら様々な依頼人の依頼を解決してきました。

君彦との過ごした3年間の間で君彦の事をかなり気に入り、頭を撫でようとするなど母親のような態度を見せる時もあれば、君彦が異性と良い雰囲気になると機嫌が悪くなるなど、彼を意識しているような姿も描かれています。現代から1年前に命を落とし、その心臓は夏凪渚へと受け継がれました。夏凪渚は名探偵として活躍する君彦に自分の会いたい人物を探すように依頼しましたが、この人物とは君彦でシエスタの意思となっています。

TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト

探偵はもう、死んでいる。のシエスタの死因を考察!ヘルにわざと殺された?

ここからは『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のシエスタの死因について考察し、ネタバレしていきます。『探偵はもう、死んでいる。』の物語が進むにつれて、回想シーンで明らかになった事実がありますが、『SPES』に所属しているヘルにわざと殺されたという噂があります。君彦の事をずっと守ると約束したシエスタですが、本当にわざとヘルに殺されたのでしょうか?

ネタバレ①シエスタの死因

シエスタは現代から1年前、助手である君彦とシャルと共に『SPES』の本拠地に乗り込もうとしていました。君彦とシャルが先に本拠地に乗り込んだことで敵の黒幕がシードという宇宙から来た植物の種である事が判明します。その後、シエスタはヘルとの戦闘になりますが、君彦も駆け付けた事もあり、シエスタの優勢となっていきました。しかし、地中からお腹を空かせた巨大な生物兵器ペテルギウスが現れてしまいます。

シエスタはペテルギウスの攻撃によって左胸を傷つけられてしまって倒れ、その後ヘルに手で直接心臓を抜かれた事が死因となっています。ヘルは自分の心臓を次々と他のものと交換し続けており、現在の心臓が傷ついてしまった為に新しい心臓が必要だったのです。ヘルがシエスタの心臓を自分の元の心臓と入れ替えた事で、シエスタは完全に死亡しました。

ネタバレ②ヘルの正体はアリシアではない?

現代から1年前、街中で『切り裂きジャック』を模倣した心臓狩りの事件が多発していました。シエスタと君彦は初めてのヘルとの戦闘の後、シエスタが足を怪我した事もあって休養生活をしています。そんな中、君彦が街で買い物をしているとアリシアという12歳から13歳ほどの少女と出会いました。何も覚えていないというアリシアを保護した君彦は、シエスタの命令もあってアリシアと行動を共にするようになっていきます。

『SPES』の幹部であるケルベロスが死んだ事で解決したと思われた心臓狩り事件でしたが、5回目の心臓狩りが起こってしまいました。その後、6回目の心臓狩り事件が起きますが、この現場には左胸に傷を負った警官と、肩を負傷しているアリシアがいた事で、アリシアの正体はヘルで、彼女が連続心臓狩り事件を起こしていたことが分かります。ここまでだとヘルの正体はアリシアで、二重人格だと考えるのが自然となります。

しかし実はヘルとアリシアは同一人物ではありません。ヘルの正体は夏凪で、アリシアとしての姿は夏凪がケルベロスの種を体内に取り入れた事で得た能力を使用して変身した姿だったのです。しかしアリシアという人物も過去に存在しており、『SPES』の研究施設で夏凪と共に実験を受け続けていた実験体でした。夏凪とアリシアは顔見知りだった為、夏凪は変身する際に無意識にアリシアの姿を思い出して変化したという事になります。

本当のアリシアは現代から6年前にシードから種を埋め込まれた事が死因で亡くなっています。アリシアと君彦が出会ったのは現代から1年前で、夏凪は現在18歳なので、幼女に見えるアリシアは本当に17歳だった事になります。この後、夏凪は『SPES』によって記憶を消されてしまうので、君彦やシエスタとの日々を忘れており、初対面と言う形で君彦に出会い、依頼をしたという流れになります。

ネタバレ③シエスタはわざとヘルに殺された?

ヘルとの2度目の戦闘中に心臓を抜かれた事が死因となって死亡したシエスタでしたが、これは実力が及ばなかったというわけではなくわざと殺された事が判明します。シエスタはヘルとの戦闘で自分の意思で死亡しており、すべてはシエスタの作戦でした。シエスタの心臓は特別製で、相手の心臓に移植する事でその身体の中で生き続ける事が出来ます。ヘルが心臓を変えなくてはならない事を知っていたシエスタは、わざと殺されました。

シエスタはこれによってヘルの精神を乗っ取って押さえつけようと考えたのです。シエスタが死亡した事で泣きながらヘルに向かっていく君彦でしたが、ヘルの人格を押さえつけた事でシエスタの人格が現れます。そして、ヘルを止める為には精神を押さえつける必要があった事と、アリシアの夢である学校に通いたいという願いをかなえる為にこのような自己犠牲の作戦に打って出たと君彦に話しました。

相談もせずに勝手に大事な事を決めたシエスタに対して怒りを露わにする君彦でしたが、シエスタはこの作戦しか思い浮かばなかったと話します。シエスタはヘルの精神を封印する事で現れる主人格に名前を付けます。ヘルという名前は冷たいイメージがある為、逆のイメージを持つ夏凪渚という名前を主人格に与えました。そして君彦に、必ず夏凪渚という人物が君の元に訪れると言い残します。

その後、夏凪はアリシアの姿だった時の学校に通いたいという願いを叶え、君彦と同じ高校に在籍する事になります。そしてシエスタの予言通りに君彦の元へ訪れ、これからは夏凪が名探偵として活動していく事になるのでした。夏凪の心臓はシエスタのものなので、夢の中で会話も出来るようで、夏凪はシエスタとの論争の末に直接君彦の事を頼まれたと語っていました。

ネタバレ④カメレオンはシエスタを殺していない?

『探偵はもう、死んでいる。』の序盤では、シエスタの死因はカメレオンに殺された事だと考えられていました。それは君彦やシャルに改ざんされた偽りの記憶が植え付けられていた事と、カメレオン自身のまるで自分がシエスタを殺したようにも聞こえる発言のせいです。カメレオンはシエスタが死んだ日に確かにシエスタを追い詰めましたが、実際には殺しておらず、前述の通り、ヘルによって心臓を奪われた事が死因となっています。

しかし、カメレオンが強敵である事に間違いはなく、常軌を逸した戦闘力を誇るシエスタも戦闘においてカメレオンとは相性が悪いという事を君彦に語っていました。シエスタはカメレオンとの戦闘を避ける為、自身の心臓の鼓動を止めて、一時的に仮死状態にもなるほどです。

ネタバレ⑤シエスタの生体アンドロイドが登場?

『探偵はもう、死んでいる。』の原作3巻にて、シエスタは生体アンドロイドとして復活を果たします。この復活は、シエスタが自分が死亡する前に入念な準備をしていた事で実現しました。死ぬと分かっていたシエスタは、自分の記憶や一部の能力をデータベースに保存し、かつて『SPES』の研究施設だった場所に保管していました。さらにシエスタはヘルと戦った後に死亡した自分の肉体も冷凍保存をしておきました。

そして発明家であるスティーブンが肉体に記憶と能力を移した事で、シエスタはアンドロイドとして復活を果たします。復活したシエスタはメイド服姿をしており、君彦が密かに思っていたシエスタのメイド服姿が見たいという願いはここで果たされました。しかし、アンドロイドとして復活したシエスタは記憶や能力の一部しか受け継いでいない為、君彦に対して少しよそよそしい態度をとるなど、シエスタ本人とは少し違う性格です。

シエスタは生前からアンドロイドとして復活するためのトリガーを決めており、それは君彦・夏凪・斎川・シャルがそろった事で起動するというものです。生体アンドロイドとして復活したシエスタは4人に課題を与えて、『SPES』の親玉であるシードを倒すように言うのでした。

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探偵はもう、死んでいる。のシエスタの復活をネタバレ

ここでは、『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のシエスタの復活についてネタバレしていきます。シエスタは作中では故人であり、主人公である君彦は彼女の死を乗り越えて成長していきますが、本当に復活するのでしょうか?

ネタバレ①カメレオンとの戦いで一時的に復活する

君彦と夏凪は、斎川唯の依頼を果たした事で、斎川を仲間にする事が出来ました。そして君彦と夏凪は息抜きという事で斎川が主催する豪華客船ツアーに参加し、シエスタの遺産を探しに来ていたシャルとの再会も果たしました。しかし、ここに『SPES』の幹部であるカメレオンが現れて夏凪が人質に取られてしまいます。この時には君彦もシャルもシエスタの本当の死因を知らず、カメレオンが仇であるという認識の状態です。

君彦は夏凪を救うと同時にシエスタの弔い合戦という事もあって意気込みますが、夏凪が人質に取られている以上下手に動くことが出来ません。君彦は死を覚悟し、夏凪を捕えているカメレオンの尻尾を銃で打ち抜き、夏凪を救い出します。その後シャルも加勢しますが、君彦とカメレオンは船のデッキの床を突き破り、一室で1対1の戦いとなってしまいます。君彦は弾が亡くなった為、素手でカメレオンにパンチを繰り出そうとしました。

その時、君彦に『バカかきみは』という声が聞こえます。君彦が声のする方を振り向くと、夏凪の身体を借りたシエスタが立っていました。シエスタは夏凪の助けてほしいという願いを聞き入れ、一度だけという約束で復活を果たしたのです。シエスタは君彦に銃を渡すと、生前に使っていたマスケット銃を使ってカメレオンの身体を打ち抜きます。そして1年ぶりのコンビネーションでカメレオンとの戦闘に挑むのでした。

しかし2人は戦闘中にも関わらず再会を喜び合い、昔話に花を咲かせます。そしてシエスタは復活するのはこれで最後だと君彦に告げてカメレオンを撃破しました。その後、シエスタの意識は夏凪へと戻る為、戦闘中だけの束の間の復活となりました。

ネタバレ②夏凪の死亡とシエスタの復活

『探偵はもう、死んでいる。』の原作4巻にて、シエスタは完全復活を遂げます。しかし、これは夏凪がシードとの決戦の前にスティーブンに対して、自分が死んだら心臓をシエスタに返してほしいという依頼によるものでした。夏凪は死んでシエスタに心臓を返すつもりだった為、捨て身の覚悟でシードへと向かっていき、重傷を負わされてしまいます。この事で脳死状態となった夏凪の心臓をシエスタに移植した事で復活となりました。

ネタバレ③シエスタは復活後シードを倒す

完全復活を果たしたシエスタは、君彦と共にシードとの最終決戦に挑みます。しかし、シエスタをもってしてもシードには傷一つつける事は出来ません。そんな中、シードは咆哮によって種を埋め込まれた人造人間達に号令をかけます。その咆哮は脳死状態の為に病室で寝ている夏凪の元まで届き、裏人格であるヘルが目を覚ます事となりました。そしてヘルはシエスタの味方として、シードとの最終決戦に挑みます。

ヘルは君彦の危機を助けると、ウロボロスによって意識を乗っ取られたシードを大樹の中に封印する事に成功します。これによって世界の脅威の1つであるシードに勝利したと言えますが、ヘルの復活は一時的なもので、夏凪も目を覚ます事はありませんでした。しかしこの後、アリシアの心臓を夏凪に移植する事に成功した事で、夏凪もまた完全復活となりました。

ネタバレ④シードを倒した後シエスタは眠りについた?

完全復活を遂げたシエスタでしたが、シードを倒した事で問題が発生してしまいます。それは、シードが滅びた事でシエスタの心臓にある種も失われてしまった事です。種を失った心臓は暴走を起こし、シエスタはこのままだと怪物化してしまうという事でした。シエスタは調律者達との会議で、自分のこれからの方針を発表します。それは自分が調律者の役職から降り、後継者として夏凪を指名するというものでした。

この事は、シエスタが自分の死を覚悟した時から決めていた事でした。君彦はシエスタの意思をくみ取り、彼女を睡眠薬で眠らせる事にします。この睡眠薬は特別製のもので、半永久的に眠る事ができ、さらに眠る事で怪物化の進行を止める事が出来るというものです。君彦はシエスタに行ってくると告げると、その場を後にしました。

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探偵はもう、死んでいる。のシエスタの過去をネタバレ

ここからは、『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のシエスタの過去をネタバレしていきます。類まれな戦闘力と頭脳を兼ね備えているシエスタは名探偵として活動していますが、どのような過去があったのでしょうか?普通の少女とは違った境遇であるシエスタの悲しい過去をネタバレします。

ネタバレ①孤児院に送られる

現代から6年前、シエスタは『SPES』による人体実験の孤児院に送られます。『SPES』の改造人間達は基本的にシードの身体の一部から生まれたクローンとなっていますが、この孤児院では子供にシードの種を植え付けるという人体実験をおこなっていました。この孤児院には夏凪やアリシアも居て、3人はこの孤児院で初めての対面を果たします。シエスタは夏凪とすぐに仲良くなり、その後すぐにアリシアとも仲良くなりました。

シエスタは一風変わった子供で、アリシアと共に爆弾を作ったり、入ってはいけないとされている夏凪の部屋に無断で入ったりしていました。子供ながらに爆弾を作れるあたり、シエスタの現在の天才的な頭脳を垣間見れます。

ネタバレ②アリシアと夏凪と共に孤児院に抵抗

孤児院で暮らしているうちに、シエスタには疑問がわき始めました。なぜなら、孤児院として外部から十分な資金援助を受けているはずなのに、子供に投薬実験をして多くの資金を得ていたからです。シエスタは孤児院が子供達を治験の実験材料として使っているのではないかという不信感を抱き、夏凪とアリシアと共に施設に対しての反乱を計画します。しかしこの事が、孤児院の院長であったシードに気づかれてしまいます。

シードと対面する3人でしたが、この時にアリシアは自分がシード側だと言い、自分の裏切りを告白しました。この為、シエスタの孤児院に対する反乱は失敗となってしまいます。しかし、実はアリシアは裏切ったのではなく、自分1人が犠牲となってシエスタや夏凪、孤児院の子供達を救おうとしていたのです。そしてシードの種を左胸に埋め込まれたアリシアでしたが、種と身体が適合せずにここで死亡してしまいました。

ネタバレ③記憶を失い脱走する

アリシアが死んだ後、シエスタと夏凪は記憶の一部を消されてしまいます。夏凪はその後も『SPES』にとらわれ続け、辛い人体実験の中でもう1人の人格であるヘルを生み出しました。シエスタは1人で種を盗んで孤児院から脱走します。この種がシエスタの心臓に特殊な力を宿し、他の人物に心臓を移植する事で精神が生き続けるという能力を得ました。

脱走後のシエスタは調律者の1人である加瀬風靡(かせふうび)によって追われる身となってしまいます。調律者達は、シードの器の候補であるシエスタを処分する事で、シードを間接的に倒すという目的があったようです。しかし、シエスタは戦闘のプロである風靡とも対等にやりあえる戦闘技術によって、調律者の1人・名探偵に選ばれる事となりました。そして、それからは『SPES』に関する事はシエスタに一任される事となります。

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探偵はもう、死んでいる。のシエスタと君塚の関係

ここからは、『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の主人公である君塚君彦とシエスタの関係を考察していきます。3年間にわたって探偵と助手というかたちでコンビを組み、激動の日々を送ってきた2人は深い絆で結ばれています。作中であった出来事を踏まえて、2人の関係を徹底的に分析します。

考察①シエスタと君塚の出会い

シエスタと君彦が初めてであったのは本編から4年前で、君彦がまだ中学2年生だった時です。自他共に認める巻き込まれ体質の君彦は、今まで様々なトラブルに巻き込まれてきました。今回も君彦は街を歩いていただけなのに黒ずくめの男に拉致され、飛行機でアタッシュケースを運ぶという怪しい仕事を強制的に任されてしまいます。その飛行機で隣に座っていたのがシエスタでした。

『お客様の中に探偵の方はいらっしゃいますか?』という呼びかけに応じたシエスタは、君彦に助手を務めてくれるように告げて一緒にハイジャック事件を解決しました。実はアタッシュケースを君彦に運ぶように計画したのはシエスタで、巻き込まれ体質である君彦を気に入り、本格的に助手になるように言ってくるようになりました。

その後、君彦の学校で最近はやっている花子さん事件を一緒に解決するために2人は一緒に学園祭を回る事にします。シエスタはこの時に学生服を着たり、コスプレでウエディングドレスを着たりしており、それを見た君彦は可愛くて綺麗なシエスタの事が気になるようになりました。そして、巻き込まれ体質である君彦をずっと守り続けるという条件で、2人は探偵と助手という関係になるのでした。

考察②シエスタと君塚は両想い?

君彦はシエスタの心臓がヘルによって奪われた時、『世界で一番大切に想っているに決まってるだろ』と愛の告白ともとれる発言をしながらヘルに殴りかかろうとしており、シエスタの事が好きなのだと考察出来ます。その後、ヘルの身体を使って話しかけてきたシエスタも『愛の告白は非常にありがたい』と発言している事からも、シエスタも君彦の発言を愛の告白と受け取っている事が分かります。

一方のシエスタですが、君彦の事をからかう事を趣味としており、恋人のようなセリフを言って君彦が焦る様子を見て面白がっている事から真意がつかみにくくなっています。さらに母親のようなセリフも多い為、母親のような気持ちで君彦と接している可能性もあります。しかし、カメレオン戦で復活したシエスタは君彦に対し、『君となら一度くらいは…』と、過去に一緒にベッドで寝た場面について語っていました。

探偵はもう、死んでいる。のシエスタのアニメ声優

宮下早紀のプロフィール

アニメ版『探偵はもう、死んでいる。』でシエスタの声を担当した声優は宮下早紀です。奈良県出身で12月4日生まれ、身長センチ、年齢は非公開となっています。2015年に行われた『シグマ・セブン声優オーディション』に合格した事で、現在の事務所である『シグマ・セブンe』に所属が決まり、声優としてデビューを果たしました。2018年にはアニメ『はるかなレシーブ』に主役として出演しています。

趣味は歌を歌う事、料理、ゲーム、歌を歌う事などがあり、好きな食べ物はカレーだという事です。夢はカスタードクリームのお風呂で泳ぐ事だと語っていました。身長は151センチと少し小柄ですが、『はるかなレシーブ』で演じた比嘉かなたと同じ身長だという事です。

宮下早紀の主な出演作品や演じたキャラ

宮下早紀の代表作は2019年に放送されたアニメ『放課後さいころ倶楽部』で、武笠美姫(たけかさみき)の担当声優となっています。武笠美姫は水色の天然パーマの髪が特徴の少女で、人付き合いが苦手で引っ込み思案な性格をしています。その性格から幼少期にはいじめられた経験があり、人一倍人の心の痛みが分かる優しい性格となりました。しかし、ボードゲームをやっている時には負けず嫌いで強気な面も垣間見れます。

探偵はもう、死んでいる。のシエスタに関する感想や評価

『たんもし』のシエスタが可愛いというファンの感想があります。探偵を思わせる口調で話し、事件を解決しているシエスタは凛々しくかっこいいですが、なんといっても可愛いルックスが彼女の大きな魅力です。夏凪や斎川など、可愛いキャラが多く登場する『たんもし』ですが、中心人物であるシエスタのキュートなルックスが、『たんもし』の人気に大きく貢献していると言っても過言ではありません。

『たんもし』のシエスタが可愛いという事でアニメ版『たんもし』を見始めたのはいいものの、1話でシエスタの死が明らかになるという事実に悲しむファンの感想があります。いきなり中心人物が死んでしまうという衝撃的な内容が、『たんもし』が人気となっている理由の1つですが、やはり可愛くて魅力的なシエスタが死んでしまうという事にショックを受けるファンは少なくありません。

『たんもし』は2022年現在6巻までが発売されていますが、7巻を心待ちにしているというファンの感想があります。さらに7巻以降の考察もされており、睡眠薬を飲んで眠りについたシエスタが目覚めると予想しているようです。シエスタが自分の身体と心臓を取り戻し、さらに怪物化も抑え込んで完全復活となれば、『たんもし』の物語も盛り上がり、ファン達も喜ぶ事間違い無しです。

『たんもし』のシエスタは紅茶を飲む事を趣味としており、作中でも君彦と共に様々な場面で紅茶を飲んでいます。可愛くて綺麗なルックスで紅茶を飲む姿は様になっており、シエスタのお茶をする姿を見た事で、自分も紅茶を飲んでみようと思い始めたというファンもいます。シエスタの個性豊かで好感の持てる性格から、同じ趣味を持ちたいという『たんもし』ファンも少なくありません。

『たんもし』のシエスタの白い髪が良いというファンの感想があります。白髪はシエスタを見た時に一番最初に目につく、彼女のトレードマークでありチャームポイントです。戦闘シーンでのかっこよさや論理的な推理など、シエスタの魅力は多くありますが、白髪も大きな魅力の1つとなっています。

探偵はもう、死んでいる。のシエスタの死因と復活まとめ

『探偵はもう、死んでいる。』のシエスタの死因と復活についてまとめてきました。夏凪の身体を借りて、またアンドロイドとして、不完全ながらも復活を繰り返してきたシエスタは、現在身体と心臓を取り戻して完全復活している事が分かりました。しかし、眠っている状態となっている為、シエスタが以前のように可愛い笑顔を見せて活躍してくれる展開となる事を『たんもし』ファンは期待しています。

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