【探偵はもう、死んでいる。】コウモリの正体と過去とは?目的・能力や最後もネタバレ

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するコウモリはご存じでしょうか?コウモリはアニメ『探偵はもう、死んでいる。』第1話にてハイジャック事件を引き起こした人物で、秘密結社「SPES」のメンバーの1人として主人公・君彦たちと敵対関係にありました。しかし、最終的に君彦たちと協力関係となり、逆にSPESとは敵対関係となります。この経緯を見て気になるのが、コウモリが何を目的にして活動しているのか?ということです。そこで、当記事ではコウモリの正体と過去、目的・能力や最後をネタバレ考察します。

【探偵はもう、死んでいる。】コウモリの正体と過去とは?目的・能力や最後もネタバレのイメージ

目次

  1. 探偵はもう、死んでいる。のコウモリとは?
  2. 探偵はもう、死んでいる。のコウモリの正体や能力を考察
  3. 探偵はもう、死んでいる。のコウモリの過去や目的を考察
  4. 探偵はもう、死んでいる。のコウモリの最後をネタバレ
  5. 探偵はもう、死んでいる。のコウモリのアニメ声優
  6. 探偵はもう、死んでいる。のコウモリに関する感想や評価
  7. 探偵はもう、死んでいる。のコウモリまとめ

探偵はもう、死んでいる。のコウモリとは?

『探偵はもう、死んでいる。』のコウモリは飛行機のハイジャック事件を引き起こした張本人であり、その事件を対処した主人公の君塚君彦とは縁深い人物です。コウモリは所属する組織を裏切って君彦に協力していますが、彼の行動や目的は終始一貫していました。では彼の正体や過去、目的はどのようなものなのでしょうか?ここからは、コウモリの正体や過去、目的を中心に紹介していきます。

探偵はもう、死んでいる。の作品情報

探偵はもう、死んでいる。の概要

  • 名前:探偵はもう、死んでいる。
  • ジャンル:ミステリ、ラブコメディ
  • 掲載誌:月刊コミックアライブ
  • 発表期間:2020年5月27日~
  • 巻数:既刊4巻(2021年12月時点)

それではまず、『探偵はもう、死んでいる。』の作品情報から見ていきます。探偵はもう、死んでいる。とは、大事なものを失った主人公がヒロインからの依頼と向き合う中で自分を見つけていくことをテーマとしたラブコメディ漫画です。月刊コミックアライブにて2020年7月号より連載され、その後2021年11月時点でシリーズ累計発行部数が85万部を突破。『このライトノベルがすごい!2021』では文庫部門で第4位にランクインしました。

探偵はもう、死んでいる。のあらすじ

ここでは『探偵はもう、死んでいる。』のあらすじを簡単に紹介します。物語は飛行機に搭乗していた主人公・君塚君彦と、名探偵を自称する白髪の少女・シエスタが出会った時から始まります。

二人は地上1万mの空の上で、飛行機のハイジャック事件が起きるという危機的な状況の中で出会っていました。その出会いを機に二人は世界中を旅しながら秘密結社「SPES」との戦いの日々を送ることとなったのですが、その3年後に君彦はシエスタと死に別れることに。しかし、シエスタの死からさらに1年後、君塚の前にシエスタの心臓が移植された夏凪渚が現れます。こうして、君塚は再び再夏凪の助手となって物語が進んでいきます。

コウモリのプロフィール

  • コードネーム:コウモリ
  • 本名:アルベルト
  • 年齢:34歳
  • 出身地:北欧出身

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するコウモリは飛行機のハイジャック事件を引き起こした張本人であり、その事件を対処した主人公の君塚君彦とは縁深い人物です。事件後は日本の警察によって存在を匿ってもらっていましたが、本編開始時点で君彦の前に現れた夏凪渚とも関わっていくこととなります。

TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト

探偵はもう、死んでいる。のコウモリの正体や能力を考察

それでは早速、『探偵はもう、死んでいる。』のコウモリの正体や能力を考察していきます。ここでは、コウモリの正体や能力以外に彼が関わっている秘密結社と、能力を得る代償も考察しているので併せてご覧ください。

考察①コウモリの正体は半人造人間

コウモリの正体はシエスタによると半人造人間とのことです。作中では半人造人間以外に人造人間も登場していますが、それぞれ人造人間がシードの挿し木によって生まれた人工生物で、半人造人間が種を無理やり体に定着させた元人間を意味しています。そして、半人造人間にはSPESの能力が備わっていました。

考察②SPES(スペース)とはどんな組織?

半人造人間の正体を持つコウモリにはSPESの能力が備わっているとお伝えしましたが、そもそもSPESとは宇宙から地球にやってきたシード(原初の種)が創設した秘密結社です。そして、シードとは数十年前に宇宙から地球にやってきた植物の種であり、救済を目的として秘密結社を創設しています。

また、シードは人間ではありませんが、人間の姿に擬態することが可能です。しかし地球の環境に適応する能力を持っていなかったため、自分の体に適合する人間を見つけて体を乗っ取ろうとしていました。

考察③コウモリの能力

コウモリはSPESから半人造人間にされたことにより、種として耳に能力を持っています。聴力が非常に発達しているため、一度聞いた音は忘れない記憶力や、100㎞先の人の話を聞くだけでなく人間の心臓音ですら聞き分けることが可能です。さらに耳から触手のような物を出して相手を攻撃することもできます。

考察④コウモリの能力による代償

常人の性能を遥かに凌駕したコウモリの耳ですが、能力を得る代償が無かったわけではありませんでした。その代償というのが視力です。彼は視力を失っており目が見えません、しかし、コウモリ自身は視力を失っていることにコンプレックスを抱いておらず、逆に相手の位置も正確に分かる耳に絶対の信頼を置いているようです。

探偵はもう、死んでいる。のコウモリの過去や目的を考察

考察①コウモリの妹は孤児院に売られた

『探偵はもう、死んでいる。』のコウモリには妹を孤児院に売られた過去があります。コウモリには6歳の妹がいましたが、家が貧しいという理由で親に妹を孤児院に売られてしまいました。そこで、コウモリは妹を取り戻すため、学校に行かず働いてお金を稼ぐことにします。そしてコウモリは遂に裏稼業にまで手を染め始めますが、その時にSPESの存在を知ることとなりました。

考察②SPESに加入した理由や目的

実は、コウモリの妹が売られた孤児院の正体は、コウモリが裏稼業に手を染めた時に知った秘密結社「SPES」が運営している実験施設でした。コウモリはSPESのきな臭さを感じたため、組織調査を目的にSPES内部へと潜入します。

その後、調査を進めていったコウモリは孤児院の正体が実験施設であることを突き止め、それと同時に妹の身に危険が迫っていることを理解しました。そこで、コウモリは妹を助けるためにシードの種を盗み出して自ら半人造人間となります。ところが孤児院には既に妹の姿がありませんでした。こうしてコウモリは妹を探すためことを目的ににSPESへと加入します。

考察③ハイジャック事件を起こす

ここからはコウモリの過去回想から本編開始時点へと進みます。SPESへと加入後、組織の命令をこなしながら10年もの間海外を飛び回って妹を探していたコウモリでしたが、妹はとうの昔に死んでいたことを知ります。さらにコウモリが妹を探すためにSPESに潜入していたことを組織の人間に知られてしまったため、処分されることとなります。こうしてコウモリはハイジャックした飛行機を墜落させるという任務を与えられてしまったのでした。

考察④脱獄したコウモリ

アニメ『探偵はもう、死んでいる。』第1話にて、ハイジャックした飛行機を墜落させるという任務を与えられたコウモリは自分のプライドと命を守るため、機内で探偵を探し、その探偵に自分の目的を敢えて当てさせることでハイジャックを失敗させようとしました。

こうしてコウモリの前に現れた探偵のシエスタによって狙い通りに事が進み、コウモリは世間的に死んだことになると同時に警察で保護されることとなります。しかし、コウモリはスペースの命令に背いて自死を免れたため、SPESと敵対関係にあると思われましたが、なぜかシードと手を組んで脱獄しました。

考察⑤シードの目的

シードにとって、コウモリは命令に背いて自死を免れた挙句、保護という名目で刑務所に入った敵対関係にある人物ですが、シードはなぜそんな彼と手を組んで脱獄させたのでしょうか?そもそも、コウモリを脱獄させたシードは太陽の光に適合できる身体を持っていなかったため、太陽を弱点としており、太陽を弱点としない器を作って人間の体を乗っ取ろうとしていました。

そして、それを目的として器に選ばれたのがコウモリです。シードは吸血鬼スカーレットを通じてコウモリに接触し、脱獄させることでコウモリを仮の器として使うことを目的にしていたのでした。一方、コウモリは脱獄したものの、シードと手を組むつもりはなかったようです。

考察⑥吸血鬼スカーレットとの関係

シードの命令によってコウモリと接触したのが吸血鬼スカーレットでした。スカーレットとは、あらゆる危機から世界を守るために任命された調律者の1人で、スカーレットの「吸血鬼」とは調律者の役職の1つです。

そんな彼が世界を脅かす存在であるシードの依頼を引き受けたのは、スカーレット個人の思惑が関係しています。スカーレットの主張は自分を満足させるものを持ってきてもらうというもので、その主張のためであれば世界の敵であっても関係ありませんでした。一方、コウモリは脱出したもののSPESに戻るつもりがなかったのですが、とある理由によりスカーレットと協力関係となっています。

考察⑦君彦に協力することにした理由

最後にコウモリが君彦に協力することにした理由を解説します。まず、コウモリが君彦に協力することにした理由に関係するのが妹の存在です。先にお伝えした通り、コウモリの妹はSPESに殺されていました。

SPESの任務をこなしつつ、長い年月をかけて妹を探していたコウモリでしたが、妹が殺害されたことにより最後の希望も儚く散ってしまったため、結局残ったのはSPESへの強い復讐心だけでした。つまり、コウモリは君彦へと力を貸すことでシードを倒すことにしたのです。

探偵はもう、死んでいる。のコウモリの最後をネタバレ

ネタバレ①コウモリとシードとの戦い

ここからは『探偵はもう、死んでいる。』のコウモリの最後をネタバレします。斎藤と行動を共にしていたコウモリは敵からの急襲を受け、クラゲ男によって右耳を潰されてしまいました。さらにその場にシードが現れたため、コウモリは斎川を逃がすべく1人シードに挑むこととなります。

ネタバレ②コウモリは最後死亡した?

シードと対峙したコウモリは、右腕をシードに切り離されて瀕死となってしまいました。種としての力を全て持っているシードと元人間であるコウモリは圧倒的な力の差があったのです。

しかし、コウモリは戦闘中にシードが太陽光を弱点としていることを看破したため、天井を破壊して太陽光を浴びせることで形成逆転を狙います。最終的にはシードが太陽光から逃れるためにコウモリの体を乗っ取ったことにより、シードは生き延び、乗っ取られたコウモリが死ぬこととなりました。

探偵はもう、死んでいる。のコウモリのアニメ声優

松岡禎丞のプロフィール

アニメ『探偵はもう、死んでいる。』でコウモリを演じたアニメ声優は、北海道帯広市出身の声優・松岡禎丞(まつおかよしつぐ)です。松岡禎丞は1986年9月17日生まれ(35歳)の声優で、現在は声優事務所「アイムエンタープライズ」に所属しています。声優として活動する際は主にアニメ、ゲームのジャンルを担当。

デビュー作は2009年4月より放送されたテレビアニメ『東のエデン』で、2009年から声優活動をスタートしています。デビュー以降は2011年に『神様のメモ帳』の藤島鳴海役で初主演を果たし、翌年には『ソードアート・オンライン』でキリト役を演じたことにより知名度を上げました。なお、受賞歴としては第6回声優アワード新人男優賞、第10回声優アワードで主演男優賞などがあります。

松岡禎丞の主な出演作品や演じたキャラ

  • 2011年~:神様のメモ帳(藤島鳴海 役)
  • 2012年~:カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜(草薙護堂 役)
  • 2012年~:ソードアート・オンライン(キリト / 桐ヶ谷和人 役)
  • 2013年~:アラタカンガタリ〜革神語〜(アラタ 役)
  • 2013年~:ダイヤのA(金丸信二 役)
  • 2015年~:冴えない彼女の育てかた(安芸倫也 役)
  • 2015年~:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ベル・クラネル 役)
  • 2016年~:Re:ゼロから始める異世界生活(ペテルギウス・ロマネコンティ 役)
  • 2017年~:アイドルマスター SideM(御手洗翔太 役)
  • 2018年~:ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-(フラット・エスカルドス 役)

探偵はもう、死んでいる。のコウモリに関する感想や評価

感想や評価:最後のシーンでコウモリが好きになった

こちらでは『探偵はもう、死んでいる。』に登場するコウモリの最後に関する感想があがっています。感想では「コウモリの最後がかっこよすぎる」と言われており、他の感想でも最後のシーンを見たことがきっかけでコウモリが好きになったと言われていました。どうやらコウモリの最後がかっこいいと感じた方は多くいるようなので、興味のある方はコウモリの最後に注目してみてはいかがでしょうか?

感想や評価:コウモリの最後のシーンはかっこよかった

こちらでは『探偵はもう、死んでいる。』に登場するコウモリの最後と作品の内容に関する感想があがっています。やはりコウモリがかっこいいと感じる意見は多いようです。衝撃的な最後のシーンがコウモリのかっこよさに拍車をかけているのかもしれません。単行本4巻をご覧になった際はかっこいいコウモリと衝撃的な展開に注目してみてください。

感想や評価:過去や仲間になる要素がコウモリの魅力

こちらでは『探偵はもう、死んでいる。』に登場するコウモリの過去と魅力に関する感想があがっています。どうやら、この方は過去と仲間になる要素が、コウモリを好きになった理由となっているようです。コウモリの目的と同時に過去についてもチェックしてみると、より彼の魅力が理解できるかもしれません。

探偵はもう、死んでいる。のコウモリまとめ

『探偵はもう、死んでいる。』に登場するコウモリについて、正体と過去、目的・能力や最後をネタバレありで紹介してきましたがいかがでしたか?SPESの一員として主人公の前に立ち塞がったコウモリの正体は、半人造人間であり、常人よりも遥かに高い性能を持つ聴力を持っていました。

最終的に君彦と協力関係となるのですが、彼の目的は終始一貫して過去に失った妹を取り戻すためでした。今回はコウモリの正体や目的・過去をネタバレしましたが、興味を持たれた方は『探偵はもう、死んでいる。』の漫画やアニメでコウモリの活躍に注目してみてください。

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