探偵はもう、死んでいる。のあらすじをネタバレ！評価や登場キャラクターは？

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』は大事なものを失った主人公・君塚君彦がヒロインからの依頼をこなす中で新しい自分を見つけていくことをテーマとしたライトノベルです。ここでは、原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじをネタバレしていきます。それではまず、あらすじネタバレを見る前に『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の作品情報と用語から見ていきましょう。

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』とは、福岡県出身のライトノベル作家・二語十によるミステリ・ラブコメディ小説です。小説はMF文庫J(KADOKAWA)にて2019年11月25日から刊行されており、その原作小説を元に月刊コミックアライブにて2021年から漫画『探偵はもう、死んでいる。-the lost memory-』が連載されています。またAX-Xほかにて2021年7月4日から9月19日にかけてテレビアニメが全12話で放送されました。

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』に登場する用語・調律者とは、世界の危機を防ぐべく存在する人物で、原作小説では名探偵や吸血鬼、暗殺者、怪盗、巫女などが登場しています。そのキャラクターの名前はシエスタ、スカーレット、加瀬 風靡、スカーレット、ミア・ウィットロック、リローデッド、フリッツ・スチュワート、スティーブン・ブルーフィールドです。

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』に登場する用語・SPES(スペース)とは、宇宙から地球にやってきた植物の種「原初の種」から生まれた生物です。また原初の種とは、生存本能に従って地球に適応しようとしている存在であり、人造人間の生みの親でもあります。SPESにはカメレオンやケルベロスといった人造人間や、コウモリのような一部のみ人間といった半人造人間が所属していました。

それでは早速、原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじをネタバレしていきます。ここでは、原作小説の第4巻までのあらすじをネタバレしていくのでぜひ最後までご覧ください。

始めに原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』第1巻のあらすじをネタバレします。幼い頃よりさまざまな事件に巻き込まれる「巻き込まれ体質」の主人公・君塚君彦(きみづかきみひこ)は、いつものように誘拐事件に巻き込まれた挙句、飛行機に搭乗して謎のスーツケースを運ぶという依頼を強制されていました。すると道中の機内で「お客様の中に探偵はいませんか？」という謎のアナウンスが流れます。

そのアナウンスを聞いた君彦はまた何かに巻き込まれることを予感。その時、君彦の隣の座席に座っている少女が「はい、私は探偵です」と名乗り上げました。君彦はその少女に何かを感じたのか名前を伺いますが、返ってきたのは「君、私の助手にならない？」という一言でした。そして、名前の代わりに「シエスタ」というコードネームを聞かされます。こうして君彦はハイジャックを仕掛けたコウモリをシエスタと協力し倒すことに。

その後、ハイジャック事件がきっかけで君彦の探偵生活は始まりました。しかし、その生活はシエスタが死亡したことにより3年で終わってしまいます。シエスタ死亡後、君彦は探偵を辞めて学生として生活していました。無気力に生活していた君彦でしたが、同じ学校に通う少女・夏凪渚(なつなぎなぎさ)が君彦に「会ったことはないが会いたいと感じる人探し」という変わった依頼をします。

どうやら彼女は心臓移植手術を受けており、手術後から移植者が会いたがっていると感じるようになったようです。その依頼を渋々ながら受けた君彦は依頼を受けた日から渚と一緒に「人探し」をする日々を送るようになりました。そんなある日、渚が周囲の背景と同化する能力を持っているカメレオンという人物に誘拐されてしまいます。

こうして君彦たちは窮地に陥りますが、そのタイミングで渚が現れて「君、私の助手になってよ」とシエスタと似たセリフを吐きました。さらに「君の顔を見るのは1年ぶりだけど」とどこか懐かしんでいる様子。実は、渚の心臓移植手術で移植された心臓はシエスタのものでした。渚は窮地を脱するために心臓に力を貸して欲しいと頼み込んでシエスタの人格を引き出していたのです。

続いて原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』第2巻のあらすじをネタバレします。君彦、アリシア、シャーロット、斎川唯(さいかわゆい)は、突然誘拐され、テレビが置かれただけで何もない場所に監禁されていました。突然のことで混乱する君彦たちでしたが、突如テレビ画面が切り替わり、そこに映し出されたシエスタの姿を確認します。そこに映し出されたシエスタによれば生前からそのビデオを用意していたとのことでした。

そして、シエスタを殺害した犯人がカメレオンではないことと、君彦が重要な事柄を忘れていることを告げたことによって、君彦が何者かに記憶を改竄されて記憶喪失になっていることが明らかになります。その後、君彦とシエスタが活動していた3年間の記憶が映し出されていきました。その記録では記憶喪失の少女・アリシアが登場しています。

シエスタとロンドンに移り住んだ君彦は、行く当てもなくダンボールで寝ていたアリシアを発見し、彼女に負傷しているシエスタの探偵代行を依頼していました。こうして、君彦とシエスタ、アリシアの3人は共同生活を送ることとなります。しかし、探偵代行を務めるアリシアと君彦、シエスタが平和な日々を送っていたタイミングで刑事・風靡が「死んだはずのジャック・ザ・リッパーが現れた」と告げたことにより事態が急変していきます。

タイミングが不自然だったために薄々何かを感じ始めていた君彦とシエスタ。そして遂にSPESの最高幹部であるヘルと殺人鬼であるジャック・ザ・リッパーが、アリシアと同一人物であったことが判明します。そこで、シエスタはアリシアの中からヘルを消滅させる方法を探っていましたが、その結果驚くべきこと結論に至りました。

それはシエスタが死ぬということだったのです。その結論に至ったシエスタは心臓をアリシアに侵入させることでヘルを抑え込むことを選択。しかし、その代わりにシエスタは瀕死の状態に陥ってしまいます。ところが彼女は最後の最後まで探偵であり続け、その後「死にたく、なかったな」と言って息を引き取りました。

続いて原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』第3巻のあらすじをネタバレします。第2巻のあらすじネタバレにて4人は過去の映像を見続けていましたが、そんな彼らの前にシエスタにそっくりな少女が姿を現します。そのシエスタは生体アンドロイドであり、シエスタが生前から4人が映像を見ることを予想して用意していたようです。

そして、アンドロイドのシエスタは調律者の1人であったことと調律者として開けられている「名探偵」の座に渚が指名されるであろうことを告げます。そこで、渚が名探偵として何をなすべきなのかを問うとシエスタは「生前のシエスタが犯した過去の間違い探し」をして欲しいと言いました。こうして渚と君彦は課題を解決するため、渚の中に眠っているSPESの最高幹部・ヘルを復活させることに。

そして、ヘルの復活後に彼の口からとある施設にて幼いシエスタと渚、そしてアリシアが一緒に過ごしていた過去が明かされました。さらに渚が大人たちに対抗する決意を固めていたことと、アリシアが裏切ること、そしてシエスタが裏切りに気付いていたこと、そして結局アリシアがSPESの種に適合できずに死亡してしまったことが判明します。

そこで渚の中に生まれたのがヘルという人格でした。ヘルは渚をSPESから守るという意志のもと行動を起こしていたようです。このようにして君彦は死者であるシエスタ、渚は過去、シャーロットは使命、斉川は両親が死亡した真実と向き合うこととなりました。どうやら死を察知した時からそれぞれの課題を残していたシエスタの思惑は無事成功したようです。

最後に原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』第4巻のあらすじをネタバレします。第3巻のあらすじネタバレにて課題に取り組むこととなった君彦と渚は、SPESの親玉であるシード討伐の手がかりを求めてロンドンへと向かうことにしていました。また、アンドロイドのシエスタがロンドンのシエスタ宅にある情報が君彦にとって重要だと伝えたため、シエスタ宅の机の引き出しを開錠するためのカギを手に飛行機に乗り込みます。

さらに搭乗前に調律者・暗殺者である風靡にシエスタを復活させるために必要な情報を調律者・巫女であるミア・ウィットロックが握っていると伝えたため、シエスタ宅を訪れることと、巫女探しを目的に旅立つこととなりました。こうして君彦たちは飛行機に搭乗しますが、道中で4年前に君彦が聞いた「お客様の中に探偵はいませんか？」というアナウンスが流れてきます。放送していたのは巫女からの使いであるオリビアでした。

その後、君彦たちはオリビアから巫女探しのヒントを得たことで、巫女の元に向かうこととなります。ロンドン到着後、早速巫女の元へと向かっていた君彦たちでしたが、巫女に会うためには怪物・メデューサを倒さなければなりませんでした。そこで君彦たちはメデューサと交戦し、無事メデューサを倒すことに成功。こうして君彦たちは巫女ミア・ウィットロックと会い、彼女から「シエスタが生き返る可能性は存在する」と聞かされたのでした。

その後ミアから告げられたシエスタ復活の希望を胸に、意気揚々とシエスタ宅へと赴いた君彦は、そこでシエスタからの手紙を発見します。その手紙には、「バカか、君は」「探偵の使命を継いだ私の遺志はまた、次の戦う者へと受け継がれる」などと書かれていました。一方、手紙を読んだ君彦は「早く起きてこい」と呟き、その手紙のヒントを元にSPESが昔使用していたアジト・島に向かうことにします。

そして、アジトに到着した君彦たちはシードの弱点に関するヒントとして「太陽光に弱い可能性」を得ることができました。その後、君彦と渚はミアから「24時間以内にシードが日本に襲来する」という予言を聞かされたため、急いで日本へと帰国することに。その頃、予言通り襲来したシードによって斉川が攫われますが、斉川と行動を共にしていたコウモリが寝返ってシードと交戦します。

コウモリは能力を使い耳をシードに巻き付けて拘束した上で自分もろとも爆破しますが、それでもシードは再生してしまいました。ところがコウモリの狙いは別にあり、その狙いというのがシードに太陽光を当てることでした。

その思惑が見事嵌り天井から太陽光をのぞかせてシードを燃やします。しかし、太陽光に晒されたシードはコウモリの体を乗っ取って生き延び、それによってコウモリが死亡してしまいます。さらに君彦とシャーロットが深手を負って斎川がシードに攫われてしまいました。そして、君彦が目を覚ました時、渚はシードとの奮闘の末に死亡し、探偵代理がいなくなってしまったのでした。

ここまで原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の第4巻までのあらすじをネタバレしてきました。では、あらすじネタバレで登場したキャラクターは誰なのか？ここからは、あらすじネタバレに登場するキャラクターを一覧形式で紹介していきます。

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじネタバレに登場する1人目のキャラクターは、本作の主人公である君塚君彦(きみづかきみひこ)です。自他ともに認める"巻き込まれ体質"であるせいか,「理不尽だ」という口癖を頻繁に口にしています。

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじネタバレに登場する2人目のキャラクターは、名探偵を自称する白髪の少女・シエスタです。シエスタという名前はコードネームであり、それ以外本名や国籍、年齢など一切不明です。物語開始時点では故人ですが、君彦と出会った渚経由で度々登場しています。

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじネタバレに登場する3人目のキャラクターは、本作のヒロインであり長い黒髪をサイドにまとめた少女・夏凪渚(なつなぎなぎさ)です。「倍殺し」という少々過激な口癖がありますが、性格は強気なことに加えてドMという一面がありました。

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじネタバレに登場する4人目のキャラクターは、左目に眼帯をした少女・斎川唯(さいかわゆい)です。14歳の女子中学生とまだ年若いながらも現役アイドルとして活躍しており、頻繁にCMや雑誌に取り上げられるほどの有名人でした。

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじネタバレに登場する5人目のキャラクターは、日本人とアメリカ人のハーフであり金髪が特徴的な少女シャーロット・有坂・アンダーソンです。今ではシエスタのことを「マーム」と呼んで慕っていますが、元々はシエスタを殺害するために送られた刺客でした。

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじネタバレに登場する6人目のキャラクターは、北欧出身の34歳の半人造人間・コウモリです。半人造人間として100㎞先までの音を聞いたり、心音を聞き分けたりなど人間の聴力を凌駕する耳を持っています。

探偵はもう、死んでいる。のアニメがひどいと言われる理由の一つに「ストーリーがわかりにくい」というものがあります。どうやら、1話ごとに過去と現在が行ったり来たりするため、ストーリー構成と時系列が分かりにくいと言われているようです。やはりストーリー構成と時系列が分からないと、人間関係が理解しづらいのではないでしょうか？

探偵はもう、死んでいる。のアニメがひどいと言われる理由の一つに「都合が良い展開」というものがあります。どうやら、君塚が危機に陥るとタイミングよくシエスタが助け出したり、警官が協力していたりする展開に対して「そんなに上手くいくのか」と疑問視されているようです。

探偵はもう、死んでいる。のアニメの面白い魅力の一つに「女の子キャラがかわいい」というものがあります。どうやら多くの方に女性キャラクターが「かわいい」と好評のようで、中でもシエスタの人気が非常に高いようです。シエスタは白髪ボブという髪型をしているため、そういった特徴を持つキャラクターがこの好みの方にとってはかなり魅力的に映るかもしれません。

探偵はもう、死んでいる。のアニメの面白い魅力の一つに「推理しなくても良い探偵もの」というものがあります。本作は探偵ものでありながら視聴者が推理しなくても良いため、気楽に読み進めることができます。難しいことを考えずに安心して読みたい方におすすめです。

探偵はもう、死んでいる。のアニメの面白い魅力の一つに「現実では考えられないような設定」というものがあります。本作は主人公が名探偵の助手になって世界中を飛び回りつつ、敵と交戦するというサスペンス・ファンタジー作品です。現実ではありえないような展開となっているため、非現実的な体験をしているかのような気持ちにしてくれることでしょう。

探偵はもう、死んでいる。の謎がシエスタの存在です。ネタバレあらすじではシエスタが死んだ後、再び姿を現しているため死んでいるのか、あるいは生きているのか分かりづらいかもしれません。結論を言うと、シエスタは死んでいます。渚に移植されたシエスタの心臓に彼女の意識が残っている状態で、渚の中にあったヘルの意識や体を内側から乗っていました。

続いて探偵はもう、死んでいる。の謎がアリシアの正体です。2巻のあらすじネタバレにて登場したアリシアの正体について、簡単に言うと「多重人格」であり、アリシアが自分を守るために生み出したヘルの人格とSPESにいた頃の人格の2つがあります。

アニメ『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のキャラクターに関する感想や評価があがっています。こちらではかわいいキャラクターが好きな方に作品を読むことを勧められているようです。他にもシエスタがかわいいと評価されている意見が多く、特に料理ができるという点が高評価を得ています。また、話の展開がすごいとあらすじについても評価されているようなので当記事のネタバレあらすじは要チェックです。

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』第1巻のあらすじネタバレに関する感想や評価があがっています。こちらでは推理、会話、キャラクター、バトルシーン、泣けるといった要素が詰まっていることから高評価を得ているようです。第1巻のあらすじネタバレに関する魅力があがっているので、当記事で紹介した第1巻のあらすじネタバレに注目してみてください。

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の魅力に関する感想や評価があがっています。こちらでは推理しなくても良い推理ものということで高評価を得ているようです。

キャラクターの掛け合いやテンポがスラスラ読める作品ということで評価されており、他の感想でも人造人間が出てきた困惑したものの作画のクオリティが高いから安心して読めると評価されています。まだ読んでいない方はこれを機に原作小説のあらすじネタバレを読んでみてはいかがでしょうか？

原作小説『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』のあらすじをネタバレし、評価や登場キャラクターを紹介してきましたがいかがでしたか？

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』はライトノベルが原作の作品であるため、アニメが完結するかどうかは分かりませんが、謎に包まれているシエスタとアリスタがどうなっていくのかに注目してみるとより楽しめるかもしれません。現在はアニメも放送されているので、アニメをご覧になる際は原作小説のあらすじネタバレを参考にしてみてください。