【進撃の巨人】イェレナの声優・斎賀みつきを調査！代表作やこれまでに演じたキャラは？

イェレナは、「マーレ編」から登場する短髪に高身長が特徴の女性キャラクターです。パラディ島と対立する壁の外にある大国・マーレの兵士です。自国を滅ぼされ無理やり徴兵されたことでマーレに対して恨みを持っており、反マーレ義勇兵としてエレン達に加担します。

非常に賢く謎めいた雰囲気を持ち、目的のためなら手段を選ばない非道な性格です。アニメの声優は、代表作に「ブラッククローバー」ヘンリー・レゴランド役や「薔薇王の葬列」リチャード役などがある斎賀みつきです。

「進撃の巨人」は、講談社の「別冊少年マガジン」で創刊号の2009年10月号から2021年5月号にかけて連載されていたダークファンタジー漫画です。作者の諫山創は、代表作となった「進撃の巨人」で第35回講談社漫画賞少年部門、2021年第3回野間出版文化賞を獲得しています。全34巻あるコミックスは、累計発行部数1億を記録しています。

WIT STUDIOがアニメーション制作を手がけたテレビアニメは第1期が2013年4月7日から9月29日、第2期が2017年4月1日から6月17日、第3期の第1部が2018年7月23日から10月15日、第2部が2019年4月28日から7月1日にかけて放送されました。制作会社がMAPPAに代わり、第4期の第1部が2020年12月7日から2021年3月29日、第2部の放送が2022年1月9日よりスタートしました。

人間を捕食する巨人の存在により、人類は巨大な壁を築きその内側で生活を送っていました。一番外側の壁ウォール・マリア南端のシガンシナ区で生まれ育った主人公のエレン・イェーガーは、外の世界に憧れを抱いていました。845年、エレンが10歳の時に超大型巨人が出現し、シガンシナ区が破壊され、巨人が襲撃してきます。母カルラを目の前で殺されたエレンは、調査兵団に入って巨人を駆逐することを決意します。

イェレナは、マーレ軍の女性兵士です。金髪のショートヘアーで、瞳のハイライトは小さめに描かれています。身長は不明ですが、公開されているキャラクターと比較するに180cm前後ではないかと推測されています。初登場時はヒゲをつけて変装していたため、男性だと思われていました。

祖国を滅ぼされたことでマーレに対して恨みを持っており、反マーレ義勇兵としてパラディ島の人々に力を貸します。ジークを神のごとく崇拝しており、彼の目的達成のため陰で暗躍していました。腹の底が見えづらいミステリアスな人物であり、目的のためなら仲間も平気で殺害する冷酷非道な性格でした。計画が失敗に終わった後も、利用した人間に賛同を求めるなど執念深い面もあります。

アニメ「進撃の巨人」イェレナ役を演じた声優は、斎賀みつきです。斎賀みつきは、埼玉県出身1973年6月12日生まれ、声優事務所・賢プロダクションに所属しています。身長168cm、「斎賀ちゃん」などの愛称で呼ばれています。主に、少年役から青年役を多くこなしています。

小学生の頃に雑誌の付録としてついていたアニメの台本を見たことがきっかけで、声優を目指すようになります。代表作の一つであるロボットアニメ「ゾイド -ZOIDS-」レイヴン役などで注目を集めます。1998年から活動しており、第2回声優アワードサブキャラクター女優賞、第4回声優アワード海外ファン賞などの受賞歴があります。

斎賀みつきの代表作や演じたキャラに、「薔薇王の葬列」リチャード役、「不滅のあなたへ」ハヤセ役、「ブラッククローバー」ヘンリー・レゴランド役、「爆釣バーハンター」鮫島キバ役、「ノルン+ノネット」二条朔也役、「プリパラ」紫京院ひびき役、「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」アカツキ・アキラ役、「イナズマイレブンGO」神童拓人役、「海月姫」鯉淵蔵之介役、「隠の王」宵風役などがあります。

当初、イェレナはマーレに祖国を滅ぼされ、無理やり徴兵されたと説明していました。反マーレ義勇兵になったのも、マーレに復讐を果たすためと思われてきました。しかし、これらは全て偽りであり、正体はごく普通のマーレの兵士でした。

マーレに幻滅していた彼女は、ジークのエルディア人安楽死計画を知ります。計画が成功すれば、世界を救った英雄になれると考え、正体を偽り反マーレ義勇兵となりました。ジークのために陰で暗躍し、仲間内にも安楽死計画のことは内密にしていました。

安楽死計画には、始祖の巨人を持つエレンと、王族の血を引くジークの接触が必要不可欠でした。始祖の巨人の力を使うべく、エレンと巨大樹の森に捕えられているジークを会わせようとします。

イェレナの本当の目的は、マーレに反旗を翻すことではなく、ジークのエルディア人安楽死計画を手助けし、世界を救った偉大な英雄となることでした。マーレで差別を受け続けてきたジークは、この世に生まれなければエルディア人はこんなに苦しむ必要はなかったと考えるようになります。さらに、恩人であるクサヴァーも同じ思想を持っていました。

ジークは亡くなったクサヴァーのためにも、安楽死計画を成功させようと心に誓います。計画達成のためには、巨大樹の森に捕らえられているジークを、始祖の巨人を持つエレンと会わせる必要がありました。接触させることで始祖の巨人の能力を発動させ、エルディア人の生殖機能を奪ってもらおうと考えていたのでした。イェレナがジークの安楽死計画を知った経緯は描かれていませんが、忠実な協力者として陰で暗躍します。

エルディア人を安楽死させ苦しみから救いたいジークとそれに賛同するイェレナ、地ならしを発動させエルディア人を救うことを目指すイェーガー派、地ならしや安楽死計画に否定的な考えを持つ調査兵団、マーレに恨みを持つ兵士で構成された反マーレ義勇兵。パラディ島にも様々な思想の派閥が生まれ、対立していきます。ジークは、巨大樹の森に調査兵団の監視付きで捕えられていました。

エルディア人安楽死計画遂行のためには、始祖の巨人の力を持つエレンと、王家の血を引くジークを接触させる必要がありました。イェレナは、ジークの脊髄液が入ったワインを上官たちにこっそり飲ませます。彼女の計画に協力したのは、レストランでコックとして働くマーレ兵士・ニコロでした。

事実を知った上官達は、いつジークの叫びで巨人化させられるかわからず、身動きが取れなくなります。さらに、巨大樹の森でジークを監視する調査兵団たちも、ワインを口にしていました。ジークは叫びで調査兵団を巨人化させてリヴァイを襲わせ、逃亡をはかります。

マーレ国にエルディア人として生まれ、小さい頃から差別や迫害を受けてきたジークは、この世に生まれなければ苦しむこともなかったと考えるようになります。恩人であるクサヴァーは、エルディア人であることを隠してマーレ人の女性と結婚し、子供も1人いました。しかし、エルディア人であることがバレてしまい、妻は子供と無理心中をはかります。

辛い過去を背負っていたクサヴァーも、はじめから生まれてこなければよかったと考えていました。クサヴァーの思いを知ったジークは、エルディア人安楽死計画を遂行することにします。計画には、始祖の巨人の力を持つエレンの存在が必要不可欠でした。当初、エレンはジークの計画に賛同するふりをします。しかし、実際は安楽死計画には反対で、真の目的は地ならを発動することでした。

地ならしとは、始祖の巨人の力を使ってパラディ島を取り囲む壁の中にいる超大型巨人を進行させることを指します。大地を踏み鳴らすように進行するため、パラディ島以外の国を全て滅ぼすことができます。発動には、王家の血を引くジークと接触する必要がありました。エレンは、ジークを欺き、地ならしを発動させることに成功します。ミカサやアルミンたちは、飛行船に乗ってエレンを止めるため奮闘します。

しかし、飛行船の中に、イェレナの姿は見当たりませんでした。「進撃の巨人」は、物語上で役目を終えたキャラクターは退場させられることで知られています。このことから、イェレナの死亡説が浮上しました。しかし、「進撃の巨人」137話でヒィズル国のキヨミと一緒にボートに乗っている姿があり、生きていたことが発覚しました。イェレナは、感情が読み取れない表情で毛布にくるまっています。

崇拝していたジークを亡くし、世界を救う英雄になるという夢も破れた彼女が、それからどのように生きていくのか、注目するファンも多くいました。しかし、「進撃の巨人」作中に登場したのは、これが最後でした。

イェレナの初登場は、マーレ強襲の時でした。反マーレ義勇兵として、調査兵団に力を貸します。顎の巨人のポルコ・ガリアードと、車力の巨人のピーク・フィンガーを落とし穴に誘導しています。初登場時、ヒゲをつけ変装して登場したことで、当初は男性と思われていました。さらに、金髪に短い髪、中性的な容姿という共通点があることから、アルミンと似ているとも言われていました。

イェレナは、何を考えているかわからないミステリアスなキャラクターです。しかし、目的のためなら仲間を殺害することも躊躇わない恐ろしい人物でもあります。そんなイェレナには、顔芸と呼ばれネタにされる人気の表情があります。それは、安楽死計画を遂行のため本格的に動き出した時のことです。巨大樹の森に捕われていたジークは、叫びにより調査兵団を巨人化させリヴァイを襲わせます。

この隙に逃げ出し、エレンとの接触をはかろうとしました。エレンの本心が読めない中、アルミンはイェレナたちの目を気にして安楽死計画に賛同するふりをすることにします。そんなアルミンを、イェレナは恐ろしい表情で睨みつけていました。この顔芸は、原作漫画「進撃の巨人」では118話、テレビアニメ「進撃の巨人」だと第4期第2部の第77話「騙し討ち」で見ることができます。

イェレナは、背が高く初登場時付け髭をつけていたため、男性だと思われていました。アニメ「進撃の巨人」イェレナ役の声優は、代表作に「07-GHOST」テイト＝クライン役、「海月姫」鯉淵蔵之介役など男性役が多い斎賀みつきでした。アニメ「進撃の巨人」のイェレナの配役が完璧だったという感想もありました。

イェレナは、ジークのエルディア人安楽死計画に協力して、自ら英雄として歴史に名を残すことを目的としていました。目的のためなら平気で仲間を殺害し、ジークに忠実に従ってきました。しかし、エレンの裏切りにより、安楽死計画は失敗に終わります。イェレナに同情する感想もあります。

イェレナは、ヒィズル国のキヨミと一緒にボートに乗っているシーンを最後に登場していません。この時、無気力とも取れる力のない表情を浮かべています。生き延びたイェレナがその後どうなったのか詳細が描かれていません。イェレナが最後どうなったのか気になるという感想もありました。

イェレナは、身長が高く短髪で中性的な容姿を持つ女性キャラクターです。アニメ「進撃の巨人」イェレナ役の声優は、代表作に「ノルン+ノネット」二条朔也役、「ドリフターズ」那須与一役などがある女性声優の斎賀みつきです。斎賀みつきは、声が低く少年役から青年役を演じることが多い声優です。中性的な雰囲気が好きだから、演じた声優が良かっただったという感想もありました。

「進撃の巨人」イェレナの目的や正体、アニメの声優・斎賀みつきのプロフィールや斎賀みつきの代表作・演じたキャラなどを紹介してきました。代表作・演じたキャラは、中性的なキャラクターや少年役、青年役まで幅広くあります。