【ワンピース】スーロン化したイヌアラシが強すぎる？必殺技やジャック戦を考察

ネット上ではスーロン化したイヌアラシの強さに注目されているようです。イヌアラシはゾウ編(80巻-82巻)にて初登場した後、ワノ国を支配しているカイドウとの決戦でスーロン化しています。そして、スーロン化したイヌアラシと戦ったのが「早害のジャック」という異名で呼ばれるジャックでした。ここからは、イヌアラシの強さと必殺技を考察しつつ、ジャックとの戦闘シーンを紹介していきます。

それではまず『ワンピース』の作品情報からご覧ください。ワンピースとは、週刊少年ジャンプにて1997年から2022年現在までの間に101巻が刊行されている海賊冒険漫画です。海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィウを主人公にした物語が描かれており、長年ジャンプの看板作品となっていた『NARUTO -ナルト-』と同様に海外での人気が高く、全世界累計発行部数は2021年7月時点で4億9000万部を突破しています。

今回ご紹介するイヌアラシはゾウ編(80巻-82巻)で登場していました。ドレスローザ編の次がゾウ編となっており、ドレスローザを出発したルフィがサンジやナミたちが向かった「ゾウ」にて、現地合流した時から物語が始まっています。ゾウとは1000年も生きている巨大な像を意味しており、その背中の上にはイヌアラシやネコマムシなどの「ミンク族」が住んでいました。

• 名前：イヌアラシ
• 立場：モコモ公国の「昼の王」
• 出身地：モコモ公国
• 誕生日：10月11日(40歳)
• 血液型：X型
• 星座：てんびん座
• 身長：511cm
• 好きな食べ物：骨、手羽先
• 嫌いな食べ物：月見そば
• イメージ動物：犬(ゴールデン・レトリバー)

ゾウ編にて登場したイヌアラシは、ワンダやキャロットよりも一回り大きな体格と顔の左側にある傷跡、そしてサングラスを付けているのが特徴的な人物です。また、戦闘時にはマントを羽織り、兜を被るなど騎士風の姿となります。普段は温和な性格をしており、ネコマムシとは対照的に話し合いで解決することを優先しています。

イヌアラシは光月おでんに仕えていた規格外の強さを誇る侍「赤鞘九人男(あかざやくにんおとこ)」の1人です。赤鞘九人男には9人の侍が在籍しており、イヌアラシ以外にネコマムシ、錦えもん、カン十郎、狂死郎、傳ジロー、菊の丞(お菊)、雷ぞう、アシュラ童子、河松、丑三つ小僧がいます。現在はワノ国にて開国を企てた悪人として扱われていたため、イヌアラシとネコマムシはゾウで錦えもんたちが再び現れるのを待ち続けていました。

イヌアラシは赤鞘九人男としてネコマムシ、錦えもん、カン十郎、狂死郎、傳ジロー、菊の丞(お菊)、雷ぞう、アシュラ童子、河松、丑三つ小僧の8人と並び立つことから、かなりの強さ誇る人物であることが分かります。さらにイヌアラシはミンク族特有の能力「スーロン化」によってさらなる力を得ることができるようですが、果たしてスーロン化したイヌアラシはどの程度の強さなのでしょうか？そこで、ここからはイヌアラシの強さに着目します。

イヌアラシの強さを窺い知れる戦闘シーンとして、モコモ公国を襲撃してきたジャックとの戦いが挙げられます。ジャックとは、「早害のジャック」という異名を持つ百獣海賊団大看板マンモス号の船長です。10億ベリーの懸賞金がかけられている人物であり、"ゾウゾウの実"モデル古代種マンモスによってマンモスになることができます。

そして、雷ぞうという人物がモコモ公国にいるという情報を元にモコモ公国を襲撃してきたジャックは到着早々に国を荒らし回っていたため、それを対処するためにジャックの前に立ち塞がったのが「昼の王」であるイヌアラシでした。

イヌアラシは国を荒らし回るジャックを話し合いで対処しようとしていましたが、ジャックは聞く耳を持たず突如として攻撃を仕掛けます。ところが、イヌアラシはジャックの攻撃を片手で受け止めました。さらにその後、刀を持ってジャックへと攻撃を仕掛けるのですが、刀を持った瞬間、触れた相手に電流を流す技「エレクトロ」によってバリバリッという音を放っていました。

次に紹介するイヌアラシの強さを窺い知れる戦闘シーンは、イヌアラシVSアシュラ童子戦です。アシュラ童子とは、ワノ国の九里が無法地帯であった時代に「怪物」や「鬼」、「アシュラ童子」として名を馳せていた人物であり、悪党たちの中で最も危険とされていました。

そして、ワノ国の中でも指折りの実力者です。その強さはジャックとも互角に切り結ぶほどで、さらにカイドウとの交戦経験もあったため、それ以来アシュラ童子はカイドウから部下に加えたがられています。イヌアラシは、そんなアシュラ童子と互角の勝負を繰り広げていました。

イヌアラシはミンク族なだけあってスーロン化することができます。ではイヌアラシがスーロン化した際はどの程度の強さを誇るのでしょうか？またスーロン化とはどのような能力なのかも気になります。そこで、始めにスーロン化とはどのようなものかを、スーロン化して戦ったキャロットの戦闘シーンを元に考察し、最後にスーロン化したイヌアラシの戦闘シーンを見ていきます。

まずミンク族のスーロン化が初めて披露されたのが88巻888話です。キャロットがビック・マム海賊団のシャーロット家3男ダイフクとの戦闘でスーロン化して月の獅子となりました。キャロットのスーロン化には制限・発動条件があり、その制限・発動条件というのが満月の夜のみスーロン化できるということです。さらにスーロン化はキャロット曰く「スーロンを制御できないと、一晩で戦い疲れて死んでしまう」とのこと。

実際にスーロン化したキャロットは短髪から長髪になり、オレンジの目が赤い目に変化していました。さらに全身から電流が流れている状態となり、ダイフクの艦隊に乗り込んだ後次々と舵輪を破壊しています。やはり諸刃の剣なだけあってスーロン化すれば相当な強さを手に入れることができるようです。

スーロン化することによって得られる力について具体的に言うと、身体能力と俊敏性の向上と考えられます。相当な強さを披露したキャロットですが、彼女は大勢のミンク族の1人でしかありません。イヌアラシはミンク族の「昼の王」として頂点に立つ存在であるため、キャロット以上にスーロン化を使いこなせることは間違いありません。そして実際にイヌアラシがスーロン化したのは、鬼ヶ島への討ち入りにて描かれたカイドウとの決戦です。

イヌアラシとネコマムシはスーロン化してジャックと対峙していました。その結果見事ジャックを破りますが、その後対峙したカイドウに敗れたことで宝物殿に逃れることに。再びジャックと対峙したイヌアラシはジャックやその部下を相手に善戦したものの、徐々に追い込まれてしまったため、再びスーロン化して戦うこととなりました。その後、イヌアラシは必殺技「犬大門風」を繰り出して因縁の相手ジャックを撃破します。

イヌアラシはその名の通りイヌ科のミンク族です。そのため、イヌアラシは種族本来の能力を持っている可能性があります。その犬の能力としては、鋭敏な嗅覚、顎の力、俊敏な足、優秀な頭脳などが挙げられるため興味のある方は種族本来の強さにも注目してみてください。

スーロン化したイヌアラシが強すぎる、ということでイヌアラシの強さやジャック戦を考察してきました。では、ここからはイヌアラシの必殺技を見ていきましょう。また、義足をしている理由も考察しているので併せてご覧ください。

戦闘民族のミンク族であり、ミンク族の頂点に立つ「昼の王」のイヌアラシは腰に差したサーベルを使って戦います。そんなイヌアラシの必殺技は2つあり、1つ目がおでん一刀流からなせる突き技「犬斬威矢(インスパイヤー)」、2つ目が義足の剣で鋭い蹴りを放つ技「犬大門風(いぬおどし)」です。

先にイヌアラシはモコモ公国を襲撃してきたジャックと交戦したとお伝えしましたが、その戦いでのイヌアラシはネコマムシと昼夜を交代しながら5日間に渡って戦闘を繰り広げていました。戦況はイヌアラシ側が優勢でしたが、次々と増援が押し寄せたことが原因でジャック本人を仕留めきれず、さらにジャックが持ち込んできたKOROという毒ガス兵器が決定打となり敗北してしまいます。

その後、イヌアラシとネコマムシは磔にされ、雷ぞうの居場所を吐くまで拷問を受けることとなりました。しかし、二人は拷問を受けても居場所を明かさなかったため、それぞれネコマムシは左腕を、イヌアラシは左足を切断されてしまいます。

その後、情報を引き出せないと判断したジャックは引き上げますが、毒ガスの影響によりミンク族が全滅の危機に陥ってしまいます。そんな状況でモコモ公国にやってきたのが、サンジやナミ、チョッパー、ブルックです。そして、イヌアラシとネコマムシはチョッパーたちに治療を受けたことで一命を取り留めたものの、イヌアラシは義足生活を余儀なくされました。

イヌアラシとネコマムシは初登場時から目が合えば殺し合いを始めるほど険悪な雰囲気を放っていました。しかし、元々二人の仲はそこまで悪くありませんでした。むしろ大親友と呼べる仲だったのですが、ある日を境に二人の仲は急激に冷めてしまいます。そこで、ここからはイヌアラシの過去やネコマムシとの関係を具体的に紹介していきます。

イヌアラシが光月おでんに仕えていた規格外の強さを誇る侍「赤鞘九人男」の1人となったのは、同盟を結んでいた「光月家」に会うため、幼少期にモコモ公国を飛び出してワノ国を訪れた時期でした。しかし、子供だったイヌアラシは航海術を持っていなかったため、奇跡的に辿り着いたもののモコモ公国を飛び出してすぐに遭難し、さらに到着早々にミンク族を知らない九里のチンピラと偶々居合わせた河松に捕らえられてしまいます。

その後、磔にされていたイヌアラシとネコマムシの前に偶然にも近くを通りがかったおでんが現れた結果、おでんが「知らぬは無知」とチンピラを叱責し、二人はおでんに保護されることとなりました。それがきっかけとなり、どこも行き先が無かったイヌアラシとネコマムシはそのままおでんの家臣となります。

以来、イヌアラシとネコマムシは立派な家臣として成長していきますが、ワノ国に四皇カイドウと黒炭オロチが現れたことが原因で危機的状況に陥ってしまいます。カイドウとオロチがワノ国を支配し始めたからです。そこで、カイドウとオロチの支配を終わらせるため、イヌアラシとネコマムシはおでんと共に反逆の戦いを起こすのでした。ところが、善戦むなしく先回りしていたカイドウたちに敗北。

こうしてイヌアラシを含む赤鞘九人男はおでんと共に釜茹での刑に処されることが決定。その処刑によってイヌアラシたちは死亡してしまうかと思いきや、おでんが釜の中で茹でられながらも蓋の上に赤鞘九人男を乗せて持ち上げていたため、赤鞘九人男は生き延びることとなりました。しかし、直接茹でられていたおでんは死亡してしまいます。そこで、残されたイヌアラシたちはおでんが最後に託した「ワノ国の開国」を実行することとなります。

モコモ公国の「昼の王」イヌアラシと「夜の王」ネコマムシは、航海術も持たずに二人でワノ国を目指すほど仲が良く、おでんに心酔して家臣となった時も二人同時に仕えていました。その後、おでんがワノ国を訪れた白ひげの船に許可なく乗船しますが、その時もイヌアラシとネコマムシは後を追って錦えもんたちを混乱させています。

それから時を経て、おでんは旅の途中で出会ったトキとの間にモモの助と日和という子供を授かるのですが、トキが体調を悪くしたため、トキとイヌアラシ、ネコマムシの三人は白ひげの船を降りてワノ国へと帰還することとなりました。その後、イヌアラシたちはおでんの帰還を待ちながら赤鞘九人男共々立派な家臣として成長していきます。

その後の経緯は先にお伝えした通り、イヌアラシを含めた赤鞘九人男とおでんがワノ国を支配しているカイドウとオロチに反逆。それからおでんが遺言として家臣たちに「ワノ国を開国せよ」と言い残し、その言葉を聞いた家臣たちはワノ国を開国するために必要な時間を稼ぐため、カイドウ配下の追っ手から逃亡を図ります。

そして、イヌアラシとネコマムシは逃亡中におでんを守れなかった悔しさから激しい口論になり、さらにカイドウ配下の追っ手により重傷を負わされてしまいました。結局、重傷を負いつつも何とか逃げ延びたイヌアラシとネコマムシでしたが、それ以降目が合えば殺し合いが続く険悪な仲になってしまいます。

アニメ『ワンピース』でイヌアラシを演じたアニメ声優は、東京都出身の声優・土師孝也(かとうたかや)です。土師孝也は1952年9月8日生まれ(69歳)の俳優・声優・演出家で、現在は芸能事務所「アプトプロ」に所属しています。

声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替えのジャンルを担当。デビュー作は1983年4月5日から1984年1月31日までの期間内で放送されたロボットアニメ『銀河疾風サスライガー』で、1980年代から声優活動をスタートしています。デビュー以降は洋画吹き替えにてアラン・リックマンを多く担当しており、また声優養成所で講師を務めるなど後進の育成にも力を注いでいるようです。

• 1993年～：剣勇伝説YAIBA(柳生十兵衛三厳 役)
• 2005年～：戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士 The Animation(大谷刑部少輔吉継 役)
• 2006年～：シュヴァリエ 〜Le Chevalier D'Eon〜(フランシス・ダッシュウッド 役)
• 2010年～：閃光のナイトレイド(建川美次 役)
• 2012年～：NARUTO -ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝(角都 役)
• 2016年～：Dimension W(百合崎士堂 役)
• 2018年～：されど罪人は竜と踊る(モルディーン・オージェス・ギュネイ 役)
• 2018年～：宇宙戦艦ティラミス(ヴェンチュリー・ルロワ 役)
• 2020年～：ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)(バーン 役)
• 2021年～：月とライカと吸血姫(スラヴァ・コローヴィン 役)

『ワンピース』に登場するスーロン化したイヌアラシの強さに関する感想があがっています。こちらではイヌアラシは気品と強さを兼ね備えた人物だと高評価を得ているようです。また、他の強さに関する感想ではイヌアラシとネコマムシがカイドウに認められていたことによって、ますます彼らの強さが際立っていると考えている方もいました。

『ワンピース』に登場するスーロン化したイヌアラシの強さに関する感想があがっています。こちらではイヌアラシとネコマムシがスーロン化した場合、どの程度の強さなのか気になってるのが窺えます。

イヌアラシとネコマムシがスーロン化した場合の強さを考察する際は、他にスーロン化した状態で戦うキャロットと比較すると良いかもしれません。スーロン化したキャロットはかなりの強さを誇るため、そのキャラと比較するといかにイヌアラシとネコマムシが強いかが分かることでしょう。

『ワンピース』に登場するスーロン化したイヌアラシの必殺技に関する感想があがっています。こちらではイヌアラシとネコマムシの必殺技が洒落ていると評価されているようです。イヌアラシの技名は「インスパイア」、ネコマムシの技名は「猫に小判」となっているので、興味のある方は技名だけでなく必殺技を披露するシーンにも注目してみてはいかがでしょうか？

『ワンピース』に登場するスーロン化したイヌアラシの強さについて、ネコマムシやジャックとの強さを比較しながら必殺技を紹介してきましたがいかがでしたか？

ゾウ編(80巻-82巻)にて初登場したイヌアラシは、秘められたミンク族の野生の力で身体も大きくなりパワーも増す「月の獅子(スーロン)」を解き放つことが可能です。さらにイヌアラシはスーロン化せずとも片手でジャックの攻撃を防御したり、アシュラ童子と互角の勝負を繰り広げたりとかなりの強さを誇ります。

その強さに加えて、イヌアラシは光月おでんに仕えていた規格外の強さを誇る侍「赤鞘九人男」の1人でもあるのですが、もしスーロン化した場合はそのメンバーであるネコマムシ、錦えもん、カン十郎、狂死郎、傳ジロー、菊の丞(お菊)、雷ぞう、アシュラ童子、河松、丑三つ小僧といった8人の中でもトップクラスの強さを誇ると言えるのではないでしょうか？今後もスーロン化したイヌアラシと通常時のイヌアラシの活躍に期待しておきましょう。