【ドンケツ】漫画のあらすじと最終回をネタバレ!ロケマサの最後はどうなった?

漫画「ドンケツ」は、破天荒な主人公・ロケマサが、北九州を舞台に暴れ回る任侠漫画で、凄みのある九州弁やリアリティある展開が人気を集めています。本文では、最終回結末でのロケマサ達のその後が注目される「ドンケツ」の漫画第一部のあらすじネタバレや、最終回結末のあらすじネタバレ、漫画「ドンケツ」のみどころや登場人物、漫画「ドンケツ」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

【ドンケツ】漫画のあらすじと最終回をネタバレ!ロケマサの最後はどうなった?のイメージ

目次

  1. ドンケツとは?
  2. ドンケツの漫画あらすじと最終回ネタバレ!ロケマサの最後は?
  3. ドンケツの見どころ
  4. ドンケツの最強キャラの強さランキングTOP3
  5. ドンケツの名言や名セリフ集
  6. ドンケツの登場人物一覧
  7. ドンケツに関する感想や評価
  8. ドンケツのネタバレまとめ

ドンケツとは?

漫画「ドンケツ」の紹介・イメージ画像

漫画「ドンケツ」は、福岡県北九州市を舞台に、ならず者のヤクザ・ロケマサが、持ち前の剛腕とスタミナを武器に、組織の内部抗争に立ち向かう任侠作品です。以下では、破天荒過ぎる主人公・ロケマサの活躍が目を引く「ドンケツ」から、漫画・第一部のあらすじネタバレや、最終回結末のあらすじネタバレ、「ドンケツ」の見どころや、登場人物一覧、「ドンケツ」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

ドンケツの概要

たーし先生の人気漫画「ドンケツ」は、2011年から少年画報社刊行の「ヤングキング」にて連載されているシリーズで、2019年からは、続編「ドンケツ 第2章」が連載されています。2013年からは登場人物たちの知られざる過去をクローズアップした「ドンケツ外伝」や、染春先生によるスピンオフ「ビリケツ」が発表されました。

ドンケツの作者

「ドンケツ」の作者のイメージ画像

漫画「ドンケツ」の作者・たーし先生は、福岡県北九州市出身の漫画家で、1998年に「KUZU」で、ちばてつや賞・準大賞に選ばれ、2002年に「アーサーGARAGE」でデビューを果たしました。原稿執筆には、アシスタントを雇わず、たーし先生の家族がスタッフとして原稿を書き上げています。たーし先生は手書きで原稿を書く一方、背景担当のたーし先生の妻は、パソコンを用いて原稿を仕上げています。

ドンケツの漫画あらすじと最終回ネタバレ!ロケマサの最後は?

「ドンケツ」の漫画あらすじと最終回結末のネタバレ・イメージ画像

2011年からシリーズが開始された漫画「ドンケツ」は、自慢の剛腕で裏社会を生き抜いてきた破天荒な主人公・ロケマサの活躍はもちろん、組織を守るべく立ち上がった組員たちの壮絶な戦いや、リアリティあふれる展開が人気を集めています。以下では、「ドンケツ」の漫画・第一章のあらすじネタバレと、ロケマサ達の壮絶な最後と結末が描かれた、「ドンケツ」の最終回結末のあらすじネタバレを紹介します。

ドンケツのあらすじネタバレ

福岡県北九州市小倉を拠点に、己の体1つで数々の武勇伝を生み出してきた沢田政寿は、20年前に敵対する組の事務所へロケットランチャーを放ったことから、ロケットランチャーのマサトシ、略して「ロケマサ」と呼ばれ、組織内外から恐れられていました。桁外れの強さを秘めたロケマサに、敵の組織は手出しがでず、彼が所属する月輪会の幹部たちも、ロケマサの無茶苦茶ぶりに手を焼いていました。

そんなロケマサの元へ、彼の舎弟を志願する内村タツオや、出所したチャカシンが合流し、ロケマサが所属する孤月組は賑やかさを見せる一方、十五夜組の小田切・麻生が不審な動きを見せ始めます。そして、ロケマサの友人が起こした事件をきっかけに、ロケマサとチャカシンは上層部から十五夜組の調査を命じられ、小田切・麻生と月暈組組長・野江谷のいかがわしい関係性を突き止めます。

孤月組と月暈組の抗争・イメージ画像

野江谷は、麻生を月輪会の執行部に据えることで、月輪会の乗っ取りと自身の会長就任を目論んでおり、ロケマサたち孤月組と、野江谷の月暈組による内部抗争が勃発します。戦いには暗殺部隊も繰り出され、大混乱に陥るも、月輪会の組長・宮本の仲裁により場が収められます。しかし、孤月組とのいさかいによって月暈組のメンツをつぶされた野江谷は、ロケマサ達の孤月組への恨みを募らせ、復讐を決意します。

一方、孤月組は、小田切・麻生に因縁を持つ桃こと相場桃次郎を仲間に迎え、ロケマサは東京の強者・速水との戦うべく、一時、北九州を離れます。東京について早速、速水との喧嘩に臨むも、速水との再戦を控えるゲンコも登場し、ロケマサは関東・関西最強の男を倒し、名実共に最強の男に君臨します。

その後、地元に戻ったロケマサは、時定卓也・水川レオを子分に引き入れ、ロケマサ組を結成した直後、月輪会では不穏な空気が漂い始めます。そして、野江谷たちの策略により、月輪会は警察に目を付けられ、宮本会長が逮捕される事態が発生します。トップの逮捕を受け、月輪会は内部崩壊を始め、野江谷率いる月暈組も組織を脱退し、月輪会の壊滅に向けた動きを本格化させます。

味方の裏切りを知った月輪会では、野江谷・小田切・麻生を潰すべく、ロケマサの孤月組は、朔月・華月組と共に月輪会を脱退し連合を組み、月暈組との抗争に突入します。騒ぎを聞きつけて天豪会のゲンコも孤月組の客分として参戦するも、抗争は激化の一途を辿ります。両陣営共に多数の死傷者を出し、警察にも目を付けられながらも、ロケマサ達は戦いの手を緩めることなく、野江谷陣営を追い詰めます。

しかし、警察の介入がロケマサ陣営に及び、逮捕されたロケマサ・チャカシンは、1年間の刑務所生活を余儀なくされます。また、月輪会の内部抗争を受け、全国規模でヤクザに対する警察の見回りの強化や、法律の厳罰化が行われ、孤月組の連合団体は勢いを失います。そんな中、刑期を終えたロケマサとチャカシンが出所し、孤月組の戦力を回復させたロケマサ達は、野江谷陣営へのリベンジに乗り出します。

ドンケツの最終回結末ネタバレ

ロケマサ達の逮捕から1年後、月輪会の主導権は、小田切・麻生の腹心である杉田丈二・ドムに握られました。月輪会では、誰も彼らの悪事を止められず、警察の警戒が強まる中、孤月組が杉田・ドムのアジトを掴むことに成功します。そして、孤月組へ情報提供した速水とゲンコが客分として加わり、アジトの壊滅を目指します。ドムはチャカシンの手で殺害され、杉田は命を助ける代わりに、小田切・麻生を売ることを要求されます。

そして、杉田を通じて小田切・麻生をおびき出すとすぐさま拉致し、2人に復讐を目論む桃の手で成敗され、杉田は、どこかへ逃げていきます。2人の死により、月暈組は弱体化を見せ始めるも野江谷は戦う手を緩めようとしない中、宮本会長の釈放が許可されました。再び月輪会をまとめ始めた宮本は抗争を終わらせるべく、野江谷に対して、月輪会からの脱退と、二度と姿を見せないことを突きつけます。

野江谷は意地でも月輪会の壊滅を目指すも、部下に見捨てられ、孤立無援となりながらも悪あがきに出て、最後は己の極道を貫くべく、自ら命を絶ちました。抗争の終結後、会長代理の安部山は、事態を収束できなかった責任を取って一平卒からやり直すことを決意し、ロケマサ組でも、桃の旅立ちを巡ってロケマサと対立していました。

最終的には、ロケマサの根負けにより桃の旅が認められ、いつか組に戻ることを約束し、旅立っていきました。月輪会の抗争を受けて新しい法律が制定され、世の中は、ヤクザが生きにくい時代へ変遷する中、ロケマサは、変わらず喧嘩に明け暮れる日々を送っていました。

ドンケツの見どころ

漫画「ドンケツ」の見どころ・イメージ画像

最終回結末で描かれた舎弟・桃との別れのシーンや、結末ラストまでロケマサの破天荒ぶりが存分に描かれた「ドンケツ」には、主人公・ロケマサこと沢田政寿以外の魅力にも富んでおり、様々な手法で読者を楽しませています。以下では、漫画「ドンケツ」の見どころについて、タイトル・ドンケツの意味や、主人公キャラの強さ・成長、凄みのある九州弁、単行本表紙を彩る組員たちの刺青を、ネタバレを交えながら紹介します。

見どころ①「どんけつ」の意味

漫画のタイトルでもある「ドンケツ」には、最下位つまり組内で下っ端であることを意味し、劇中では、金も権力もない平組員・ロケマサこと沢田政寿を指した言葉です。ロケマサの組内でのポジションは、五代目月輪会直参・二代目孤月組の組員で、30年近く孤月組に所属していながらいまだ平組員です。

ロケマサが組内で出世できない理由は、月輪会の会長や幹部ですら手を焼くほどの無茶苦茶ぶりや、相手を選ば喧嘩をふっかけるなど組内外での素行の悪さが原因と推測される一方、ロケマサ自身が出世に興味がないとも見られます。また、ロケマサは素行こそ悪いものの、人を惹きつける不思議な魅力にも富んでおり、月輪会の内部抗争時には、彼を慕う組員と共にロケマサ組(仮)を結成しています。

見どころ②ロケマサの強さ

「ドンケツ」と言えば、ロケマサの規格外の強さが最大の見どころで、相手からの報復を恐れず、大胆にやってのけてしまうロケマサの行動力は、爽快感があります。年を重ねるごとにパワーを増す剛腕やアスリートに匹敵するスタミナを武器に喧嘩に明け暮れ、時には敵対組織の事務所へロケットランチャーを放つなど、常人離れした破天荒ぶりを発揮しています。

ロケマサの強さは、味方に引き入れれば頼もしい戦力となりうる一方、揉め事を聞きつけては、それに乗じてお金を巻き上げるなど悪い面でも発揮され、組内外から色んな意味で恐れられています。一方で、人を大切に想う優しさも兼ね備えており、自分が大切に想う人々が窮地に陥った時には、損得勘定抜きで助けに入っていくなど男気をみせています。

見どころ③タツオの成長

鍛錬にいそしむタツオ・イメージ画像

ロケマサの舎弟・内村タツオは、漫画「ドンケツ」のもう1人の主人公と呼べる存在であり、気弱なチンピラから、ロケマサの背中を見て精神的な強さを身に着けたタツオの成長も、作品の見どころです。登場初期は、ロケマサの舎弟らしからぬ、ヤクザも呆れるような軟弱な人物でしたが、肉体的・精神的な強さを兼ね備えたロケマサから人生について学んでいきます。

見どころ④九州弁

福岡北九州市を舞台とする「ドンケツ」では、ロケマサをはじめ登場人物の大半が九州弁を使用しており、九州男児らしい荒々しいセリフ回しがかっこいいでしょう。また、「ドンケツ」の九州弁は、ヤクザ関連の執筆を多数手がけてきたフリーライター・鈴木智彦先生からも称賛され、関東・関西を舞台にした任侠作品とは異なる、独特の雰囲気を醸しています。

見どころ⑤かっこいい刺青

「ドンケツ」の漫画単行本の表紙は、一部を除いて登場キャラクター達の刺青を強調したカバーデザインとなっており、日本画を彷彿させるいぶし銀のかっこよさを放っています。登場キャラクター達の刺青は、背中だけでなく、ヤクザによっては腰や太ももまで豪快に彫り上げた強者もおり、それぞれの思想を反映させたデザインが目を引きます。

ちなみに、「ドンケツ」の登場キャラクターの刺青は、作者・たーし先生の兄が担当しており、たーし先生のお兄さんの作画クオリティの高さが垣間見えるでしょう。

ドンケツの最強キャラの強さランキングTOP3

「ドンケツ」の最強キャラクターのイメージ画像

「ドンケツ」と言えば、ロケマサをはじめ最強キャラ同士による喧嘩も名シーンの1つに数えられ、己の腕だけで戦い抜いてきた男たちの生き様も、かっこいい魅力です。以下では、漫画「ドンケツ」から、最終回結末にかけて己の剛腕や強靭なスタミナを見せつけた、ドンケツの最強キャラの強さランキングTOP3を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

3位:平山元

漫画「ドンケツ」の最強キャラの強さランキング第3位は、関西天豪会・城光組所属の若頭、ゲンコこと平山元です。日本最大の極道組織と称される天道会の中でも、武闘派組員で構成された城光組は、その剛腕ぶりから「殺戮集団」と言われています。城光組組長の強さはもちろん、彼を補佐するゲンコの強さも凄まじく、喧嘩の実力は、ロケマサ・速水に並ぶと評されています。

劇中では、過去に速水とやり合っていたことがあり、ロケマサとも北九州を舞台に2度戦いましたが、惜しくも敗北しました。しかし、ロケマサとの激闘にもかからわず、ゲンコの戦意は喪失することなく、ロケマサからも、昔の自分で戦ったら負けたかもしれないと言わしめた、最強の男です。

2位:速水

漫画「ドンケツ」の最強キャラの強さランキング第2位は、関東最大の極道組織・東京武双山一家・鷹十組ン本部長の速水です。関東の不良たちも恐れる東日本最強の男で、東京を舞台に再戦を約束したゲンコ、噂を聞きつけ上京してきたロケマサと拳をぶつけ合い、五角の戦いを繰り広げました。

剛腕を武器に戦うロケマサ・ゲンコとは異なる喧嘩スタイルであり、肘打ちやガードなど喧嘩テクニックを用いて戦う技巧派です。ドンケツ・月輪会分裂騒動では、元鷹十字組の組員・桃こと相場桃次郎の仇を討つことと、東京のヤクザとしての筋を通すべく、ゲンコと共にロケマサの客分として参戦した、ドンケツ最強の男の1人です。

1位:沢井政寿

漫画「ドンケツ」の最強キャラの強さランキング第1位は、月輪会の上役も手を焼く、最強無敗の男、ロケマサこと沢井政寿です。ロケマサの強さは、身体は筋肉で出来ているような桁外れな腕力や、一般人も恐れる傍若無人ぶりが目立ちますが、その実力は本物です。「ドンケツ」では、関東・関西最強とうたわれた速水・ゲンコに勝利するなど、負け知らずの強さを誇り、どんな喧嘩自慢もロケマサの強さには及びません。

ドンケツの名言や名セリフ集

ドンケツの名言や名セリフの紹介・イメージ画像

漫画「ドンケツ」の魅力は、任侠ものならではの荒々しい雰囲気や、組員同士が拳をぶつけ合う激しい戦闘シーンだけでなく、凄みをきかせた九州弁で放たれる名言・名セリフも欠かせません。以下では、漫画「ドンケツ」から、心に響くかっこいい名言・名セリフ集を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

名言①「当たり前のことができねェと…」

漫画「ドンケツ」の名言や名セリフの1つ目は、舎弟になる前のタツオに箸の持ち方を注意するロケマサこと、沢井政寿の名言です。会長・組長ですら手を焼くと言われた最強の男・ロケマサと言えば、常識が通用しない悪のイメージが強いですが、タツオに箸の持ち方を注意するシーンからは、大人としての振舞いや心得を身に着けているような、普段とは異なるかっこよさを感じさせます。

箸の持ち方はその人の人間性が一番現れる場所であり、何気ない日常の所作にこそ、気を使うべきだと説き、すでにタツオを舎弟として認めたことを示唆するようなセリフでしょう。

当たり前のことが出来てねぇとお前の両親が笑われるんぞ。大人は些細な所作も見逃さん、つまらんことで人の風下に立つな

名言②「関西は天豪会の城光組若頭補佐…」

漫画「ドンケツ」の名言・名シーンの2つ目は、ロケマサに並ぶ最強の男・ゲンコこと、平山元の名セリフです。月輪会会長が逮捕され、月輪会が野江谷派に牛耳られる中、ロケマサたち孤月組は、他の脱退組と共に敵対勢力に立ち向かいます。抗争に際し、ロケマサの存在は野江谷派にとって最大の脅威であり、そこでロケマサの子分・タツオ達に目を付けます。

その時、タツオ達の窮地を救ってくれたのが、天豪会・城光組若頭のゲンコであり、孤月組の客分として抗争に参戦します。芝居じみたセリフであるものの、自ら日本一の喧嘩太郎を名乗るなど、ゲンコの頼もしい一面が垣間見えます。

関西は天豪会の城光組若頭補佐
姓は平山 名前は元
人呼んで日本一の喧嘩太郎 ゲンコや

名言③「キレイごとをいうつもりは…」

漫画「ドンケツ」の名言・名シーンの3つ目は、月輪会の抗争の原因となった小田切・麻生を始末するべく、東京のヤクザとしての筋を通す関東無双山一家・鷹十組本部長の速水の名言です。北九州で起きた月輪会の抗争の影響は、ヤクザの世界全体に及び、取り締まりが強化されつつありました。速水にとって、小田切・麻生は、東京の悪と見なしており、ロケマサの客分として剛腕を振るいました。

キレイごとをいうつもりはさらさらねェが
目の前にジャマな壁がありゃ叩き壊して前に進みてェじゃねェか
それが江戸の極道ってもんだ

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ドンケツの登場人物一覧

「ドンケツ」の登場人物の紹介・イメージ画像

漫画「ドンケツ」は、任侠ものらしいいかつい男たちの活躍や、ロケマサをはじめ喧嘩自慢同士の戦いはもちろん、タツオたち若手組員の成長をクローズアップした描写も、作品の評価を高めています。以下では、最終回結末にかけて怒涛の戦いを繰り広げた漫画「ドンケツ」の登場人物一覧を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

沢田政寿

漫画「ドンケツ」の主人公で、通称:ロケマサ、月輪会・孤月組組員で、後にロケマサ組を結成します。年齢は45歳で、黒ずくめの服装に金のアクセサリー、強面の容姿と筋骨隆々の肉体が特徴で、背中に「極」の刺青を彫っています。性格は傍若無人で、ヤクザの世界に身を置きながら上限関係や礼儀を軽んじるような行動が目立ち、組の指示を聞かないばかりか、時には一般人にも手を出すなど、トラブルが絶えません。

博奕と恐喝をシノギ(収入源)としており、自分から揉め事に介入したり、同業者に因縁を付けるなどして、大金を巻き上げています。喧嘩では負け知らずで通っているものの、ゲームが苦手という欠点があり、舎弟のタツオからもかなり下手だと評されています。私生活では、渡瀬組長から譲り受けたセンチュリーを愛用、4度の離婚歴があったことが言及されています。

内村タツオ

ロケマサの子分で、後のロケマサ組(仮)の組員となる若手です。登場時は、マリファナの密売人であり、組織のなわばり内で取引をおこなっていたところを弦月組に捕まり、後にタツオの母親から助けを求められたロケマサによって救出されました。ロケマサを慕い、彼の子分になることを願うも、ロケマサからは煙たがられていました。

しかし、かつて兄貴分として慕っていた加藤務の面影をタツオに見たことや、彼の壮絶な生い立ちから子分にすることを認めました。孤月組へ入ってからは、気が弱く卑屈な性格が鍛えられ、精神的な強さを身に着けるまでに成長しました。喧嘩の実力はロケマサに劣る一方、ゲームセンスが非常に高く、ゲームに関しては組内での評価が高いです。

時定卓也

月輪会・弦月組の見習いで、レオと共に同世代の中では名の知られた最強の不良です。弦月組の小田組長から、ロケマサの暗殺へ仕向けられるも、タツオの妨害やロケマサの反撃を受けて敗北、弦月組の脱退を余儀なくされました。その後、成り行きで起きた同会の十五夜組との揉め事を機に、ロケマサの子分になります。読書が趣味な博識な人物であり、ロケマサ組の常識人として描かれています。

水川レオ

時定と共に同世代の不良で有名な存在で、チーム・ライオンの頭です。仲間や敵対チームを支配するためならば、飴と鞭を使い分け、時には薬物も道具に使用するなど冷酷な性格の持ち主で、同学年のタツオからも恐れられていました。ロケマサの元で鍛錬を受けたタツオの成長を見せつけられ、ケツ持ちだった十五夜組に消されそうになるも、窮地をタツオと時定に助けられ、事なきを得ました。

相場桃次郎がロケマサの舎弟に入ったことで、ロケマサ組への加入を決め、不良時代に築き上げた人脈を駆使して、ロケマサ組の資金調達に奔走しています。また、タツオとは対照的に歌が上手く美声とも評され、劇中では「千の風になって」を披露しています。

渡瀬大志

孤月組組長・渡瀬大志のイメージ画像

月輪会の武闘派・孤月組の二代目組長で、組織内からその器量を認められている実力者です。執行部・月光組の野口組長から自身の後釜として目をかけられるも、ロケマサ・チャカシンこと山倉慎之助の暴走を原因とする不祥事により、執行部への昇格できずにいます。そのため、上役と子分との板挟みにあい、気苦労も絶えないものの、子分たちを大切におもっており、自身も型にはまらない組長を目指し、現在の孤月組を築きました。

月輪会の内部抗争時には、朔月・華月組と共に月輪会を脱退して月のはぐれ者の連合団体を結成し、戦闘時には武闘派組織の長らしく、はぐれ者の実力行使役として、ロケマサ達と共に野江谷派を壊滅に追い込みました。抗争後は、孤月組を独立組織として存続させることを決意し、月輪会への復帰を断わるも、宮本会長の意向により、2人の関係は独立後も続き、宮本へ忠誠心を誓っています。

金田寛乙

荒れくれ者を揃えた武闘派組織・孤月組の若頭です。ロケマサをはじめ、無茶苦茶な組員で構成された孤月組の中で唯一の常識人であり、組のまとめ役でもあります。孤月組のナンバー2らしく、喧嘩の実力も相当高い武闘派で、額に刻まされた「く」の傷跡から、「くの字のヒロト」と呼ばれています。愛用のサングラスは、前の若頭・小林から譲り受けたものと判明しています。

渡瀬組長とは幼少期に出会っており、母親とその彼氏のヤクザから虐待を受けていたところを渡瀬に助けられたことや、2度目の再会時には渡瀬と喧嘩をし、自身の敗北を機に孤月組へ加入した経緯が語られています。組入り後は小林の子分として研鑚を積み、後継者として認められ、現在に至ります。

槙原行雄

孤月組の裏の掃除人で、組の戦闘力を影で支えるほか、情報収集や隠蔽工作、暗殺に至るまで幅広く手掛ける人物です。渡瀬組長に並みならぬ忠誠心を持っており、彼の命令とならば手を汚すことも厭わないことから、渡瀬からも自重を言い渡されるほどの冷酷非情な性格を持っています。最新機器を使いこなす起用な人物であるが、ホームレスのような出で立ちから、彼の正体を知らない者から軽んじられることもあります。

月輪会の内部抗争を受け、旧十五夜組や野江谷派の動向を探り、時には暗殺を繰り出すも、杉田丈二に怪しまれて身柄を拘束されます。その後は、ロケマサ達の乱闘に紛れて抜け出すことができるも、この出来事をきっかけに自身の衰え・慢心を思い知り、またいつか孤月組に戻ってくることを約束し、渡瀬の元を去っていきました。

加藤務

ロケマサとチャカシンの兄貴分で、本編ではロケマサの大切な人として語られています。本格登場は「ドンケツ 外伝」で、若き日のロケマサ・チャカシンの教育係であったことや、ロケマサの失態の際には、自らの指を詰めて渡瀬へ謝罪の意を示すなど、問題児であったロケマサの良き理解者でした。性格は、気弱で喧嘩も弱かったものの、真っ直ぐな一面があり、ロケマサ達が月輪会の顔となる日を信じていました。

また、商売の才能に恵まれ、20代で不動産を営んでおり、それらが原因で関西の天豪会を北九州に招く失態を犯すも、舎弟のロケマサがロケットランチャーで天豪会を撤退させました。娘の誕生をきっかけに、ヤクザから足を洗ったものの、まもなく病死しました。ロケマサにとって加藤は、人生で唯一、心から「兄貴」と呼べる存在であり、月命日には加藤の墓を訪れています。

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ドンケツに関する感想や評価

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最終回結末にて、ロケマサ達の世界に平穏が訪れたのも束の間、続編・第二部では、街をさまよう「いろんなヤツ」による悪事が勃発し、ロケマサ達も新たな戦いに身を投じることとなります。以下では、最終回結末から3年後を舞台にした第二部での、ロケマサ組の活躍や月輪組の動向も注目される、漫画「ドンケツ」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

感想1:漫画を読む手が止まらない面白さ

任侠ものといえば、裏社会ならではのシリアスな雰囲気がイメージされる一方、今回、あらすじネタバレ紹介した「ドンケツ」は、思わず吹き出してしまいそうなシーンや、ロケマサ達の爽快感あふれるキャラクター性が人気に火を付けました。また、漫画「ドンケツ」は、最終回結末まで怒涛の展開が繰り広げられ、あまりの面白さに漫画を読む手が止まらない、続編・第二章まで一気読みしてしまったとの感想も見られます。

感想2:キャラごとに見せ場がある展開が良い

漫画「ドンケツ」は、破天荒な主人公・ロケマサだけでなく、彼を取り巻く登場人物たちも作品の魅力の1つであり、任侠らしからぬキャラのギャップの大きさや、若手組員たちの成長も、「ドンケツ」を面白くしています。そして、漫画「ドンケツ」では、キャラクターそれぞれに見せ場を与えており、各キャラの魅力を引き立てるだけでなく、最終回結末後の彼らの動向にも注目が集まっています。

感想3:気持ちの良いセリフ回し

漫画「ドンケツ」と言えば、凄みのある九州弁は欠かせず、九州男児を絵に描いたような勇ましさや、任侠漫画のキャラらしい荒々しさを引き立てています。また、「ドンケツ」の九州弁に関する感想の中には、語尾をかえるだけでなく、使用する単語選びからすごいとの声も見られ、最終回結末・ラストでロケマサが叫んだ最後のセリフを含めて、気持ちの良いセリフ回しも漫画「ドンケツ」の人気を高めているでしょう。

感想4:破天荒すぎるロケマサに驚き

「ドンケツ」を読み始めたきっかけの中には、敵対する事務所めがけてロケットランチャーを撃ち込むロケマサの姿が気になったとの感想も見られ、他の任侠作品では真似できない「ドンケツ」の名シーンとして語られています。破天荒な主人公の活躍を描いた「ドンケツ」は、あらすじネタバレのように、序盤から最終回結末にかけてハードな展開が繰り広げられ、特にロケマサの破天荒ぶりは、読者へ多大なインパクトを与えています。

感想5:ドンケツの外伝もおすすめ

「ドンケツ 外伝」は、ロケマサとその周囲の人々の知られざる過去や本性をオムニバス形式に描いた作品で、ドンケツ・本編では語られなかったエピソードが収められています。「外伝」では、あれくれ者のロケマサの若き日や、彼が兄貴と慕う加藤務の生前の様子、孤月組の飼い犬・槙原の本性など、本編と合わせて読むことで、より作品の奥深さを感じられ、ファンの胸を熱くしています。

感想6:「ドンケツ」で一番危険なキャラは槙原?

漫画「ドンケツ」にて、色んな意味で危険なキャラと言えば、組織の幹部も手を焼く破天荒・ロケマサやチャカシンが挙げられる一方、ファンの中には孤月組の飼い犬・槙原との声も見られます。あらすじネタバレでは、最終回結末を待たずに組を去っていきましたが、槙原の強さは仕事の幅の広さだけでなく、暗殺も厭わない冷酷さも挙げられ、計り知れない強さから、ドンケツにて、一番敵に回したくない人物とも評されています。

ドンケツのネタバレまとめ

漫画「ドンケツ」のネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「ドンケツ」のあらすじネタバレ、最終回結末のあらすじネタバレ、見どころや登場人物、作品に関する感想などをネタバレ紹介しました。最終回結末の目前まで怒涛の展開を繰り広げた「ドンケツ」は、悪だけどどこか憎めない主人公・ロケマサの活躍や、己の拳を武器に戦う男たちの勇ましさなど、最終回結末まで一気に読めてしまう、男らしいかっこよさ・荒々しさに富んでいます。

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