【プラチナエンド】生流奏はメトロポリマンの正体！妹との過去や死亡シーンをネタバレ

他の神候補を排除することを目的に悪人を倒す覆面ヒーロー「メトロポリマン」として活動していた生流奏。彼は他の神候補全てを敵にして戦闘を繰り広げるのですが、戦闘シーンではあらゆる手段を用いた戦い方を披露していました。今回はそんな生流奏について、彼の妹・怜愛との関係性や過去、死亡シーンを紹介していきます。それではまず『プラチナエンド』の作品情報からご覧ください。

『プラチナエンド』とは、ジャンプスクエア(集英社)にて連載されたファンタジー・サスペンス漫画です。本作は大場つぐみと小畑健のタッグによる作品として『DEATH NOTE』『バクマン。』に続く3作となっており、2015年11月から2021年1月まで連載されています。また単行本の世界累計発行部数は450万部を突破する人気作で、さらに2021年10月からはテレビアニメが放送されています。

主人公は叔母一家全員から凄惨な虐待を受け続けたことで生きる気力を無くし、中学卒業の日に屋上から飛び降り自殺を図った架橋明日(かけはしみらい)です。物語はそんな明日が飛び降り自殺を図った際に天使のナッセと出会ったところから始まります。自殺を図った明日は地面に激突する寸前にナッセにより救い出されたのです。そして明日はナッセから神候補に選ばれ、天使の翼と矢が授けられます。

• 名前：生流奏
• 年齢：16歳
• 立場：神候補
• 天使：「欲望の天使」のメイザ(特級天使)

『プラチナエンド』の生流奏(うりゅうかなで)とはエリート校として知られる「上層学園」に通う生徒で、神候補の1人でもあります。彼の天使は「欲望の天使」という通り名を持つメイザ。そして彼女から「神になれば妹を生き返らせることができる」と吹き込まれて神候補になっていました。また、作中では主に悪人を倒す覆面ヒーロー「メトロポリマン」として活動し、その知名度を利用することで他の神候補を排除していました。

生流奏の過去を確認する上で重要なのが妹・怜愛の存在です。まず奏と怜愛は単なる家族ではないようで、奏によれば美しい兄の自分と美しい妹の怜愛によって生まれる「美しい関係」と語っています。奏が妹の怜愛との関係において美しさに拘っているのは、裕福な家系で育ったことによって自分たちが「世間の汚れたものに触れていない存在」、「幸せに満たされて育っている存在」だと考えているからです。

そんな考え方をした奏は怜愛に枯れることのない花の園を送るなど最大限の愛情を注いでおり、一方で怜愛は奏のことを何でも叶えてくれる神様と呼んで慕っていました。さらに妹・怜愛のことを美しく可愛い天使だと語る奏は、彼が考える一流以外の他人や貧困層などの一般人といった「汚れ」から怜愛の美しさを守ろうとします。

兄の生流奏と妹の怜愛による美しい兄弟愛に執着している奏ですが、彼の怜愛に対する異常な庇護欲が悲劇を起こします。ある日、奏は怜愛から自分の知らない男性から告白されたため、その男性と交際を前向きに考えていることを相談されました。

しかし奏は美しく育てた怜愛が外の世界に触れることによって汚されてしまうことに強い拒絶反応を示し交際に強く反対します。そして怜愛は奏に腕を掴まれた際に振りほどこうとしますが、誤って花の園へと落下して頭を強くぶつけてしまいました。

花の園へと落下して頭を強くぶつけたことで重傷を負い意識を失った怜愛。その時点で助け出せばまだ間に合う状態だったのですが、奏は怜愛を助け出さないことで永遠に美しさや若さを保つことができると考えたため、結局処置せずにそのまま怜愛を死亡させてしまいます。その後、奏は怜愛の遺体を出来る限り綺麗に保存しておく方法を医師に教わり、誰にも気付かれずに保存し、美しく飾ることとなりました。

生流奏は他の神候補と違って最も神になることに執着している候補者であると言えます。奏はなぜ神になることに執着しているのか？その理由にはこれまでに解説した怜愛の存在が関係しています。先に奏が死亡したことで遺体となった妹・怜愛を保存することを考えたとお伝えしましたが、実は奏はその最中に自分のおこないに対して後悔し、まだ生きていて欲しかったと絶望していました。

そして奏は後を追おうと考えたのですが、そこに「欲望の天使」の通り名を持つ天使メイザが現れ、「神になれば妹・怜愛を天使にして生き返らせることができる」と吹き込みます。一方、それを聞いた奏は怜愛を天使として生き返らせ、二人だけの完成された美しい世界を取り戻そうと考えました。その結果、奏はメイザが提案する神候補になると宣言し神候補同士の戦いに身を置くこととなります。

生流奏と怜愛による二人だけの完成された美しい世界を取り戻すことに強く執着する奏は、自分たち以外の人間の価値を全く尊重する気がないため目的達成に邪魔となる存在であれば躊躇なく命を奪っています。そのため、生流奏はメトロポリマンとして多くの神候補と戦闘を繰り広げています。しかし、最後は他の神候補との戦いに敗れて死亡しました。そこでここからは生流奏(メトロポリマン)の活躍や死亡シーンをネタバレしていきます。

まずは生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、ロドリゲス頓間を倒すまでの経緯を見ていきます。奏はテレビ番組を通じて、赤い矢を使い複数の女性タレントを誑かすロドリゲス頓間の存在を知りました。そこで彼は車内で女性と楽しんでいるロドリゲス頓間を襲撃。最後にロドリゲス頓間を打ちぬ抜くことで倒すことに成功しました。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、神保球場での話し合いまでの経緯を見ていきます。ロドリゲス頓間を倒した奏は銀行強盗事件を解決したことで、警察・政府にヒーローとしての自分を認めさせることに成功しました。そして奏は残り11人の神候補を倒すために自分の元へとおびき寄せることにします。

そこでヒーローとして公共放送を通じて神候補を挑発。ところが放送日から33日が経過しても誰一人として神候補が現れることはありませんでした。そこで奏は放送を通じて神候補たちに同族であることを匂わせて平和的解決のための話し合いを提案。こうして話し合いの場として神保球場を指定し約束の日まで待機することにします。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、ブルーを倒すまでの経緯を見ていきます。約束の日になると、神保球場のマウンド上にメトロポリタンブルーとイエローの二人が姿を現しました。その後、バックスクリーンのオーロラビジョンに登場することとなった奏でしたが、結局互いに膠着状態が続いてしまいます。

そこでブルーとイエローは撤退を判断するのですが、ちょうどそのタイミングで神候補の一人であるちーちゃんが現れます。ちーちゃんの登場を好機だと判断した奏は、ちーちゃんに赤い矢を刺して2対2の状況を作り出すことに成功しました。

そこでブルーとイエローは改めて神保球場に集合している神候補に仲間になって欲しいと叫ぶものの、結局本物の神候補が現れずに奏が金で雇ったグリーンとピンクが名乗り出た結果となってしまいます。こうしてブルーとイエローは赤い矢を使用しに向かうこととなりますが、その間に奏が囮と入れ替わっていました。そして奏は戻ってきたブルーを白い矢を使って倒し、イエローに赤い矢を使って自分の手駒にします。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、イエローとちーちゃんを倒すまでの経緯を見ていきます。赤い矢を刺したことによってイエローとちーちゃんを手駒にした奏。

しかし、彼の目的は神候補を出来るだけ減らすことだったため、他の神候補を誘き出すためにその手駒二人を囮にします。その後奏の狙い通り神候補たちが現れたことで、彼はイエローが撃破された後にちーちゃんに白い矢を行使したことによって合計3組の翼と赤い矢を入手することに成功しました。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、友人の南河に願いを聞くまでの経緯を見ていきます。神保球場での戦闘後、メトロポリマンの正体が上層学院に通う奏だということが判明しました。

それと同時に学園の友人である南河の頼みで、弓道部の女子学生を観に行く奏の姿がありました。そして奏はこの時に南河に「神様になれたら何をする」と問いかけ、それに対して南河は「世の中から不細工を消す」と冗談交じりに返します。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、神候補を誘き出す策略を企てた後の経緯を見ていきます。奏は南河の願いを叶えることと、お人好しの神候補を誘き出す策略を企てていました。そこで彼は少年院に入れられている殺人嗜好者の者山田 美々々に赤い矢を刺して手駒にし、さらに翼を与えて脱出させ彼女の犯行を裏から操っていくことにします。

そして美々々が1日1名のペースで犠牲者を生み出す作戦につられた明日と六階堂がグランタワーに現れて屋上に向かうこととなりますが、そのタイミングで奏が大爆発を引き起こさせました。それによってメトロポリマンの姿となった奏と明日・六階堂が対峙することになります。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、明日・六階堂との戦闘経緯を見ていきます。明日・六階堂と対峙することになった奏は、いくら六階堂が瀕死と言えども数的不利の状況を覆すことができないと判断したため、周囲のビルを爆破するそぶりを見せることで大勢を人質に取っていると思わせてどちらか1人の命を差し出すように要求しました。

その後六階堂の策略によって特級天使を連れているのが六階堂だと思い込まされていた奏は、六階堂に白い矢を放ちますが、そのタイミングで明日がその白い矢に赤い矢をぶつけたことによって防がれてしまいます。さらに六階堂に背後を取られて至近距離から銃弾を受けたことでメトロポリマンスーツが破損し、明日に顔を見られてしまいました。さらにその場にテレビメディアも来ていたため、顔出しを防ぐことを優先し撤退することにします。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、六階堂を捕らえるまでの経緯を見ていきます。奏は遂に底谷一から自分の正体がメトロポリマンだという事実を突き止められた上で、上層学院にいる際に接触されてしまいました。

しかし、奏はハジメからメトロポリマンに崇拝的感情を抱いていることを告げられたため、奏はハジメを自分の下僕にすることにしました。その後、ハジメが使える人間なのか確かめるために明日と六階堂のどちらかを倒させることにします。結果、六階堂の家族を人質にとったことで彼をマジックミラー製の箱に入れて捕らえることに成功しました。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、底谷が裏切るまでの経緯を見ていきます。六階堂を捕らえたことで目的を果たした奏は、ハジメを六階堂の監視に残して拠点へと戻ることにしました。

それから二日経った頃に咲が到着。その後、咲がハジメに赤い矢を射たことによってハジメが寝返ってしまったため、三人のお供を連れていた奏はミラーハウスに入っている明日と合わせて咲・ハジメの三人と対峙することとなりました。

次に生流奏(メトロポリマン)が最後に死亡するまでのストーリーとして、明日と一騎討ちになるまでの経緯を見ていきます。咲・明日・六階堂と対峙する奏は、元自衛官の幕松と製薬会社の研究員として働く小日向を連れていました。そして戦闘の結果、小日向が相討ちでハジメを撃破することに成功し、幕松が何もできずに倒されてしまうこととなります。

こうして両陣営で戦闘能力を有する人物の明日と奏が対峙。二人は交互に矢を放って牽制し合いながらも徐々に距離を詰めていく展開で一騎打ちを始めます。そして二人の距離間が5ｍまで縮まった段階で奏が白い矢を放ちますが、それを明日に防がれてしまいます。その後明日が赤い矢を放ったものの、向によって赤い矢に射抜かれていた奏には通じなかったため、状況が混戦に持ち込まれてしまいました。

そこで奏は戻ってきた白い矢を明日に放とうとしましたが、明日の翼によって目隠しされてしまったため掴むことができませんでした。さらに左手に白い矢の輪を移そうとしたタイミングで咲に拘束されてしまいます。こうして完全に動きを封じられることとなった奏は、それを狙って迫りくる六階堂に命乞いを繰り返すこととなりますが、彼には通じずにそのまま命を終えることとなりました。

生流奏の性格は妹・怜愛との関係から分かる通り自己中心的かつナルシストと言えます。実際に奏自身で美しいという自覚を持つ反面、世の中から消えてしまえばいいと考えるほど醜いものを嫌っていました。つまり奏の考える平和というのは、「汚れ」と認識する貧困層や三流などの一般人が消えることで達成されるというものです。

妹・怜愛を生き返らせようと奔走していた奏は数多くの神候補を殺害していますが、彼はどの程度の強さを持つのでしょうか？まず、奏はメトロポリマンスーツを着用していますが、着用しているからと言って強くなるわけではありません。

そして、そもそも作中の戦闘シーンでは奏と他の神候補が直接殴り合うシーンが一切描かれておらず、あくまでも天使に与えられた翼や白い矢を使った戦い方、あるいは爆弾などを利用する攻撃手段をとっています。そのため、奏の肉体そのものが強いというわけでなく、どちらかと言えば天使によって与えられた白い矢と道具による物理攻撃を駆使した心理戦が得意だと言えます。

アニメ『プラチナエンド』に登場する生流奏役を演じた声優は、東京都文京区出身の声優である石川界人です。活動ジャンルはアニメ、ゲーム、吹き替えです。そして彼は1993年10月13日生まれの声優で、現在は声優事務所「プロ・フィット」に所属しています。2012年に『あの夏で待ってる』でアニメデビューを果たしており、2013年にはアニメ『翠星のガルガンティア』のレド役で初の主演を演じています。

• 2013年～：イナズマイレブンGO ギャラクシー(瞬木隼人 役)
• 2013年～：Super Seisyun Brothers -超青春姉弟s-(斉藤マオ 役)
• 2014年～：エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(ロジックス・フィクサリオ 役)
• 2014年～：残響のテロル(ナイン / 九重新 役)
• 2014年～：テラフォーマーズ(マルコス・エリングラッド・ガルシア 役)
• 2015年～：暗殺教室(榊原蓮 役)
• 2015年～：ワンパンマン(ジェノス 役)
• 2016年～：僕のヒーローアカデミア(飯田天哉 役)
• 2017年～：アイドルマスター SideM(プロデューサー 役)
• 2018年～：ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(サーレー 役)

こちらでは『プラチナエンド』に登場する生流奏(メトロポリマン)の死亡シーンに関する感想があがっています。感想では「予想以上に無様な死」と言われているのですが、どうやら他の感想ではそんな彼の死に際によって六階堂が高く評価されているようです。

こちらでは『プラチナエンド』に登場する生流奏(メトロポリマン)の最後に関する感想があがっています。感想で「イキっぷりはブレがなくて…」と言われていることから、彼の個性的な性格も作品を引き立たせているのが窺えます。

こちらでは『プラチナエンド』に登場する生流奏(メトロポリマン)の死亡シーンに関する感想があがっています。感想では向に赤の矢で刺されている生流奏が「マヌケだ」と言われていることから、あまり彼に対する評価が高くないことが窺えます。

ここまで『プラチナエンド』に登場する生流奏(メトロポリマン)の妹・怜愛との過去や死亡シーンをネタバレありでまとめてきましたがいかがでしたか？作中では敵対する神候補のメンバーだけでなく一般人の命をも奪った生流奏ですが、死亡するまでに見せた活躍シーンを見ると神に選ばれることに対して並々ならぬ執着心を持っているのが窺えます。

そこで神になる目的である妹・怜愛との関係性や過去シーンを解説しましたが、全ては彼が持つ「美しさ」への拘りが関係しているのが分かります。生流奏はさまざまな場面で活躍する姿が見れるので、興味のある方はぜひ漫画とアニメで彼の活躍シーンに注目してみてください。