【プラチナエンド】天使一覧まとめ！名前・種類・階級や選んだ神候補も紹介

ナッセやルベル他11人の天使が神候補を選んで神へと導いていく様子が描かれた漫画『プラチナエンド』。本作に登場する天使には種類や階級が存在していました。そこで、本文では天使の名前・種類・階級や選んだ神候補を一覧化していきます。それではまず『プラチナエンド』の作品情報からご覧ください。

『プラチナエンド』とは、人気作の『DEATH NOTE』『バクマン。』で知られる大場つぐみ(原作)と小畑健(漫画)のタッグによるサスペンス・デスゲーム漫画です。2015年からジャンプスクエア(集英社)にて連載されており、2020年12月時点では単行本の世界発行部数は450万部を突破しています。また2021年10月からテレビアニメが放送され、全24話が放送される予定です。

ここでは『プラチナエンド』のあらすじを紹介していきます。主人公の架橋明日は中卒卒業の日にマンションの屋上から飛び降り自殺を図りました。幼少期に叔母一家に引き取られた時から凄惨な児童虐待を受け続けてきたことで、生きる気力を無くしていたからです。

しかし、地面に激突する寸前に天使のナッセに命を救われたため、明日は死にたいという望みに反して生き残ってしまいました。その後天使のナッセの提案により、天使の翼と矢を授けられて自分の幸せを掴む一歩を踏み出します。

『プラチナエンド』の世界には神と天使が存在しています。そして本作に登場する天使は、神から自身の寿命が尽きかけているという理由で、人類の中から新たな神を選ぶように命令されていました。また、神候補選びに参加している天使は全部で13羽、神を確定するまでに設けられた期間は999日間です。

その期間中に天使が選んだ人間が神に選ばれると、その天使は天使としての役目から抜けて神の側で過ごすことができるようになります。また天使には名前と役割・役目があり、階級は無級から特級までの4階級、役割・役目は死んだ人間を天界へと連れていくというものです。ちなみに階級を決めるのは神で、特別なおこないをすることで昇給する一方で降級することもあります。

それでは早速、『プラチナエンド』に登場する天使の情報について見ていきましょう。ここでは天使の名前・種類・階級・選んだ神候補を一覧で紹介するのでぜひプラチナエンドをご覧になる際の参考にしてみてください。

一覧で紹介する1人目の天使の名前は「ナッセ」です。選んだ神候補は架橋明日(かけなしみらい)。明日は本作の主人公で、叔母一家全員に凄惨な児童虐待を受け続けてきた経験によってささやかな「普通の幸せ」を心から望むようになった少年です。

そんな明日に憑いているのナッセは階級・特級天使で、種類・通り名は純粋無垢の天使です。能力には嘘を見抜くことと、人間界の物に触れることができるというものがあります。作中では他の天使とは違い、明日が幸せを掴めるのであれば神にならなくても良いと考えて行動していました。

一覧で紹介する2人目の天使の名前は「ルベル」です。選んだ神候補は花籠咲(はなごめさき)。咲は明日が想いを寄せている本作のヒロインで、明日とは小学生の頃から家族ぐるみの付き合いがありました。しかし、咲は明日に対するいじめに加担していたため、その後ろめたさから良心の呵責に苦しんでいた時期があります。

そこで明日に卒業式の日に謝罪を決意したものの、彼が飛び込み自殺を図っているのを目撃してしまったことで、失意のうちに入水自殺を図っています。そんな花籠咲に憑いているルベルは階級・1級天使で、種類・通り名は悪知恵の天使です。作中では明日を利用することで咲を神にしようと目論むような無慈悲な性格をしていましたが、最終的に神から「人間の気持ちを理解できるようになった」と評価されています。

一覧で紹介する3人目の天使の名前は「バレ」です。選んだ神候補は六階堂七斗(むかいどうななと)。六階堂はアパレル関係の仕事をしているサラリーマンです。神候補に選ばれたのは、末期癌に侵されて生きる望みを絶たれたことがきっかけとなっています。

そんな六階堂に憑いているバレは階級・1級天使で、種類・通り名は知識の天使です。元々は特級天使だったのですが、博識であるゆえに知識をひけらかし過ぎてしまったことで特級から1級に降格しています。

一覧で紹介する4人目の天使の名前は「メイザ」です。選んだ神候補は生流奏(うりゅうかなで)。奏はエリート校「上層学園」理事長の孫であり同校に通っている生徒です。裕福な家系で育った上に容姿端麗であるためか他人を見下す癖がありました。

そんな奏に憑いているメイザは階級・特級天使で、種類・通り名は欲望の天使です。元々は無級天使だったのですが、どのような手段を用いて昇級したのかは不明。人間を運ぶことにウンザリしていたという理由で神候補を選ぶことにしています。そして自分の過ちで妹を見殺しにしたことを悔いて自殺しようとしていた奏に「神になれば妹を天使として蘇らせることができる」と吹き込んで神候補にしていました。

一覧で紹介する5人目の天使の名前は「バルタ」です。選んだ神候補は底谷一(そこたにはじめ)。一は非常に貧乏な家に醜い容姿で生まれたことで、周囲からの誹謗中傷にさらされながら暮らしていた青年です。そして高校在学中に母親が首を吊って自殺したため、それに絶望し後を追うように自殺を図っています。

そんな一に憑いているバルタは階級・1級天使で、種類・通り名は勘の天使です。面白いことが行動の基準となっており、善悪への興味はありません。作中では「面白そうだから」という勘を頼りに行動するため、ナッセたちと立場上敵対したにも関わらず傍観者に徹していました。

一覧で紹介する6人目の天使の名前は「ペネマ」です。選んだ神候補は結糸向(ゆいとすすむ)。向は将来への不安を抱いていた小学生です。作中では神保球場で虐殺していたメトロポリマンの正体が奏であることを突き止めたため、不意打ちで赤い矢を下僕に変え、彼の死後に大量の赤い矢と白い矢を手に入れています。

そんな向に憑いているペネマは階級・1級天使で、種類・通り名は遊戯の天使です。向が孤独で寂しい思いをしていたところに現れて赤い矢と翼を与えています。

一覧で紹介する7人目の天使の名前は「ヤゼリ」です。選んだ神候補は手毬由理(てまりゆい)。手毬は2回も自殺未遂をしたことがある人物です。会社を辞めて無職だった頃に神候補に選ばれており、神候補となってからは赤い矢を使って優雅な生活を送っていました。そんな手毬に憑いているヤゼリは階級・2級天使で、種類・通り名は真実の天使です。作中では赤い矢を使って豪遊する手毬に対して度々意見を投げかけている様子が描かれています。

一覧で紹介する8人目の天使の名前は「エグラ」です。選んだ神候補は田淵三郎(たぶちさぶろう)。田淵は予備校に通いながら難関大学を目指していた浪人生です。そして同じ大学を目指していた畠山と受験するも失敗してしまったため、他の生き方に希望を見い出せずに自殺を図っています。

そんなに憑いているエグラは階級・1級天使で、種類・通り名は不明です。作中では田淵がメトロポリタン(正体は奏)に罠に嵌められて白い矢で死亡してしまったため、奏の要求に仕方なく従って翼と矢を引き渡していました。

一覧で紹介する9人目の天使の名前は「ジャミ」です。選んだ神候補はちーちゃんこと中矢間知代(なかやまちよ)。ちーちゃんは学校でいじめを受けていた小学生です。学校でのいじめが原因で人生に絶望してしまったため自殺を図り、結局神候補になって翼を得ています。

そんなちーちゃんに憑いているジャミは階級・2級天使で、種類・通り名は不明です。作中ではメトロポリマンの呼びかけによって球場へ赴いたちーちゃんが、メトロポリマンに白い矢を向けられた際に庇って命乞いをしていました。

一覧で紹介する10人目の天使の名前は「ルタ」です。選んだ神候補はロドリゲス頓馬こと鈍間諒介。ロドリゲスは38歳のお笑いタレントで、それを利用して女性タレントを誑し込みハーレムを作り上げていた人物です。

そんなロドリゲス頓馬に憑いているルタは階級・2級天使で、種類・通り名は不明です。神選びから早く抜けるように画策して適当な人間を選んでいたため、ロドリゲス頓馬が神候補となった特別な理由はありません。そしてロドリゲス頓馬が白の矢で殺されたことで早々に退場しています。

一覧で紹介する11人目の天使の名前は「エマカ」です。選んだ神候補は畠山省吾(はたけやましょうご)。畠山は田淵と同様に難関大学を目指していた浪人です。田淵と畠山はまさに一心同体で、2人して同じ理由で自殺を図っています。難関大学を目指していただけあって豊富な知識を持っており、与えられた翼と矢の適切な使い方ができていました。

そんな畠山に憑いているエマカは階級・1級天使で、種類・通り名は不明です。作中では畠山が生流奏に殺害された際に畠山を天界へとこっそり運ぼうとしていましたが、生流に見つかってしまい翼と矢を仕方なく渡すことにしていました。

一覧で紹介する12人目の天使の名前は「ムニ」です。選んだ神候補は米田我工教授(よねだがくきょうじゅ)。米田教授は党京大学名誉教授であり、ノーベル物理学賞と文学賞を史上最年少で受賞した天才です。また国民栄誉賞を受賞していることに加えて医学賞も確実視されていたり、著作が全世界で10億冊以上売れていたりするなど誰もが天才と称しています。

そんな米田我工教授に憑いているムニは階級・特級天使で、種類・通り名は破壊の天使です。米田教授を神候補に選んだものの、偽りの神と偽りの天使、偽りの天界を破壊することを目的にしていました。さらにその目的に相応しい実力もあり、全天使の中でも抜きんでた存在だと言われています。

一覧で紹介する13人目の天使の名前は「オガロ」です。選んだ神候補は中海修滋(なかうみりゅうじ)。中海は中学1年生で、自分の命なのだからどう使おうと自分の自由という死生観を持つ少年です。作中では神候補になって赤い矢をもらうと、周囲の「死にたい」という願望を持つ人間に刺すことで自殺させていました。

そんな中海に憑いているオガロは階級・1級天使で、種類・通り名は闇の天使です。特級に興味がないという天使であり、天界の裏世界を唯一知る天使でした。

これまで天使のプロフィールや名前・種類・階級一覧を交えつつ紹介してきましたが、そもそも天使の正体とは何なのでしょうか？作中では天使の正体が「神の使い」という情報以外に詳しいことが分かっていません。ただネット上では、天使の正体について「死にたいという願望を持つ不死の存在が自分を殺せる存在として神を作り、それを補佐する役割を天使が担っている」といった考察結果があります。

また天使の正体に関連する神の正体が「宇宙の何かに作られた存在」といった考察しているものが最も多いようなので、宇宙の何かの正体と目的が明らかになればおのずと神と天使の正体が明確になるのかもしれません。他にも天使の正体についてさまざまな考察があるので、興味のある方はその正体の考察結果をチェックしてみてください。

『プラチナエンド』に登場する天使の正体の次に特筆すべきなのが能力です。天使には位が高い順に特級、1級、2級、無級といった4段階の階級が存在しています。そして天使は翼や天使の矢(赤い矢と白い矢)といった能力を憑いている人間に与えることができるのですが、全ての天使がそれらの能力を与えることができるというわけではありません。階級によって与える能力に制限があるからです。

まず1級の天使は「翼と赤い矢」、2級の天使は「翼か赤い矢のどちらかを選択」、特級の天使は全て(翼・赤い矢・白い矢)を与えることができます。さらに特級の天使の場合は他の階級よりも卓越した能力があることも分かっており、例えば主人公の明日に憑いているナッセの場合だと「純粋無垢」がありました。

『プラチナエンド』に登場する天使が神候補を選ぶことで物語が進行していくわけですが、そもそも天使はどのような基準で神候補を選んでいるのでしょうか？ここでは『プラチナエンド』の天使が神候補を選ぶ条件と神候補が全員日本人である理由を解説してくことでその疑問を明らかにしていきます。

天使が神候補を選ぶ際の条件は「生きる希望を無くした人間」というものです。では、なぜこの条件を設定しているのか？ということですが、生きる希望を無くしたということは現代の社会に不満を持っていることを表しているからです。そして天使たちは、そんな人間であれば社会を変える可能性が高いと考えています。

『プラチナエンド』に登場する主要キャラ(神候補)は全てが日本人です。では、なぜ神候補は全てが日本人なのでしょうか？どうやらその理由には、神候補に選ばれる条件「生きる希望を無くした人間」が関係しているようです。

そしてこの時点で結論を言うと、その理由は日本は他国と比べて裕福であるにも関わらず自殺者が多いからというものです。実際に作中では神候補である明日・咲・ハジメ・中海など多くのキャラが自殺しようとしていました。

ここまで天使の正体や付与できる能力、名前・種類・階級、選んだ神候補などを紹介してきました。では、ここから『プラチナエンド』で最後に神になるのは誰なのかを明らかにしていきます。

『プラチナエンド』で最後の神候補となったのは米田我工教授でした。米田我工教授は明日や結糸向、中海修滋たち5人の神候補が最後の神候補を見つけ出すために有楽町を訪れた際に登場します。そして中海は米田教授が話した偽りの神(クリーチャー)説に共感したため、米田側について神選びを続けることにしました。ちなみに米田教授は中海に赤い矢を刺すことで身の安全を確保しています。

神選びの話し合いは、新国立競技場建設地でおこなわれることとなります。米田教授はその時点で、偽りの神(クリーチャー)を作らせないために自分を含めた神候補全員を殺害しようとしていました。そこで米田教授は明日と二人だけで話会うことを要求し、その間に米田側についている中海が花籠咲や手毬由理、弓木を拘束することで米田教授に明日を殺害させる機会を与えます。

米田教授に明日を殺害させる機会を与えた中海でしたが、彼は生きたいと願う人間は殺すことができませんでした。結局中海は拘束していた花籠たちを解放します。一方、米田教授は手毬に殺されそうになったのですが、その時にナッセに助けられることとなりました。

しかし、米田教授はこれまでに自分の意見を退けて自分を殺せと言います。そこで中海は自分が偽りの神になり、米田教授に全てを伝えると発言。その発言に対して手毬や花籠、明日が賛成したため、中海が神になることが正式に決定するのでした。

こちらでは『プラチナエンド』に登場する天使と作品内容に関する感想があがっています。どうやらこの方は、『プラチナエンド』の作品内容を天使による代理戦争と捉えているようです。感想のように天使たちが人間の欲や罪、罰、徳などを巧妙に利用した派閥争いを繰り広げていると解釈すれば、天使たちが人間らしい特徴を備えていると考えることができるかもしれません。

こちらでも『プラチナエンド』に登場する天使と作品内容に関する感想があがっています。どうやらこの方は『プラチナエンド』と『デスノート』の作風・雰囲気が似ていると解釈しているようです。また天使がかわいいと評されているようなので、気になった方は天使の容姿にも注目してみると良いかもしれません。

こちらでは『プラチナエンド』に登場する天使とキャラの関係性に対する感想があがっています。六階堂とメトロポリマンが天使たちに利用されていると考えているようなので、天使と神候補の関係性にも注目してみると作品を楽しむ読むことができるかもしれません。

• 特級天使ナッセ：架橋明日
• 2級天使ルベル：花籠咲
• 1級天使バレ：六階堂七斗
• 特級天使メイザ：生流奏
• 1級天使バルタ：底谷一
• 1級天使ペネマ：結糸向

• 2級天使ヤゼリ：手毬由理
• 1級天使エグラ：田淵三郎
• 2級天使ジャミ：中矢間知代
• 2級天使ルタ：ロドリゲス頓馬
• 1級天使エマカ：畠山省吾
• 特級天使ムニ：米田我工
• 1級天使オガロ：中海修滋

『プラチナエンド』に登場する天使について名前・種類・階級や選んだ神候補などを交えながら一覧化しましたがいかがでしたか？『プラチナエンド』に登場する天使の名前・種類・階級や選んだ神候補は上記の通りです。