【プラチナエンド】漫画をネタバレ解説！登場キャラや最終回のあらすじ・結末も紹介

本題のプラチナエンドのあらすじネタバレ解説に入る前に、プラチナエンドの作品情報をお届けします。最初は原作漫画の情報からです。

漫画プラチナエンドには原作者と作画担当者がいます。原作は本名・性別など不明な覆面作家こと大場つぐみ、作画を務めたのは漫画家の小畑健です。2人はそれまでにも、「DEATHNOTE」や「バクマン。」でタッグを組んできました。

プラチナエンドは、集英社のジャンプスクエア2015年12月号に掲載され、以降2021年2月号まで連載されました。コミックスは全14巻で累計発行部数450万部超となっています（2020年12月時点）。

続いて、アニメ作品プラチナエンドの情報です。アニメ・プラチナエンドは、IGポートの子会社であるシグナル・エムディ制作によりアニメ化され、2021年10月から2022年3月にかけて放送される予定になっています。

TBS「アニメリコ」枠のほか、NHKBS11「ANIME+」枠でも放送されることになっており、全24話で原作の最終回までが描かれています。

ここからは、いよいよ本題のプラチナエンドのネタバレあらすじです。初回から最終回に至るまでのあらすじをネタバレありで解説していきます。

主人公は、幸せな毎日を送っていた少年・架橋明日。どこにでもいるごく普通の少年でしたが、ある日その人生が一変する出来事が起こります。事故によって家族全員が死亡してしまったのです。一瞬にして孤児になった明日。その後、叔母が後見人となり明日を引き取るのですが、そこでは凄惨ないじめが待ち受けていました。そればかりではなく学校でも毎日いじめを受けるようになってしまいます。

追い詰められていく明日。気づくとマンションの屋上に来ており、ついに飛び降りてしまいました。そこに現れたのは、ナッセという名の特級天使。明日が地面に叩きつけられる寸前で救いの手を差し伸べます。ナッセは、明日に天使の矢と天使の翼を授け、神の候補になったことを告げます。生きる意欲を取り戻した明日は叔母の家を出ることに。ナッセらの支援を受けながら、明日は神になるための道を歩むことになりました。

明日は、ナッセより神候補に関する情報を得ます。それによると現在12名の候補がいて、999日以内に次の神を決定するとのことでした。さらに候補者12名には天使のパートナーが付き、その天使の階級に応じた能力が与えられるとも。ちなみに明日に付いたナッセは最上級の特級天使です。

天使には特級、1級、2級という階級があります。特級天使は、翼と赤の矢、白の矢のすべてを人間に与えることができます。ちなみに1級天使は翼と赤の矢を2つともの与えられ、2級天使になると翼か赤の矢かどちらか1つだけとなります。つまり、人の命を奪う白い矢は特級天使でしか与えられません。

その後神候補の1人に問題が発生します。その候補とはメトロポリマンと名乗る高校生の生流奏。彼は善意による人助けと偽って天使の能力を悪用し、犯罪者や他の候補を抹殺していきました。

シーンは変わって高校の入学式です。明日は、幼馴染で淡い思いを抱いていた花籠咲から赤い矢を受け取ります。実は咲もまた神候補の1人だったのです。赤い矢には、刺された人間が刺した人間を好きになる力がありました。

咲のパートナーである2級天使のルベルは、明日に咲の翼になるよう指示を出します。上空に舞い上がり咲を見つける明日。気分が沈んでいる咲のために、明日は上空から美しい景色を彼女にプレゼントします。これにより明日と咲は協力体制を築きました。

メトロポリマンと明日との対決の幕が切って落とされます。明日たち2人には心強い助っ人が現れます。その助っ人とは、神候補の1人六階堂七斗です。実はステージ4のガンを患っていた六階堂は、残された人生を有意義に送るため明日たちに協力することを決断したのです。

さっそくメトロポリマン一味は、3人に揺さぶりをかけます。六階堂の家族を誘拐しマジックミラーボックスに閉じ込めたのです。絶体絶命の六階堂と明日たち。しかし、仲間の裏切りにより難を逃れ、逆にメトロポリマンは一人取り残されてしまいます。このあとネタバレ解説に入ります。

勝敗の行方は、明日とメトロポリマンによる一対一の頂上決戦へと持ち越されました。互いに矢の打ち合いが始まりました。敵の命を奪うのに躊躇する明日は、白い矢ではなく赤い矢を使うことにします。ところが、メトロポリマンにはすでに赤い矢が刺さっており使うことができません。そこで、明日は咲と力を合わせてメトロポリマンを羽交い絞めにします。そこへ六階堂が銃弾を撃ち込み万事休す、メトロポリマンの最期となりました。

神候補は6人にまで絞り込まれました。最後に登場するキャラは、天才・米田教授です。合理的な考え方をする米田は神不要論を展開、神候補の戦いは無意味で人として間違っていると唱えます。

それに対して明日は、神が否定されることにより間違いなく不幸になる人間が存在するという現実を挙げて、自ら神になることを改めて誓います。以上が最終回にいたるまでの大まかなあらすじとなります。

次に、本作プラチナエンドに登場する主要キャラを紹介していきます。最初に紹介するキャラは、プラチナエンド主人公の架橋明日（かけはし・みらい）です。明日は両親と弟の4人家族でしたが、ある日のこと明日をのぞく全員が事故死を命を落としてしまいます。その後明日は叔母一家に引き取られますが、凄惨なイジメを受け自殺未遂を図った経緯は前述のとおりです。

他人を傷つけてはならないという亡き両親の教えを守る明日は、敵であっても命を奪う白い矢を使うことを嫌います。

続いて紹介するプラチナエンドに登場するキャラは、神候補となった架橋明日のパートナー・特級天使のナッセです。ナッセには相手の嘘を見抜く能力があり、戦いでは明日を強力にサポートします。

天使とは神に仕える存在で、今回、神候補を選ぶために13名の天使が選ばれました。前述のように天使には特級・1級・2級という階級があります。特級は何かに特に秀でた天使に与えられる称号で、明日に憑いたナッセは純粋無垢（ピュア）なキャラが評価されました。ただ、純粋に架橋明日のためになることを考えるため、人の命を奪うことも躊躇せず実行してしまう怖ろしい一面もあるキャラです。

次に紹介するキャラは、プラチナエンドのヒロイン・花籠咲です。明日とは小学校以来の友人で明日の初恋の相手でもあります。彼女もまた神候補の1人で、天使のルベルから赤い矢を受け取りました。

咲は学校でイジメに遭う明日を助けずにイジメに加担していた過去があります。仲間外れになるのを恐れていたのです。そのことが長年彼女を苦しめていました。偶然明日の自殺の場面を目撃。ショックのあまり彼女自身も入水自殺をはかります。それを見ていた2級天使のルベルが、彼女を神候補に選びました。

ここからは、漫画プラチナエンド最終回のあらすじをネタバレありで解説していきます。まずあらすじ解説に入る前に、プラチナエンドの設定や世界観についておさらいしておきましょう。

人間を創造した神は、世界をより良くするため力を尽くしてきました。そして、遂に自らの地位を継承する時期になったと判断。そこで配下の天使13名に、それぞれが神候補となる人間を探すよう命じました。最終的に神に選ばれた人間はすべての幸福を得ることができ、その人間を選んだ天使は神の束縛から解かれることになります。漫画プラチナエンドでは、神候補から神となるべき1人を選ぶ戦いの物語なのです。

架橋明日たちの前に現れた最後の敵は、米田教授こと米田我工（よねだ・がく）。ノーベル賞を受賞した天才科学者です。万物は科学で解明できるという立場から、神候補でありながら神の存在を信じていない無神論者。神は人間が創り出したクリーチャーと言って憚りません。また、米田教授をサポートする天使は、最強の破壊の特級天使・ムニです。架橋明日たちにとって最強の難敵となることは間違いないでしょう。

最後の敵・米田我工との戦いはどのような結末を迎えたのでしょうか？そして最終的に神に選ばれたのは2人のうちどちらなのでしょうか？

実は、神に選ばれたのは架橋明日でも米田我工でもありません。ネタバレになりますが、それは誰もマークしていなかったキャラで、中海修滋（なかうみ・しゅうじ）という中学1年生の少年でした。彼には自殺願望があり、また米田教授を大変尊敬していました。そこで、死後の世界を探求したがっていた米田に代わり犠牲になろうとしたのです。

ところが、中海は途中で人間の命が他人のために犠牲になるのはおかしいと考えるようになります。最終的に中海が架橋明日の側に付いた事で米田の計画は頓挫、失敗に終わります。そして、ダークホースの中海が神の座を射止めたのです。

自殺願望が強く、自殺したい人間は勝手に自殺すればよいと考えていた中海。神の力を得て何でも目にすることができるようになった彼は、世界中で悶え苦しむ人間たちを見てショックを受けます。前の神に相談すると次のようなアドバイスが返ってきました。「死にたい人間を殺したいなら殺せ、救いたければ救えばいい」

その言葉を聞いた中海は、以前なら決して抱かないような怒りの感情が湧き上がってくるのを覚えました。そして「苦しんでいる人間には頑張って生きてほしい」と素直に考えるようになります。

ここからネタバレになります。そんな中海が最終的に取った行動は、最悪の選択である自死でした。米田教授は、かつて神が死んだとしても天使たちが消えるだけで人類が滅亡することはないと説いていました。自殺願望の強い中学生だった中海は、仮に自死しても人間たちに迷惑は掛からないだろうとの安易な考えにより自死を選択してしまいました。

では、中海の自死が何をもたらしたのでしょうか？神が死んでも人類が滅亡することはないと言っていた米田教授をはじめ人類が滅亡してしまったのです。米田は死の直前にこれまでの自身の仮説を検証し、ある結論を導き出します。それは自身の説を完全否定するものでした。人間は神によって創られた存在なので神が死ぬと人間も消えてしまうという仮説です。ところが、それを公表する前に教授自身が消滅してしまったのです。

前項で米田に心酔する中海が神になったことをお伝えしましたが、ここではその経緯をネタバレで解説します。まず天使に命を助けられた米田教授が明日の殺害を諦めます。そして、自分は死ぬので明日が神になるべきだと語るのです。

納得がいかないのはこれまで支えてきた中海。米田に理由を尋ねます。それに対する米田の回答は、無神論者というキャラを貫くためには死ぬしかないというもの。驚きをもって受け止める中海でしたが、この時自らが神になることを決断したのです。

神候補による決戦が終わり、世界に平和が訪れました。共に戦った明日と咲は周りのみんなが認める恋人同士となりました。それから数年が経ち、緊張した面持ちで咲の実家に足を運ぶ明日がいました。咲と今後の人生を共にすることを彼女の両親に報告しに来たのです。両親にも祝福され、めでたく2人は結婚することになります。結婚した2人は、夢にまで見た自分たちの花屋をオープンするまでに漕ぎつけました。

そんな平和な光景を天上から見ていた神・中海。それと同時に、生きることに苦しみ死を望む大勢の人間を目撃します。「ただ見ているだけでいいのか？」自問自答する中海。その結果彼が決断した行動とは、ネタバレになりますが何と神の自殺でした。前述のように神が自殺したことで天使たちも消滅し、地上にいる人間たち、もちろん幸福の絶頂にいた明日と咲も最期を迎えてしまいました。

壮絶な最後を迎えたプラチナエンド最終回でしたが、プラチナエンドの物語はそれでは終わりません。最終回の最後で、実は神を創った真の神が存在していたことが明かされるのです。前の神も中海に対し、自分を創ったのが誰なのかわからないという旨を話していました。その神を創った神々と思しき存在が次のように語り合います。

プラチナエンドの最終回では、最後の最後に作品全体をひっくり返すような事実が判明します。つまり、人間を創ったのは神ですが、さらにその神を創った神々がいました。ここからがネタバレとなりますが、それだけでは止まらずその神々をも凌駕する高次元の真の神がいるというのです。

神の神の神、だんだん意味がわからなくなってくるかも知れません。さまざまな問題提起をするプラチナエンドにふさわしい最終回結末と言えるのではないでしょうか？

ここまで、主に漫画プラチナエンドのあらすじをネタバレで解説してきました。記事の最後に、今年の秋に放送が予定されているアニメ・プラチナエンドで主要キャラを演じる声優陣を一覧で紹介します。

• 名前：入野自由（いりの・みゆ）
• 性別：男性
• 出生地：東京都
• 生年月日：1988年2月19日
• 年齢：33歳（2021年8月現在）職業：声優、俳優、歌手
• 事務所：ジャンクション

• 名前：小倉唯（おぐら・ゆい）
• 性別：女性
• 出生地：群馬県新田郡笠懸町（現：みどり市）
• 生年月日：1995年8月15日
• 年齢：26歳（2021年8月現在）
• 職業：声優、歌手、女優
• 事務所：アトミックモンキー

• 名前：M・A・O（声優以外の芸名は市道真央＝いちみち・まお）
• 性別：女性
• 出生地：大阪府
• 生年月日：1992年2月1日
• 年齢：29歳（2021年8月現在）
• 身長：158cm
• 職業：女優、声優
• 事務所：イエローキャブNEXT

• 名前：花江夏樹（はなえ・なつき）
• 性別：男性
• 出身地：神奈川県
• 生年月日：1991年6月26日
• 年齢：30歳（2021年8月現在）
• 身長：172cm
• 職業：声優
• 事務所：アクロスエンタテインメント

• 名前：森川智之（もりかわ・としゆき）
• 性別：男性
• 出生地：東京都
• 出身地：神奈川県
• 生年月日：1967年1月26日
• 年齢：54歳（2021年8月現在）
• 身長：172cm
• 職業：声優、歌手、タレント
• 事務所（役職）：アクセルワン（代表取締役）

• 名前：茅野愛衣（かやの・あい）
• 性別：女性
• 出身地：東京都
• 生年月日：1987年9月13日
• 年齢：33歳（2021年8月現在）
• 身長：153cm
• 職業：声優
• 事務所：大沢事務所

• 名前：石川界人（いしかわ・かいと）
• 性別：男性
• 出生地：東京都文京区
• 生年月日：1993年10月13日
• 年齢：27歳（2021年8月現在）
• 身長：174cm
• 職業：声優
• 事務所：プロ・フィット

ここまで漫画プラチナエンドのネタバレあらすじを中心にお届けしてきましたが、最後に漫画プラチナエンドに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する漫画プランダラに関する感想や評価は、「バクマン。」のセリフとプラチナエンドを結びつけているツイートからです。

プラチナエンドの制作コンビ（原作：大場つぐみ、作画：小畑健）による漫画「バクマン。」その中に「天使が主人公の漫画無いよね」というセリフが出てくるそうです。たしかにプラチナエンドでも天使というキャラは準主役的な扱いで主役ではありません。思わず笑みを漏らしてしまう投稿者の様子が目に浮かぶのではないでしょうか？

次に紹介する漫画プランダラに関する感想や評価は、こちらも思わずにやにやしてしまうという投稿者が感想を寄せるツイートからです。

この制作者コンビならではの特色がプラチナエンドにもよく表れていると言います。その特色とは、長いセリフと最終回結末に向けた”お説教タイム”だそうです。熱心なファンになると、お決まりのパターンも欠かせない魅力の一つになるのかも知れません。

続いて紹介する漫画プランダラに関する感想や評価は、暇を持て余してたまたま読んだプラチナエンドにはまったという方のツイートからです。大変面白い作品で久しぶりに漫画から衝撃を受けたと感想を記しています、さらに、まだ余韻に浸っているとも。

こうした漫画作品に出合うことは、滅多にあることではないでしょう。それもたまたま手にした漫画だったというところが興味深いのではないでしょうか？

最後に紹介する漫画プランダラに関する感想や評価は、プラチナエンドの魅力について語っているツイートからです。その魅力とは、物語の設定自体は簡潔なのに登場キャラの思考が難しく複雑なところだと言います。仕掛けの奇抜さより作者の思想・考え方が大事ということでしょうか？

ここまで、漫画プラチナエンド最終回のあらすじを中心にネタバレで解説、また主な登場キャラやアニメ声優、そして読者の感想も合わせて紹介してきました。いかがでしたでしょうか？

この記事でプラチナエンドに興味を持った方は、原作漫画を読んでみてはいかがでしょうか？この記事で解説してきたのはあくまであらすじです。この記事では紹介できなかった、あなただけの推しポイントを見つけられるかも知れません。