【魔王学院の不適合者】偽魔王アヴォスの正体と目的をネタバレ！本物は存在する？

魔王学院の不適合者の作中で始祖として君臨している魔王アヴォス・ディルヘヴィア。魔王学院の不適合者に登場するアヴォスとは偽物の魔王であり、本物の魔王であるアノスの存在を消して魔族の頂点に立っています。実はアヴォスの正体は勇者カノンのレイであり、ある目的から暴虐の魔王・アノスと成り代わりました。本記事ではそんな偽魔王・アヴォスについて正体や目的、アニメの声優などをまとめてネタバレ紹介していきます。

では偽魔王・アヴォスの正体や目的、アニメの声優などをご紹介する前に、アヴォスが登場する魔王学院の不適合者の作品情報について簡単に見ていきましょう。アヴォスが登場する魔王学院の不適合者とは2018年から2022年1月現在にかけて｢KADOKAWA｣の電撃文庫より刊行されている日本のライトノベル作品です。魔王学院の不適合者は元々｢小説家になろう｣で始まったライトノベル作品であり、秋という日本の作家が描いています。

｢小説家になろう｣原作の魔王学院の不適合者は最強の魔王・アノスが未来で全ての理不尽を滅ぼす姿を描いたファンタジー作品となっており、2022年1月現在までに合計12巻の書籍が刊行されています。書籍の他にも魔王学院の不適合者は漫画化やアニメ化などのメディア展開が行われています。そんな魔王学院の不適合者は作者の死去で漫画版が打ち切りとなったものの、シリーズ累計発行部数180万部を記録する高い人気を博しています。

魔王学院の不適合者の主人公であるアノスは2000年前の神話の時代、暴虐の魔王として様々な種族に恐れられていました。しかしアノスは種族間の戦争に嫌気が差し、自身が未来に転生することで戦争を終わらせます。その後アノスは2000年後に転生し、普通の一般家庭で生まれ落ちます。そしてアノスは魔王学院に入り、最強の力を振るうことにします。しかしアノスは魔王学院で魔王の始祖の名前が変わっていることを知るのでした。

本記事で正体や目的、アニメの声優などをご紹介するアヴォス・ディルヘヴィアとは魔王学院の不適合者に登場するキャラクターの1人です。魔王学院の不適合者に登場するアヴォス・ディルヘヴィアとは暴虐の魔王として魔族の頂点に立っているキャラクターです。暴虐の魔王であるアヴォスは冷酷さと博愛を兼ね備えた性格をしており、全てにおいて完璧な存在であることから魔族の間で恐れ多くて名前を口に出来ないといわれています。

崇高な存在であることからアヴォスは素顔を現さず、素性が全く明かされていません。しかし本当の暴虐の魔王は主人公のアノスであり、アヴォスは魔王の始祖を語る偽物です。アノスは魔王学院の入学試験で自身の名を語るアヴォスを知り、歴史の相違で不適合者の烙印を押されてしまいました。魔王学院の不適合者の世界では七魔皇老でさえアヴォスを魔王の始祖と思い込んでおり、作中でアノスはアヴォスの正体を探ることになりました。

上述でネタバレ紹介した通り主人公のアノスこそが本物の暴虐の魔王であり、アヴォスは偽物の魔王です。では暴虐の魔王を偽るアヴォスの正体はいったい何なのでしょうか。ネタバレになるのですが、アヴォスの正体はレイ・グランズドリィという魔王学院のキャラです。アヴォスの正体であるレイとはアノスと非常に親しい関係を築き上げている魔王学院のキャラであり、魔剣・霊剣・神剣を使うことから｢錬魔の剣聖｣と呼ばれています。

｢錬魔の剣聖｣であるレイの正体は勇者カノンであり、2000年間転生を繰り返して魔族のレイに生まれ変わりました。2000年前アノスが転生したことで戦争が終結しました。しかし人間は魔族に対し強い恨みを持っており、人間と魔族の戦争が終わることがありませんでした。そこで勇者カノンは七魔皇老の記憶を書き換えて偽物の魔王アヴォス・ディルヘヴィアとなり、魔王となった自分を人間に討たせて戦争を終わらせようとしたのです。

ではここからは魔王学院の不適合者に登場する偽魔王・アヴォスの正体・レイ（勇者カノン）の目的やその後についてネタバレ紹介していきます。上述でネタバレ紹介した通り、アヴォスの正体・レイの目的は人間と魔族の戦争の終結です。2000年前にアノスが未来に転生した後、王都ガイラディーテの王・ジェルガは魔族を全て滅ぼそうとしました。そこでジェルガは反対する勇者カノンを殺し、現在の勇者育成学校・勇者学院を作ります。

さらにジェルガは死後、自分の根源から魔族断罪の魔法を作って後の世に継承しました。このままでは昔のように人間と魔族は大戦争を起こしてしまいます。そこで勇者カノンは人間と魔族の戦争阻止を目的とし、転生を繰り返します。そして勇者カノンは魔族のレイに転生した時、偽物の魔王の始祖・アヴォスを名乗りました。この時勇者カノンのレイはアヴォスとなった自分を人間に討って貰い、目的を叶えようと考えていました。

偽物の魔王・アヴォスを名乗り、人間と魔族の戦いを終わらせようとした勇者カノンことレイ。しかしジェルガが過去に魔族に対する恨みを根源で継承していたため、簡単にレイの目的は達成出来ませんでした。簡単に達成出来ないと考えたレイは人間や七魔皇老の記憶を書き換え、本物の魔王をアノスからアヴォスにします。周囲の記憶を書き換えたレイは｢霊神人剣エヴァンスマナ｣という聖剣を使い、アヴォスとして人間に宣戦布告します。

これらの経緯から本物の暴虐の魔王・アノスは歴史に名前が残っていなかったのです。上述でネタバレ紹介した通りレイは勇者カノンであるため、人間との戦争を望んでいません。なので偽の魔王・アヴォスとなったレイは目的達成のために宣戦布告しただけであり、一切人間を傷付けようとしていませんでした。汚名を被ってまで人間と魔族の戦争を終わらせようとする姿を見ると、勇者カノンことレイは勇者に相応しい人間といえます。

魔王学院の不適合者の作中で魔王の始祖・アヴォスを名乗り、人間に対して宣戦布告したレイ。一方本物の魔王であるアノスはレイをシン・レグリアというかつての右腕だと思っていました。しかしアノスの予想は外れ、レイの正体がアヴォスだったことが判明します。レイの正体を知ったアノスは彼から目的について詳しく聞きます。目的について聞いたアノスは｢霊神人剣エヴァンスマナ｣をレイに突き立てられ、倒れてしまいました。

｢霊神人剣エヴァンスマナ｣によって倒れたアノスはレイの仮面を被り、自分をアヴォスにします。そのままアノスはアヴォスとして魔族の軍に撤退命令を出し、人間に対する報復の禁止を宣言しました。上述でネタバレ紹介した通り、2000年後の世界でアヴォスは誰も逆らえない魔族の頂点に位置しています。なので魔族の軍隊はアヴォスに扮した本物の魔王・アノスの命令を聞き、戦争から全軍撤退して人間と停戦を結ぶことになりました。

魔王学院の不適合者の作中でアノス扮するアヴォスの命令によりレイの目的は達成したかのように思われました。しかし目的は達成せずアノスとレイの前に2000年前の人間の王・ジェルガが現れます。ジェルガは死後に自身の根源を魔族断罪と根源母胎に分け、2000年経った今も魔族断罪の魔法として生き続けていました。2000年経った後も魔族断罪の魔法として生き続けていたジェルガは復讐心でアノスとレイに立ちはだかります。

上述で少しネタバレ紹介しましたが、魔王学院の不適合者に登場するジェルガは過去に勇者カノンを殺害した張本人です。なのでジェルガは誰よりも勇者カノンのことを知っています。そのため魔王学院の不適合者の作中でレイの前に現れたジェルガは正体が勇者カノンであることを見抜きます。2000年経った今もジェルガは魔族を許すことが出来ませんでした。これに平和を志すレイは反発し、｢霊神人剣エヴァンスマナ｣を構えます。

｢霊神人剣エヴァンスマナ｣を手に持ったレイはエレオノールや七魔皇老のアイヴィスと協力し、一度根源を失ったアノスも参戦してジェルガを倒そうとします。しかしジェルガは諦めず、アゼシオンの民の力でパワーアップしました。これに暴虐の魔王・アノスとかつての勇者・レイが手を組み、ジェルガの憎しみの感情を浄化することに成功しました。その後アノスは｢転生｣でジェルガを消滅させ、世界に平和が訪れることになりました。

上述でネタバレ紹介した通りアヴォスは勇者カノンのレイであり、この世に存在していません。しかしアノスが魔剣大会編で発見したもう1つのアヴォスの仮面はレイの持ち物ではありませんでした。これにより、アヴォス・ディルヘヴィアという人物は本当に存在していたことが明らかになります。その後魔王学院の不適合者の作中で本物のアヴォス・ディルヘヴィアはだんだん正体が明かされていき、アノスの最後の強敵として登場します。

ではここからは魔王学院の不適合者のアニメでアヴォスを演じた声優についてネタバレ紹介していきます。アニメ魔王学院の不適合者でアヴォスを演じたのは日本の男性声優である谷山紀章です。谷山紀章とは1975年の8月11日に山口県で生まれた声優であり、2022年1月現在賢プロダクションに所属しながら歌手としても活動しています。元々声優の谷山紀章は高校卒業後に代々木アニメーション学院声優科に入り、演技を学びました。

演技を学ぶ中で谷山紀章は声優の野村道子に実力を買われ、1996年のOVA｢銀河英雄伝説｣で声優デビューを飾りました。1996年に声優デビューを飾った谷山紀章は1997年のアニメ｢みどりのマギバオー｣でテレビアニメデビューし、2005年に音楽ユニット｢GRANRODEO｣を結成して大ブレイクすることになりました。そんな声優の谷山紀章は2022年1月現在歌手として大活躍しながら、数々の人気アニメ作品に出演し続けてます。

• 2002年のアニメ｢キックオフ2002｣：高見沢健一役
• 2005年のアニメ｢ゾイドジェネシス｣：ロン・マンガン役
• 2006年のアニメ｢金色のコルダシリーズ｣：月森蓮役、東金千秋役
• 2006年のアニメ｢武装錬金｣：早坂秋水役
• 2007年のアニメ｢おおきく振りかぶって｣：花井梓役
• 2008年のアニメ｢とある魔術の禁書目録シリーズ｣：ステイル＝マグヌス役
• 2010年のアニメ｢ぬらりひょんの孫｣：清十字清継役

• 2011年のアニメ｢うたの☆プリンスさまっ♪シリーズ｣：四ノ宮那月役
• 2013年のアニメ｢進撃の巨人シリーズ｣：ジャン・キルシュタイン役
• 2015年のアニメ｢SHOW BY ROCK！！｣：クロウ役
• 2016年のアニメ｢文豪ストレイドッグス｣：中原中也役
• 2017年のアニメ｢Dise irae｣：ヴィルヘルム・エーレンブルグ役
• 2019年のアニメ｢あひるの空｣：夏目健二役
• 2020年のアニメ｢pet｣：司役

魔王学院の不適合者に登場するアヴォスに関する感想ではアヴォスの正体が気になるといった感想が多く寄せられていました。魔王学院の不適合者の作中で主人公のアノスは魔王学院に入学した際、偽物の魔王・アヴォスの存在を知ります。その後アヴォスの正体はしばらく明かされることがありませんでした。そのため当初、アヴォスの正体には多数の魔王学院の不適合者ファンから注目が集まっていました。

魔王学院の不適合者に登場するアヴォスに関する感想ではアヴォスの正体に驚く感想も多く寄せられていました。魔王学院の不適合者の作中で謎だらけだったアヴォスは正体を明らかにし、勇者カノンのレイだったことが判明します。確かに伏線があったものの、中々アヴォスの正体がレイだと予想出来ないものになっていました。このことからアヴォスの正体が判明したシーンは多数の魔王学院の不適合者ファンを驚かせました。

魔王学院の不適合者に登場するアヴォスに関する感想ではアニメ2期での登場に期待する感想も多く見受けられました。本記事でネタバレ紹介した通り、アヴォスは実際に存在しているキャラクターです。残念ながら本物のアヴォスはアニメに登場しておらず、原作版でアノスの最後の強敵として描かれています。なので本物のアヴォスは制作が発表されたアニメ2期の登場に期待されています。

本記事では魔王学院の不適合者に登場するアヴォスについて正体や目的、アニメの声優などをネタバレ紹介しました。魔王学院の不適合者に登場するアヴォスはレイが歴史を書き換えた偽りの魔王であり、レイによる目的達成によって消え去りました。しかしアヴォスは実在しており、書籍版のみ登場しています。なのでアニメしか見たことが無い方は是非一度、書籍版で本物のアヴォスの姿をチェックしてみて下さい。