【リゼロ】ロム爺の正体・過去と死亡するかネタバレ！かわいいと言われる理由は？

筋骨隆々で2mを超えた巨体を誇るロム爺。しかしネット上では「かわいい」と囁かれており人気が高いようです。そこでここからはロム爺の正体・過去や死亡シーン、かわいいと言われる理由を中心に紹介していきます。それではまず『Re:ゼロから始める異世界生活』の作品情報からご覧ください。

『Re:ゼロから始める異世界生活』とは、MF文庫J(KADOKAWA)より刊行されている小説家になろう発のダーク・ファンタジー作品です。略称は「リゼロ」。作者は長月達平です。2022年1月時点では全シリーズ累計発行部数は1100万部を突破しており、さらに「このライトノベルがすごい！」2017年版では文庫部門第2、「SUGOI JAPAN Award 2017」ではアニメ・ラノベ部門の2部門で第1位を獲得するなど人気を博しています。

ここではリゼロで描かれた第1章のあらすじをネタバレ紹介します。物語は異世界に召喚された少年ナツキ・スバルが、サテラと名乗るハーフエルフと出会ったところから始まります。スバルはサテラとネコ型精霊パックに召喚時に助けられた恩を返すために物探しに協力することになりますが、その途中で何者かに襲撃され命を落としてしまいました。

ところがスバルはなぜか生きており、異世界に召喚された時点に戻っていたのでした。スバルはその現象がタイムリープ能力「死に戻り」であり、自身の死によって記憶を引き継いだまま時間を巻き戻すことができると考えます。こうしてスバルはタイムリープ能力を活かして異世界を生き抜いていくことに…

• 名前：ロム爺(バルガ・クロムウェル)
• 種族：巨人族
• 生年月日：2月20日
• 身長：220cm

ロム爺はリゼロの序盤で登場する盗品蔵の主です。普段はフェルトが盗んできた盗品を買い取ってそれを生活の糧にしています。作中では異世界に存在していない携帯電話でさえも買い取って値付けしているため、目利きには相当の自信があるようです。また売り主であるスバルは当然異世界での相場など知るはずもなくそれを態度で表していたのですが、それでもロム爺は真摯に鑑定して値付けをおこなっていることから真面目さが窺えます。

ロム爺はスバルと初対面を果たした際に、スバルと出会うまではミーティア自体を見たことがないと言っていました。

しかし、それでもケータイを時を切り取るミーティアとして「売りさばいて見せる」と自信ありげに豪語していることから、非常に高価なミーティアを取り扱うことができる人物と繋がっていると考察できます。ただし、スバルがロム爺に売ったケータイに対する値付け金額や反応を見ると、スバルが高価なミーティアを所持できる人物だと映っていたようです。

リゼロのロム爺はフェルトを孫のようにかわいがるお爺ちゃんでしたが、ミーティアを取り扱う際の態度や反応を見るとどうもただの盗品蔵の蔵主ではなさそうです。実はのちにロム爺の正体が明らかになっており、かつてはとある戦いで大活躍した大物でした。ではロム爺の正体は何者なのか？ロム爺の過去や最後を考察しつつその正体を解説していきます。

まずロム爺の正体について結論から言うと、ロム爺は巨人族の生き残りだということです。本当の名前はバルが・クロムウェルで、この苗字に当たる「クロムウェル」にちなんでロム爺という名前を付けています。

ロム爺にはもう1つの正体があります。その正体というのが、かつて勃発したルグニカ王国最大の内戦である「亜人戦争」で、大幹部として活躍した「大参謀」バルガ・クロムウェルです。ちなみに亜人戦争はルグニカ王国内に蔓延る亜人差別が原因となっており、その亜人差別に対して憤りを感じた亜人が力を見せつけることで、ルグニカ王国における地位向上を目指すことを目的に戦争を引き起こしています。

リゼロのロム爺は亜人戦争で活躍した大参謀としての正体と実力を持つ人物ですが、実は作中で2回死亡しています。ただし、ちょうどスバルがロム爺に関わった際に死亡しているため、スバルの死に戻りによって死亡が回避されています。しかし一方でスバルは死に戻りの能力を持っていることに気付き始めた頃だったため、スバルはロム爺が2回死亡したのに対して4回死亡していました。

まず1周目でのロム爺は死亡したスバルの遺体を発見したものの、その後エミリアとともに殺害されて死亡。次に2周目ではロム爺とフェルトが生きている時点でスバルが到着しますが、その後エルザが現れてロム爺たちは戦いの末に死亡。次に3周目ではスバルがチンピラに殺害されてしまったため盗品蔵には到着していません。

最後に4周目ではスバルがラインハルトと出会ったことによりこれまでの流れが大きく変わっています。スバルはエルザとの戦闘中にフェルトを逃がすことに成功し、誰も死亡せずに済みました。そしてロム爺もエルザに腹を切られたものの、エミリアの治療で延命しています。結果、ロム爺の死亡シーンはスバルが死に戻った1周目と2周目の計2回となりました。

どうやらネット上では、リゼロのロム爺が「かわいい」と囁かれているようです。筋骨隆々の逞しいお爺さんキャラであるロム爺ですが、なぜロム爺がかわいいと言われているのか？ここからはロム爺がかわいいと言われる理由についてネット上に寄せられた感想を元に解説していきます。まずネット上ではロム爺について以下のような意見があります。

• 癒し系おじいちゃん
• お酒に酔って顔を赤くしててかわいい
• うましうましと言っている様子がかわいい
• 古めのカメラでフェルトを撮っているロム爺がかわいい
• フェルトにプレゼントを贈るロム爺がかわいい
• コンポタスナックで笑顔になるロム爺がかわいい

ネット上に寄せられた「かわいい」を中心にした意見をまとめると、おそらくロム爺のお爺ちゃんらしい反応がかわいいと言われる理由だと考えられます。またフェルトを孫のようにかわいがる様子とセットになっているのかもしれません。ちなみにロム爺がコンポタスナックを「うましうまし」と美味しそうに食べているシーンは、スバルが死に戻った2周目のシーンで見ることができるので興味のある方はチェックしてみてください。

ロム爺が似ていると言われるキャラの1つに「ガチャピン」があります。ロム爺とガチャピンを比較してみると声や色などに違いがあるものの、目に輝きがないという共通点が浮かび上がります。

では目に輝きがないという要素がどのようにしてかわいい印象に繋がるのか？ということですが、まず目に輝きがないということは無気力さを印象付けていると考えれば分かりやすいです。その無気力な印象付けによって機敏さがない動きを連想させるため、それが癒されることへと繋がっていると言えるでしょう。

続いてロム爺が似ていると言われるキャラの1つに「コダック」があります。やはりコダックもガチャピンと同様に目の部分が似ています。どちらも全体の見た目がロム爺とは違うものの、目の特徴が演出する雰囲気が似通っていると言えるかもしれません。

ロム爺が持つ能力1つに「品物を見る目利きの能力が高い」という点が挙げられます。ロム爺は前述の通り、異世界で全く見たことのない「ケータイ」を即座に値付けることができるため、相場に精通している可能性が非常に高いです。また品物を見る目利きの能力に自信があるからこそ、仲介役という双方にとっての利益を図る役割を担うことができているのだと考えられます。

ロム爺が持つ能力1つに「謀略や戦略に関して優秀」という点が挙げられます。ロム爺の正体が大参謀であることを考慮すれば、いかに彼が謀略や戦略に関して極めて優秀な能力を発揮しているのかが分かります。

実際に亜人戦争ではルグニカ王国を罠へと誘き出し、その後大規模魔法陣によって大打撃を与えていました。さらに亜人の戦争参加者はルグニカ王国よりも少なかったのですが、それでもロム爺の戦略によって互角以上の戦況を作り上げていたことからも優秀さが窺えます。

ロム爺が持つ能力1つに「亜人族に対して顔が広い」という点が挙げられます。やはりロム爺は亜人戦争における大参謀という役割を担っていたことから、強力な亜人に対して顔が広いです。その人物にはフランダースの裏社会を牛耳っている組織「黒銀貨」の頭領であるドルテロや、レムやラムがいた鬼族の隠れ里の長がなどがいました。

ロム爺はリゼロの作中に孤児として登場したフェルトのことを孫のようにかわいがっており、保護者のような振る舞いをする場面も多いです。しかし圧倒的な体格差から分かりますが、ロム爺とフェルトは血が繋がった家族ではありません。実はフェルトはかつてロム爺に預けられた王弟の子供であり、王族の生き残りとして王候補の1人でもありました。

ロム爺とフェルトは血が繋がった家族ではないものの、フェルトにとってのロム爺はれっきとした育ての親であり、一方でロム爺にとってのフェルトは孫のような存在でした。そんな二人の関係性はフェルトがラインハルトに半ば強引に連れ去られた徽章騒動後のシーンで具体的に見ることができます。先にお伝えした通り、フェルトは王候補の1人であったため王戦に参加することになっていました。

しかし無理やり担ぎ上げられたフェルトは王戦に参加する気など全くありませんでしたが、ロム爺が人質となってしまったためなし崩し的に参加することを決意しています。一方、ロム爺もフェルトの気持ちを想って自分を見捨てるように促しますが、フェルトはそれを看過しているためお互いが特別な存在であることは間違いないと言えるでしょう。

誇り高き巨人族の生き残りとして亜人戦争に参加したロム爺。しかし、亜人族の英雄リブロが死亡したため長期戦は不利だと判断し、ルグニカ王城血戦に挑むこととなりました。

スピンクスと不死王の奇蹟で操られたリブレの三人で王城に到着したロム爺は、その後始祖の肉体を体に宿して剣鬼ヴェルヘルムを圧倒します。しかし一時は亜人戦争の英雄部隊であるツェルゲフ隊を相手に優勢に戦いを進めていたのですが、ヴェルヘルムが仲間たちの尽力によって息を吹き返したため、それが決定打となり敗北してしまいます。

ヴェルヘルムに敗北したロム爺は、ルグニカ王城の地下に落ちてしまいました。するとそこにジオニス陛下が現れます。そしてジオニス陛下はロム爺を保護し、マイクロトフの本拠地の城に匿うことにしました。その後、ヴィンセント・ヴォラキアによるグルニカ王国への攻撃が始まります。

そこでロム爺はルグニカ王国にヴィンセントが加護を無効化する魔法陣をピックタットで使用することを示唆することにしました。こうして緊急事態だと判断したジオニス陛下は、ピックタットに邪竜バルグレンが現れた際に神龍ボルカニアを召喚し、ルグニカ王国を守ることとなります。

ロム爺はジオニス陛下がランドハル陛下に代替わりをした際に、当時の王弟に娘を預けられることとなります。その後ロム爺は王城から脱出し貧民街へと向かいます。そして貧民街で育てることになった赤ん坊はロム爺にフェルトと名付けられました。

フェルトを育てる過程で幸せを感じていたロム爺は、かつて抱いていた恨みの感情を失い始めていました。そしてその時にラインハルトによって、貧民街にいる盗賊団の一味が一斉検挙される事件が起きます。そこでロム爺は盗賊団の拠点を自分のものにして盗品蔵を営むことにしました。

こうして盗品蔵を活用してフェルトが盗んできた物の販売や拾った物の修理で生活する日々を送ることになったのですが、そんな日常が終わりを迎えてしまう事件が起きてしまいます。その事件が起きたのは、フェルトがエミリアの徽章を盗む依頼を受けた時でした。盗品蔵にエルザという招かれざる客が訪れたのです。

そこでフェルトはエルザと交渉を始めたのですが、あえなく交渉は失敗に終わってしまいます。その後エルザとの戦闘になると、ロム爺がスバルの死に戻り能力によって繰り返された世界で何度もエルザに敗北。しかし最終的に確定した世界で死亡することなく気絶していたため、そのまま王都の衛兵詰所に運ばれて手当を受けることとなりました。

王都の衛兵詰所に運び込まれたロム爺は、目覚めた後すぐに脱出しています。その後裏路地に拠点を構えてフェルトの情報を集めていました。そして王都を訪れたスバルが、王城の玉座の間にフェルトが向かう予定だということを教えてくれました。そこでロム爺はフェルトとの再会を果たすために王城へと侵入しますが、それに失敗し王座の間に連行されることとなります。

その時にフェルトが王選から逃げたいと考えていると判断していたロム爺は、フェルトを王選から脱出させるためにあえて自分を助けてくれるように懇願して惨めな自分を演出しました。しかしフェルトはその演出で自分を見捨てるように仕向けていることを看破したため、望んで王選に参加することを決意してしまいます。こうして王選開始の宣言が終わり、ロム爺はようやくフェルトと合流することに成功しました。

ロム爺は盗品蔵でトンチンカンを拾った後に王都にあるアストレア邸に滞在することにしています。そしてかつて亜人戦争で戦った剣鬼ヴィルヘルムでやりあったグリルとキャロルが、滞在中のロム爺に対して剣と盾を取って対峙しました。しかしロム爺はフェルトを育てていくうちに恨みの感情は消えたと説明し、一方で二人もフェルトのために戦うことを選ばなかったため戦いは回避されました。

ロム爺はハクチュリへと移動した後にドルテロと再会します。ドルテロは五大都市フランダースの裏社会を牛耳る組織「黒銀貨」の頭領であり、ロム爺と亜人戦争時代に深く関わった中でもありました。そして二人はその再会からフェルトを通じて再び関係を築いていくことになります。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場するロム爺役を演じた声優は、東京都武蔵野市出身の声優・俳優である麦人です。彼は1944年8月8日生まれの声優で、現在は個人事務所であるじゃがいも村の代表を務めています。声優として活動する際のジャンルはアニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションです。

役柄は海外作品の吹き替えの比重が高く、ランス・ヘンリクセンとウェス・ステュディを多く担当しています。またアニメでは悪役や権力者、黒幕役を演じることが定番となっているようで、本人も「悪役は大好き」と公言していました。

• 2001年～：グラップラー刃牙(愚地独歩 役)
• 2001年～：サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(アイザック・ギルモア 役)
• 2010年～：スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-(ケンゾウ・コバヤシ 役)
• 2014年～：ノーゲーム・ノーライフ(初瀬いの 役)
• 2015年～：ナノ・インベーダーズ(ゼロ 役)
• 2015年～：美男高校地球防衛部LOVE!(ウォンバット 役)
• 2016年～：機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(蒔苗東護ノ介 役)
• 2019年～：Dr.STONE(カセキ 役)
• 2020年～：呪術廻戦(楽巌寺嘉伸 役)
• 2021年～：現実主義勇者の王国再建記(アルベルト・エルフリーデン 役)

こちらではリゼロに登場するロム爺とフェルトに関する感想があがっています。感想では「フェルトとロム爺はかわいい」と言われているのですが、やはり二人の会話や態度シーンに読者を和ませる要素があるのかもしれません。

こちらではリゼロに登場するロム爺の正体に関する感想があがっています。この方はどうやらロム爺の正体がバルカだと知って驚いているようです。ロム爺について具体的に知りたい方は、彼がバルカとして活躍するシーンにも注目してみると良いでしょう。

こちらではリゼロに登場するロム爺の強さに関する感想があがっています。Twitter上で投稿されている画像を見ると、ロム爺がいかに巨体を誇るのかを窺い知ることができます。また意外とロム爺の棍棒も大きいようです。

リゼロに登場するロム爺の正体・過去と死亡するかネタバレしつつ、かわいいと言われる理由について解説してきましたがいかがでしたか？ロム爺の正体は巨人族の生き残りとして参加した亜人戦争の「大参謀」バルガ・クロムウェルでした。

その正体を隠しながら貧民街で盗品蔵を営んでいたロム爺は、最終的に2回死亡しています。今回は正体や死亡シーン、かわいいと言われる理由を中心に紹介してきましたが、当記事を機にリゼロの漫画やアニメで描かれるロム爺の活躍シーンにも注目してみてはいかがでしょうか？