【リゼロ】ジュースの正体はペテルギウス?フォルトナとの恋やベアトリスとの関係とは?

『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』に登場するジュースの正体はペテルギウス?フォルトナとの恋やベアトリスとの関係とは?この疑問に答えるため、原作である小説やアニメ作品を元に徹底的に検証していきます!『リゼロ』の世界にて、エミリアの幼少期に登場し、イケメンでかっこいい印象を受けるジュースですが、本当にペテルギウスなのでしょうか?また、今回はアニメ版『リゼロ』でジュースの声優を務めた人物についても紹介していきます!

【リゼロ】ジュースの正体はペテルギウス?フォルトナとの恋やベアトリスとの関係とは?のイメージ

目次

  1. リゼロのジュースがかっこいい
  2. リゼロのジュースの正体とはペテルギウス?過去を考察
  3. リゼロのジュースとベアトリス・フォルトナの関係
  4. リゼロのジュースの強さや能力
  5. リゼロのジュースの謎を考察
  6. リゼロのジュースのアニメ声優
  7. リゼロのジュースに関する感想や評価
  8. リゼロのジュースまとめ

リゼロのジュースがかっこいい

ジュースの正体についてネタバレする前に、『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』の作品情報について紹介していきます。『リゼロ』の世界観を深く知ることの出来る内容となっておりますので、こちらを読む事で後述のジュースの正体についてのまとめがより一層分かりやすくなります。また、今回のメインキャラであるジュースのプロフィールや性格についてもここでご紹介していきます。

リゼロの作品情報

リゼロの概要

『Re:ゼロから始める異世界生活(略称:リゼロ)』は、長月達平によるライトノベル作品です。本編である小説は、2022年1月現在28巻まで刊行されており、その他にも短編集が6巻、外伝が5巻となっています。全世界でシリーズの累計発行部数が1100万部を超えるという大人気作品で、『すごいジャパンアワード2017』ではラノベ部門にて1位を獲得しました。

また、『リゼロ』はアニメ作品も制作されており、2016年4月からはシーズン1、2020年7月からはシーズン2が放送されました。『キャラペディア』にて実施された『次週以降も観続けたい2016年春アニメ作品TOP20』の男性部門にて1位を獲得するほどの人気アニメとなり、原作をより多く知ってもらうきっかけにもなりました。ライター・のざわよりのりは、声優・水瀬いのりが演じるレムの存在が人気の秘密だと語っています。

リゼロのあらすじ

引きこもり生活を送っていた17歳の高校生・菜月昴(ナツキ・スバル)は、夜にコンビニで買い物を済ませると突如異世界に召喚されてしまいました。引きこもり生活でファンタジーな世界に耐性のついていたスバルは、すぐにその世界が異世界であるという状況を受け入れますが、すぐにチンピラ3人組に絡まれて命の危機にさらされてしまいます。その窮地を救ってくれたのが銀髪の美少女・エミリアでした。

すぐにエミリアに好感を持ったスバルは、エミリアが盗まれたという徽章を一緒に探すことにします。しかし、探索の途中で何者かに襲われたスバルは、エミリアと共に命を落としてしまいます。次の瞬間目を覚ましたスバルは、エミリアと出会う直前に戻っていました。何度も死を繰り返すうちに自分が『死に戻り』をしている事に気が付いたスバルは、最善の結果に辿り着くために奮闘するのでした。

ジュースのプロフィール

『リゼロ』のジュースは、端正な顔つきと緑色の髪が特徴のかっこいいルックスをしています。青年の姿をしていますが、その正体は400年前から存在している土の精霊で、魔女教の創設者の1人でもあります。魔女教の信者であるロマネコンティ一族を従えており、ジュースは代々、ロマネコンティ一族の肉体に乗り移る形で存在し続けていました。

スバルが異世界に召喚された現代から100年前、ジュースは魔女教の活動としてエリオール大森林を管轄にして守護していました。フォルトナとエミリアの住む村に月に2回ほど物資を届けており、村人たちとも良い関係を築いています。また、嫉妬の魔女であるサテラを信仰するジュースは、エリオール大森林に存在する『封印の扉』を守る事を1つの大切な役割としており、村を訪れた際には必ずフォルトナに確認をとっていました。

ジュースの性格

魔女教に所属するジュースですが、その性格は温厚で人格者でもありました。魔女教といえば、現代では幾度となくスバルの前に立ちはだかり苦しめてきた存在ですが、ジュースは穏健派であるため、むしろ人々から慕われる存在であったようです。自分よりも他人の事を考える性格のためフォルトナからも好意を寄せられていましたが、女性の気持ちに鈍感なところもあり、気の強いフォルトナに対してオドオドする様子も見せていました。

エミリアに対して深い愛情を持っており、初めてエミリアの姿を見た時には感動のあまり涙を流していました。幼いエミリアとフォルトナ、そしてジュースが3人で手を繋ぎながら歩くシーンがあり、エミリアが『ジュースがお父さんだったらいいのに』と発言していることからも、ジュースが子供からも慕われる、かっこいいだけではない優しい人物であることが分かります。

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイト

リゼロのジュースの正体とはペテルギウス?過去を考察

ここからは今回のメインである、『リゼロ』のジュースの正体がペテルギウスであるのかを徹底的に検証してまとめていきます。ペテルギウスといえば『リゼロ』の作中で初めてスバルの前に立ちはだかった大罪司教で、狂人さながらの行動や言動から、ファンに大きな印象を植え付けた人物です。前述のまとめからも分かるように、穏やかでありながらルックスもかっこいいジュースですが、その正体は本当にペテルギウスなのでしょうか?

考察①ジュースの正体はペテルギウス

結論から言うと、ジュースの正体は大罪司教・ペテルギウスです。元々ジュースという名前はフォルトナやエミリアなど親しまれている人物から呼ばれている愛称で、大罪司教となったジュースのフルネームは、ロマネコンティ一族の肉体を使っていることからペテルギウス・ロマネコンティとなっています。100年の歳月を経て顔つきは変わってしまっていますが、髪色や服装、帽子などで面影を確認する事が出来ます。

大罪司教・ペテルギウスとなったジュースは、自分の目的のために活動する他の大罪司教とは比べ物にならないほど嫉妬の魔女・サテラへの信仰や執着が強く、福音書に従って数々の活動をしていきます。その活動は世界の人々に大きな被害を与え続け、魔女教の大罪司教・ペテルギウスの名前は大きく知れ渡ることになっていきました。

魔女教の『怠惰』を担当していますが、ジュースであった頃の性格がわずかに残っているのか実際は勤勉であり、福音書に従うことで魔女の寵愛に応える事のみを目的として行動します。しかし、興奮すると自分の指を嚙み砕くなどの自傷行為を行い、痛覚によって喜びを見出すという狂人で、殺人も躊躇なく行うため、ジュースであった頃の精神はほぼ崩壊しているといっていいでしょう。

『死に戻り』を繰り返すスバルを幾度と無く窮地に追い込み、それによってスバルの精神は崩壊しかけましたが、レムの言葉によって復活したスバルに対抗策を練られ、倒されました。ここまでの事でジュースの正体がペテルギウスだという事が分かりますが、作中でエミリアやスバルがペテルギウスとジュースが同一人物だと分かっている描写はありませんでした。

考察②ジュースがペテルギウスになった経緯

ジュースはエリオール大森林の森の中で、幼いエミリアと仲良く遊んでおり、その様子をフォルトナが微笑ましく見つめていました。しかし、そこに突如として虚飾の魔女であるパンドラと、大罪司教の『強欲』担当のレグルス・コルニアスが現れ、『封印の扉』を開けるように迫ってきました。ジュースはフォルトナとエミリアを逃がすために、フリューゲルから預かっていたという『怠惰』の魔女因子を取り出し、体内に取り込みます。

『怠惰』の権能である『見えざる手』を駆使し、レグルスとの戦闘を行うジュースですが、大罪司教の中でもトップクラスの戦闘力を誇るレグルスを前に徐々に押されていき、窮地に立たされてしまうのでした。そこに、エミリアを同族のアーチに預けたのちに戻ってきたフォルトナの助けで、ジュースは危機を脱します。しかし実力差は大きく、ジュースとフォルトナの劣勢は変わりません。

絶体絶命のジュースでしたが、パンドラは権能を使い、その場から消し去ってしまうのでした。その後、エミリアは今回の騒動の原因である『封印の扉』の元へ行き、自分に出来ることはないかと考えますが、そこにパンドラが現れ、『封印の扉』を開ければすぐにここから立ち去ると約束します。しかし、エミリアは『封印の扉』を開けてはいけないというフォルトナとの約束を守り、拒否するのでした。

そこにフォルトナが現れ、エミリアを守るために魔法を駆使してパンドラと戦いますが、パンドラは何度魔法によって串刺しにされても、何事もなかったかのように涼しい顔で『封印の扉』を開けるように要求し続けます。そんな中、ジュースが駆け付け、『見えざる手』でパンドラを攻撃しますが、パンドラの権能によって目標をすり替えられ、『見えざる手』はフォルトナの身体を貫いてしまうのでした。

ジュースは自分の手で大切な人の命を奪ってしまった事でその場に崩れ落ち、精神が崩壊してしまいます。これによりジュースは、新たな大罪司教であるペテルギウス・ロマネコンティとして生まれ変わったのです。ジュースはフォルトナの亡骸とエミリアをその場に残し、パンドラと共にエリオール大森林を立ち去っていくのでした。

考察③ジュースがペテルギウスになったのは魔女因子が関係している?

ジュースはフリューゲルから魔女因子を預かっており、フォルトナとエミリアを守るために自分の体内に取り込みますが、この時に『私には魔女因子は適合しない』と語っており、やむを得ずの手段だったことが分かります。そもそも魔女因子とは賢者の骨であり、これを取り込む事でその魔女因子の権能を得る事が出来るというものです。これにより怠惰の権能を得ることができたジュースですが、大きな副作用をもたらしてしまいます。

怠惰の魔女因子を取り込んだジュースは、目からは血を流し、言葉遣いも普段とは変わってきてしまいました。普段は子供が相手でも敬語で話すジュースですが、語尾の『です』の部分を強調するようになり、後のペテルギウスに近い特徴のある話し方の片鱗を見せ始めてしまいます。これは精神に影響を与えている事を意味しており、ジュースの精神が崩壊し、ペテルギウスになった大きな原因の1つであると考えられます。

また、自分に適性のない魔女因子を無理やり取り込んだその姿に感動したパンドラによって、ジュースは怠惰の大罪司教に任命されてしまいます。虚飾の魔女であるパンドラに魅入られてしまった事も、ジュースがペテルギウスになった事に大きく関係していると考察出来ます。

考察④エミリアとプリステラで再会する?

『リゼロ』の第5章で、スバルとエミリアは『水門都市プリステラ』へと訪れています。プリステラとは『リゼロ』の舞台となるルグニカ王国の5大都市の1つであり、カララギ都市国家との国境沿いにあるため、カララギの文化が色濃く残る景色の美しい栄えた都市となっています。

ペテルギウスはスバルに倒されますが、この時にスバルは怠惰の魔女因子を身体に取り込んでいます。これによりスバルは、怠惰の権能である『見えざる手』を使用可能になっていますが、この怠惰の魔女因子の中にはわずかにジュースの意思が残っているようです。

『リゼロ』の第5章では、ジュースとも深い因縁のあるレグルスとスバルの対決となりますが、強欲の大罪司教であるレグルスは『獅子の心臓』『小さな王』という2つの権能を持っています。『小さな王』は、自分の妻に自分の疑似の心臓を植え付ける事が出来る権能で、レグルスはこの権能を活かすために多くの妻が存在しています。

レグルスはエミリアを妻にすると言って連れ去り、結婚式まで開きます。結婚式に駆け付けたスバルでしたが、レグルスは『小さな王』を発動し、エミリアに疑似の心臓を植え付けます。そこでスバルは『見えざる手』でエミリアの中にあるレグルスの心臓を握りつぶし、決着をつけます。そして、この時にエミリアは『見えざる手』の中にジュースの存在を感じ、『なんだ、そこにいたのねジュース』と言葉を漏らしていました。

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リゼロのジュースとベアトリス・フォルトナの関係

ここまでのまとめで、ジュースの正体がペテルギウスであり、大罪司教になった経緯も分かってきましたが、どうやらベアトリスとも関係があるようです。ロズワール邸の『禁書庫』にて司書を務めており、可愛らしいルックスから『リゼロ』の人気に一役買っているベアトリスですが、いったいジュースとはどのような絡みがあったのでしょうか?また、ジュースとフォルトナとの関係も、ここで深く追求していきます。

考察①ジュースとベアトリスの関係

ベアトリスの正体は、強欲の魔女・エキドナによって作られた人工精霊です。現代から400年前、聖域に滞在していたエキドナとベアトリスでしたが、2人の会話の中で『ベアトリスの教育をジュースにしてもらおう』というエキドナの発言がありました。原作ではジュースとベアトリスが直接会っている描写はありませんでしたが、これにより2人に面識があることが分かります。

エキドナは初代剣聖であるレイドの子分のような存在であり、プレアデス監視塔の設立に関わっていました。ジュースはフリューゲルの契約精霊であった事から、この時にエキドナやベアトリスと顔見知りになったと考えられます。また、エキドナはベアトリスと共に大瀑布付近の空の上に住んでいたことがあり、この時に定期的に物資を届けていたのがジュースだったようです。

精霊同士という事もあり、長い付き合いの中で親しくなっていったジュースとベアトリスでしたが、ジュースは大罪司教となってしまい、ベアトリスは、禁書庫の中で『その人』を待ち続ける存在となってしまった事から、400年もの間会うことはなくなってしまいました。スバルがペテルギウスを倒した際には、ジュースの存在が消えてしまった事を察知したベアトリスが『お前もベティーを置いていくのね、ジュース』と嘆いていました。

考察②ジュースとフォルトナの関係や恋

フォルトナはエミリアの父親の妹であり、叔母という立場ですが、実際には母親と同じ役目を果たしているため、エミリアにも『フォルトナ母さん』と呼ばれて本当の母親のように思われています。そんなフォルトナとジュースはお互いの事を大切に想っており、フォルトナはジュースが村にやってくる事をいつも楽しみに待っていたようです。しかし、お互いの立場上、恋人同士という関係までには至っていません。

フォルトナは、パンドラが襲来してきた時に、兄夫婦の死に関する因縁のようなものを語っていましたが、魔女や魔女教全体を恨んでいるというわけではないため、魔女教の中でも穏健派であるジュースとは良い関係を築いていたようです。パンドラやレグルスと対峙しているジュースに対して、『あなたと一緒に死にたい』と発言しており、このシーンによってフォルトナがジュースを愛していた事が分かります。

また、現代のエミリアが、聖域を開放するために挑んだ第二の試練『ありうべからざるいまをみろ』を受けた時には、もしもパンドラやレグルスがやってこずに、エルフの村が平和であり続けた場合の未来を見ることが出来ました。その時にはエミリアも成長しており、ジュースとフォルトナと共に仲良くピクニックをしていました。この未来は、叡智の所によって見せた、本当に起こる可能性のあった現実となっています。

エミリアはこの時にジュースに対して、一緒に森で暮らそうと言い、ジュースも『そうしたい』と答えているため、ジュースはフォルトナやエミリアと本当の家族になることを願っていた事が分かります。フォルトナもジュースが森で暮らす事を願う発言をしていたため、もしもパンドラによる襲撃がなければ、3人で幸せな家庭を築いていただろうという事が考察出来ます。

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リゼロのジュースの強さや能力

ここでは、『リゼロ』のジュースの強さや能力を紹介していきます。魔女因子を取り込む事によって権能を得たジュースは、『見えざる手』を使いこなしていました。しかし、精霊として上位の存在であるジュースには、元々独自の能力があったようです。ではジュースに元々備わっていた能力とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

ジュースは土の邪精霊

ジュースが正体が土の精霊であり、400年以上存在しているという事は前述しましたが、本当の正体は邪精霊となっています。邪精霊と聞くと悪意のある存在のように思われがちですが、実際には邪精霊だから悪者といった訳ではありません。邪精霊は精霊とは違い、実体を持たないため、他人の肉体に憑依する必要があります。人の精神を乗っ取るといった点で悪事を働く者もいるため、世間では邪精霊と精霊は分けられています。

『リゼロ』ファンの間では、ジュースは邪精霊に魂を乗っ取られたために精神が崩壊し、大罪司教・ペテルギウスになったという考察もされていましたが、実際には作者がジュースの力は邪精霊である自分の能力であると述べているため、ジュースはペテルギウスになる前からもともと邪精霊だった事が分かります。

ジュースは「魂の上書き」を行う

ジュースは邪精霊としての自分の能力として、『魂の上書き』を行うことが出来ます。『魂の上書き』とは、肉体を持つ他人に自分の精神を植え付ける事が出来る能力で、ジュースはこれによって悠久の時を生きているというわけです。若くかっこいい見た目をしているジュースですが、これはジュースに忠誠を誓うロマネコンティ一族の肉体を代々譲り受けていることが理由となっています。

この能力は、ペテルギウスになってしまってからも引き継いでおり、ジュースの肉体が滅んでも、指先と呼ばれる腹心の肉体に『魂の上書き』を行う事で不死にも近い存在となり、作中でスバル達を苦しめました。しかし、適性度の高い肉体とそうでない肉体があるようで、魔女因子に並々ならぬ適性を持つスバルの肉体にも目をつけ、宿主のターゲットにしていました。

リゼロのジュースの謎を考察

『リゼロ』のジュースはペテルギウスと同一人物であり、その正体は邪精霊であることが分かりましたが、まだまだ謎が残っています。ジュースと大賢人であるフリューゲルとは浅からぬ関係があるようですが、2022年1月現在、『リゼロ』の原作であるライトノベルでも多くは語られていません。そこでここでは、ジュースとフリューゲルの関係の謎を考察していきます。

考察①ジュースとフリューゲルの関係

ジュースは、嫉妬の魔女であるサテラと大賢人であるフリューゲルに深い感謝の念を抱いています。ジュースは、サテラとフリューゲルのおかげで今の自分になったと語っているため、まだ自我の無い微精霊であった時代からフリューゲルと出会っていたという事が考察出来ます。フリューゲルと関係が深かったという事を踏まえると、ジュースはフリューゲルの契約精霊だったと考えるのが自然な流れとなります。

考察②フリューゲルから魔女因子を預かっていた?

ジュースはフリューゲルから怠惰の魔女因子を預かっており、肌身離さず持ち歩いていました。魔女因子を預かり、魔女教を設立したジュースの目的はまだ作中語られていませんが、サテラの復活というのが現状濃厚な説となっています。そしてエリオール大森林を管轄にしたジュースは、虚飾の魔女・パンドラと協定を結び、怠惰の魔女因子に適性のある人物を探すことになったのです。

結局は、フォルトナとエミリアを守るために、適性の無い自分に怠惰の魔女因子を取り込みますが、ジュースはこの時、フリューゲルに謝罪しています。ジュースが怠惰の魔女因子を持ち歩き、大罪司教を見つける活動をしている本当の理由はまだ分かっていませんが、フリューゲルの何かしらの考えである事は間違いありません。

考察③ジュースとロマネコンティ一族の関係

ロマネコンティ一族とはジュースに忠誠を誓う一族で、魔女教の穏健派に所属しています。ロマネコンティ一族は代々、精神の宿となる肉体をジュースに捧げており、ジュースが魔女教の活動をし続けることに大きく貢献しています。エリオール大森林にパンドラとレグルスが来襲した時にも、同じ魔女教であるにも関わらずジュースについて戦っており、ジュースへの忠誠の深さがうかがえます。

ロマネコンティ一族がどのような経緯でジュースに忠誠を誓うようになったのかはまだ作中では語られていませんが、散りばめられた伏線を少しずつ回収することで人気の『リゼロ』なので、今後ストーリーが進むにつれて分かっていくでしょう。

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リゼロのジュースのアニメ声優

アニメ版も大人気の『リゼロ』ですが、ジュースの落ち着いていてかっこいい声は大人気声優が務めています。ここではジュースの担当声優のプロフィールや、『リゼロ』以外の出演作品や声優担当キャラもまとめていきます。『リゼロ』の人気キャラであるかっこいいジュースの担当声優はいったいどんな人物なのでしょうか?

松岡禎丞のプロフィール

『リゼロ』でジュースの担当声優を務めているのは、松岡禎丞(まつおかよしつぐ)です。1986年9月17日生まれの、2022年1月現在35歳で、身長166センチ、血液型はO型です。出身は北海道帯広市で、声優を目指して上京。声優養成所である『日本ナレーション演技研究所』に入所したのちにオーディションを経て2009年から『アイムエンタープライズ』所属の声優として活動を始めました。

『リゼロ』ではジュースのようなかっこいいイケメンボイスと、ペテルギウスのような狂人の声を見事に演じ分けた事からも分かるように高い演技力を持つ声優として知られています。性格は『天然キャラ』として知られており、共演した声優たちからも好かれやすい愛され声優だという事です。趣味は歌唱・スノーボード・ジョギング・散歩だという事で、身体を動かすことが好きだと語っていました。

松岡禎丞の主な出演作品や演じたキャラ

松岡禎丞は、『鬼滅の刃』に登場する嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の声優も担当しています。伊之助とは、主人公である竈門炭治郎(かまどたんじろう)と同期である鬼殺隊の隊士で、常に猪の被り物をかぶっている事が特徴です。『リゼロ』のジュースのようなかっこいい落ち着いた声とは打って変わって野性的で元気な声が特徴の伊之助のセリフを聞くと、松岡禎丞の演技の幅の広さがうかがえます。

また、伊之助は劇中で喉を潰してしまうシーンがありますが、ヒロインである竈門禰󠄀豆子(かまどねずこ)の担当声優である鬼頭明里は、『本当に喉が潰れてしまったみたい』と、松岡禎丞の声優としての演技力の高さに感心させられたという事でした。

松岡禎丞は、『東京リベンジャーズ』に登場する三ツ谷隆の声優も担当しています。三ツ谷隆とは、作中に登場する暴走族『東京卍會』の弐番隊隊長で、チームのまとめ役です。三ツ谷隆は血の気の多い他のメンバーよりも落ち着いた性格をしており、ジュースに近いかっこいい声となっていますが、少し気だるげに話すため、また違ったイケメンボイスを聞くことが出来ます。

松岡禎丞は、『中間管理録トネガワ』の放送枠をジャックするかたちで放送していた『1日外出録ハンチョウ』で、メインキャラの1人である石和薫(いさわかおる)の声優も担当しています。石和は、主人公である班長・大槻の側近で、能天気な性格をしているため劇中の『トリックスター』としての役割を果たしているという事です。かっこいいジュースとは打って変わって三枚目キャラとなっており、野太い声をしています。

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リゼロのジュースに関する感想や評価

『リゼロ』のジュースが不憫だというファンの感想があります。ジュースは今までのまとめでも分かるように、フォルトナを大切に思っていました。自分に適性の無い魔女因子を身体に取り込んでまで助けようとしたフォルトナを自分の手で殺めてしまった事で、精神崩壊を引き起こす原因にもなっています。想い合う2人の最悪な結末に、後味の悪さを隠し切れないという『リゼロ』ファンの感想が非常に多くありました。

『リゼロ』のジュースがかっこいいという感想があります。初登場時からフォルトナに対して優しい笑顔で話すジュースは、『リゼロ』ファンの中でも特に女性人気が非常に高いキャラです。また、ジュースのかっこいいシーンとして人気が高いのが、愛する人のために魔女因子を自分に取り込み、パンドラやレグルスと戦う場面です。適性が無いにも関わらず『見えざる手』を自由自在に操るかっこいい姿は必見となっています。

ジュースとフォルトナが幸せになってほしかったという『リゼロ』ファンの感想があります。エミリアも含めた3人を見ていると、まるで本当の親子のように仲睦まじく、ほっこりしたというファンが多くいます。パンドラの権能による事とは言え、ジュースの手でフォルトナを殺めてしまうという結果は、『リゼロ』ファンに衝撃を与えました。

かっこいいルックスのジュースの正体が、まさか狂人のペテルギウスだという事実に驚く感想は少なくありません。『リゼロ』の作中では、魔女教大罪司教となったペテルギウスの方が先に登場するため、後に登場するジュースの服装や髪形を見て、その正体にいち早く気付く方も多かったようです。しかし、ペテルギウスの正体は元々はかっこいいジュースなので、敵キャラでありながら人気も上がってきているという事です。

最悪の結果に終わったジュースでしたが、エミリアが聖域にて受けた第二の試練『ありうべからざる今をみろ』にて、大罪司教になる前のかっこいい姿で再登場を果たしました。『リゼロ』ファンから人気の高かったジュースの幸せそうで相変わらずかっこいい姿に、感激する方は多かったようです。

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リゼロのジュースまとめ

『リゼロ』に登場するジュースの正体や、フォルトナ・ベアトリスとの関係、またアニメ版の担当声優についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?穏やかな性格でかっこいいルックスのジュースですが、ペテルギウスと同一人物であるという事が分かりました。今回のまとめを読んだ後にもう一度、『リゼロ』のライトノベルやアニメを最初から見てみると、より一層楽しめる事間違いなしです。

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