【リゼロ】黒蛇は三大魔獣の一角！強さ・能力や暴食の魔女ダフネとの関係を考察

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇は、三大魔獣の1つと言われています。三大魔獣とは人々から厄災として恐れられる程の強さを持つ魔獣で、暴食の魔女・ダフネによって作り出されました。今回はそんな「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」の黒蛇について詳しくご紹介していきます。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」はWEB上の小説投稿サイト「小説家になろう」で2012年から連載が開始されたライトノベル作品です。「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」の原作者は長月達平先生で、2014年からは「MF文庫J（KADOKAWA）」で書籍化されています。2021年12月までに、「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」は外伝や短編集を含めて計39巻が刊行され発売されています。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」のあらすじをご紹介していきます。ナツキ・スバルはある日異世界へ召喚されてしまいました。そこで出会った銀髪ハーフエルフの少女・エミリアに恋をしたスバルは、エミリアを守る為に奮闘していきます。スバルは異世界に召喚された時に「死に戻り」という能力を手に入れており、自身の死によって時間を巻き戻せる能力を駆使して様々な困難に立ち向かっていく事になりました。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇は三大魔獣の1つです。三大魔獣とはその圧倒的な強さや厄介な能力から人々から「厄災」として恐れられている魔獣です。その中でも特に黒蛇はタチが悪いと言われており、三大魔獣の中でも特に人々が恐れている存在のようです。その姿はその名の通り黒くて大きな蛇のような魔獣ですが、明確にどのような姿であるかは明かされていませんでした。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する三大魔獣は、黒蛇も含めて暴食の魔女・ダフネによって作り出されました。ダフネは400年前に「人々が飢餓に苦しまなくていいように」という願いの元、3体の魔獣を作り出しました。それぞれがダフネの考える「飢餓が無くなるように」という希望を込めて能力が付与されており、黒蛇もそんな「飢餓が無くなる」為の能力がある魔獣でした。

しかし「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇は、他の2体の魔獣とは決定的に違う特徴がありました。それが「食べられない」という特徴です。他の2体の魔獣は食べる事ができ、体が巨大であったり数が多かったりと「食料」としてダフネに作られています。しかし黒蛇は「病巣の魔獣」という忌み名もあり、「食べる為」ではなく「食べる人口を減らす」為の「口減らし」だった可能性があると言われていました。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇は、暴食の魔女によって「世界から飢餓が無くなるように」という願いを込めて作られました。その目的は「食料を必要とする人口そのものを減らす」為であると言われており、恐ろしい能力を持っていました。そんな「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇について強さや能力、討伐方法を詳しくご紹介していきます。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇の強さや能力1つ目は「触れた者に百の病をもたらす」です。この能力は黒蛇に触れた者に病をもたらすものですが、この病と言うのが触れたらすぐに発症してしまう恐ろしい能力で、口だけでなく鼻腔や眼窩からも黒い血が噴き出したり傷跡が刻まれたりと恐ろしいものでした。さらに黒蛇の舌に触れた者は、その場で即死してしまう程強力な能力になっています。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇の強さや能力2つ目は「通った土地に呪いを残し荒廃させる」です。黒蛇の能力は触れたものを殺してしまうという恐ろしい強さのものですが、体が通っただけでもその土地に呪いを残してしまう事もできるようです。黒蛇が通過し、呪いをかけられてしまった土地は「魔の風土病」と言う病気が発生し、人間が住む事はできなくなり荒廃していきます。

黒蛇によって呪われ、「魔の風土病」にかかってしまった場合は、土地を洗浄しない限り治る事はありません、しかし土地の洗浄にはマナを含んだ魔鉱石を膨大な予算をかけて大量に用意しなければならず、そう簡単に行えるものではないようです。その為、黒蛇は三大魔獣の中でも特に「厄災」として人々から恐れられる魔獣になっているようです。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇の強さや能力3つ目は「誰の命令にも従わない？」です。黒蛇は触れた者や通過した土地に厄災を起こす三大魔獣でも群を抜いた強さの魔獣ですが、黒蛇の強さにはもう1つ要因がありました。それが「誰の命令にも従わない」と言う特徴です。本来暴食の魔女・ダフネに作られた三大魔獣は「暴食の魔女因子」に制御されています。

現に黒蛇以外の三大魔獣は暴食の魔女・ダフネや暴食の大罪司教に制御されていました。しかし、黒蛇はダフネや暴食の大罪司教・ルイの制御も効かない魔獣だと言われています。そんな黒蛇ですが、制御する事ができない自然災害のような強さの黒蛇でも、虚飾の魔女・パンドラの権能を使用すれば制御する事はできなくても「目的地まで誘導する」事はできるようです。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇は、触れただけで死んでしまう能力を持つ魔獣です。そんな黒蛇は、三大魔獣の中で唯一スバルが討伐していない魔獣で、どのように討伐するべきかファンの間で考察されていました。そんな黒蛇の討伐方法について考察をご紹介していきます。黒蛇の討伐方法として最も有力とされているのが、「触れずに討伐する方法」でした。

黒蛇の能力はほとんどが「触れる」事によって被害がありました。その為、黒蛇を討伐するには「触れない」事が必須条件になるようです。「触れない」討伐といえば、「魔法」が有力であるとされ、作中に登場する魔法使いで強力な精霊・パックやベアトリス、ロズワール卿が討伐精鋭に有力視されていました。そして彼らの能力に加えて、スバルの「死に戻り」との連携プレーによる黒蛇の討伐が期待されているようです。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する三大魔獣の1つ、黒蛇についてその強さや能力、さらには討伐方法についてご紹介してきました。次はそんな「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇について、黒蛇が登場する「活躍シーン」についてエピソードをご紹介していきます。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇の活躍1つ目は「第4章・聖域と強欲の魔女」です。第4章では大罪魔女達がそれぞれ姿を表します。その時、三大魔獣・黒蛇の生みの親である暴食の魔女・ダフネも登場しました。そこで、黒蛇のエピソードとして「エミリアの故郷を滅ぼした」事が分かりました。その際に黒蛇は虚飾の魔女・パンドラによって連れられて、エミリアの故郷・エリオール大森林を襲撃していました。

黒蛇がエリオール大森林を襲撃したのは100年以上前で、エミリアがエルフの里でフォルトナと暮らしていた頃、虚飾の魔女・パンドラと強欲の大罪司教・レグルスが襲撃してきました。黒蛇によって次代の守り人・アーチやロマネコンティー一族の命も奪われており、黒蛇の恐ろしい能力によって命が奪われる様子が描かれました。その後、黒蛇はエミリアによって永久凍土となったエリオール大森林で眠らされています。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇の活躍2つ目は「リゼロ外伝・氷結の絆」です。「リゼロ外伝・氷結の絆」は「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」の長編アニメ映画ですが、主にエミリアの故郷「エリオール大森林」が舞台となっている映画です。そこで、永久凍土となった氷の下で眠る黒蛇の呪いの残穢「黒い水」を巡ったエピソードが描かれました。

「黒い水」は黒蛇が通過した土地に残されており、エリオール大森林の北部に位置する湖に多く残されていました。この「黒い水」を四大精霊「調停者メラクェラ」が呼び起こしました。メラクェラはこの「黒い水」をエミリアを試す材料として使用し、エミリアが禁忌の力を使用する起爆剤となりました。結果的に回避不能の呪いだったはずの「黒い水」はエミリアによって凍らされ、粉々に砕け散っていました。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇の活躍3つ目は「リゼロ外伝・ゼロから始める英雄譚」です。「リゼロ外伝・ゼロから始める英雄譚」では、黒蛇が傭兵団「白竜の鱗」に属するダイナスの故郷に現れていた事が判明しました。黒蛇は「エリオール大森林」を衝撃した際にエミリアによって永久凍土に眠らされていたはずですが、呪いの残穢を残し本体である黒蛇は、実は永久凍土から抜け出していたようです。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇は暴食の魔女・ダフネによって作り出され、エミリアの故郷を滅ぼすなど世界に甚大な被害を残して、未だ討伐されていませんでした。そんな「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇について、様々な謎を考察していきます。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇の謎考察1つ目は「ルグニカ王国の王族の死亡との関係」です。ルグニカ王国の王族達は王族だけに感染る伝染病を患って全滅してしまいました。このルグニカ王族達を全滅させた伝染病について黒蛇の関与が疑われていました。これは王族専属の治療魔術師・フェリスも証言しており、「それ以外考えられない」と言う程、王族殺しの原因が黒蛇であると考察されていました。

しかし一方で、ルグニカ王族の全滅を予見した王弟が、幼いフェルトを外界へ逃しており、この行動から「人為的な策略によってルグニカ王族は滅亡させられた」と言う考察がされていました。そしてこの仮説の犯人として有力視されていたのが、黒蛇を唯一操作できる虚飾の魔女・パンドラや、「ルグニカ」と言う名を名乗っている色欲の大罪司教・カペラではないかと考察されていました。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇の謎考察2つ目は「黒蛇の存在意義や目的」です。前述したように、暴食の魔女・ダフネは自分の食欲を満たす為と、世界を飢餓から救う為という名目で三大魔獣を神とは異なる獣として生み出しました。この三大魔獣は暴食の魔女因子を受け継いでおり、それぞれが「ダフネの食欲を満たす為」の能力や特徴を持って生まれています。

しかし他の2体の三大魔獣とは異なり、黒蛇は「食料になる事はできない」と言われています。それは触れただけでも死に至らしめる能力を持っているからで、ダフネは別の目的で黒蛇を作ったと考えられていました。それが前述した「食料を必要とする人口を減らす」事だと考察されています。黒蛇は触れた者を殺すだけでなく土地も荒廃させてしまう能力を持っており、それによって「口減らし」を目的としていると考察されています。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する三大魔獣の1つ・黒蛇について詳しくご紹介してきました。そんな三大魔獣は暴食の魔女・ダフネが生み出した魔獣で、3つの強大な力を持つ魔獣となっています。黒蛇はそんな三大魔獣の中でも特に厄介な魔獣ですが、他の2体の魔獣も恐ろしい能力を持った魔獣となっていました。そんな三大魔獣について残された2体を詳しくご紹介していきます。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇以外の三大魔獣1つ目は「大兎」です。大兎は1匹だと小さくて可愛い兎の姿をしており、頭に小さな角がある姿をしています。しかし、大兎は数万匹にも及ぶ群れをなして行動しており、「多兎」が派生して「大兎」と言う名前になりました。大兎は強靭な胃袋を持つとされ、生き物であれば何でも残さず食べ尽くす事ができます。

大兎は知能こそ低いものの、「食欲」と言う欲求の元に統率力が強く、増殖スピードが異様に早いのも特徴になっています。そんな大兎は、一度獲物に噛み付いたら死ぬまで離す事はなく、殺された仲間すらも食べてしまいます。そして1匹でも残れば増殖し、食べ物がなければ共食いをして増殖を繰り返す為、実質的に全滅させる事が困難な魔獣と言われています。

そんな三大魔獣の大兎は、雪原にポツンと佇む愛らしい姿で現れ、不意に近づいたスバルを大群で襲って食べ尽くしてしまうという「トラウマ」になる登場の仕方をしています。そんな大兎は、通った後には何者も残らない程全てを食べ尽くしてしまいますが、結果として大兎を討伐したのはベアトリスでした。ベアトリスの「アル・シャマク」によって大兎は群ごと異世界へ飛ばされ、共食いと増殖を永遠に繰り返す事になりました。

そんな大兎を生み出した暴食の魔女・ダフネは、大兎について「沢山いたら沢山食べられる」と言う理由で作ったようで、ダフネがお腹いっぱいになるまで食べられる食料として生み出されたのが大兎だったようです。しかし暴食の魔女因子を持つ大兎は「食欲」のみの短絡的な欲望のままに全てを食べ尽くす脅威として、人々から恐れられる魔獣となってしまったようです。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇以外の三大魔獣2つ目は「白鯨」です。白鯨は白くて大きな鯨のような姿をしており、空中を浮遊して移動しています。白鯨が現れる時は白い霧が出現する事から、「霧の魔獣」と呼ばれている白鯨は、神出鬼没で特に世界を往来する行商人にとっては、白鯨に遭遇したら死を覚悟する程恐れられている存在でした。その為、白鯨の情報は非常に貴重とされ、尊重されていました。

そんな白鯨は2種類の霧を使用した攻撃を行い、1つ目の「拡散の霧」では自分の移動範囲を確保すると共に、霧に巻かれた人間の精神に侵入し錯乱させる事ができます。その為大抵の討伐隊では、この「拡散の霧」によって戦闘不能に陥ってしまうと言われていました。そして2つ目の「消滅の霧」は、人間そのものを消滅させるだけでなく、周囲の人間の記憶からも消滅させてしまうという恐ろしい能力の攻撃となっていました。

この白鯨による「消滅の霧」は、暴食の魔女因子を色濃く受け継いでいると言われており、暴食の権能「名前を食べる」の能力と似た攻撃になっています。その為、白鯨は三大魔獣の中でも「暴食の係累」と呼ばれていました。そんな白鯨は分身する能力も持っており、最大で3体まで分裂する事ができます。その際には、本物は一体のみになっており、他2体の分身体はマナで作られた紛い物になっていました。

こちらは暴食の魔女・ダフネが生み出した三大魔獣・黒蛇の能力を目の当たりにして絶望したという方の投稿です。黒蛇の能力は「エリオール大森林」を襲撃した際に全容が初めて明かされました。その能力は非常に強大で恐ろしいものでした。触れただけで血が噴き出したり、即座に石化して死亡するなど凄惨な様子に、黒蛇を討伐するのは不可能では？と感じるファンも多いようです。

こちらは暴食の魔女・ダフネの生み出した三大魔獣・大兎のインパクトが強く残っていても、黒蛇の能力に驚いたという方の投稿です。三大魔獣・大兎のエピソードは「トラウマ回」と呼ばれる程凄惨な描写がされていました。しかしそんな大兎のインパクトも霞む程、黒蛇の能力は凄まじいようで、邪舌に囚われて顔中から黒い血が噴き出す様子に新たなトラウマを植え付けられたと言うファンも少なくないようです。

こちらは「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する三大魔獣の黒蛇について、先に登場していた三大魔獣「白鯨」と「大兎」の強さを加味して、黒蛇の能力に恐れをなしているという方の投稿です。「リゼロ」本編において「白鯨戦」は前半戦の見どころでもあり、スバル達も苦戦した大物捕りとなりました。そんな白鯨や「トラウマ回」で有名な大兎と並ぶ存在の黒蛇の登場を待ち望むファンも少なくないようです。

「Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」に登場する黒蛇に関するまとめはいかがだったでしょうか？黒蛇は暴食の魔女・ダフネによって生み出された魔獣で、白鯨や大兎と言った厄災級の魔獣と肩を並べる強さの魔獣でした。そんな黒蛇が生み出された理由は「増えすぎた人間を減らす為」という恐ろしい目的であると言われており、「リゼロ」の中でも黒蛇は特に恐ろしい討伐対象であると言われていました。