【転スラ】ヴェガは四凶天将の戦闘生命体！強さやユウキ・カグラザカとの関係は？

『転生したらスライムだった件(転スラ)』では、天使陣営の敵キャラとして登場したヴェガの姿を見ることができます。またヴェガはケルベルスの頭領の1人でもあったのですが、なぜ天使陣営の味方として登場することになったのでしょうか？ここからはヴェガとケルベロスを率いるユウキとの関係を解説しつつ、ヴェガの強さや能力、活躍シーンを紹介していきます。それではまず転スラの作品情報からご覧ください。

『転生したらスライムだった件(転スラ)』とは、2013年から小説家になろうにて連載されていた小説を原作とする異世界ファンタジー漫画です。また魔物のスライムとなって異世界へと転生した主人公が、仲間とともに異世界を生き抜いていくといった作風が人気を博したことでアニメ化され、2018年10月から第1期が、2021年1月から第2期第1部・第2部が放送されています。

ここでは転スラのあらすじを簡単にネタバレ紹介していきます。本作の舞台は魔法とスキルが存在する異世界です。主人公は暴風竜ヴェルドラとの出会いを機に「リムル＝テンペスト」と名乗ることとなった三上悟。彼は異世界へと転生してきた異世界人でした。それも最弱の魔物といわれるスライムとして転生していたのです。しかし、そんな三上悟ことリムルは次々と降りかかる火の粉を払いのけ、ついには異世界最強の存在へと成長していきます。

ここからは転スラに登場するヴェガについて紹介していきます。ヴェガは三巨頭(ケルベロス)の1人であり、「力のヴェガ」の異名を持つキャラでもあります。転スラの終盤でリムルたちの敵キャラとして登場したヴェガですが、元々はイングラシア国の王都で生活を送っていたキャラでした。しかしヴェガがユニークスキル「悪食者(イヤシイモノ)」を得たことが原因で討伐対象になっています。

四凶天将ヴェガは究極能力「邪龍之王」を使います。この能力は熾天使と融合したことによって得た力で、リムルが持っていた究極能力「暴食之王」に似た権能があります。その権能というのが対象の力を吸収するというものです。さらに食事さえあればどんなに負傷しても治癒させることができます。

続いて紹介する四凶天将ヴェガの能力はユニークスキル「悪喰者(イヤシイモノ)」です。このスキルは捕食したものを自分の力に変えることができます。またこのスキルの凄さは武器を吸収して融合することでも力を取り込めるということです。

続いて紹介するのは四凶天将ヴェガの魔法「邪竜獣」です。この魔法は禁忌に分類されるもので、喰らった存在を1つの魂に練り上げることによって強力な1つの存在に生まれ変わることができます。

四凶天将のヴェガがケルベロスに入る前は壮絶な人生を歩んでいたといっても過言ではありません。なぜならヴェガの父親が魔人だったからです。元々イングラシア王国で魔法審問官として活動していたヴェガの父親は魔人ではありませんでしたが、下が魔物因子を取り込みすぎたことで魔人へと変容してしまいます。

その後、魔人へと変容した父親がヴェガの母親い、さらにその三日後にヴェガが産まれました。そして生後間もないヴェガはすでに自我があったため、その不気味さに化け物と恐れられてしまいます。こうしてヴェガは早くから生きていくためには力が必要だということに気付き、それが力のヴェガの異名が付いた決定的な原因となりました。

力を必要とするヴェガは周囲にあるどんなものでも食べるなど生きることに強く執着していました。そしてその悪食が災いして討伐命令が下されることとなります。こうしてユウキが総帥を務める自由組合がヴェガの討伐を受けることとなりますが、その討伐を担当したのがユウキでした。

その後ヴェガと戦うのですが、ユウキはヴェガの力が使えると判断したためヴェガを庇護することにします。そして庇護されたヴェガは東の帝国でケルベロスの頭領の1人であるダムラダから教育を受けることとなり、戦士として順調に成長していきました。

ヴェガが初登場したのは転スラの「戦争前夜編」です。彼は三巨頭(ケルベロス)の頭領の1人として登場しており、ユウキの発案で東の帝国軍に潜入することとなります。ところがヴェガは「力のヴェガ」の異名に恥じない強さと能力を持つものの、「頭が悪い」という欠点を持っていたため任務を無事に遂行できるのか懸念されていました。

そのため魔獣軍団に潜入する前に、ユウキからくれぐれも軍団長を撃滅してはいけないと釘を刺されてしまいます。その後、ヴェガが軍団に潜入することとなりますが、やはり頭の悪さを補って余りあるほどの強さ・能力を持っていたことで簡単に帝国皇帝近衛騎士に任命されます。こうしてヴェガは帝国皇帝近衛騎士としてテンペスト連邦国との戦争に参戦することとなりました。

続いて紹介するヴェガの活躍シーンは転スラの「深淵解放編」における一幕で見ることができます。飛空艇に搭乗していたヴェガは神聖法皇国ルべリアスを経由し、ヴェルグリンドの空間転移によってドワルゴンの東部へと移動します。そして転移直後のドワルゴン東部では既に乱戦が繰り広げられていたものの、魔獣軍団が劣勢に立たされていました。

そこでヴェガがユニークスキル「悪喰者」を発動します。そしてなんと仲間である魔獣軍団の実力者や軍団長グラディム、ゴウザリン、ナジム、バラガたちを捕食。さらにこの時にグラディムが所持していた神話級の武器をも捕食して体と融合させたため、覚醒魔王を凌ぐほどの力を得ることとなりました。ところがヴェガはその直後に暴走を始めてしまいます。

そこでガドラが仲介役としてその場を収めようとするのですが、ヴェガはそれを拒否してしまいました。なおも暴れようとするヴェガでしたが、その場に到着したラプラスと対決で圧倒されたことでラプラスの指示に従うことにします。

その後、ヴェガのもとにフェルドウェイとユウキが現れます。そして彼らを見たヴェガはユウキが力を得てより強くなったと判断したため、次はユウキの指示に従うことを決意し再びラプラスと対峙します。戦闘では数的有利によってヴェガが優勢でしたが、途中でディアブロが参戦してきたことでフェルドウェイが不利を悟り、ヴェガたちとともに撤退することとなりました。

続いて紹介するヴェガの活躍シーンは転スラの「野望終焉編」における一幕で見ることができます。野望終焉編の序盤におけるヴェガは天星宮にある培養器に入れられていました。彼は複製の実験体となっていたのです。そしてヴェガは実験によって元座天使である上級下位“将官”級妖魔族グノムの受肉に利用されてしまいますが、細胞1つ1つにまで染み込んだヴェガの人格が影響しグノムの人格が汚染されてしまいます。

そこで天使族の受肉はカザリームによる禁呪の魔法「妖死冥産」で生み出した妖死族の肉体を活用することとなります。その後、天使族の味方をするフリをしているカザリームによってヴェガが熾天使と融合し更なる力を得ることとなりました。また同時にユニークスキル「悪喰者」は究極スキル「邪龍之王」へと進化しています。

それから場面が移り変わり、ヴェガは天使勢のメンバーとしてレオンの領地「黄金卿」を襲撃していました。そしてレオンの城の中に侵入したヴェガは白騎士団長メーテルとミソラが指揮する悪魔族の4柱と対決。ところがメーテルたちは熾天使との融合によって存在値が1000万を超えていたヴェガの強さに手も足も出ずに蹂躙されてしまいます。

続いて紹介するヴェガの活躍シーンは転スラの「王都騒乱編」における一幕で見ることができます。野望終焉編でレオンの城にて暴れまわっていたヴェガでしたが、ランガが援軍として現れたためランガと対決することになりました。そこでヴェガは究極能力「邪龍之王」を使いランガを倒そうとしますが、ランガの究極能力「終末魔狼演舞(アポカリプス・ハウリング)」を受けて瀕死の負傷を受けてしまったため撤退することにします。

そして撤退先ではクマラに倒されたオルリアが寝転んでいました。そこでヴェガはオルリアを捕食して負傷を治癒します。さらにその時に力を得て強化されることとなりました。そしてその場に古城舞衣が現れて撤退命令を伝えたためヴェガは天星宮へと戻ることになります。

その後、天星宮での作戦会議で天使軍の再編成と作戦目標が決定したことで、ヴェガはその作戦目標に沿ってフェルドウェイとアリオス、古城舞衣とともに世界会議が開催されている最中のイングラシア王国へと赴いてマサユキを狙うこととなりました。そしてイングラシア王国に張られている結界をかいくぐるために地下大迷宮を進んでいきます。

すると大迷宮でかつて自分のように実験体にされていた元騎士団長のライナーとその部下たちを発見。そこでヴェガは天使を憑依させることによって力を与えて、彼らを自分の配下に加えました。そして遂にイングラシア王国内部への侵入に成功したヴェガでしたが、王城前の広場でテスタロッサたちと遭遇してしまいます。

そこでヴェガはイングラシア王国に張った根を通じて騎士たちを栄養源にすることで、戦闘中の自分の体に治癒効果を持たせて有利な状況で戦いに挑みます。その後マサユキたちが到着したことで戦線が膠着してくると、ヴェガが究極能力で再現した「邪竜獣」を発動して魔王陣営を窮地に追い込みます。

しかし、ライナーとアリオスが敗北したためヴェガが1人でテスタロッサとヒナタを相手にしなければならなくなってしまいました。この時のヒナタは覚醒勇者となったことで未来予知の力を得ていました。そのためヴェガの攻撃がヒナタに一切当たらず、その間にテスタロッサが発動した白閃滅炎覇によって大ダメージを受けたことで敗北してしまいます。

ヴェガ以外のケルベロスの1人が「金のダムラダ」の異名を持つダムラダです。彼はケルベロスの頭領で、物語序盤では東の商人と呼ばれていました。物語終盤ではダムラダの正体が明らかになっていくのですが、それ以前はファルムス王国に偽の情報を流したり、リムルとシズとの関係性について誤った情報をヒナタに流したりといったユウキの謀略に協力しています。

そして最終的にはひとけた数字の序列2位である帝国皇帝近衛騎士の副隊長であったことが明らかとなりました。近衛騎士としては「拳聖」の異名を持つ2000年以上生きた聖人であり、長きに渡って皇帝ルドラに付き従っています。またルドラから「自分を殺せる者を探す」という勅命も受けていたことを考慮するとかなり信頼されていたことがうかがえます。

ヴェガ以外のケルベロスの1人が「女のミーシャ」の異名を持つミーシャです。彼女はケルベロスに害となる存在を篭絡する役目を担っており、その篭絡に必要な女の魅力を存分に発揮しています。転スラの作中ではユウキからカリギュリオの篭絡を任されるシーンがありました。そして転スラの書籍14巻ではクーデターの準備中に近藤に見つかってしまい暗殺されます。

こちらでは戦闘生命体の四凶天将ヴェガの戦闘シーンに関する感想や評価が取り上げられています。投稿の内容ではフェルドウェイたちと並んでヴェガの名前が挙がっているのですが、このことからヴェガがいかに強大な敵なのかを窺い知ることができるかもしれません。また終盤で登場したヴェガが強大な敵になることに驚いた方はきっと多いことでしょう。

こちらでは戦闘生命体の四凶天将ヴェガであるヴェガの立場に関する感想や評価が取り上げられています。どうやらヴェガが敵の中で目立っていた存在だと感じているようです。確かにケルベロスのメンバーと行動を共にしていたかと思いきや天使陣営の味方になっていたりと、どうなるのか予測しずらいキャラだといえるかもしれません。

こちらでは戦闘生命体の四凶天将ヴェガが参戦したフットマン戦に関する感想や評価が取り上げられています。ヴェガの戦闘シーンは終盤の物語で見られることが多いので、感想で取り上げられているフットマン戦にも注目してみると良いでしょう。

転スラに登場する四凶天将の戦闘生命体であるヴェガについて、その強さや能力、ユウキ・カグラザカとの関係、ヴェガ以外のケルベロスメンバーなどを交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか？四凶天将ヴェガは強敵として登場したキャラですが、当初はあまり強いキャラではありませんでした。

飽くなき力への渇望がヴェガを強大な存在へと変えた原因となっています。今回は転スラの作中で活躍したシーンまで紹介しましたが、これを機にヴェガの強さや能力だけでなくヴェガの人物像が窺えるセリフや人間関係にも目を向けてみると良いかもしれません。