魔女の宅急便のウルスラはキキと声優が同じ?セリフの深い意味・名言を考察

魔女の宅急便は、1989年に放映されたジブリ作品であり、2014年には実写版が放映されています。撮影があった場所は今や魔女になれると人気の場所になっています。それぐらい魔女の宅急便は人気の強い作品にです。また声が似てる必要があるからという理由ではなく、この作品でキキとウルスラの声を演じた高山みなみさんがジブリで最初で最後の1人2役になります。言われないと気付かないくらいに別人に聞こえてたウルスラとキキの声を演じ分けた高山みなみさんとは、どんな人物なのか名言なども一緒に紹介していきます。

魔女の宅急便のウルスラはキキと声優が同じ?セリフの深い意味・名言を考察のイメージ

目次

  1. 魔女の宅急便のウルスラを紹介!声優や名言などまとめ
  2. 魔女の宅急便とは?
  3. 魔女の宅急便のウルスラとは?
  4. 魔女の宅急便のウルスラの声優はキキと同じ!
  5. 魔女の宅急便のウルスラの名言を紹介!
  6. 魔女の宅急便のウルスラについてまとめ

魔女の宅急便のウルスラを紹介!声優や名言などまとめ

「魔女の宅急便」とは、誰もが一度は憧れる魔法使いの話です。魔法使いと聞くと完璧のように感じますが、実際は完璧ではなく普通の女の子と同じように悩み苦しみながら成長していくお話です。その中で出てくるウルスラは画家の女性で、夏の時期だけ森の中で仲良くなったカラスと暮らす不思議な人です。彼女の持っている信念や心構えは今に通じるものがあります。彼女が語る言葉は名言として残っています。

「魔女の宅急便」はジブリでは珍しく1人2役で声優・高山みなみさんが演じています。声が似てる必要があるとか、その他大勢も担っているという理由以外で、同じ声優が1人2役で演じたのはジブリ作品で最初で最後の人です。言われないと気付かないくらい大人の女性と13歳の女の子の声を演じ分けています。しかし、このキキとウルスラを演じた高山みなみさんは声優になって3年目の若手です。

若手が「魔女の宅急便」の主人公を射止めたのは、高山みなみさんの運だけでなく実力もあります。監督を唸らせる、納得させる何かを高山みなみさんは持っていたのではないでしょうか。でもウルスラのオーディションに行ったら、決まっていなくてキキのオーディションも受けてたら受かってしまったという経緯があります。そんな「魔女の宅急便」に関わる声優の話やウルスラの名言を紹介していきます。

Thumb魔女の宅急便で黒猫ジジが言葉を話せなくなった理由!キキの年齢との関係は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魔女の宅急便とは?

「魔女として生きることを決意した少女は13歳の満月の夜に魔女の居ない町を見つけて定住し、魔女の修行を積むべし」という古くからのしきたりがあります。主人公のキキは急に思い立ったかのように旅経ってしまいます。ワクワクしながら定住先を見つけたキキですが、自分が生まれ育った田舎と違い、都会の町は人々が何処かヨソヨソしい感じがします。

そんな時キキは、グーチョキパン店のおソノさんに出会い気に入られます。おソノさんの好意でパン屋の2階に居候し、唯一の取柄である空を飛ぶで「魔女の宅急便」を開業します。初めてのお客さんは、近所に住む女性で甥っ子のプレゼントの宅配でした。宅配中にプレゼントの黒猫のぬいぐるみを落としてしまいます。「魔女の宅急便」の最初の仕事で時間がないキキ達は、変わりにキキの相棒ジジが宅配先へ行って時間を稼ぎます。

なんとか黒猫のぬいぐるみをウルスラの家で見つけたキキですが破れてしまっています。困ったキキですが、ウルスラに黒猫のぬいぐるみを直してもらいます。黒猫のぬいぐるみを持ってジジの元に行き、犬の力も借りて無事に黒猫のぬいぐるみとジジは入れ替わります。犬は、最初からジジが本物の猫だと気付いててバレないように助けてくれていました。キキとジジは犬に感謝します。

そこからは宅配の仕事は順調に行き、トンボという少年とも仲良くなっていきます。そんな時、キキは相棒ジジと話せなくなったことに気づきます。慌てたキキは、ほうきに乗って魔法を確認しますが乗れません。大切なほうきも折ってしまい、魔力が弱まって空飛ぶ魔法が使えなくなります。空を飛べないということは、キキにとって「魔女の宅急便」が出来ないことであり、魔女の修行も出来ないことを意味します。

スランプになり、落ち込んでいるときに森の中で出会ったウルスラが買い出しのついでにキキに会いに来ます。再会を喜んだ2人ですが、ウルスラは元気がないキキの理由を聞いてロッジハウスに誘います。ウルスラのロッジに泊まり、そこで色々な話をしたキキはウルスラに励ましてもらい元気になって行きます。帰る時にグーチョキパン屋に連絡をすると、おソノさんから仕事の依頼があったとことを聞きます。

おソノさんの話では、以前宅配を依頼されたことのある老婦人から家に招かれたと、おソノさんから聞きます。キキは断らず、老婦人の家に伺います。すると宅配が自分を励まそうとしてた老婦人の気持ちだと気づきキキは喜びます。その時テレビで飛行船を生中継が映し出されているのをキキは見て驚きます。そこには豪風に煽られて飛んでいく飛行船のロープにしがみつくトンボの姿が映し出されています。

自分の友達だとキキは老婦人達に話して急いで現場まで向かいます。現場に着いたキキは、近くに居たおじさんにデッキブラシを借りて、ありったけの魔法の力を込めて大空を飛びます。久しぶりに飛べたキキですが、久しぶりすぎたのとデッキブラシなので上手く乗りこなせません。やっとの思いで乗りこなした時トンボがロープを離してしまいます。

落ちたトンボを追い掛けながらキキも急降下して無事にトンボをキャッチしてます。キャッチしたけど支えることは出来ず、ゆっくりと地上に降ります。この出来事をテレビで観ていたおソノさんは陣痛になり、応援していた老婦人達も喜びます。

この出来事でキキは魔力を取り戻し、町の人からも受け入れられて「魔女の宅急便」が大忙しになり空を飛び回るのです。その報告の手紙が実家に行き、物語は終わります。

Thumb魔女の宅急便でキキが飛べなくなったのはなぜ?成長に関する都市伝説を考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魔女の宅急便のウルスラとは?

「魔女の宅急便」のウルスラは、キキが宅配中に荷物を落として出会った絵描きです。19歳の女性で、夏の間だけ森の中で絵を描いてるようです。原作では、ここで終わりのキャラクターですがジブリではキキが悩んだ時にアドバイスをくれる重要なキャラのウルスラです。ウルスラの言葉は、経験したからこそ言える言葉ばかりですが実は作中ではウルスラの名前は言われていません。

エンドロールでもウルスラの名前が書かれていないのです。しかし度々テレビでも「魔女の宅急便」は放映されておりネット上にもさまざまな「魔女の宅急便」のページが開設されていく中で画家の女の子=ウルスラと浸透していったのではないかと言われています。今では、画家の女の子=ウルスラと分かりますが当時は名前が分からないキャラだったようです。

スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

魔女の宅急便のウルスラの声優はキキと同じ!

声優は高山みなみ

まだ声優3年目だった高山みなみさんが当初ウルスラ役のオーディションに参加していたが、なかなか決まらないキキの方にも参加して合格しています。監督である宮崎駿さんの希望でウルスラも声を担当することになりジブリでは最初で最後という1人2役を演じた声優となっています。あまりにも「魔女の宅急便」でのキキとウルスラ役のイメージが付きすぎて、一時期は声優の仕事が激減してしまいました。

唯一声優の仕事として残ったのが「らんま1/2」シリーズの天童なびきだけという時期もあったそうです。なので今でも「天童なびき」が大切なキャラだと高山みなみさんは雑誌の取材で語っています。そんな高山みなみさんの名前を聞いてピンとくるのは、「名探偵コナン」の江戸川コナンとNHKの「忍たま乱太郎」の乱太郎ではないでしょうか。

この江戸川コナンと乱太郎は、高山みなみさんで彼女を代表する作品になっています。しかし忍たまは同じ話を繰り返すシーズンがあるので、本当の意味で一番長く演じているのは江戸川コナンだと言っており、スケジュールは「名探偵コナン」で埋めてから別の仕事を入れるとまで彼女の軸になっています。また彼女にとって「名探偵コナン」は私生活でも影響を与えたものとなっています。

それは「名探偵コナン」を描く青山剛昌さんが、高山みなみさんの元ご主人で結婚生活は2年ほどでしたが、離婚後も関係は良好だそうです。また高山みなみさんは声優だけではなくTWO MIXとして音楽活動をしていますが「名探偵コナン」では、江戸川コナンとして出演しながらTWO MIXとしても出演しています。「魔女の宅急便」と同じように同じ場面で1人2役ですが演じてたとしても本人役なので難しそうです。
 

そして面白いことに「名探偵コナン」の工藤新一を演じている声優の山口勝平さんは「魔女の宅急便」のトンボを演じています。高山みなみさんが大切にしている「らんま1/2」では、山口勝平さんは主人公の「早乙女乱馬」を演じています。「名探偵コナン」でも「魔女の宅急便」でも声優として大事な相棒のようです。また「魔女の宅急便」では「アンパンマン」の声優でもある戸田恵子さんと山寺宏一さんも出ています。

他にも有名な声優が出ていたりと、今のジブリとは違い俳優としてしか活躍されていない方ではなく声優の仕事をされている方が沢山出ていた豪華な作品となっています。声優は狭い業界だと言われますが、「魔女の宅急便」は1989年の作品です。その作品に出演されてた今でも活躍されている声優が出ていますので、声優を改めてチェックしながら「魔女の宅急便」を観ても面白いのではないでしょうか。

作中ではキキとウルスラ見事な演じ分け

「魔女の宅急便」で魔法使いのキキとウルスラは同じ声優が演じてるとは気付かれません。それぐらい根本的な声質が違います。キキは少女らしい声ですが、ウルスラはハスキーというか大人の女性というか少し男っぽい感じの声なので同じ声優が演じてると知ると驚く方も多いのではないでしょうか。ウルスラは、原作の「魔女の宅急便」では最初の荷物を落とした後に出会う人で終わります。

しかし、ジブリの「魔女の宅急便」ではキキが悩んでる時にアドバイスを出す女性として存在しており、この重要なシーンを高山みなみさんが見事に演じ分けています。ネットでは「魔女の宅急便」に出てくる女性はキキの成長した姿だと噂されて言われています。キキからウルスラになり、ウルスラからおソノさんになり、おソノさんから母親のコキリになり、最後は老婦人という風になっています。

監督しか分からないことですが、高山みなみさんが1人2役を演じたのも微妙な年齢ということが関係してるのではないでしょうか。キキが、ウルスラのロッジに泊まりに行きウルスラが色々と語るシーンは1人2役ならではの間の取り方のように感じます。気持ちや役の切り替えは難しいはずなのに、それを感じさせないのは、昔は警察官が夢で、交通安全指導で腹話術するかもで劇団入りした原点があるからかもしれません。

警察官になりたくて、交通安全教室で腹話術をするかもしれないと考えたのが、この世界に入ったことが根本的なキッカケと高山みなみさんは色々な場所で語っています。視点が腹話術だったから「魔女の宅急便」のキキとウルスラの重要なシーンに影響しているのではないでしょうか。警察官にはなりませんでしたが、腹話術もやっていませんが声優として「魔女の宅急便」の中で重要な2役を見事に演じ分けられています。

Thumb魔女の宅急便の豪華な声優キャスト一覧!他の出演作品も紹介【キキ、ジジなど】 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魔女の宅急便のウルスラの名言を紹介!

描くのをやめる

「描くのをやめる」とは、ウルスラが言った名言として残っています。この名言は、就寝前にキキとウルスラの会話の中で出た名言です。ウルスラはキキの不安な気持ちを自身と重ねて話をします。ウルスラも描けなくなることがあるとキキに話していきます。色々な話をして、キキが「でも、やっぱり飛べなかったら?」と不安をぶつけます。この言葉を聞いてウルスラが静かに伝えるのが「描くのをやめる」です。

「描くのをやめる。散歩したり、景色みたり、昼寝をしたり、何もしない。そのうち急に描きたくなるんだよ。」この言葉は、キキに対してビックリした言葉になってます。キキに置き換えたら飛ぶことをしないは、キキにとって、キキのアイデンティティを消すようなことになります。しかし、本当にやりたいことならば勝手に湧き出てくる気持ちがあるから、湧き出るまで待ってみる。

スランプを何度も経験した人が言える重さがあるように感じます。その重さからの言葉は、まさに名言です。この名言のおかげで、キキは少しつまりが取れた感じがして元気を取り戻します。キキにとって、ウルスラとの息抜き、休憩は大切な時間であり、スランプから抜ける近道なのかもしれません。何かを極める人の言葉は名言と言われても、ふさわしいくらいの重さがあります。

あなたこないだよりいい顔してる

他にもウルスラがキキに話してる言葉で「あなたこないだよりいい顔してる」という名言があります。この会話の中に「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血、神様か誰かがくれた力なんだよね」という名言も残しています。このウルスラがキキを描きながら会話するシーンは、原作ではないので監督である宮崎駿さんの言葉なのでしょうか。凄く重みのある言葉だらけです。

「あなたこないだよりいい顔してる」は、以前より経験を踏んで成長したと言われてるのだと感じます。今回飛べなくなったことも、成長するためには良いことだったんだと言われてるのではないでしょうか。このタイミングでウルスラがキキに会いに来るのも、ウルスラが残す名言の中に隠れているのかもしれません。

Thumb魔女の宅急便のトンボの本名・名セリフを紹介!声優はコナンの工藤新一? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魔女の宅急便のウルスラについてまとめ

「魔女の宅急便」のウルスラは、原作とは違いジブリでは重要な役柄です。キキが悩み苦しんでる時にアドバイスをして大丈夫だと背中を撫でてあげるような人物です。このウルスラの名言が出てくる大事なシーンがあることで「魔女の宅急便」は凄く素敵な作品になっています。ウルスラの名言は、「魔女の宅急便」を観てる今悩んでる人の心にも響くものではないでしょうか。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ